2006年09月12日

アガシ、人生最後の戦い 3rd Set

第3セット

第1ゲーム
ア -○--△-  0
ベ ●-△◎-◎  1

アガシのダブルフォルトではじまった第3セット。ちょっと足をひきずっているように見える。相当、背中に痛みがあるのだろう。それでも、次のポイントで1stサービスを入れる精神力。

ラリーからベッカーがバックハンドをネットにかけて15-15となるが、今度はアガシが打点の高いところからフォアをクロスに放つもボールはネットにかかり、ベッカーがポイント先行。

次のポイントで、アガシの1stサービスがセンターのいいところに入り、甘くなったベッカーのリターンをコートの隅に叩く。防戦一方のベッカーのボールはベースラインをわずかに割ったかのように思えた。ラインジャッジのコールはアウト。

ここでベッカーがチャレンジを要求、リプレイでは、ベッカーのボールがラインを1mmほどかすっていて、INの判定。これでベッカーがブレイクポイントを握る。

15-40からアガシがベッカーのバックのミスを誘い、アガシはブレイクポイントを1本しのぐ。しかし、30-40でアガシがベッカーのリターンに対してバックハンドのストレートをネットにかけて、サービスゲームを落としてしまう。


第2ゲーム
ベ --△△-△-○◎◎  2
ア ○○--△-○---  0

ベッカーが2本ワイドへのいい1stサービスを入れるが、どちらもアガシがラケットをしっかり振り抜く。リターンから体勢を立て直してポジショニングするアガシにプレッシャーがあったのか、ベッカーはフォアのミス(アウト)、バックハンドのミス(ネット)で、アガシがポイントを先行する。

0-30、ベッカーのボールが深くはいり、ベースラインの後方からラリーを強いられるアガシ。バックのクロスのラリーからベッカーがネットダッシュし、フォアのボレーをオープンコートに決める。

15-30、バックハンドのラリーからフォアハンドのクロスでのラリーへ展開。ベッカーがコートの外からダウン・ザ・ラインにウィナーを決める。

30-30、アガシがベッカーの逆をついてバックハンドのクロスへアングルショット。ウィナーになる。

アガシのブレイクチャンス。アガシのリターンボールをベッカーがバックのストレートへドロップショット。アガシは追いかけられない。これでデュースになる。

最初にアドバンテージを握ったのはアガシ。バックのラリーで、ベッカーのセンターへ放ったボールがネットにかかる。

2回目のデュース、ベッカーが1stサービスをワイドへ打つ。アガシはラケットを合わせて振りぬくも、サイドアウトしてしまう。

ベッカーのアドバンテージ、ここもワイドへのサービス。アガシは逆をつかれて獲れず、エースになる。そして、最後はセンターへのサービスエースを決めて、ベッカーがなんとかサービスゲームをキープする。


第3ゲーム
ア ----  0
ベ △○△○  3

サーブを打ったあとのアガシが前のめりになる。かなり背中が痛そうな様子を見せる。1stサービスも2ndサービスも、力が入らず、プレイスメントも悪くなってしまう。

そして、ベッカーが、フォアのクロス、バックのクロス、そしてフォアのクロスと、3本連続リターンエースを奪って、再びブレイクチャンス。

0-40、ベッカーの浮いてきたリターンをアガシがバックのクロスへ打つが、ボールはアウト。アガシはラブゲームで自分のサービスゲームを落としてしまった。


第4ゲーム
ベ -○△-△-◎---  3
ア △--○-○-●△△  1

第3ゲームから第6ゲームあたりまで、アガシは背中の痛みとも戦っていました。
前かがみになって、ときおり、苦痛に顔がゆがみます。

最初のポイント、アガシのフォアのリターンをベッカーがネットにかけて(フォアのクロスへのボール)、アガシのポイントに。しかし、ベッカーがセンターへのサービスウィナーを獲ると、続くポイントで、強打したアガシのフォアのリターンがネットにかかり、ベッカーがポイント先行。

30-15、アガシのリターンをベッカーがトップスピンでクロスに返すと、アガシがすかさずフォアのダウン・ザ・ラインへウィナーを決める。

背中の痛みの影響か、アガシのリターンは腕だけでスウィングしたボールになってしまう。ボールが落ちてくるのを待ち構えていたベッカーは、そのままフォアでストレートへウィナーを奪う。

40-30、センターへの1stサービス、読んでいたアガシはフォアでストレートへリターンエース。

デュースサイドでは徹底してワイドへ回転のかかったサーブを放つベッカー。ここでもワイドへサーブを打ち、それがエースとなり、アドバンテージを握る。しかし、直後のサービスでダブルフォルトをおかして、再びデュースに。

またもワイドへのサービス、しかしアガシはそれをストレートへリターンエース。

アガシのブレイクポイント、アガシのリターンに逆をつこうとフォアのワイドへのボールを打つベッカー。しかし、ボールはネットにかかって、アガシがブレイクに成功する。


第5ゲーム
ア △-△◎△  2
ベ -○---  3

背中の痛みでなかなか1stサービスが入らない。
アガシは2ndサービスのプレイスメントを考え、いかにポイントを獲るかに集中する。
このゲームの最初のポイントは、2ndサービスのウィナー。ベッカーのボディを狙って、まともにリターンをさせなかった。

15-0、ラリーからベッカーがドロップショット。ボールはネットにかかって、アガシのコートにぽとりと落ち、ベッカーのポイントに。観客からブーイングが起こる。

15-15、ベッカーのクロスへ放ったフォアが(不運にも?)またもコードボールとなる。しかし、今度は甘く浮いてきた。アガシはフォアのライジングで角度をつけてコートへ叩く。アガシのウィナー。

30-15、センターへのサービスエースを奪うと、アガシの2ndサービスをベッカーのリターンがネットにかかり、アガシがサービスキープ。


第6ゲーム
ベ ○-○○○  4
ア -○---  2

最初のポイントはベッカーのストレートへのフォア。アガシはチャレンジするが、リプレイはIN。

続くポイントでベッカーが逆クロスへのフォアをネットにかけるものの、15-15からアガシがクロスへのリターンがアウト、30-15からはアガシのリターンをセンターに返し、アガシがフォアをアウトにさせて、ゲームポイントを握る。

最後はベッカーがラリーからバックハンドのダウン・ザ・ラインを決めて、簡単にサービスキープ。


第7ゲーム
ア ○△◎-◎  3
ベ ---△-  4

アガシのワイドへの1stサービスに、ベッカーがフォアのリターンをアウト。続くポイントでベッカーがバックハンドをクロスへ強打するが、これもアウト。そしてアガシがセンターへのサービスエースを決めて40-0とする。

しかし、次のポイントでベッカーがリターンを強打。アガシがクロスへそのボールを返すと、さらに角度のついたボールがベッカーから返ってくる。アガシは声を上げながらなんとかそのボールを相手コートへ戻す。そのボールが甘くなり、ベッカーがオープンコート(ストレート)へウィナーを奪う。

40-15、アガシはこん身の1stサービスをセンターに入れる。サービスエース。
アガシがサービスゲームキープ。


第8ゲーム
ベ △△--△◎  5
ア --△△--  3

フォアハンドのクロスでの打ち合い。ベッカーのボールが深いところに戻ってくる。アガシが返したボールは甘くなり、ベッカーがそのままストレートへウィナーを決める。

15-0、2ndサービスがセンターに入り、アガシのフォアのリターンはアウト。
30-0、今度はワイドへの2ndサービス、アガシのフォアのリターンは、角度がついてリターンエースとなる。

30-15、アガシのバックのスライスを、ベッカーはバックのストレートへ切り返すものの、ボールはネット。

30-30、センターに入った2ndサービス、なんとかアガシはリターンするものの、ボールは浮いてしまい、ベッカーのフォアのストレートへウィナーを奪われる。

最後はベッカーのワイドへのサービスエース。アガシは逆をつかれる形となった。


第9ゲーム
ア △-△○△  4
ベ -△---  5

アガシの甘くはいった2ndサービスにリターンエースを狙うベッカー。しかしボールはアウト。続くポイントでは、ラリーからベッカーがバックでストレートへのドロップショットを放つ。声をあげながらボールを拾おうとするアガシ。しかし、一歩間に合わず、ラケットの先に当たったボールはベースラインを超えてしまう。ここでもまた、観客は大ブーイング(アガシの体のことを思ってのブーイングかもしれないが、かえってそれはアガシに失礼では?)。

15-15とされるも、次のポイントでアガシはバックのクロスでのラリーから、そのままストレートへウィナーを決める。
30-15、甘くなったベッカーのリターン。またもアガシがバックでストレートへウィナーを奪う。
ゲームポイント、2ndサービスをセンターに入れると、ベッカーはリターンをアウトにさせてしまう。

アガシ、サービスゲームキープ。


第10ゲーム
ベ --△△◎-△△  6
ア ○△---○--  4

前後左右に振られて走るアガシの姿、背中が硬直しているように見えるのですが、それでもアガシはボールを追いかけます。

最初のポイント、ベッカーのストレートへ放ったボールがコートボールになって、アガシのコートに入る。アガシはネットまでダッシュ、クロスへのバックハンドでベッカーのネット際に落とす。ベッカーも全力疾走でそのボールを拾うものの、ボールはアウト。観客は大歓声をアガシにおくる。

続くポイントでベッカーはストレートへのフォアをアウトにさせ、アガシがポイント先行させると、ブレイクチャンスをうかがう。

ミスはあるものの、強打し続けるベッカー。
0-30からのフォアのラリーで、センターから逆クロスへ強打。ウィナーとなって1ポイント挽回。
15-30、ベッカーがストレートへのバックハンドを放つと、アガシがフォアでクロスへ切り返したボールがアウトなってしまい、ポイントは30-30のタイになってしまう。

このポイント、少し変な体勢でリターンしたアガシ。ボールをアウトにしてしまったあと、苦痛に顔が歪んでいました。

30-30、ベッカーがセンターへのサービスエース。

30-40、このポイントを落としてしまうと、アガシは2セットダウンになってしまう。
長いラリーが続く。根負けしたのはベッカー。ストレートへ放ったフォアがネットにかかる。

先にアドバンテージを握ったのはベッカー。
アガシのクロスへのフォアに、コートの外に少し追い出される形になったベッカーだったが、そこからダウン・ザ・ラインにフォアで強打。アガシは声をあげながらボールに食らいつくも、ボールはネットにかかってしまう。

攻めるベッカー、逆クロスへフォアを放つ。アガシはボールを追いかけて、なんとか相手コートに返球する。しかし、待ち構えていたベッカーが、オープンコートへフォアのウィナーを決めて、アガシはこのゲームだけでなく、第3セットも落としてしまうことに。

posted by takezoh |00:23 | USオープン2006 | コメント(0) | トラックバック(0)
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