2006年09月09日
ガスケはトップ10に食い込めるか?
改めて、USオープン男子シングルス3回戦、レイトン・ヒューイットvsリシャール・ガスケの試合を。 この試合、どちらかというと、ラリーではガスケが少しでも甘いボールだと感じれば攻めまくり(すぐさまウィナーを狙いにいき)、ヒューイットは持ち味のフットワークの良さでいい守備をみせ、そこからカウンターで切り返す、という印象の強い試合だったと思います。 もちろん、ガスケのボールへの執着心も見事でした。 また、さまざまな球種、球速、コースの打ち分けができるガスケのバックハンド(シングルハンド)が素晴らしかった! ヒューイットもガスケも、ミスは単なるイージーミスではなく、あくまでも攻め、ウィナーを狙いに行ったミスのほうが多く、それを許さない両者のフットワークや読みの良さは見応えがありました。
試合の終盤、ガスケは足をつり、それでもウィナーを奪いにいきます。 ただ、見逃してはいけないのは、ヒューイットも右膝の靱帯を痛めて、万全な体調ではないということ。彼もまた、ファイナルセットで、疲労が見えていました。それでもガスケの前後左右に振ってくるボールに食らいつき、そこからカウンターを奪うというのはさすがでした。 しかし、ガスケは本当にいい選手です。 先月、カナダで行なわれたロジャーズ・カップの決勝で、ロジャー・フェデラーを相手に第1セットを6-2 で獲ったときよりも、さらに良くなっていると感じました(その試合は、どちらかというと、フェデラーのミスが目立った印象があります)。 男子選手のなかでは小さな体のほうですが、もともと、ランキング12位につけたことのあるガスケ。トップ10内に食い込んでくるのも、そう遠いことではないかもしれません。ウィナーを狙うストロークの精度を上げれば、トップランキングの選手にとっては非常に脅威になるでしょう。 フェデラーはまだしばらく安泰でしょうが、ランキング2位以下の選手はうかうかしていられないですね。 それでは、3回戦、ヒューイットvsガスケの試合の詳細をどうぞ(長いです)。
○ サービスキープ ● サービスブレイク ヒューイット=H ガスケ=G 第1セット G ○--●○-○--- 4 H -○●--○-○●○ 6 第1、2ゲームはそれぞれいいサービスを入れて、簡単にサービスキープ。 第3ゲーム、ガスケのサービスで、ガスケはミスを連発、最後はダブルフォルトでゲームを落としてしまいます。 しかし第4ゲーム、今度はヒューイットがフォアのミスを3つも重ね、逆にガスケにサービスをブレイクされます。 第5~8ゲームまでは、それぞれが相手のミスを誘う展開。 第9ゲーム、ガスケがバックボレー、バックハンドのミス、さらにはダブルフォルトでヒューイットに0-40とされます(ダブルフォルトのとき、ガスケはチャレンジを要求しますが、失敗に終わります)。 0-40になっても攻めの姿勢を崩さないガスケに対して、ヒューイットはフォアのフォースドエラー(ネット)、そしてリターンもネットにかけ、30-40と挽回します。しかし、最後はウィナー級のショットを打ち込んでネットアプローチするガスケに対して、ヒューイットがぎりぎりボールに追いつき、バックハンドのパッシングショット! 再びブレイク成功です。 第10ゲーム、少しでも甘いボールになると、どんどん攻めるガスケ。バックハンドの強弱はすばらしく、ヒューイットが翻弄されるシーンもありましたが、そのバックハンドのミスが重なり、ヒューイットが第1セットを6-4でモノにしました。
第2セット G -●○-○-○--- 4 H ●--○-○-○●○ 6 第1ゲーム、いきなりガスケがブレイクされます。フォア、バックとウィナーを狙うも、ことごとくアウトかネット。ポイントが獲れたのは、ヒューイットがリターンをネットにかけた2ポイントだけ。最後のフォアのサイドアウトに、ガスケがチャレンジを要求しますが、ここも失敗。判定は覆らず、ヒューイットにゲームを渡してしまうことになりました。 しかし、第2ゲーム、今度はガスケがヒューイットのサービスゲームをブレイクバック。とにかく、この二人のフットワークは見事。ネットにはなりましたが、最後までボールを追うガスケのクラッチショットも出ました。お互い、フォアのミスを出しながら、最後はガスケの厳しいストロークにヒューイットがフォアをネット、そして、ガスケのバックハンドのダウン・ザ・ラインが決まって、ゲームカウントをタイに戻します。 第3ゲーム、ガスケがサービスエース、バックのダウン・ザ・ライン、そしてスマッシュを決めて、楽にサービスゲームをキープ。 第4ゲーム、ややラリーでガスケに主導権を握られるヒューイット。よく走って体勢を整えようとしますが、ガスケのスマッシュ、そしてフォアのドロップショットが決まり、0-30とガスケにポイントを先行されてしまいます。しかし、苦しいときにサービスエースを決め、ヒューイットはなんとかキープに成功。 第5ゲーム、ネットアプローチするガスケに、ヒューイットはストレートへの見事なフォアのパッシングショットを決め、0-15とポイント先行。しかし、ガスケはバックハンドのドロップショット、そして、ラリーで左右にヒューイットを振り、ヒューイットのフォースドエラーを誘います。 30-15、再びネットアプローチするガスケに、今度はロブでウィナーを奪うヒューイット。30-30としてブレイクのチャンスをうかがいますが、クロスへのバックハンドをネット、そして、ガスケのドロップショットに追いついたものの、ボールがアウトになってしまい、ブレイクすることはできませんでした。 第6ゲーム、ヒューイットはまず、ワイドへのサービスエースを決めます。次のポイントでバックハンドをネットにかけるものの、再びいいサービスを入れて、ガスケのリターンがネット。そして、ガスケのフォアのミスを誘う展開で、キープに成功。 第7ゲーム、バックのハイボレー、フォアのワイドへのウィナー、そしてフォアのストレートへのウィナーと、ガスケのウィナーが炸裂。2つのミスはあったものの、簡単にサービスキープ。 第8ゲーム、ガスケのバックのリターンエースはあったものの、ヒューイットの1stサービスがよく入り、ラリーで主導権を握ります。 ガスケのダブルフォルトではじまった第9ゲーム。 その後、2ポイント連続でフォアをネットにかけ、0-40としてしまいます。 それでも、試合開始から決して守りに入ることなく、攻め続けるガスケ。ラリーで主導権を握り、ヒューイットのフォースドエラーを誘い、スマッシュを決めてデュースに持ち込みます。 しかし、いい守備を見せるヒューイット。ガスケのボレーを広い、ロブを上げてガスケのフォースドエラーを誘うと、最後はフォアのクロスのウィナーを決めます。ヒューイット、ブレイク成功です。 第10ゲームはヒューイットのサービング・フォー・ザ・セット。 最初のポイントで1stサービスが入ったものの、ラリーからガスケにクロスへのバックボレーを決められてしまいます。その後、すべて2ndサービスになりますが、球種、コースと、頭を使ってヒューイットはガスケを攻めます。ガスケはリターンをまともにできず、簡単に40-15とされると、最後はフォアをネットにかけて、第2セットも落としました。
第3セット G ○-○-○-○-○● 6 H -○-○-○-○-- 4 第1ゲーム、サービスエースはあったものの、ガスケはミスを重ねてしまい、デュースになります。ここでゲームをブレイクされると、2セットダウンしているガスケにとって非常に厳しくなります。しかし、ガスケは守りに入りません。ラリーで攻めるガスケは、ヒューイットのエラーを誘い、最後はいいサービスを入れて、ヒューイットのリターンをアウトにさせます。 第2~9ゲームは、お互い、サービスゲームではウィナー、もしくは、ウィナーになるようなボールを相手コートに叩き込み、相手のエラーを誘います。特にガスケのウィナーの精度が上がってきました。 それでも、どこまでも拾ってくるヒューイットに対しては、2本続けてウィナーになるようなボールを打たなければなりませんでした。 第10ゲーム、ガスケのドロップショットがネットにかかったり、ヒューイットのサービスエースなどで、ヒューイットが40-0と簡単にポイントを獲ります。しかし、次のポイントでガスケに攻め込まれたヒューイットのボールがアウトになると、ヒューイットはここでダブルフォルトをおかします。 30-40、ふつうであればウィナーになるようなガスケのストレートへのバックハンド。ここもヒューイットは追いつきます。しかし、ヒューイットのボールはわずかに振り遅れて、サイドラインを割ってしまいます。 1回目のデュース、ヒューイットはサービスエースを決めてアドバンテージを握ります。しかし、ガスケがワイドへフォアのウィナーを決めて再びデュースにすると、厳しいストレートへのボールを放ち、ヒューイットのエラーを誘います。アドバンテージ、ガスケ。最後はクロスへ放ったガスケのボールを、ヒューイットがネットにかけて、サービスブレイクを許します。 そして、これでガスケが1つ、セットを挽回することになりました。
第4セット G ○●○---○●○ 6 H ---○●○--- 3 第4セットに入って、すでにガスケは、ときおり顔を歪めるようになります。そのときはわかりませんでしたが、第5セットでケイレンが起こる予兆がここにあったのかもしれません。 普通ならば、このセットはあっさりヒューイットに持って行かれたかもしれませんが、ガスケは違いました。このあたりに、アガシと激戦を繰り広げたマルコス・バグダティスにも当てはまりますが、トップに上がっていく選手のメンタルの強さを思い知らされたような気がします(もちろん、この大会がグランドスラムであることも、彼らを奮い立たせる要素のひとつではあったでしょうが)。 第1ゲーム、ダブルフォルトはひとつあったものの、それはガスケが2ndサービスからエースを狙いにいったため。ラリーでも攻める姿勢を崩さないガスケは、ヒューイットのリターンをバックハンドでドロップショット、そして、最後のポイントもヒューイットのリターン後の動きを見て、すかさず高い打点のフォアでストレートに叩き込みウィナーを奪います。 第2ゲーム、フォアのボールが、アンラッキーにもコードボールになってアウトになると、続くポイントではフォアのワイドへのボールがネット。ヒューイットはガスケに2ポイント先行されます。ガスケのフォースドエラーで30-30に戻すも、ガスケがフォアのリターンをダウン・ザ・ラインに放って、ガスケがブレイクチャンス。30-40、ヒューイットは甘く入ったガスケのリターンをフォアの逆クロスでウィナーを奪ってデュースに持ち込むと、今度はサービスエースを決めてアドバンテージを握ります。しかし、フォアのミス、ダブルフォルトで逆にガスケにアドバンテージを握られ、最後もフォアのミスをおかして、ガスケにサービスゲームをブレイクされてしまいます。 ちなみに、このゲームでは、ヒューイットのボールが際どいところに飛び、それがアウト(もしくはフォルト)とコールされていました。解説の方は「チャレンジを使いませんねぇ。どうしてでしょう」というようなことをおっしゃっていましたが、ヒューイットはチャレンジ反対派。おそらく、反対である限りは、その権利も放棄する、という強固な意志があったのかと思います。結局、ヒューイットは1度もチャレンジを使うことなく試合を終えています。 第3ゲーム、フォア、バックとミスを重ねるガスケ。デュースに持ち込まれるも、クロスへのフォアのウィナー、そして強い1stサービスが入り、ヒューイットのリターンがネット。なんとかキープに成功します。 第3ゲームが終わり、ベンチを戻ったガスケ。左太ももをぐっぐっと揉む姿がありました。 第4ゲーム、ヒューイットがネットアプローチするガスケに対して、フォアのクロスのパッシングショットを決めます。しかし、次のポイントでヒューイットのストレートへのフォアがアウトになると、ガスケはすかさずサービスエースを決めてきます。 15-30、ヒューイットがネットアプローチで揺さぶりをかけると、ガスケがバックハンドをネットにかける。 30-30、強い1stサービスでヒューイットのリターンがネット。 40-30、攻めるガスケのフォアがネット。 1回目のデュース、ここも攻めるガスケ。しかし、バックのダウン・ザ・ラインはアウト。 ヒューイットのアドバンテージ、ヒューイットのフォアがアウト。 そして、2回目のデュース、ガスケのバックハンドがネットにかかり、最後のポイントでヒューイットのクロスへのフォアがウィナーとなり、ガスケはヒューイットにサービスゲームをブレイクされることになってしまいました。 第6ゲームもデュースまでもつれます。 ガスケのフォアのウィナー、ヒューイットのバックボレーがネットで0-30。次のポイントで、ヒューイットがドロップショットでガスケを揺さぶると、ガスケはそれを拾ってネットアプローチ。しかし、それを見たヒューイットがバックで絶妙なロブを上げてウィナーを奪います。そして、次のポイントでスマッシュを決めて30-30に戻します。 次のポイントの主導権はガスケ。どんどんヒューイットを追い込みます。それに食らいつくヒューイット。しかし、ガスケはさらにその上を行き、バックのハイボレーでウィナーを奪います。 30-40、ヒューイットはウィナー級のフォアの逆クロスを放ちます。追いついたガスケですが、バックハンドはネット。 1回目のデュース、ヒューイットの1stサービスがエースに? TVでもはっきりわからなかったのですが、ガスケがチャレンジしようとすると、ヒューイットはそのまま2ndサービスを打ちました。このあたりにも、ヒューイットのチャレンジに対する嫌悪感が出ているのかもしれません。ともかく、ヒューイットは2ndサービスを打ち、ラリーからフォアのダウン・ザ・ラインにウィナー。チャレンジルールに対するちょっとしたアピールか? と思うのは深読みしすぎですね(笑)。 ヒューイットのアドバンテージ、今度はガスケがワイドへのフォアのウィナーを放ち、2回目のデュースになります。 しかし、最後はガスケがバックのストレートをネットにかけ、ヒューイットがサービスエースを決めて、ゲームカウントを振り出しに戻します。 第7ゲーム、ヒューイットのミスが重なり、ガスケが楽にサービスキープ。 第8ゲーム、ヒューイットのクロスへのバックハンドがウィナーとなるも、バックハンドのスライスやドロップショットがネットにかかり、最後はガスケがボレーを決めて(ヒューイットはそれでも追いつくのですが)、またもガスケがブレイクに成功。 第9ゲーム、フォアのダウン・ザ・ラインへのウィナーでセットポイントを握ったガスケ。最後のポイントで、リターンエースを狙ったヒューイットでしたが、惜しくもネットにかかり、とうとうセットカウントが2-2となります。
第5セット H ○●○-○-○-○ 6 G ---○-○-○- 3 第5セットが始まる前、ガスケはトレーナーを呼び、左太もものマッサージを受けます。かなり痛そうな表情を見せるガスケ。せっかく2セットダウンから挽回したのに、これは厳しくなってきました。 第1ゲーム、ガスケのリターンアウト、バックハンドのミスでヒューイットがポイント先行。ヒューイットがフォアをアウトにさせ、ガスケがバックのクロスのパッシングショットを決めて30-30となるも、ガスケがリターンをネットにかけ、40-30に。最後のポイントでガスケはリターンエースを狙いますが、残念ながらネット。ヒューイットがサービスキープします。 第2ゲーム、最初のポイントでフォアをネットにかけると、ガスケの足の様子がおかしくなります。足をひきずりながら試合を続けるガスケ。ヒューイットにフォアのダウン・ザ・ラインを許しますが、0-30からバックのボレーのウィナーを奪う健闘を見せます。しかし、バック、そしてスマッシュのミスをおかして、ヒューイットにブレイクを許してしまいます。 第3ゲーム、クロスへのフォアのウィナー、ガスケのミスでヒューイットがポイント先行。30-0からヒューイットがフォアのウィナーを奪うと、今度はガスケの右足にもケイレンが起きます(ゲームは、サービスエースでヒューイットが簡単にキープしました)。 ベンチに戻ると、ガスケは再びトレーナーを呼び、右太もものマッサージをしてもらいます。相当、キツそうです。 第4ゲーム、本当にガスケは足をケイレンしているのか? はい、ケイレンしています。 バックのストレートへウィナーを狙いに行くガスケでしたが、アウト、そしてネットとミスになり、ヒューイットにポイント先行を許します。しかし、ここにきて、両足をケイレンしても攻めるガスケ。クロスへのウィナー級のバックハンドを放ち、ヒューイットのエラーを誘い、30-30にスコアを戻します。そして、ヒューイットがフォアをネットにかけると、最後はまだまだ威力のある1stサービスを入れて、ヒューイットのリターンがサイドアウト。ガスケ、キープです。 第5ゲーム、ヒューイットのバックのミス、ガスケのバックのハイボレーがウィナーで0-30とガスケがポイントを先行します。次のポイントがすごかった。ヒューイットがボレーをすると、ガスケがそれを拾いに走る。それをまたヒューイットが拾い、ガスケの後方へボールが落ちる。まだ諦めないガスケ。しかし、残念ながら追いつかず、ヒューイットのポイントになります。 15-30、ガスケのリターンがフレームショットとなりアウト。 30-30、ガスケのボレーがアウト。 40-30、ネットアプローチでヒューイットを揺さぶるガスケ。ヒューイットのバックハンドはネットに。 1回目のデュース、ガスケのリターンがコードボールとなり、ボールは手前に落ちてしまいます。しかし、ヒューイットのアドバンテージで、ガスケは見事なバックハンドのダウン・ザ・ラインを決め、再びデュースに持ち込みます。 2回目のデュース、ガスケのクロスへの強烈なリターンに、ヒューイットがフォアをネットにかける。しかし、ガスケのアドバンテージ、いい2ndサービスが入り、ガスケのリターンはネット。 3回目のデュース、ヒューイットのサービスウィナー。しかし、次のポイントでガスケのいいリターンが返り、ヒューイットのフォアがはじかれます。 4回目のデュース、リターンエースを狙ったガスケのフォアがアウト。そして、最後はガスケのドロップショットをヒューイットが拾い、バックでストレートへウィナーを決めて、ヒューイットが苦しみながらもキープすることになりました。 第6ゲーム、ガスケは本当に足をケイレンしているのでしょうか? はい、しています(←しつこい/笑)。いやぁ、ここまでくると、気持ちですよね。ガスケはフォアのダウン・ザ・ライン2本、バックのダウン・ザ・ライン1本を決め、ラブゲームキープします。 このあたりで、ヒューイットも相当疲労が濃くなっているようでした。右膝への負担もあるでしょう。それでも走って、走ってカウンターを狙うヒューイット。さすがはトップクラスの選手だと思いました。 第7ゲーム、ガスケはまたもフォアのクロス、バックのダウン・ザ・ラインとウィナーを立て続けに決めてきます。しかし、ヒューイットはサーブでガスケを崩して主導権を握り、ワイドへのフォアのウィナーを決めます。15-30、ガスケがバックをネット、30-30、ガスケのリターンがアウトになってゲームポイントを握ると、ヒューイットはサービスエースを決めて、サービスゲームをキープします。 第8ゲーム、ガスケのウィナーが炸裂しました(最初のポイントは、ヒューイット。ガスケのドロップボレーを追いかけて、フォアのクロスへパッシング! さすがです)。 0-15、ラリーからヒューイットの動きを見てすかさずワイドへフォアをたたき込みます。 15-15、サービスウィナー。 30-15、ネットへアプローチするヒューイットの横をフォアでパッシング。 40-15、センターへのサービスエースでサービスキープ。 第9ゲーム、確かにガスケは足をひきずっています。それでも、最後のゲーム、よろよろの足で走り、ウィナーを奪います。 最初のポイントはヒューイット。 リターン後のガスケの動きを見て、フォアのクロスへウィナー。 15-0、ネットアプローチするヒューイットの脇を、ガスケはバックハンドでパッシング。 15-15、ガスケがバックハンドのダウン・ザ・ラインを狙いに行くが、ラケットが振り遅れてしまい(というよりも、足の影響で、ポジションに入るのが遅れたのだと思います)、ボールはサイドアウトに。 30-15、ヒューイットに左右に振られるガスケ、それでもボールを拾い、ネットアプローチに出ます。それを見たヒューイットはロブを上げますが、これが浅くなってしまい、ガスケがスマッシュ! 30-30、ガスケがクロスへバックハンドのミス(ネット)。 40-30、ヒューイットの2ndサービスを、ガスケはジャンプしながら、バックハンドでストレートへリターンエースを奪います。 しかし、これで完全に右の太ももがつってしまいました。 びっこを引きながらレシーブのポジションにつくガスケ。 1回目のデュース、ヒューイットがセンターへサービスエースを決めます。もむ、ガスケは拾いにいけません。 ヒューイットのアドバンテージ、ヒューイットは足をひきずるガスケをラリーで左右に振ります。しかし、拾うガスケ。ネットアプローチするヒューイットを見て、コートの外からフォアでパッシングショットを決めます。 2回目のデュース。ガスケは限界。 リターンをネットすると、最後はヒューイットにワイドへのフォアを決められて、万事休す。
試合後、勝利者インタビューだけでなく、ガスケもインタビューされていたようです(放映はありませんでしたが)。インタビューを受けるためにコートに出たガスケに、観客は大きな拍手と歓声を送っていました。 それにしても、足をケイレンさせてからサービスキープし続けるガスケのメンタルのタフさには舌を巻きました。ヒューイットもやりにくかったでしょう(それに、ヒューイットもちょっとヘロヘロになっていましたし)。 とりあえず、両選手にお疲れ様でしたと言いたいです。 ゆっくりお休みください(笑)。
posted by takezoh |00:53 |
USオープン2006 |
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