2007年01月18日

全豪OP 大会3日目 (2)

 大会3日目からは2回戦に突入。
 まずは、女子シングルスから。

ナディア・ペトロワ vs ヒセラ・ドゥルコ 6-1/6-2
セレーナ・ウィリアムズ vs アンヌ・クレマー 7-6(4)/6-2
ビクトリア・アザレンカ vs マリオン・バルトーリ 6-0/7-5
エレナ・ヤンコビッチ vs メリンダ・シンク 6-2/6-2
シャハール・ピアー vs メイレン・トゥ 6-3/6-0
タチアナ・ゴロヴァン vs ズザーナ・オンドラスコワ 6-2/6-0
マリア・キリレンコ vs ユリア・バクレンコ 4-6/6-3/6-4
スベトラーナ・クズネツォワ vs モニク・アダムザック 6-2/6-1

 クズネツォワは、やはり、まだ呼吸器系疾患が完治していないようです。
 コートサイドのベンチにティッシュ1箱を持ち込んで、チェンジサイドのたびに鼻をかんでいたので、最初は「ただの風邪だったのかなぁ」なんて見ていたのですが、第2セット、特に中盤あたりからラリーが続くと、ベースライン後方でかなり咳き込んでいました。

 第1セットはお互いのサーブがよく、あまり長いラリーにはいたらなかったため(ラリーになってもクズネツォワはあまり走らされることなく、センターからラリーを続ければよかった)、咳き込むシーンはまったくなかったのですが、両者とも第2セットに入ってサーブがトーンダウン。
 そのうちクズネツォワも左右に走らされるシーンも増えてきて、ゴホゴホいい始めました。
 そうなると、クズネツォワとしてはあまり長いラリーを続けたくない。終盤、サーブのギアをぐっと上げてアダムザックにまともにレシーブを許さず、あっさりと試合を終わらせていました。

 アダムザックは、まぁ、まだまだクズネツォワの敵ではなかったので、思い通りになったと思うのですが、3回戦はキリレンコ。もし、まだ具合が悪いなら、ちょっと危ない?
 実況アナや解説では「ちょっとふくよかになった」とか言われていたクズネツォワ。まぁ、若干、そう見えなくもないのですが、ガッシリした体形に裾がフレアになっているテニスウェアが悪かったかと。あとは、体調があまり芳しくなく、立ち上がりの動きの鈍さも、そう見えたひとつの要因だと思います。

 これから先のドローはかなり厳しいので、体調が元に戻らなければ、第一週で姿を消すこともあるかもしれません(ストロークそのものはキレがあるのですが、呼吸器系がやられていると、ラリーが辛そうですから)。


エレナ・ディメンティエワ vs マルチナ・ミュラー 7-5/3-6/6-0
マリア・エレナ・カメリン vs エレナ・ベスニナ 4-6/6-3/8-6
カタリナ・スレボトニック vs イヴェタ・ベネソワ 7-6(0)/6(6)-7/6-1
ニコール・バイディソワ vs ミラグロス・セケラ 6-2/6-1
ルーシー・サファロワ vs フランチェスカ・スキアボーネ 6-3/6-3
アナスタシア・ヤキモワ vs 杉山愛 6-2/2-6/10-8
エヴァ・ビルネロワ vs ユリア・シュルフ 6-2/2-6/6-2
アメリ・モレスモ vs オルガ・ポウチコワ 6-2/6-2

 まず、杉山選手。
 放映は、最終セット、ヤキモワの5-4、サービング・フォー・ザ・マッチからだったので、それまでの経緯がわからず、試合の流れはわかりません。
 よく観たら、杉山選手、放映されたゲームでは、サーブが元のフォームに戻っていました。第1セットからこのフォームでやっていたのでしょうか。

 勝利するためのポイントはいろいろあったのでしょが、激しいラリーの応酬のなか、ニュースにもありましたが、最後の最後で動きが悪くなってしまった。それに比べて、相手のヤキモワは、途中、多少は焦りのミスなども見られましたが、最後までアグレッシブに戦っていました。

 杉山選手は試合後に以下のように語っています。

「相手のサービング・フォー・ザ・マッチから自分のリターンゲームをいい形でとって、自分のサーブをキープして、リードした場面が2回ぐらいあったと思うんですけど、そこのところのリターンゲームで一か八かじゃないですけども、もっと思いっ切りできれば勝ちをもぎ取れたのかなっていうのは、ちょっとあります。
 2005年と2006年のスタートはあまり自分らしくなかったのですが、今年はいいトレーニングもできて、すごく気持ちもどんどん乗っていっていい調整ができたと思ってこの大会に入りました。結果はちょっと残念で、2回戦であっという間に敗退してしまったんですけども、これでまたやるべきことも見えたし、2007年も始まったばかりなので、今後の大会にうまく繋げていければなと思っています。
 ダブルスはエンジョイして(ダニエラはシングルスもありますけども、私はダブルスしかないので)そこで100%全力投球して、アグレッシブないい試合がしたいなと思っています」

 結果は残念でしたが、ヤキモワ、いい選手です。
 昨年50位内に入りましたが、現在は68位。またすぐにでも50位内に戻ってきそうかな。

 次に、第2シードのモレスモの試合の話を。

 1回戦の後、サーブを修正したいと言っていたモレスモ。この試合は、立ち上がりから動きがよく、サーブもしっかり修正してきていました(第1セットの1stの確率は90%を超えた)。
 が、最初はバックハンドのミスが続き、先にゲームを失ったのはモレスモでした。
 ただ、相手のポウチコワは序盤、1球ごとに球速、回転を変えてラリーするモレスモに対して、なかなか自分から仕掛けられないため、どうしてもストロークのリズムが一定になりがちだったためか、モレスモのバックハンドもどんどん良くなってきて、あっという間に第1セット奪取。

 第2セットに入り、ポウチコワがモレスモのストロークに対応しはじめます。もともとフォアもバックハンドも、ひとつひとつのショットの能力は高い。特にバックハンドのダウン・ザ・ラインでウィナーを奪うシーンが増えていきます。それでも、これが継続せず、攻め切れなかった。
 第1セット、第2セットとモレスモから1ゲームずつブレイクに成功はしたものの、すぐにブレイクバックされてしまい、スコアにも大差がつくことになりました。

 しかし、ロシアの選手はレベルが高いですねぇ。
 まだ19歳のポウチコワ。現在ランキングが38位ですが、もっと上がってくるはずです。

 一方、まだ調子が悪いのかなと思っていたモレスモは、ひとつずつ修正して、動きもどんどん良くなっています。これならば、心配なさそうかな?

posted by takezoh |17:32 | 全豪オープン2007 | コメント(4) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
Re:全豪OP 大会3日目 (2)

 ペトロワとクズネツォワの山はいい選手ばかりが残って非常に面白そうですね。果たして誰が勝ち残るか? デメンティエワとバイディソワも順当に勝ち上がってますね。
 そして杉山選手、残念! ダブルスでの活躍を祈っております。確か全豪で勝てば女子ダブルスの生涯グランドスラムだったのでは? 1回戦は勝利したようですし、どうかがんばって! モーレスモの山はサファロワにヤキモワと若手が生き残りましたね。それでもやはりここはモーレスモでしょうか。

posted by バラージ | 2007-01-18 18:59

>バラージさんへ

 ペトロワ&クズネツォワの山はかなり激戦ですよね。いいカードが揃ってます。どの試合も観てみたいのですが、ここからどのカードが放映されるでしょうか。やっぱりペトロワかな?

 杉山選手は残念でした。
 そういわれてみると、確かに全豪のダブルスを獲れば、生涯グランドスラムですよ! でも、ハンチュコワの謎の体調不良が出るのが心配です(笑)。まだハンチュコワがシングルスで残っているというのも、けっこう、危険な香りがします。

posted by takezoh | 2007-01-18 19:38

Re:全豪OP 大会3日目 (2)

 杉山&ハンチュコワ組、2回戦も勝ったようですね。
 ハンチュコワも、デメンティエワなんかと同じで「優しくていい人」だから、メンタル面が弱いのでしょうか? 彼女は混合ダブルスでは結構優勝してるみたいですが、何かに「男性パートナーが(美しい)彼女のためにがんばるからだ」とか書いてました(笑)。
 あと、杉山&添田選手は混合ダブルス出場しなかったみたいですね。

posted by バラージ | 2007-01-19 18:26

>>バラージさんへ

 杉山&ハンチュコワ、2回戦進出ということで、ひとまず安心です。放映してくれると嬉しいのですが・・・
 ハンチュコワはあまりにも細いので(でも、けっこう強力なストロークを持っていますが)たまに心配になります。加えて、とてもおしとやかな感じですから、男子選手は、そりゃあ、僕が頑張るよ! って言いたくなるのかも(笑)。

posted by takezoh | 2007-01-19 21:25

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