2006年06月25日
アガシ、最後のウィンブルドン
どうも、タケゾウです。 昨日、アンドレ・アガシが引退を表明した。 とうとう来てしまったか。それが率直な感想である。 ピート・サンプラス、ジム・クーリエ、マイケル・チャン、ミヒャエル・シュティヒ、ゴラン・イワニセビッチ、パトリック・ラフター、エフゲニー・カフェルニコフetc... アガシと同世代のプレイヤーたちは、ほとんどがすでにコートを去ってしまった。彼らの時代のある意味、象徴的な存在であるアガシの引退表明は、近い将来現実のものになるとはわかっていても、やはり一抹の寂しさがぬぐい切れない。 全仏オープンに強かったグスタボ・クエルテンやカルロス・モヤ等をはじめ、彼らの対決にはいつもわくわくさせられた。それ以前なら、ステファン・エドベリ、イワン・レンドル、ボリス・ベッカー、マッツ・ビランデル、更にさかのぼると、ビヨン・ボルグ、ジョン・マッケンロー、ジミー・コナーズ。彼らは互いにしのぎを削り、数々の名勝負を生み出してきた。
アガシと同世代であるせいか、それに比べて、現在の男子テニス界には少し物足りなさを感じてしまう。それは決して、かつてのプレイヤーと現在のプレイヤーのレベルの差を指しているわけではない。時代が進むとともに、技術の向上だけでなく、ラケットやボールなど道具そのものも変化しているため、プレイスタイルに大きな差がなくなってきたということも影響している。 また、4大大会の優勝者のみならず、決勝カードまでもが毎大会入れ替わる時期があったということ、そして、それに終止符を打ったフェデラーがひとり勝ちしている状態が続いていることも一因かもしれない。唯一、そんなフェデラーを止めているのは、クレーコートを得意としているラファエル・ナダルぐらいだろうか。先日の全仏オープンでも、フェデラーはまたもグランドスラム目前でナダルに1-3で負けを喫している。 兎にも角にも、アガシが最後のウィンブルドンを迎える。 アガシの絶対的なファンではないものの、天と地を味わい、1999年の全仏オープンで見事な復活優勝を果たしただけでなく、30歳を超えてもなお若手に負けないスタミナ、フットワーク、そして技術を維持し続けてきた姿には畏怖の念を抱かずにはいられないし、歴代のプレイヤーのなかでも名実ともに優れたプレイヤーのひとりであることには反対する余地もない。 サンプラスが引退直前に全米オープンで優勝したように、全米オープンでアガシが優勝し、引退の花道を飾ることを期待してしまうが、まずはウィンブルドンである。 今シーズンは、全豪、全仏の欠場はおろか、インターナショナル・シリーズ3大会、ATPマスターズ・シリーズ1大会にしか出場しておらず、さらにウィンブルドンの前哨戦となるロンドンでは1回戦でティム・ヘンマンにストレート負けを喫しており、そのコンディションが心配されるが、最後のウィンブルドンだけにモチベーションは相当なはずだ。 大会側はとにかく、アガシの試合はすべてセンターコートもしくは第1コートで行なう配慮をお願いしたい(と、サンプラスが最後のウィンブルドンをそのどちらでもないコートで去って行ったことを、いまだ根に持つ私)。 次回、アガシを中心に、今年のウィンブルドンの勝ち上がりを予想していきたい。
posted by takezoh |17:54 |
ウィンブルドン2006 |
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