2006年08月31日

改めてUSオープン1回戦 男子編 その1

まずはラファエル・ナダルから。

ラファエル・ナダル vs マーク・フィリポーシス 6-4/6-4/6-4

いいんじゃないでしょうか、ナダル。
立ち上がり、1stサービスの入らないフィリポーシス相手に3つのウィナー(そして、フィリポーシスのダブルフォルトで1ブレイクアップ)。その後はフィリポーシスが快調にサービスエースを決めるなど、ブレイクチャンスはそんなに多くはなかったのですが、少ないチャンスをモノにして、ビッグサーバー相手にストレート勝ち。

相変わらず確実なところでネットアプローチ……というか、ナダルの場合は、ここと決めたら、ベースラインからかなり下がったところからでもネットへアプローチするのが面白い。そしてしっかり決める、と。ミスも非常に少なく(合計10)、無駄のない試合だったように思います。1stサービスの確率がいつもより少し悪いのが気になるぐらいでしょうか。

フィリポーシスも悪くはなかったと思います。
1回戦にも関わらず、ナダルはかなり気合の入ったガッツポーズを見せていましたから、手ごわい相手だとは感じでいたのでしょう。ただ、やはりフィリポーシスは、ナダルの打つボールをコントロールし切れなかったところがあった感じが否めません。

ちなみに、スタッツだけを見るとフィリポーシスのほうが12本もウィナーが多いのですが、その半分ぐらいはサービスウィナーなので(「フィリポーシスのほうがウィナーは多いんですけどねぇ、ミスが……」って、解説者の方、それはほとんどサービスウィナーですから!)。

それにしても、両者のボールを打つ音の違いがはっきりしていて、それもまた面白かったです。フィリポーシスのフラット系のパコーンという音、ナダルのこすった感じの音。このあたりに、なんか時代の違いを感じました。

次にアンディ・ロディック。

アンディ・ロディック vs フローレン・セラ 6-2/6-1/6-3

こちらも、いい感じじゃないでしょうか。
第1セット2-2ぐらいまでは、セラのほうがストローク戦では押していた感じもあったのですが、いやぁ、ロディックはこないだのW&SFGオープンのときよりも調子が上がっているという印象を受けました。

まず、ラケットのスウィングスピードが格段に上がっています。かなり体にもキレがあるんでしょうねぇ。ここ最近、こんなにキレのあるスウィングは見てなかったような気がします。また、ここ最近は、その前に自分がミスをしてしまうシーンが多かったように思いますが、自分に主導権がくるまでドライブショットやバックのスライスで根気よくラリーを続け、相手のミスを誘うというのも、復活を感じさせるものでした。

一方、セラは自滅しましたね。
おそらく本人も、ストローク戦では自分のほうが押していたのに……という気持ちがあったんでしょう。その気持ちがぬぐえないまま、結局、どんどんサービスをブレイクされるに至った、という感じがしました。ロディックの1stサービスもしっかり対応してリターンしていただけに、もったいなかったです。

ロディックの2回戦の相手はデンマークのクリスチャン・プレス。
すでに2回戦はこの1試合だけ、昨晩(日本では今朝)行なわれていますが、これはまた次の機会に。

ナダルの相手はペルーの25歳、ルイス・オルナ。この選手についてはよく知らないのですが、今年の2月、メキシコで行なわれたインターナショナル・シリーズの大会(クレーコート)で、キャリア初のタイトルを手にしています。全仏オープンではフェルナンド・ゴンザレスと1回戦で当たってしまい、そのまま敗退してしまっていますが、おそらく南米出身ということもあるので、クレーコートを得意にしているのでしょう。ナダルとの対戦では長いラリーが予想されます。

ちなみに、オルナはそのメキシコの大会で、アグスティン・カジェリ、ガストン・ガウディオ、フアン・イグナシオ・チェラを破って優勝しております。

ま、ナダルの強敵ではなさそうですね。

posted by takezoh |19:22 | USオープン2006 | コメント(0) | トラックバック(0)
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