2008年06月29日

〈WB2008〉男子シングルスBH2回戦

ヤンコ・ティプサレビッチ(SRB)×アンディ・ロディック(USA)[6] 6(5)-7/7-5/6-4/7-6(4)
ドミトリー・ツルスノフ(RUS)[25]×クリス・イートン(GBR)[Q] 7-6(2)/6-2/6-4
ギジェルモ・ガルシア・ロペス(ESP)×ニコラス・アルマグロ(ESP)[19] 6-3/3-6/5-7/6-1/6-2
ライナー・シュトラー(GER)×ジェイムズ・ブレイク(USA)[9] 6-3/6(8)-7/4-6/6-4/6-4

ティプサレビッチ×ロディックの試合はWB公式ライストで少しだけ見ました(第2セット途中くらいまで)。第1セットはティプサレビッチのショットの精度が低く、何度かロディックにブレイクチャンスはあったのですが、ティプサレビッチ以上にストロークが悪いロディック。チャンスをモノにできずタイブレイクに。ここは何とかモノにしましたが、これではロディック、2回戦敗退もあるなと思ってしまいました。

その後は寝てしまったのでどういう試合になったかはわかりませんが、予想していた通りにロディックが負けてしまいました。1回戦とこの2回戦途中までを見て気になったのは、ロディックのストローク力が後退してしまっていることでしょうか。本人は2006年(不調時)とは違うと記者会見で言っているようですが、表面的にはそれに非常に近い。ショットひとつひとつのプレイスメントも、どういう展開でポイントを取りたいのかがいまひとつわかりかねるものでしたし。ティプサレビッチが1回戦よりもストロークにキレがなかっただけに(試合後半はどうだったかわかりませんが)、もったいない敗退だったと思います。

クレー・シーズン途中で背中や肩を痛め、練習や実戦が不足していたため、こうなってしまったのはある程度仕方ないのかもしれませんが、決勝に出られるドローだっただけに、ここでの敗退は痛い。この先、GSタイトルを狙うのであれば、やはりフォアの改善は必須でしょうし、また、ちゃんとしたコーチを雇う必要があるんではないかと思ってしまいました。これから北米ハードコート・シーズンなので巻き返しは可能でしょうが、うかうかしていると今年はツアー最終戦、危ないかもです。がんばれよー!

ポール・アンリ・マチュー(FRA)[14]×ジェレミー・シャルディ(FRA)[W] 6-3/7-5/7-6(1)
マリン・チリッチ(CRO)×ヤルコ・ニエミネン(FIN)[24] 6-4/3-6/6-3/6(6)-7/7-5
ユルゲン・メルツァー(AUT)×ジェシー・レヴァイン(USA)[Q] 4-6/6-2/3-6/6-4/6-1
アルノー・クレモン(FRA)×ベンジャミン・ベッカー(GER) 7-6(7)/7-6(3)/6-3

第4シードのダビデンコも第6シードのロディックもいなくなってしまった今年のWB。このダビデンコ&ロディック山は混戦になっています。2回戦ですでに激しい戦いがあちこちで行われているボトムハーフの上半分。ここから抜け出してQFに進出するのはノーシード選手2人、ということも十分に考えられます。

リシャール・ガスケ(FRA)[8]×セバスチャン・グロージャン(FRA) 6-2/6-2 Ret.
ジル・シモン(FRA)[28]×アグスティン・カジェリ(ARG) 5-7/6-2/6-3/6-4
トミー・ハース(GER)×トミー・ロブレド(ESP)[23] 6-4/6-4/6-3
アンディ・マレー(GBR)[12]×グザビエ・マリス(BEL)[W] 6-4/6-2/6-2

WOWOWではマレー×マリスが行われていましたが、これは見ることができていません。WB公式ライストではハース×ロブレドなどが放映されていましたので、少しチェックはしました。序盤はロブレドも善戦していたようですが、徐々にハースの流れになってきていましたから、このままハースが行きそうだなぁ、と思い、眠りにつきました(笑)。ガスケはグロージャンのリタイアということもありましたが、好調を維持しています。ガスケがボトムハーフの上半分だったら面白かったなぁ、などと今更ながらに思ってしまいました。

ラデク・ステパネク(CZE)[16]×ヴィクトル・トロイツキ(SRB) 6(1)-7/6(3)-7/6-3/6-1/6-2
ミカイル・ユーズニー(RUS)[17]×ステファノ・ガルヴァーニ(ITA)[Q] 4-6/6-4/6-3/3-6/6-3
ニコラス・キーファー(GER)[27]×マルティン・バサジョ・アルゲージョ(ARG) 6-0/6-3/6-1
ラファエル・ナダル(ESP)[2]×アーネスト・ガルビス(LAT) 5-7/6-2/7-6(2)/6-3

ステパネクの試合は途中ところどことWB公式ライストで見ていました。試合中盤まではトロイツキが押していたんですよね。それでもタイブレイクに持ち込んでいるところがさすがステパネクという感じですが。しかし、雰囲気ではトロイツキがそのまま行ってしまうと思っていただけに、あとでリザルトをチェックして、2セットダウンから逆転していたのにはびっくりしました。

そして、ナダル×ガルビス。これはしっかり見ました(WOWOWで)。

この試合を見ながら、昨年のAMSインディアンウェルズのナダル×ジョコビッチ(ナダルが勝った試合)とその次の大会AMSマイアミのQF(ジョコビッチが勝った試合)を思い出していました。IWではジョコビッチがナダル攻略法の糸口を掴みながらも、ウィナーを狙うorその布石になるショットでミスを連発。ナダルが一気に乗ってストレート勝ち、優勝することになったのですが、その次のマイアミではジョコビッチがそのショットの精度を上げて、ナダルを寄せ付けずにSF進出(そしてジョコは優勝した)。ガルビスは昨年のジョコビッチような勢いを感じます。

この試合の第1セットはマイアミでのジョコビッチ戦のようでした。ナダルはサーブが非常に良くなっていますし、簡単にはブレイクチャンスを許さなかったのですが、ガルビスのサービスゲームでは1度もブレイクチャンスがなく、ストローク戦でもガルビスが押していました(ウィナーも多かった)。そして、最後の最後でガルビスがナダルをブレイクして、第1セットを奪取。これは面白いことになりそうだ、と思ったのですが、ガルビスの勢いは持続しませんでした。

第2セットは息切れしたガルビスのショットの精度が下がり、完全に流れはナダルに行きました。第3セットも同じようになるかと思ったのですが、フィジカルも落ちているはずのガルビスが粘りを見せタイブレイクに。しかし、タイブレイクはナダルの独断場。そのままの流れで第4セットはガルビスに一度もブレイクチャンスを許さず(しかもミスもゼロ)、圧勝という感じで試合は終わりました。

ナダルはさすがというところでしょうが、ガルビスもやはり潜在能力の高さはいかんなく発揮してくれたと思います。これがもしハードコートだったら、ナダルももっと追い込まれるシーンが増えていたかもしれません。北米ハードコート・シーズンで再びこの二人の対決があれば、ナダル・ファンは寿命が縮むかも?? ガルビスはジョコビッチと同じドイツのピリッチ・テニス・アカデミー出身で仲良しですが、WBを制するのはジョコビッチよりもガルビスのほうが可能性は高いような気がします。ますますガルビスの今後が楽しみです。

さて、ナダルはこれで最初の関門を突破しました。もうひとつの関門はマレー×ガスケの勝者でしょうか。マレーが勝ち上がった場合はナダルが圧勝しそうな気がするのですが、ガスケが勝ち上がってくると少し厄介になるかもしれません。って、その前にユーズニーか。

posted by takezoh |15:00 | ウィンブルドン2008 | コメント(4) | トラックバック(0)
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〈WB2008〉男子シングルスBH2回戦

 うわ~……ロディック、唯一危険といってたティプサレビッチに負けちまったい! ブレイクの敗退は、彼も芝が得意ではないみたいなので以外ではないのですが、もうボトムハーフの上の山は誰が勝ちあがってくるのやら……。
 ナダル対ガルビスは、まぁ大体予想してたとおりの試合展開だったかな。序盤はロケットスタートしたガルビスが優位に進めるものの、徐々にナダルが逆転していくという。ガルビスはまだプレイに粗さがあって、さすがにそれではナダルには勝てないんだけど、逆に言えばまだまだ伸びシロがあるわけで、先が楽しみな選手ですね。

posted by バラージ | 2008-06-29 18:28

〈WB2008〉男子シングルスBH2回戦

ロディックはいいところなく負けてしまいました。ブレイクチャンスは何度もあったのに一つもものに出来ず、相手のブレイクポイントにはミスを犯して簡単にブレークさせてしまう。
第4セットの最後の数ゲームは気合が入って、いいフォアもあったんですが時すでに遅し、「最初から気合入れてやれよ!」と思いました。
ティピサレビッチがすごく良かったわけでもなかっただけに、ほんとにもったいない敗退(情けない敗退)でした。

posted by 美咲 | 2008-06-29 21:38

>バラージさんへ

ロディックはせっかくクレーシーズン途中までいい感じできていたのに、WBで昨年よりも悪い成績で終わってしまうとはなんとも残念です。北米ハードコート・シーズンに向けていい調整をしてもらいたいものです。

ナダル×ガルビスですが、やはりナダルという中にも、ガルビスはやはりこれからを期待させる選手であることをしっかりとイギリスでも証明しましたよね。昨年までは本人も言っていましたが、バカ打ちしまくっていたのに、この成熟度。後半戦、そして来年、さらに化けてくれるんでしょうか。

posted by takezoh | 2008-06-30 00:11

>美咲さんへ

もったいなかったですねぇ、ロディック。ティプサレビッチは見たところ、明らかに1回戦よりも調子が落ちていたのに(しかもブレイクチャンスもあったのに)。最後のほうで気持ちが入ってきたということは、やはりまだフィジカル面も万全ではないということか? 今更ながら、五輪をスキップして良かったのかもしれませんね。またドバイで見せてくれたようなロディックが戻ってくることを期待しております。

posted by takezoh | 2008-06-30 00:39

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