2006年07月02日

芝の王者に刺客はあるか?〈その1〉

どうも、タケゾウです。

アガシのラストゲーム全記録はかなり時間がかかりそうですが、ピート・サンプラスのウィンブルドンラストゲーム(2002年2回戦、対戦相手は予選から勝ちあがったスイスのジョージ・バストル。第6シードだったとはいえ、なぜ2番コート?)の放映なし、記録に残せず!という勝手なウラミツラミをぜんぜん関係のないところにぶつけ、半分、意地になってやっているタケゾウ。試合をご覧になっていない方はしばしお待ちを。

さて、本題。

7月3日から、いよいよウィンブルドンは佳境に入る。
男子シングルス、女子シングルスとも3回戦でシードダウンが少しばかりあった。その辺りも踏まえて、改めてここまでの勝ち上がりと、今後の展望をうらなってみたい。

まずは男子シングルスから。

4連覇を目指すロジャー・フェデラーは、3回戦までまったく危なげのない戦いっぷり。比較的、楽な組み合わせではあったものの、やはり優勝候補には間違いないだろう。

では、そんな芝の王者に刺客はいないのか?

すべての試合を見られるわけではないが、放映はすべてチェックし、公式サイトのデータを参考にした限りでは、1番の刺客はやはり、アンドレ・アガシを破ったラファエル・ナダルということになりそうだ。
それはアガシをただ単に破ったから、というわけではない。

2回戦を見て、「芝というサーフェスでも、アンツーカーの覇者としての、自分のテニスに迷いがない」「いつか彼はこのウィンブルドンに新しい歴史を刻む(優勝する)のではないか」と感じたこと、そして対アガシ戦でますますその思いが強くなったからである。
それが今年かどうかはわからないが、勝ち上がってきている顔ぶれを見ると、決勝カードが先日の全仏オープンと同じになることは充分に考えられる。

アガシ戦での実況解説にもあったが、ナダルには独特の変化を生むエッグボールがある。ベースラインを超えるかと思った瞬間、その手前でストンとベースライン上に落ちるボール。そして、トップスピン、フラット……1打、1打に変化をつけて、相手のコートに深くボールを打ち込めば、芝に慣れ親しんだアガシでさえも、思い通りにボールを打ち返せない。また、確実なところでネットへアプローチ、オープンコートを有効に使う。加えて、どれだけ長いラリーになろうが、ファイナルセットになろうが、それに耐えられるだけのタフネスを持っていることも強みだろう。

ただし、クィーンズでの怪我の具合が気になる。
現在のところ問題はなさそうだが、この先もベストコンディションでのぞめるかどうかが鍵になりそうだ。

では、順当に勝ち上がれば、ナダルとSFで対戦することになるレイトン・ヒューイットはどうだろう。

イ・ヒョンテクとの2回戦。
まず、1stサービスが入らない。その影響もあるのか、ストロークにも精彩を欠き、ミスの多さも目立った。しかし、相手も大事な場面でミスを犯していたことが幸いした。ファイナルセットでは持ち得る気力でサービスエースを連発。最後のゲームでは忍耐強くラリーで勝機を伺い、マッチポイントを握った。

オリビエ・ロクスとの3回戦。
第1セットは6-1とスコア的には圧倒したが、立ち上がりのヒューイットは重たい感じがした。ロクスのストロークはヒューイットよりも深く、ラリーでは押され気味だった。しかし、この日は全体的に2回戦よりも1stサービスの確率は悪いものの、要所でサービスエースを決めたこと、そして微妙な判定でロクスが集中力を切らしてしまったことが、ヒューイットにとっては幸いした。

第3セットではロクスも精神的に持ち直し、ロクスのサービスを破った直後に自分のサービスゲームをブレイクされるなど、少し肝を冷やした場面もあったが、このときにはすでにヒューイットにも本来のキレが戻ってきたように思う。というのも、2回戦とは打って変わって雑なプレーが見られたロクスだが、ひとつひとつのショットはヒューイットに勝るとも劣らないもので、それを根気よく打ち返すことで、動きにも躍動感が出てきたからだ。

とはいえ、果たしてQFまで進めるかと言われれば、疑問符がついてしまう。
なぜなのか?
それは次回〈その2〉で述べていきたいと思う。

posted by takezoh |13:52 | ウィンブルドン2006 | コメント(0) | トラックバック(0)
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