2006年06月23日
プロ野球改造計画Vol.2
どうも、タケゾウです。 Yahoo! SportsのFIFAワールドカップ特集ページに「ビデオ・レフェリーって必要だと思う?」というコラムが掲載されている。 どんなプロスポーツでも、審判の誤審問題は同じようだ。 プロ野球なら、最近では読売ジャイアンツの小関選手の一件だろう。 この一件に関しては、ジャイアンツは「誤審である」と主張しているだけで、スポーツニュースを見ている限りでは「ベースを踏んでいなかった」という意見が多数だったように感じる。 ただ、真相はわからない。VTRも小関選手の足がベースを踏んでいるかどうか明確に判断できるほどのものではないからだ。 とはいえ、毎年、試合の勝敗を左右するような審判のジャッジは後を絶たない。 それでも、すべての審判が自分のジャッジに自信を持って首を縦に振らなければ、ここまで議論が大きくなることはないのだろうが、時にベンチからの抗議によってジャッジを覆すこともあるから始末に悪い。
プロ野球とビデオ判定の導入。 スポーツナビブログ「ナイターとビールとちゃぶ台 昭和男の独り言」でも、この問題について触れているが、私もビデオ判定の導入については概ね賛成である。 サッカーでは確かに難しいかもしれない。攻撃と守備機会が明確に分かれておらず、タイムアウトがあるわけでもなく、45+45分間ピッチを駆け回るスポーツである。 しかし、野球の場合はサッカー的観点での、試合の流れを止めてしまう、というのは当てはまらない。攻撃と守備機会が明確に分かれている野球の場合、そもそもミスジャッジそのもの、そしてそのジャッジへの講義時間こそが試合の流れを止めているからだ。 それを考えれば、ビデオ判定に頼ったほうが、まだ試合の流れは止まらないように思う。しかも、近年ずっと言われ続けている試合時間の短縮にも繋がるだろう。 NFLには「チャレンジ」というルールが存在する。 審判のジャッジが勝敗を左右すると考えられる場合に、コーチ(プロ野球でいう監督)が「チャレンジ」をコールし、ビデオでリプレイを確認するというルールである(1試合につき2回まで)。もし審判のジャッジが正しければ、「チャレンジ」をコールしたチームはタイムアウトを1つ没収される(2回コールして、2回とも成功すれば3回目のコールが可能になる)。もちろん、タイムアウトを使い果たしている場合は適用できない。 アメフトやバスケットボールのように一発逆転が可能なスポーツではタイムアウトは重要な戦術のひとつである。「チャレンジ」に失敗してタイムアウトを1つ没収されれば、試合の終盤、チームにとって不利になることが考えられる。いわば、試合を止めて時間を使ったことに対する代償を支払うというわけだ。 これはとても合理的なルールだと思う。 プロ野球にもビデオ判定を導入するのであれば、1試合につき1回、もしくは1カードにつき1回という制限を設けて、ジャッジが正しければ、攻撃の場合は1アウト献上、守備の場合はボーク扱いにするなどのペナルティを課せばいいのではないだろうか。 ただ、ここで一番言いたいのは、なぜビデオ判定の導入をすべきだという意見が噴出するのか、ということである。審判の6人制にしても同様だ。それは、上記コラムにもあるように、プロ野球にも「審判のレベルの向上」が必須である、ということに他ならない。 そもそも「ボール1つ分高め」というストライクゾーンの改訂はどこに行ったのか? ストライクゾーンは相変わらず審判によってバラバラである。その試合を通して、その審判の基準が一定であればまだましだが、試合中にストライクゾーンが変わるような光景を何度目にしたことだろう。 二段モーションの基準についても、同じようなことが言える。世界ルールに合わせて、とか、メジャーリーグに合わせて、と言って二段モーションを禁じたが、審判が言う「メジャーリーグの基準」には抵触しない投手まで二段モーションだと判定し、フォーム改造を余儀なくされた投手も少なからずいた。 そんな基本的なジャッジさえも定まらないから、勝敗を左右する局面でのジャッジも監督、コーチ、選手そしてファンにも信頼されないということを審判の方々も肝に銘じるべきである。 連盟が単にビデオ判定の導入を渋るのではなく、そして審判6人制をコストの問題云々で片付けるのではなく、まずは審判のレベルの向上に努力を傾けて欲しい(加えて、渋る理由についてはきちんとした説明をするべきである)。 そのためには、プロ野球にも、サッカーやラグビーに採用されているような優秀な審判に贈る賞を、選手会やスポンサー、そしてファンが協力して開設するのもひとつの方法だろう。 試合は、ジャッジによって勝敗だけでなく、試合そのものの質も左右される。 レベルの高い試合を観たいという思いは、ファンが球場に足を運んだり、スカパー!やCATVを契約する(つまり、お金を払う)理由のひとつであることを、連盟は今こそ本当に理解するべきだろう。
posted by takezoh |13:50 |
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ビデオ判定に思うプロ野球、顧客満足の原点 【ナイターとビールとちゃぶ台 昭和男の独り言】
ビデオ判定について、最近、色々と言われているようですね。 この件では、私も以前から思っていたことがあるのですが、プロ野球は、判定にビデオ判定を取り入れるべきだと思います。 そう言うと、「審判がいる意味が無くなる」、「試合のスピードアップに逆行する」などと言われる方もあるかもしれませんが、何も全ての判定に対してビデオ判定を導入しろ・・・と言っているわけではなく、例えば、一試合に一回だけと言った具合に限度を区切って、判定権を付与すればいいと思います。 そうすれば、判定に不服の場合も、監督としては、ここでビデオ
2006-06-23 18:37 | 続きを読む
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Re:プロ野球改造計画Vol.2
初めまして。
TB有り難う御座いました。
まったくもって、仰るとおりだと思います。
今後ともよろしくお願いします。
posted by へいたらう | 2006-06-23 18:39
Re:プロ野球改造計画Vol.2
はじめまして。
コメント、ありがとうございます。
こういう時には、ルール改訂、もしくはプロ野球全体の改革を引っ張っていく中心人物がいれば、とも思いますが・・・数年前のジャイアンツならばその力があったのかもしれません。今年になってビデオ判定導入を声高に訴えはじめたのがジャイアンツというのは、少し皮肉な話だと思ってしまいます。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。
posted by takezoh | 2006-06-23 21:39


