2006年11月03日
ツルスノフのブログ〈その3〉
「GREAT KISSER」とデカデカと書かれたティーシャツを着るツルスノフの写真が掲載されている!「GREAT」やで、「GREAT」。 ほぉぉお、ツルスノフ君はそんなにキスがお上手なんですか(笑)。 っていうか、そんな単語の入ったTシャツを着るってのがわらえ……ううん、素敵やん(紳助風)。 ちなみに、写真の顔はベン・スティラー監督・主演作「ズーランダー」のマグナム顔らしい。 どうせやったら、ブルースティール顔もやってほしかったんですけど(笑)。 ※「ズーランダー」は、ベン・スティラー扮する主人公が、ブルースティールやマグナムというキメ顔(どっちも同じ顔です/笑)を持つトップモデル、という設定のお馬鹿コメディ映画。80年代音楽満載で、ワム! の「Wake Me Up Before You Go,Go」をBGMに、ガソリンスタンドで水ならぬガソリンをぶっかけ合って青春するシーンは爆笑です。
2006年5月2日(火) 今朝は9時頃に起きた! 今日は遅い時間の試合やから、早起きしても意味ないやん。それに……僕は早起きが嫌いやねん! 寝るのが好きやねん!!! 寝ることが僕の唯一の得意なことやと思うし、それに自分の才能に専心しろっちゅうのが僕の哲学やしね。 バルコニーに出た! 今日はとてもいい天気。こんな天気や眺めが楽しめて、ウォームアップや練習へ急いで出かけなくてもいいなんて最高。バルコニーにノートPCを持ち出して、ウェブページ向けのサイズに落とされた僕の(「ズーランダー」を見た人にとっては)モデル顔「マグナム」の写真がどんな風に写ってるかチェックした。僕がまったくもってイケてないのは認めるよ! でもしれはただ、写真うつりがあんまり良くないだけや!!! 驚いたことに、今回はメールがいっぱい入ってた。メールボックスを開けると…ほとんどがマラトからのメールやった! 明らかにマラトは、コートの真ん中にフォアハンドを打ち込む彼の能力を僕が見くびっていると感じてるみたいだった。それには同意しかねるな! 事実を言ったまでだよ。褒めさえもしたっちゅうに! タイブレーク7-8ではいいサーブを2つ打ったしね! とにかくちょっと申し訳ないと思ったから、お詫びとして彼と一緒に朝食を食べに行くことにした。 僕らはテラスに座って会話を楽しんだ。僕はホット・チョコレートを注文し、彼はカフェオレを飲んだ。僕が謝って、次の試合に向けての作戦を話し合った。女の子が駆け寄ってきて、マラトにこれを渡してって僕に電話番号を渡す女の子たち抜きの、腹を割ったいい会話ができたのはすごく良かった。朝食が終わる頃には、僕たちは本当に親密になったし、僕は本当のダブルス・チームになれた気がした。僕は彼の髪を編んであげて、彼はルイ・ヴィトンで買った(!)という可愛らしい鞄のことを話してくれた。残念なことに、彼はウォームアップに行かなくちゃならない時間がきて、僕はさよならのハグをして彼の幸運を祈った! 彼ってふくれっつらをしたとき、とーっても可愛いんだ!!! 練習コートまでのドライブは、月曜日とほとんど同じだった。僕たちは物理学の限界まで車を飛ばした。僕にはどうしようもなかったけど、もしかして僕たちはレースカー(takezoh注:原文には「riding on Firestones」とありますが、ファイヤーストーン・インディのこと?)に乗ってるんじゃないかと思ったよ。どうやら、ドライバーたちは僕のブログを読んでいて、できるだけクレイジーな運転をして彼らの名前をブログに掲載させようとしているらしい。驚くべきことは、彼らが正気を失っているとはまったく感じないこと。彼らはいい役者だよ!!! 僕の今日の練習相手は、トマス・ジブのはずだった。というのは、僕がサインしたのは彼だったからなんだけど、コートに到着してびっくりだよ。災難が降りかかったときっていうのは、自分にも落ち度はあるかもしれないけど、これはまったく予想してなかった。だってさ、月曜日に練習のデスクに行って、火曜日の練習をサインしたとき、そこで働いてる女の子が自分で名前を書いてって言ったんだよ。だから僕は、彼女にいたずらしてやろうと思って、自分の名前の代わりに「トマス・ジブ+ビル・クリントン」って書いて、その場を立ち去ったわけ。で、今朝、自分はどのコートで練習するのか見たら、「トマス・ジブ+ビル・クリントン+ニコラス・マスー」って書いてあるやん。どうやらトマスは冗談だと思ったらしく(その考えは正しいと思うけど)、練習相手がいなくなると恐れて、マスーとやることに決めたみたい。 ありがたいことに、ダブルス2回戦の強敵、マリウス・フィルステンベルグがそのへんをぶらぶらしてた。そうじゃなかったら僕は困ってたところだった。いつもみんな僕に「ツアーじゃ誰が好き? 誰がいい人?」って聞いてくるんだけど、その質問の答えはこうだ。マリウスはすごくいい奴! 彼はいい奴で、ユーモアのセンスもある。唯一の問題は、彼の名前のスペルを正確に書くのは不可能ってこと。Yeu-Tzuoo Wang(ワン・イェーズー)とかに変えるべきだな。 ウォームアップの後は、いつもの通り、ランチのテーブルについた。野菜とパスタをちょっとだけ。試合が迫っていたから、いっぱい食べたくなかったんだ。だって、トイレ休憩は1回だけ、それは賢く使わないと! 試合の直前、血液の流れを良くするためにダッシュとジャンプを少しやってみた。それから、僕は鏡の中を見つめてこう言った。「僕に話しかけてる?」 15歳の選手と試合するときは、コートに出た瞬間、奴らから選手生命を奪ってやるぐらい威嚇するのがいいんだよ。 で、それは実際に起こった!!! 「ガンガン打ち込めば、試合に勝てる!!!」と言われるけど、それが本当に起こってん! もちろん、彼は15歳の子供やけど、だから何。僕は金髪やで! 誰だって言い訳ぐらいするやろ……。何を言われようが気にせ~へんもんね。僕はクレーコートシーズン最高の試合をした。これからはもっと良くなる! 試合はそんなに長くはかからなかった。試合が進むにつれて、僕はいろいろ試してみたけど、ちょっと大変やったな。というのも、まるで彼が人生をかけてボールを打っているかのごとく、大勢の観客が僕のミスひとつひとつに反応するもんで。観客が自分の力を奪おうとしたら、ひとつもポイントを失いたくないと思うもんや。地元の若い選手と対戦して、観客がその選手を応援してるとき、それは避けられないもんだと思うな! 試合後、僕は公園でちょっとの間走って、それからマッサージとストレッチをした。ここが今日の一番辛かったところ。だってさぁ……。マッサージって……。僕たち選手ってのはマッサージの時間はいつも喧嘩してるんだよ。ファンは見たことないからわからないだろうけど、マラトとマスーとの間で恐ろしいいがみ合いがあるんだよね。ジェリー・スプリンガーは「ロッカー・ルーム・スペシャル」で司会すべきだったな(takezoh注:ジェリー・スプリンガー=アメリカのゴシップ系トークショー「ジェリー・スプリンガー・ショー」の司会者)。 マッサージが終わると、記者会見場に連れていかれた! 今日は何か調子が違う! 例の女性記者が、僕のブログで彼女のことを書いているのを見つけて恥ずかしい思いをしたようだけど、今日もまた書くもんね! そう、みんなはもう知ってるよね!!! あの「マラトのことをどう思う?!」って聞いた記者のこと。今日は彼女は準備してきたみたい。彼女から質問が始まって、今日はこう聞いてきた。「(エリアス・)ガストンのことをどう思う?!」だって。あははは!!! 明日には僕のこと嫌いになってるだろうな! だけど、本当のことなんやで!!! それが彼女が言ったことなんや!!! 今日のブログがアップされたら、もう記者会見にはこなくていいよって言われそうやわ。危険人物と思うやろな。それか、「じゃあ、ドミトリー、君が話したいことを話してくれ。僕たちはそれを聞いてるよ!!!」って言うかもね。 帰りの車もまた同じ! 今度は160キロだ! 最高!!! ワゴンカーには飽きてきたけど! Cクラスの車にすべきやな。物事が進むのって何て速いんだ!!! おかしいのが、この国じゃ、女性ドライバーたちはハンドルを握るときが狂っちゃうってこと。超・攻撃的!!! たぶんマラトが車のなかにいたからやろな(笑)! 僕の意見を言わせてもらうと、間違いなく彼女たちは「最優秀女性賞」をもらえるね! あんなにスピード出して運転するのを恐れないどころか、運転しながら携帯メール打てるんやで! 8:30、プレイヤーズ・パーティへ車で出発! 会場に到着すると、すんごい素敵なリストバンドを渡された。オレンジ色やで! マラトのアディダスのオレンジと相性ばっちり……。それはさておき、ラウンジにはたくさんの素敵な人たちいて、お互い素敵な会話をしていた。それと、何人かの写真家が狂ったように駆けずり回って、観光客にようにシャッターを切りまくってた。ストロボの光がディスコの照明みたいや!!! モデルがフロアのあちこちにいる! でも、カウンターや壁にもたれて突っ立ったまま!!! 選手の何人かはもっと早くに到着していて、明日のウォームアップをセッティング。モデル全員にフラれたルーカス・ドロウィーは、ひとりで○×ゲームをやってるし。女子選手のコーチはフロアを行ったり来たりして、距離が近づいたら鳴るセンサーで自分の選手を監視してたね。もちろん、みんなきれいで輝いてたけど、僕は死ぬほどお腹が空いてるねん!!! お腹が空いてるという点では、モデルたちは食事にしか興味ないわよみたいなフリをしてるから、僕はぽっちゃりした女の子たちに近づいたわ! 食事が出てくるやいなや、モデルたちは短距離走の世界記録をマーク、一目散に水とサラダバーを襲撃した。が、しかし、すぐに、サラダにはすでにドレッシングがかかっていて、水はダイエットウォーターじゃないってことに気づいた!(モデル・エージェンシーに訴えられませんように!) そんなこんなで、僕らは食事をして、何人かとふざけあった後、帰らなくちゃいけなくなった。まだまだ宵の口だったんだけど、マラトは翌日試合があったし、僕はみんなにレポートせなアカンかったからね! 帰りの車の中、とうとう僕らは音のバリアを破って、ガンズ・アンド・ローゼズの「Knokin’on Heaven’s Door」に合わせて激しくヘッド・バンギングした。幸い、ノックに天国から返事はなかったで!!!
posted by takezoh |11:07 |
ツルスノフの筆技 |
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