2006年09月12日
アガシ、人生最後の戦い 試合後
ベッカーのサービスエースで試合が終わった、アンドレ・アガシの人生最後の戦い。 試合後、お互い、そして主審と握手すると、アガシはベンチに戻ってタオルに顔をうずめますが、すぐに立ち上がり、観客の声援に応えるために、コートのなかへ進みました。 いつものあの、四方に向けてのキスとお辞儀。 ベンチに戻っても鳴り止まない観客の拍手と歓声。 ベンジャミン・ベッカーも拍手。 アガシは涙を流します。 しばらくうつむいて手を目に当てていました。 いつまでもスタンディングオベーションを続ける観客のほうを見上げ、また涙するアガシ。 もういちどコートに進み出て、四方に向けてキスとお辞儀をします。
そして、ベッカーからインタビューがはじまりました。 アガシとの対戦についてコメントを求められたベッカーは、「今日はまるで映画のような日。アガシは僕が小さい頃からのアイドルだった」と語り、アガシを讃え、尊敬の念を示します。 その後、アガシのインタビュー。というよりも、アガシがマイクを持って、観客に向かって短いスピーチをしました。 「スコアボードが物語っているのは今日の僕の敗戦かもしれないが、そこには語られないものを僕は知っている。それは21年間にわたるファンのみなさんの応援です。みなさんはコートのなかでも、そして人生においても、僕を鼓舞してくれました。低迷した時期もあったけれど、みなさんがいたからこそ、ここまでこられた。夢をつかめるよう、みなさんが僕を助けてくれた。ファンのみなさんがいなければ、僕は夢に届かなかったでしょう。これからもみなさんと、そしてみなさんの思い出とともに、残りの人生をすごしていきたいと思います」 アガシがテニス界に残した功績は、とてつもなく大きい。 わかっていたつもりでも、改めて、どれほど彼がテニス界にとって偉大な存在だったのかを、今大会で認識させられました。 21年間の現役生活、本当にお疲れ様でした。
posted by takezoh |02:06 |
USオープン2006 |
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