2006年09月16日

ナブラチロワの引退にはもう誰も何も言わない?

第1週目はアンドレ・アガシの引退で盛り上がり、第2週目はマリア・シャラポワの初優勝とロジャー・フェデラーの3連覇で盛り上がった今年のUSオープン。

しかし、もうひとつ大きな話題が今大会にはありました。
それは、マルチナ・ナブラチロワの引退。

そりゃあ、彼女はシングルスではとっくに引退した選手。しかも、これまでダブルスでツアーを転戦しているあいだにも引退宣言しています。が、ナブラチロワはアガシと同様、偉大な選手であることには間違いありません。

テニスを観るようになった頃、いつも決勝はナブラチロワがいて、すごいなぁ、この人の筋肉! なんて思っていましたけど、50歳になる今もあんまり変わってない(笑)。

それにしても、日本ではほとんどニュースが出なかったですよね。
ちょっと寂しいなぁ。

今大会、女子ダブルスQFと、ミックスダブルスQFでの彼女の試合が放映されました。
残念ながら、ナディア・ペトロワと組んだ女子ダブルスQFでは第1シードのリサ・レイモンド/サマンサ・ストーサー組に7(7)-6(1)/6-3で負けてしまいましたが、ボブ・ブライアンと組んだミックスダブルスQFでは、アナ・レナ・グローネフェルド/フランチェック・セルマック組を6-3/6-4で下し、そのまま勝ちあがって優勝!

ちなみに、ブライアン・ツインズは3回戦でレオス・フリードル/ミハイル・ユーズニー組に敗れてしまいました。残念。

改めてナブラチロワの試合を観ると、本当に彼女のすごさというのがよくわかります。テニスは、しかもネットプレーを得意とするものにとっては、瞬発力や反応の良さ(勘というよりも、動体視力の良さでしょうか)がとても重要だと思うのですが、それを50歳になっても保つことができるとは……

また、フィジカルだけでなく、技術の高さ。
女子ダブルスQFでは、ナブラチロワのサービス、レイモンドもストーサーもまともに返せないんですよ。スピードがあるわけでもないし、威力も若い選手に比べれば劣ってしまう。しかし、スライスサーブを有効的に使っていいコースに入れると、なかなか打てるものではありません。

しかも、そのサーブは、相手のリターンコースを制限するだけでなく、その先の展開まで見据えているというのが試合を見ているとよくわかります。終盤までナブラチロワのサーブにネットするシーンが多かったのですが、ネットを越えてもナブラチロワがオープンコートへボレーする準備がもうできているというシーンもよく目にしました。

ボレーやアングルショットひとつをとっても、2つ先、3つ先まで考えて、いやらしい回転のかかった(沈む)ボールを打つんですよね。

結局、女子ダブルスQFでは(かなり競った試合だったのですが)、最後の最後にレイモンドとストーサーがナブラチロワのサービスに対応できるようになって、試合を落とすきっかけになってしまったのですが(第1セットのタイブレークも、皮肉にもナブラチロワのその試合唯一のダブルフォルトが大きな痛手となっちゃいました)、テニスはやっぱりパワーだけではないんだなということを改めて感じました。

しかし、ナブラチロワとペアを組んだことのある選手はラッキーですよね。
ペトロワもしかり、ミックスダブルスで対戦したグローネフェルドしかり(挙げだしたらきりがない/笑)。

最後は優勝で自らの引退の花道を飾ったナブラチロワ(しかもグランドスラムで)。
おめでとうございます&お疲れさまでした。

そして、今後の活動はどうなるのか?
ちょっと気になります。

コーチとかは……やらないか。

posted by takezoh |23:57 | USオープン2006 | コメント(4) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
Re:ナブラチロワの引退にはもう誰も何も言わない?

ご無沙汰しています。

自分のブログでテンパってしまう事態の連続で、心の余裕ゼロでした。ここに来るとホックリします。

全米はアガシ一色になってしまった分、ナブラチロワの引退は影に隠れてしまった形になってしまいましたね。

どちらが、テニス界の伝説とか言えば、もちナブラチロワだと思うんですが…

復活したときは大丈夫!?と思ったんですが、そんなド素人の心配なんてものともしない活躍。本当に彼女は歳をとっていっていたのでしょうか?

そして何より、女性としてアスリートとして、かっこよくい続けてくれました。

本当に、お疲れ様ですね。


そして、浅越選手。恥ずかしながら地元が目と鼻の先であることをつい最近知ってしまいました。もっと早くしっていたら、ずっと応援していたのに…

彼女は常に日本女子の中でも3.4番手だったと思うのですが、晩年になって全仏ベスト8(あってるのかな?)。女性アスリートでは珍しい大器晩成型だったんですかね。

それで、今回の潔い引き際。ナブラチロワに負けず劣らずかっくいいと思いました。

アガシに関しては、私のようなえせファンに惜しんでもらわなくとも、アメリカ中であれだけ愛されていたのだからもうお腹いっぱいなんでしょう。

これからもテニス界のスポークスマン的存在でいてほしいです(夫婦で)。

posted by uzura176 | 2006-09-23 01:59

uzura176さんへ

こんにちは、こちらこそご無沙汰しております。
そして、コメントありがとうございます。

そうなんです、ナブラチロワのほうが伝説ですよね……まぁ、彼女の場合はプロとして、シングルスのツアーはとっくに引退していますから、今大会、どうしてもアガシに大きくスポットが行ってしまったのは仕方ないかもしれません。

ナブラチロワはシングルスで活躍していたときからほとんど変わってませんでした(笑)。腕はプロ現役のときより太かったですよ(笑)。しかし、ネットプレーは相変わらず素晴らしく、若者相手の試合でも観ていてとても楽しかったです。

浅越しのぶ選手、そうなんですよ、大阪なんです。彼女は高校卒業後にプロに転向できたのに、大学へ行ってからプロ転向することになったということもあって、プロテニス選手としては、そのピークも遅かったんだと思います。

故障も含めていろんなことがあって浮き沈みもあったと思いますが、それでも昨年、29歳にして全仏ベスト8という、グランドスラムで自己最高の成績をおさめたことは、本当に素晴らしいと思います。

杉山愛選手もそうですが、テニス界では引退を考える時期の30代前後でなおも良い成績をあげられるというのは、私のような素人には考えられないトレーニング、食事管理、メンタルなんだなぁ、と思わずにはいられません。

テニスファンとしては浅越選手の引退は「まだ早い!」と思ってしまうのですが、今大会シングルス、ダブルスとも敗退してしまったあと、(コートでは泣いていたようですが)さっぱりした表情でインタビューを受けているのを見て、悔いなし! という印象だったので、さびしいですが、「お疲れさまでした」と素直に言いたいと思いました。

アガシ&グラフ、私の次なる注目は彼らの子供です(笑)。すんごいDNAですよ。テニスやるんでしょうか? やってほしいですが、親の栄光に苦しむかもしれないから、他のスポーツに行くかもしれませんよね。でも、グラフは現役当時、しきりに「陸上選手でも大成していただろう」と言われていましたから、もう、何やってもすごいことになりそう、とひとり妄想にふけっております(笑)。

posted by takezoh | 2006-09-23 02:33

D、MDの放映があったなんてぇ~!

ナブラチロワの大大ファンです。
シングルスから足を洗ってからは、テニス観戦(勿論テレビですが…)ダブルスが唯一の楽しみになってましたね~。もうそれもなくなっちゃうんですかぁ。
ホントに寂しい限り…。パワーストロークだけが勝利を収める昨今のテニス界、彼女のようなサーブ&ボレーヤーがいつ登場してくれることやら。
ところでダブルス・ミックスダブルスの放映があることを初めて知りましたです、ん~ショックん!
最近引っ越しまして、テレビ放映と言えば民放とNHKのみ、衛星アンテナもまだついてない状態。
いや~ん、どなたか録画しておられる方がいらっしゃいましたら、ダビングさせてぇぇぇぇ~。
とにかく、マルチナにはお疲れ様でした、そして本当に素晴らしいテニスを魅せて頂き有難う御座いました、の気持ちで一杯です。

posted by 切痔さき | 2006-10-20 19:23

切痔さきさんへ

はじめまして。
コメントありがとうございます。

そうなんです、今大会はナブラチロワが最後という配慮もあってか、WOWOWで女子ダブルス、ミックスダブルスで彼女の試合が1試合ずつ放映されたんですよ。

最近はダブルスはGAORAで放映してくれるだけで、昔より放映が極端に減りましたよね。シングルとは違った面白さがあるんですが……

ナブラチロワはやっぱりすごい選手です。特にネットプレー。50歳になっても素晴らしかったです。瞬発力や動体視力は若者にまだまだ負けてませんね。ほんと、伝説です。

最近は男子も女子もサーブ&ボレーヤーがめっきり減って、グラウンドストローカー主流になってしまいました。これはこれで面白いんですけど、やっぱりプレースタイルのまったく違う選手どうしががっぷりよつで戦う試合なんかを、もっといっぱい見たいですよね。

posted by takezoh | 2006-10-21 01:38

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