2008年06月29日

〈WB2008〉女子シングルス2回戦

ここのこと、仕事で朝から晩まで鎌倉に行っており、更新できずにおりました。というか、試合もあまりまともに見ることができておりません。大会5日目は家に戻ったのが夜の10時過ぎだったのですが、家に戻ってTVをつけると大会4日目に行われた杉山さんの3回戦(対ペンネッタ)が放映されている! どうやら大会5日目にして雨が降ったとのこと。私にとっての恵みの雨(笑)。が、フェデラーの試合を見ながら、疲れていつの間にか寝てしまっていました。あー、今年ほどミドル・サンデーがありがたい年はない(笑)。

さて、あまり試合チェックが出来ない間に、男女とも続々とシードダウンがありました。とりあえず女子は2回戦から振り返ります。

アナ・イワノビッチ(SRB)[1]×ナタリー・ドシー(FRA) 6(2)-7/7-6(3)/10-8
鄭潔(チャン・ジィ)(CHN)[W]×エレナ・バルタチャ(GBR)[W] 6-2/7-5
アナベル・メディナ・ガリゲス(ESP)×フランチェスカ・スキアヴォーネ(ITA)[20] 3-6/7-5/7-9
アグネス・サバイ(HUN)[15]×モニカ・ニクレスク(ROU) 5-7/7-5/6-2

イワノビッチ×ドシーの試合はNHK総合で録画放映されていたと思います。すでに試合結果を知っていたこともあり、試合は序盤、ところどころ(WOWOWとチャンネルを替えながら)見ただけです。ドシーは立ち上がり硬かったものの、徐々に本来の調子を取り戻していったようです。イワノビッチについては…3回戦の鄭潔戦で話すことにします。

サバイは2回戦も3回戦もところどころ見ていたのですが、ネットプレーを多用しているようです。1回戦から苦しい戦いが続いていますが、隙があればネットに出てポイントを重ねるというのが印象に残りました。

ケイシー・デラクア(AUS)×ポーリーン・パルモンティエ(FRA) 1-6/6-2/6-3
ニコール・バイディソバ(CZE)[18]×サマンサ・ストサー(AUS)[W] 6-2/0-6/6-4
エフゲニア・ロディーナ(RUS)×エレナ・ベスニナ(RUS) 6-1/7-6(0)
アンナ・チャクヴェタゼ(RUS)[8]×エディナ・ガロヴィッツ(ROU) 6-4/6-2

あまり期待していなかったバイディソバとチャクヴェタゼが勝ち上がっています。ようやく調子が上がってきたということでしょうか(チャクヴェタゼは悪くない大会もありましたが、昨年に比べたらやや寂しい成績なので)。

スベトラーナ・クズネツォワ(RUS)[4]×カテリナ・ボンダレンコ(UKR) 6-2/6-3
バルボラ・ザラボバ・ストリコバ(CZE)[Q]×アリョーナ・ボンダレンコ(UKR)[28] 6-3/3-0 Ret.
アナスタシア・パブリチェンコワ(RUS)[Q]×李娜(リ・ナー)(CHN) 6-2/6-4
アグニエシカ・ラドワンスカ(POL)[14]×マルタ・ドマチョウスカ(POL) 6-1/6-3

クズネツォワ×K・ボンダレンコの試合は見ました。クズネツォワはサーブの調子がいまひとつだったのですが(全仏の途中までは絶好調だったのに…サーブをいろいろ改良しているようですが、しっくりくるまで時間がかかりそうでしょうか)、それよりもK・ボンダレンコが悪かったです。1回戦で藤原さんと対戦したときはおそらくもっとショットが正確だったんでしょうが、クズネツォワとの試合では、精度が低く(もちろん、クズネツォワのボールが重く、コントロールし切れない部分もあったとは思いますが)、まだ全開モードではないクズネツォワを楽に勝たせてしまった印象です。姉のA・ボンダレンコも同じく2回戦で敗退し、姉妹対決はなくなってしまいました。

ラドワンスカは当たり前のように勝ち進んでいますね。

マリオン・バルトリ(FRA)[11]×タチアナ・ペレビニス(UKR) 6-2/7-5
ベタニー・マテク(USA)×ベラ・ドゥシェビナ(RUS) 7-6(6)/7-5
アメリ・モレスモ(FRA)[29]×ビルヒニア・ルアノ・パスカル(ESP) 4-6/6-1/6-1
セリーナ・ウィリアムズ(USA)[6]×ウルシュラ・ラドワンスカ(POL)[W] 6-4/6-4

エレナ・ディメンティエワ(RUS)[5]×ティミア・バシンスキー(SUI) 4-6/6-3/6-3
ヒセラ・ドゥルコ(ARG)×リンゼイ・ダベンポート(USA)[25] W.O.
シャハール・ピアー(ISR)[24]×エミリー・ロワ(FRA) 6-3/6-4
ディナラ・サフィナ(RUS)[9]×シー・スーウェイ(TPE) 6-3/6-2

大会2日目に日没順延になっていたディメンティエワの1回戦。ディメンティエワの6-3/3-3から再スタートしたわけですが、ストレートで片付けられると思いきや、第2セットはタイブレイクにもつれて予選から勝ち上がってきていたマリア・エレナ・カメリンに取られ、結局、6-3/6(7)-7/6-3というスコアでディメンティエワが辛勝。毎日試合があった影響か、それとも相手は伸び盛りの若手だったからか、2回戦も接戦になったようです。しかし、今季調子の良いディメンティエワが第5シードの意地を見せ、3回戦に進出しました。

ちなみに、「オッ!ボワッ!」ですが、1回戦、2回戦とちょっとだけWB公式ライブストリーミングを見た印象としては、今大会はまだ「ホワッ!」までしか出してないみたいです(笑)。

なお、ダベンポートは膝の具合が悪く、ドゥルコとの試合前に棄権を発表しました。残念。

ビクトリア・アザレンカ(BLR)[16]×ソラナ・シルステア(ROU) 6-1/6-3
ナディア・ペトロワ(RUS)[21]×マーラ・サンタンジェロ(ITA) 6-4/7-5
彭帥(ポン・シュアイ)(CHN)×シビル・バマー(AUT)[26] 7-6(7)/4-6/6-3
アラ・クドリャフツェワ(RUS)×マリア・シャラポワ(RUS)[3] 6-2/6-4

クドリャフツェワ×シャラポワの試合は見ました。まず、シャラポワはサーブがボロボロでした。昨年の不調を思わせる悪さ。加えて、ストロークも悪い。ストロークまで調子が悪かったのにはいろんな理由があると思います。ひとつは、前哨戦で調整せずにぶっつけ本番でWBに入ったことが挙げられるでしょうし(これは3回戦で敗退したイワノビッチにも言えることでしょうか)、もうひとつには、サーブが入らないため、ラリーでのリズムが作れないということ。そして、そこに加えて相手(のストローク)がシャラポワのあまり好きではないタイプだったことでしょうか。

クドリャフツェワのプレーは初めて見たのですが、どうやら相手のストロークの威力を利用するタイプのようで、ハードヒットを多用する選手ではありません。ボールも深く、甘くなったボールをすかさず叩いてウィナーを取る。そして、シャラポワがチェンジ・オブ・コースで揺さぶろうとしてもよく拾います。試合を見ながら、昨年のUSオープンでアップセットを食らったときの相手、アグニエシカ・ラドワンスカを彷彿させました(A・ラドワンスカはダウン・ザ・ラインへの決めショット、クドリャフツェワはどちらかというとクロスが多いように思いますが)。

USオープンのときはハードコートでイレギュラーバウンドも少なかったからでしょうか、追い込まれると底力を発揮するシャラポワとラドワンスカの試合はフルセットにもつれましたが、今回は芝。ベースラインは芝がすっかり削られ、土がむき出しになっているコートは予想を超えるバウンドをします。ハードヒットしてこないクドリャフツェワのボールということも重なって、シャラポワのショットは最後まで狂ったままだったように思います。

ちなみに、クドリャフツェワがA・ラドワンスカと似ているところがもうひとつありました。A・ラドワンスカよりは試合中でも表情が和やかになったりはするのですが、二人とも10代とは思えないほど、終始冷静な表情でプレーをしていたところです。マッチ・ポイントでも臆することなく、クロスへ角度をつけてフォアを叩き込みましたからねぇ。試合に勝った瞬間の喜びようはA・ラドワンスカとは違い、子供のように飛び上っていましたけれども。

今回、シャラポワの優勝は難しいなとは思ってはいたものの、やはり優勝候補のひとりでしたし、まさかここまで悪くなるとは思っていませんでした。しかもこのスコア。昨年のツアー最終戦や今年の全豪で見せたシャラポワのプレーはまったく見られず、常に迷いながら、悩みながらプレーし続けていたように思います。逆に、クドリャフツェワはどのショットにも迷いが見えませんでしたから、ストレートで決着がついたのも当然かもしれませんが。肩のことを考えても、シャラポワは本格的にサーブのフォームを改良したほうがいいのかもしれません。

ヴィーナス・ウィリアムズ(USA)[7]×アン・ケタボング(GBR) 7-5/6-4
マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス(ESP)[Q]×サニア・ミルザ(IND)[32] 6-0/4-6/9-7
杉山愛(JPN)×フラヴィア・ペンネッタ(ITA)[22] 7-6(5)/2-6/6-2
アリサ・クレイバノワ(RUS)×ダニエラ・ハンチュコバ(SVK)[10] 6-3/4-6/6-1

杉山さんとペンネッタの試合、最後のほうしか見られていません。3回戦はハンチュコバとの対決かと思っていたのですが、ここでハンチュコバが負けてしまって実現しませんでした。ハンチュコバはやはり実戦不足だったということでしょうか。

タマリーン・タナスガーン(THA)×ベラ・ズボナレワ(RUS)[13] 7-6(10)/4-6/6-3
マリナ・エラコヴィッチ(NZL)×ジュリア・ジョルジュ(GER) 6-2/7-6(5)
カロリン・ウォズニアキ(DEN)[31]×アレクサンドラ・ウォズニアック(CAN) 6-1/6-1
エレナ・ヤンコビッチ(SRB)[2]×カルラ・スアレス・ナバロ(ESP)[W] 6-1/6-3

タナスガーン、すごい! ズボナレワは今季調子が良かったのですが、前哨戦でも優勝(しかも予選から勝ち上がっての優勝)しただけあるというか。もともと粘り強い選手ですし、ズボナレワもラリーで根負けというようなシーンもけっこうあったように思います(WB公式ライスト)。

エラコヴィッチはリードしていても追いつかれてタイブレイクにもつれていましたから、今後の課題なのかな? それでも、劣勢になってもしっかりとネットを取ってポイントを奪えるし、ラリーでは極端に言えば同じボールがほとんどないというのはお見事。やはり、これからが楽しみな選手であることには違いありません。

posted by takezoh |14:02 | ウィンブルドン2008 | コメント(4) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/takezoh/tb_ping/1045
この記事に対するコメント一覧
〈WB2008〉女子シングルス2回戦

 イバノビッチ対ドシー戦は、最初っからイバノビッチがダメダメでしたね。なぜかわからないけど、初っ端からず~っと不安げな自信なさげな表情で、試合結果を知った上で見ていても、うわ~こりゃだめだと。はっきり言って勝てたのは運がよかった。ドシーのマッチポイントでイバノビッチのコードボールがネットを越えなかったら……、ネットスマッシュを決めたドシーの帽子が風で飛ばなかったら……、イバノビッチは2度も命拾いをしたと言って良いでしょう。ドシー、惜しかった~。
 ダベンポートはそろそろ失速してきたかな。もともと怪我は引退前からありましたし、復帰後半年以上経ってその問題が再発してきたということなんではないでしょうか。
 シャラポワは、1回戦でもあまり迫力がなかったので、まだエンジンがかかってないのかなと思っていたのですが、2回戦敗退というのはさすがに予想外でした。なんか女子は勝ちあがってる選手も含めてみんな調子が上がらない感じですねぇ。

posted by バラージ | 2008-06-29 18:06

〈WB2008〉女子シングルス2回戦

タケゾウさんこんばんは。ご多忙な折更新お疲れ様です。せめてこのミドルサンデーで選手と共に一息つけるといいんですけど・・そうもいきませんか?

女子はあれよあれよという間にシードダウンの嵐で。勝ち残ってる中で「絶好調!」という選手がどれだけいるんでしょうね?シャラポワのお気に入りの衣装は2回しか着られずにお蔵入りか・・勝ったクドリャフツェワは会見で「あのウェアが嫌い。だから勝ちたかった」と言ってましたがスゴイですねぇぇ~同じ国同志なのに、日本人なら絶対言えない、言えやしないよ(笑)そのあと「彼女自身はいい人だと思う」とフォローしてましたがフォローになってないって。シャラポワはきっと「見てなさいよ、次に対戦した時は絶対けっちょんけちょんに(ロシア語ではどういうのか?)してやる!」と心に誓ったのでは・・

こうなるとやっぱり最後はウィリアムズ姉妹?でも姉妹の決勝対決は見飽きた感があるので(そんな事言ったらフェデラーナダルはどうなんだ・笑)やっぱりここはひとつフレッシュなメンバーにがんばってもらいたいです。まだディメンティエワも見てないのでオッボワッを聞かないうちに負けませんように!

posted by りら | 2008-06-29 21:12

>バラージさんへ

ドシー戦のイワノビッチも似たような感じだったんですね(まだちゃんと見ていません。3時間ほどもある試合…いつ見られるのやら)。コードボールで命拾いしたのはダイジェストでもやっていましたが、ドシーの帽子が飛んで、もう1回命拾いしていたんですか。まぁ、世界1位にはなりましたが、まだまだ女子は絶対的な女王は決まらなそうですね。

ダベンポートは肩やら膝やら復帰前も問題を抱えていて、出場大会数もほとんどなかったですし、しかたないでしょうか。まぁ、でも、復帰してティアIVやティアIIIとはいえ、あれだけやれるのですから、マイペースで頑張ってもらいたいです。

シャラポワは肩がどれだけ癒えているのかよくわからないのですが、いずれにしてもボロボロでした。昨年の不調時のシャラポワになっていました。とはいえ、肩に痛みが残っているというような話ではなさそうなので、芝対応ができないまま本番を迎えてしまったというだけかもしれません。ハードコート・シーズンに入れば、もうちょっと調子も上がってくるような気はするのですが。。。

posted by takezoh | 2008-06-29 23:48

>りらさんへ

こんばんは。お気づかいどうもありがとうございます。ミドルサンデーはダラダラさせていただきました(笑)。

女子はもう誰が優勝するかまったくわからなくなってきましたね。セリーナかなぁ、と最初は思っていましたが、ヴィーナスが連覇もあるかもとも思い始めています(ただ、姉妹対決になると、やさしいお姉さんが力を発揮しきれず、セリーナ優勝というのは十分にあると思いますが)。

クドリャフツェワのインタビュー、読みました。こえぇー、クドリャフツェワ(笑)。シャラポワはあまり他の女子選手とは話さないからよく知らない。でもフェド杯ファイナルで同じチームだったから、それ以降はハローと言ってくれるようになった、とか、なんか、シャラポワのこと好きじゃないのかな(汗)。でも、シャラポワ戦は自信はないとしながらも、勝てるとは信じていたみたいで、インタビュー動画を見た限りは堂々としていましたし、いやはや、また強心臓の若手が出てきたぞと思いました。あー、怖い、怖い(笑)。

いずれにしても、女子はみんな公平にチャンスがあるって感じですよね。タナスガーンが優勝しちゃったりなんかして(笑)。

posted by takezoh | 2008-06-30 00:32

コメントする