2006年12月09日

ツルスノフのブログ〈その6〉

ブログ更新が途切れている間にめっきり寒くなりました。

デビス・カップは終わり(最後の試合、我慢できずにライブスコア&ネットラジオをON)、ドーハ・アジア大会では日本男子が決勝進出。来年の東レPPOの出場者も発表されたもよう。その他にもいろいろテニスの話題に触れたいところですが、なかなかこちらに頭が回りません。

ということで、今回もツルスノフのブログの続きをエントリします(デ杯は、サフィンよりもツルスノフを中心にレポートしてみようかな。えっ? そんなん要らん?)。


2006年5月5日(金)

ATPがビックリマークを控えるようにって言ってきやがった! ほ~、そうなんや?!?! あんたら、ビックリマークがお好きでない?! でも、それが俺の気持ちを表わしてるんや! ビックリマークを付けたい気分やっちゅうねん!!! ビックリマークが好きなんじゃ~!!!!!!!!!!!!!!! なんか、ブライアン(・スチュワート)の陰謀くさいぞ。彼女は僕のビックリマークのことで、ATPに文句つけたな!!! だったらもっとビックリマークを使ったるわ!!!!

今日はお休み、つまり試合がない日。なので、ちょっとだけ練習して、あとはブライアンと一緒にATP用のビデオ撮影やインタビューなんかをやった。

このブログ、どんどん人に知られるようになってきてるなぁと実感しとります。送迎の車に乗ったときのドライバーの様子でそれがわかる。どうも僕の気を引いたり、目立とうとしてるようで。今朝なんて、ホテルを出発しようとしたら、もう1台別の車がやって来て、僕らのドライバーと、その車のドライバーが車から降りるねんで。他の車は出発してるっていうのに。彼らは有名になろうとして、極端な行動に出てるんやな。

ドライバーはどうもトランスミッションをP(パーキングレンジ)に入れてなかったらしい。13フィート前方に1950年代のロールス・ロイスがあるのに、そこに向かって車が動き出すのを見るのは何とも愉快やったね。ああ、そうか! 魂胆がわかったぞ! これ以上は語らんとこ…。彼らのこと書かへんかったら、やってることみんなマヌケになるもんね!

ラウンジでATP用にブライアンと一緒に撮影したんだけど、他の人に迷惑をかけてしまった。それから僕らはアーチェリーしにも行ったんだけど、またもや僕には望みがないってのがわかった。いや、ブライアンが矢を射るまではそう思ってた。物理的に可能かどうかはわからんけど、的がたったの10フィートしか離れてないのに、ブライアンは矢を地面に打ったんやで。ワーオ!!! ビックリマークを3つ以上付けたいところやけど、この辺で勘弁しといたろ。それから彼女がブログを書かなくちゃいけないっていうんで、僕はひとりっきりになってしまった。でも、それもワルツだかワルツェク・ランツェロフスキーだかが、いかにして人間の体が筋肉よりも肝臓から糖分を引き出しているかを説明しにやって来るまでのことだった。

ワルチェクはマッサージ・セラピストで、場合によってはフィットネス・トレーナーをすることもある。今週、彼はニコライ・ダビデンコと仕事をしている。ニコライはきっと筋肉の代わりに肝臓からブドウ糖を引き出すのに体を鍛え直そうとして彼を雇ったんやろうね。ワルチェクはポーランド人なんだけど、彼は自らコミュニストだって名乗ってて、名前も住まいも変えなきゃならなかったとか言ってる。だから独裁者の監視を逃れて自分の信念を貫けるんだとか。今はラス・ベガスに住んでいて、そこでマラソン・ランナーのための教室を開催している。彼が名前を変えた理由を見つけようと無意味で実りのない会話を30分ほどした後、ホテルに戻る時間になったため、僕はラケットを掴んで交通デスクへ向かった。デスクに着くと、ペンでブライアンの「指名手配」ポスターに、いろいろ書き込んでやった。メガネと口ひげでむっちゃ可愛くなったで!!!

ホテルに戻ったら、悪いニュースを聞いた。マラト(・サフィン)が足首をひねって、ダブルスを棄権するだと!!!!!!! ク@☆ォ!!!!!! 優勝するチャンスやったのにぃ!!!!!! ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

どうやったらそんなことになるねん?! 「美容院に髪の毛切りに行こうと坂を下ってたら、足首をひねっちゃった!」やって。そんなことあり得るんか?! 僕もコート外で怪我したことあるけど、少なくともダブルスの準決勝で怪我したことなんてないで。時を選んで怪我しろっちゅうねん。ショベルカーにひかれたとか、子どもに弓で射られたとかぐらいの言い訳をしろっちゅうねん。歩いてるときに足首ひねったっちゅうのはないやろ! そんなことで怪我する奴が、コート上では人からリスペクトされるのを期待するなんてよく出来たもんやな?! まぁ、ええわ! ローマまでには良くなるやろうし、そしたらそこで勝てるやろうから。

僕らは土曜日の午後の飛行機を予約した。つまりは、このブログの任務もこれで果たされたってことやね。ちゅうことで、僕は荷物をまとめて寝ることにする。ポルトガルは楽しかった。そして、すべての道はローマに続く、と!

PS:ブログを読むためにここにアクセスしてくれてありがとう。トーナメントに来て、テニスというスポーツをサポートしてくれた人にもありがとう。僕たちプレイヤーが何か違うことをやって、それが誰かの見本になり、ほんのちょっとの間だけでも僕らの名前をともに思い出に刻まれるというのを知るだけでも、僕らにとってはすごく重要なことなんだ。ありがとう、ありがとう、ありがとう!

PPS:僕のサイトもチェックしてね。


PPPS:あ、そうそう、ポルトガルの運転事情の最終考察を書かないまま終わったらアカンかった。

ロータリーの話をしなくちゃ。これが一番「興奮」したことやったね。コートへ行く途中、ロータリーがなんと多いこと。ぶったまげるほどあるねん。ポルトガル人にとっても不自然なような気がするんだけど。ある日、彼らが目が覚めたら、道のあっちこっちにロータリーが出来ていた、っていう感じなんとちゃうかな。だから彼らにしてみても、ロータリーに入ってしまったら、どうしたらいいのかわからんねんな。理由もなく草原に現れた輪っか(takezoh注:ナスカの地上絵のこと?)のようなもんなのかも。たぶん、ナスカの地上絵もロータリーなんやな! ひとつわかったことは、ポルトガルの人は道路でゲームをしてるってこと。「Dodge The Granny」っていうゲームをね(takezoh注:「Dodge The Granny」って何のことでしょう? どっかで聞いたことあるような気もするんですが……ババ抜き? う~ん、わからん。どなたかご存知の方、ご教授ください)。数日間、助手席に乗って学んだことは、ここにはルールが存在するってことだった。

ロータリーに入ってしまうと、そこにいる人たちは通行を譲らなくちゃならない。面白いのはここから。前の車が発進するのかしないのか、まったくわからない。もちろん、ただ座って、次に進入するのをじっと待つなんて嫌だ。だから、前にいる車のすぐ後ろに無理やり入り込もうとする。前にいるドライバーが発進しない限りは、それで万事大丈夫。でも、エストリルでは、そんなに簡単なことじゃない。彼らは、アクセルを踏んだかと思ったら、すぐにブレーキをかける。後ろの人間に発進すると信じ込ませて、ちょっと進んだら急に止まるんやで。見るぶんにはむちゃくちゃ面白いねんけど。そんなロータリーを見渡せる観覧車があるんやけど、その「地上絵」を見るためか、あるいはいつ日かドライバーがエアバッグにキスするのを見られると思って乗りに来てるんやろな。

それに、やっぱりここでも小型トラックに乗ってるおばあちゃんが必ずいる。彼女はまるで冬眠中のクマかと思うようなノロさでロータリーに入ってくる。彼女が合流すると、ゲームは正式にスタート。彼女はタイヤの高さに隠れてしまって、見えるのはハンドルを握ってる拳だけ。信号が青になっても、彼女はどこに入ってきたかも、どこに出るのかも忘れてしまっているから、とうとうロータリー7周目。ワイパーは猛スピードで作動するし、飼い猫は窓にびたーっとくっついて、ガーフィールドのぬいぐるみの飾りみたいになっている。先を譲れの道路標識のところではすでにゲームが始まってるのがわかる。そこでは、前の車の動きにつられた後ろの車がクラクションを鳴らしている。このゲームのポイントは、他の車にぶつからないように、ロータリーの反対側へ抜けられるかってこと。おばあちゃんと目の前のドライバーをごまかすための、アクセルとブレーキ調整の、まさに芸術と言えるな。僕らのドライバーは、このゲームじゃ最高のドライバーだよ。

もちろん、彼の車には優れた設備があるからっていうのもある。C-230にオプションで付けられている魅力的な「Acme InstaStop」のブレーキシステムに、衝突から頭部を守る最高級の保護装置にシートベルトが備わっているんだからね。今日はトラックに乗っているそのおばあちゃんに勝ち目がなかったね。僕らはすごい差をつけて通り抜けた。危険にさらされていると何度感じたことやら。まぁ、目をずっとつむっていたので、大げさになってるかもしれへんけど…。

posted by takezoh |02:41 | ツルスノフの筆技 | コメント(10) | トラックバック(0)
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Re:ツルスノフのブログ〈その6〉

「Dodge The Granny」、うちの宿六じゃなくて、夫に聞いて見ましたが、知らないそうです。アメリカにいるロシア人の間で流行?

ポルトガルもロータリーなんですね。私は日本ではペーパードライバーで、こちらに来てから必要に迫られて車に乗るようになりました。このロータリーって言うのが最初すごく怖くて、車に乗るのがすごく嫌でした。でも慣れるとかえって信号よりいいですよ。すいてる時なんか、信号ないから停まらなくていいし。ただし、混雑している時にロータリーに入るのはコツがいりますが。でも多分ポルトガルはフランスと同じで、ロータリーに入ってくる車が優先なのかも。フランスで一度車に乗ったら、右側走って、ロータリーも逆周りであせりました。おまけに道間違えてあわや迷子。

なんかブログの内容からはずれてきました。ごめんなさい。最近海外からの投稿が多いですね。国際色豊か!

posted by あびあ | 2006-12-09 05:55

Re:ツルスノフのブログ〈その6〉

待ってました、ツルスノフ!!!!!!!
やっぱり彼はおもしろすぎる。テニスをやめても文筆の方で食べていけそうですね。
いや、まだまだテニスも頑張って欲しいですが。

早く全豪OPが始まらないかなあ。ツルスノフのプレーをじっくり見てみたいです。

posted by 美咲 | 2006-12-09 10:06

>あびあさんへ

「Dodge The Granny」って謎ですねぇ。ゲームとか何かのTV番組とか?? 英語版ウィキペディアでも出てきませんでした・・・実はツルスノフが勝手に作った言葉だったりして。

海外では車に乗る機会がほとんどないので、ロータリーが多いというような印象がないのですが、イギリスもロータリーがたくさんあるのですね。でも日本と同じ左側通行だから、馴染みやすいのでしょうか。右側通行(そうなると逆周りになるのですね)というだけでも、海外で運転すると対抗車線に入ったり、入りそうになったりする友人なんかもいます。それだけで怖い、怖い(笑)。

海外の方からのコメント、ちょっとした国事情やニュースだけではわからないテニス事情などを知ることができて面白いし、ありがたいです。便利な世の中だなぁ・・・と、マヌケなコメントでした。

posted by takezoh | 2006-12-09 11:28

>美咲さんへ

いやぁ、ほんと、ツルスノフは引退後の就職口を見つけましたよね。日本だととっくにいろんなスポーツバラエティ番組にひっぱりだこですよ(笑)。日本語しゃべってくれないかなぁ・・・

私もツルスノフのプレーをじっくり見たことないので、ぜひともランキングを上げてもらわないと(笑)!

デビスカップ優勝したのに、彼のブログが更新されていないところを見ると、パーティで大騒ぎ? とか勝手に想像しています。

posted by takezh | 2006-12-09 11:33

Re:ツルスノフのブログ〈その6〉

 ツルスノフと関係ない話ですいません。
 この前、デビス杯を見てみようと思ってるって書いたんですが、その他にもAIGジャパンオープン以後にテニス関係のテレビ番組を見てたので、そのことについて。
 まず全日本選手権の男女決勝(NHK教育)。正直言って普段はまず見ようとは思わないんですが、よほどテニスに飢えていたのか(笑)見ちゃいました。
 もうひとつはCSのヒストリーチャンネルでやってるバイオグラフィーというドキュメンタリー番組のテニス選手特集。アガシ、グラフ、アーサー・アッシュ、サンプラス、エバート、ナブラチロワ、コナーズの7回分放送でした。アガシ、グラフ、サンプラスの他は、最晩年しか見ていない、もしくは知識だけでしか知らない選手なので、非常に面白かったです。米国の番組なんで米国選手中心なのは仕方ないけど(なぜかマッケンローが入ってませんが)、ボルグやレンドル、エドバーグ、ベッカーなんかも見たかったなぁ。

posted by バラージ | 2006-12-09 19:15

>バラージさんへ

NHKは全日本選手権は毎年欠かさず放映してくれていますが、アジア大会のテニス、男子は決勝に行ったのに放映の気配まったくなしで、ちょっと残念です(まぁ、水泳、柔道、陸上とメダルの期待が大きい種目がクローズアップされるのは仕方ありませんが)。

ヒストリーチャンネルでテニス選手の特集をやっていたのですね。うちもヒストリーチャンネルは見られるのですが、番組表はあまりチェックしていないので見逃しました。レンドルなんてアメリカ市民になってるんだから(なってましたよね?)やってもよさそうなのに・・・私もその番組、見たいです。来年とか再放送してくれるかなぁ。

posted by takezoh | 2006-12-09 21:56

Re:ツルスノフのブログ〈その6〉

 こんにちは、ちょっとお久しぶりです。

 この文章は…かなりぶっとんじゃってますねぇww笑いが止まりませんw
タケゾウさんのあえて関西弁にした訳が凄くあってますね!w
ツルスノフはすこし妄想癖がありますかね^-^;
送迎車の運転手の反応自分の気を引こうとしてるってw

 テニスのことを殆ど書いてないのも良いですねw
PSの後にものすごく書いてるしw

 とにかくツッコミどころが多すぎて^-^;
ルフツノフのプレーは殆ど見たことないんですけど、これからはコート上での彼の一挙一動に注目してしまうかもしれませんw

posted by スレイブ | 2006-12-10 07:24

>スレイブさんへ

お久しぶりです。スレイブさんもお忙しいそうですね。

ツルスノフのブログは最高に面白い!読んでいるとついつい頭の中で関西弁に勝手に(?)変換されてしまいまして・・・おっしゃる通り、彼には妄想癖があるのかもしれません(笑)。

ここまでくれば、トーナメントに出場するのが目的ではなく、ブログを書くために出場している感じすらします。

でも、本当にこのブログのおかげで試合でのツルスノフに俄然興味を持ちますよね。ファンが増えて良かったね、ツルスノフ(笑)!

posted by takezoh | 2006-12-10 11:23

ハジメマシテ♪

や~~~っと!!!(ツルちゃん風に・笑)
見つけました!ツルスノフのブログを訳して下さる方。
感謝感激、関西弁なのはご愛嬌(失礼!)・・・でも、なぜか合ってますね。関西弁~

実はAIGに来てくれたとき、彼のプレーを少しだけ見られたのですが、プレーも良かったけど
人柄もすごく良かったのでかなり好印象だったんです!
何とか自分で翻訳にチャレンジしてみたんですけど、彼のブログは長いし意味不明だし(笑)どこからが文章で、どこからが装飾なのか・・・
途方にくれて いつしか諦めていました。

マラトはもちろんのこと、ガエルのくだりもすごく面白かったし、!!!禁止令が出ていたなんて、大笑い。
本当に楽しかったです。
翻訳、ありがとうございました。

posted by スー | 2007-01-06 01:51

>スーさんへ

はじめまして、コメントありがとうございます。
お役に立てて何よりです(本人が関西弁なので、おもしろいものを読むとついつい関西弁に変換してしまいます。すいません/笑)。
確かにどこからどこまでが本当で冗談なのかわかりづらいです。英語がネイティブではないし……私もネイティブではありませんので、ところどころ間違いがあるとは思いますので、そこのところはご了承くださいませ。
そのうち、続きも(ファンからのQ&Aも)訳してみたいと思います。

posted by takezoh | 2007-01-06 08:06

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