2007年01月19日

全豪OP 大会4日目 (1)

 さて、女子シングルスは、この日ですべて3回戦進出の選手が出揃いました。

マリア・シャラポワ vs アナスタシア・ロディオノワ 6-0/6-3
タチアナ・ギャルビン vs レナータ・ボラコワ 6-1/7-5
ベラ・ズボナレワ vs タミラ・パスゼック 6-1/6-3
アナ・イワノビッチ vs アニエスカ・ラドワンスカ 6-2/3-6/6-2

 シャラポワは快調のようです。ここ数日、メルボルンは雨模様。湿度は高いものの、気温はあまりあがらず、1回戦に比べると、ずいぶんやりやすくなっていることでしょう。
 まぁ、これはシャラポワに限らず、開閉式屋根のある2つのコートで試合ができる人だけに当てはまりますが。それ以外の選手は中断になって、試合開始までの調整が難しくなることだと思います。

 で、この山ですが、シード選手が揃って勝ち上がってきています。

 シャラポワが4回戦進出はほぼ確実として、彼女の4回戦の対戦相手は誰になるのでしょうか?

 ズボナレワとイワノビッチでは、ランキングはイワノビッチが上ですが、これまで対戦したことがあるのは1回だけ(2005年のワルシャワの大会。クレーでした)。このときは、イワノビッチが6-2/6-4とストレート勝ち。しかし、ズボナレワは2004年には11位まで上がったことのある選手。そう簡単に負けることはないと思います。

アナ・チャクヴェタゼ vs ローラ・グランヴィル 6-2/5-7/6-1
エレナ・コスタニッチ vs サマンサ・ストサー 6-4/2-6/6-2
アリシア・モリク vs カイア・カネピ 1-6/6-3/6-2
パティ・シュナイダー vs 彭帥(ペン・シュアイ) 7-5/6-3

 杉山選手やスキアボーネらに続き、ストサーもシードダウンしてしまいました。
 ここで注目は、やはりモリクでしょうか。カネピに1セットアップを許すも、逆転。地元の観客を味方につけられることも大きいと思います。おそらく、この大会で、完全復活を示して、またランキングを上げたいという思いは強いはず。シュナイダーは苦戦するかもしれません。


キム・クライシュテルス vs 森上亜希子 6-3/6-0
アロナ・ボンダレンコ vs ヴィルジニー・ラザノ 6-3/6-4
アシュレイ・ハークルロード vs アナ・レナ・グローネフェルド 6-2/6-2
ダニエラ・ハンチュコワ vs エミリー・ロワ 4-6/6-3/6-4

 森上選手、残念でした。
 キーになったのは、第1セット第8ゲーム(森上選手のサービスゲーム)だったでしょうか。

 第1セット第2ゲームでいきなりクライシュテルスにブレイクを許すものの、次のゲームでブレイクバック。第6ゲームでもブレイクを許しますが、第7ゲームでまたもブレイクバックという、突き放されても食らいついて、また試合をイーブンに戻す奮闘ぶり。クライシュテルスの重いボールを、回転、スピードを変えてミスを誘うなど、格上の相手とどう戦うかを考えながら試合をしていました。

 しかし、第8ゲーム。サービスエースなどで30-15とリードし、クライシュテルスのフォアのミスでゲームポイントを握るものの、クライシュテルスにデュースにされてしまいます。そして、4回デュースが続き、常にアドバンテージを森上選手が握るのに、あと1ポイントが獲れない。結局、最後は森上選手がストレートへのフォアハンドをネットにかけてしまい、またもクライシュテルスにブレイクを許すことになりました。

 次のゲーム、ポイントを先行したのは森上選手でしたが、クライシュテルスが4ポイント連取して、ブレイクならず。やはり、クライシュテルスのボールを深いところに返すだけでも体力が消耗されていきます。しかもそれで左右に振られると、フォアもバックも両手打ちの森上選手にとっては、シングルハンドの選手よりも相当なフットワークが要求されます。このあたりでは、森上選手にはやや疲労が見えていたと思います。

 第2セットは1ゲームも獲れませんでしたが、そして、疲労もあったと思いますが(特に、足の裏のマメがつぶれて、皮がめくれていたらしいです)、それでも随所にいいプレーは見せてくれたと思います。それがゲームキープ(もしくはブレイク)まで繋げたかったところですが、それをさせないのがクライシュテルスということでしょう。
 ダブルスも負けてしまったようで、森上選手の全豪オープンは大会4日目で終了となりましたが、まだまだシーズンは始まったばかり。次の大会、期待しています。お疲れさまでした!

ディナラ・サフィナ vs ユリア・フェドソワ 6-3/6-2
ナ・リー vs ロウルデス・ドミンゲス・リノ v6-0/6-2'''
中村藍子 vs サニア・ミルザ 6-3/6-2
アラ・クドリャフツェワ vs マルチナ・ヒンギス 6-2/6-2

 一番気になる山です。サフィナvsリー、そして、ヒンギスvs中村選手と、見逃せないカードが2つ。日本ではやはり、ヒンギスvs中村選手の放映になるでしょうか。

 サフィナは昨年、全仏、USオープンとQFに進出し、シーズン最終ランキングは11位まで上昇。そして、今年のシーズン開幕戦で優勝、いいスタートを切りました(ま、次のメディバンク・インターナショナルは1回戦で敗退していますが)。
 一方、リーも昨年はウィンブルドン初出場でQF進出。クライシュテルスにストレートで敗れたものの、互角に戦えるだけの実力を示しました。前哨戦のメディバンクSFに進出(このときもクライシュテルスと対戦して破れていますが、6-1/1-6/7-5と大健闘)。
 実力的にはほぼ互角。面白い試合になりそうです。

 また、昨年復活したヒンギス。復帰後のかなり絞られた体つきにも本気度がうかがえましたが、今年、さらにフィットしています(特に肩から二の腕あたりの筋肉、かなりいい感じでついています)。ハードヒットするタイプの選手ではありませんが、パワーテニスをする選手が多いなか、その強打を上回るラケットコントロールの上手さが見られるだろうと期待してしまいます。

 が、まずは、3回戦、中村選手との対戦ですね。
 中村選手がどこまでヒンギスを追い詰めることができるのか、楽しみにしたいと思います。

posted by takezoh |05:53 | 全豪オープン2007 | コメント(4) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/takezoh/tb_ping/333
この記事に対するコメント一覧
(事務局では、サービス全体の雰囲気醸成の為、全コメントをフィルター/目視チェックし、削除等しております。見逃し等も有りますので、ご不快な思いをされた場合は、事務局宛 support@plus-blog.sportsnavi.com にご意見頂けると幸いです。)
Re:全豪OP 大会4日目 (1)

タケゾウさん、2回目のコメントさせていただきます。いつも詳細なマッチレポありがとうございます。全豪期間中、楽しみにチェックさせていただきます。

女子は上位選手が順調に勝ち進んでますね!
男子は個人的に応援していたバグダティスが敗退してとても残念なのですが、女子は順当過ぎるくらい順当ですね~。

3回戦は楽しみなカードが多いですが、個人的にはリ・ナ対サフィーナ、ペトロワ対セレーナあたりはどうなるのか注目ですね。セレーナは明らかにフィットしていないし(とくに下半身)、1回戦などを見る限りではなんだかサービスの力に頼ったテニスをしているような印象。
あとクズネツォワ対キリレンコなんかも好カードですね。キリレンコは今どうやらスランプ中みたいですけど、幅の広いテニスをするし、個人的にネクスト・ヒンギスは彼女だと思うので、何とかきっかけを掴んでカムバックしてほしいです。ていうかあのアディダスのモード系ウェアを着たキリレンコはマジで可愛いです。

フィットといえば、ヒンギスはおっしゃる通り本当に締まってフィットしてますね!それにショットひとつひとつにもキレがあるように見えました。フィジカルも充実しているようですし、他のどの選手よりもモチベーションのバランスが良いように感じます。このまま勝ち進んでQFでクライステルスに挑んでほしいですね!

posted by れも | 2007-01-19 11:41

>れもさんへ

 こんにちは、コメントありがとうございます(そして、こちらこそ読んでいただきありがとうございます)。

 ペトロワvsセリーナが放映されていましたが、あっさりペトロワが勝つと思ったら……あれれれ。セリーナの精神力(プライド?)は凄いです。

 キリレンコのウェアは、アディダスのなかでも特別仕様なんでしたっけ? 彼女のためにデザインされたウェアだけに、よく似合ってますよね。
 早くトップ20、トップ10内に入ってきてほしいと、私も期待する選手のひとりです。

 アディダス、そしてヒンギスといえば、彼女が着ているウェアは、今大会よく見ますよね。黒バージョンと、中村選手らの白バージョンとありますが、あの黒バージョンウェアも結構お気に入りです。

 ヒンギスは、どの選手よりも一番簡単そうにテニスをしますよね。簡単じゃないんですけど。わかっていても、毎回、感心してしまいます。昔はあんなに生意気で憎たらしかったのに、すっかり大人になっちゃって……(笑)。
 今大会、いい状態で入ったというのが表情を見てもわかります。ぜひともここは、クライシュテルス戦までお願いします!

posted by takezoh | 2007-01-19 15:53

Re:全豪OP 大会4日目 (1)

 シャラポワ、あっさり勝っちゃいましたね(笑)。1回戦の大苦戦はやはり異常な暑さにも一因があったのでしょうか。
 森上選手は、やはりクライシュテルスの壁は厚かったようですね。残念。にしてもクライシュテルスは絶好調のようですね。エナンもいないし(笑)、最初で最後の優勝に向けて大チャンスでしょうか?
 そしてそして中村選手対ヒンギス。ほんとに困っちゃうなぁ。もうどっちもがんばれ!

posted by バラージ | 2007-01-19 18:58

>バラージさんへ

 第1シードという緊張感も、シャラポワにはあったのかもしれませんよね。暑さや、相手のプレースタイル、いろんな要素が、彼女のプレーを少し狂わせたのかもしれません。それを超えると(さすがにドローの内容も楽なので)圧勝という感じですよね。
 森上選手はスコアよりも大健闘だったと思います。第2セット、ゲームは獲れていませんが、あと一歩というシーンはいくつかありました。
 ただ、クライシュテルスはまだ全力投球していない感じでしたが・・・
 ここの山は、サフィンとロディックの山のように、かなり複雑な気分にさせられます。

posted by takezoh | 2007-01-19 21:35

コメントする