2010年03月03日

私が追い続ける人。

先日ランニングの師匠である金哲彦さんから一冊の本を頂きました。

■「走る意味」金哲彦著(講談社)

金さんのこれまでの半生を綴ったものですが、
読んでいる最中、私は途中から涙が止まらなくなりました。

これまでの陸上人生、箱根駅伝、実業団、ランニングクラブ設立、
そしてガン闘病・・・。

私が初めて金さんとお会いしたのは、2002年の1月。
ちょうどリクルートランニングクラブが休部になり、監督をされていた
金さんが2002年4月からニッポンランナーズを立ち上げる直前です。

トライアスロンの師匠、山根英紀さんに紹介され、当時指導していた中西真知子選手と佐倉へ「出稽古」へ行き、初対面でした。

たまたま当時中西選手の脚の調子が悪く、金さんに色々相談しているうちに、「この人しかいない!」と私は感じて、中西のランニング指導をお願いしました。

これからニッポンランナーズがスタートする大変お忙しい時期にも関わらず、金さんは「来週からおいで!」と快く引き受けてくれました。

その後、金さんの指導力、そしてその指導をして頂いている私たちの「誇り」が結集され、アテネ五輪出場となりました。

毎週のように佐倉で3人でのトレーニング。
私は中西選手の伴走をしたり、金さんと車からじっと観察したり、
3人で走ったりと、選手以上に私にとってこの時に今の指導の基礎が
養われたのはいうまでもありありません。

私が中西選手の指導から離れてからは、金さんには公私ともに
ご指導を頂き、今の活動に至っています。


その中でも、ちょうど私が仕事があまりなくて困っていた2006年に、
金さんが出されるランニング本「ランニング・メソッド(今でもロングセラーを続けています!)」のモデルのお仕事を頂き、その撮影前後で金さんが体調を崩され、書籍にもありますが「大腸ガン」が発覚しました。

金さんは周りに心配させないように、私にも多くを語りませんでしたが、
こんな大変な大変な思いをされていたなんて、当時殆ど感じませんでした。

ガンということは聞いてましたが、いつも明るくニコニコと振舞ってくれていた金さんでしたから、私は安心してしまっていました。

とても恥ずかしいですし、自分の浅はかさが悔しいです・・・

また、これまで金さんには北海道網走合宿、アメリカボルダー合宿などなど、様々な場所に同行して頂いてましたが、その合宿地の全てに
金さんの歴史が詰まっていたこともこの書籍から分かります。


私はこの方に追い付けるのでしょうか。

金さんにも喜んでもらえるような指導者を
追い求め、生涯走り続けたいと思います。

皆さん、是非この本を読んでみてください。

走る意味



posted by takeshiao |21:28 | コメント(0) | トラックバック(0)
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