2009年07月28日

岡山県予選準決勝・倉敷工v玉島商

玉島商の試合は3回戦のときにちょっと見たが、そのときは球場に着いたときすでに玉島商#1は投手交代していて、ライトの守備位置にいた。この試合でも玉島商は#1が先発し、倉敷工が序盤に内野ゴロとランニングスクイズで2点を先制した。しかしその後はこれまでの2試合と違って、玉島商#1が中盤まで好投した。玉島商も4回表と7回表に、適時打で1点ずつを挙げて2-2の同点とした。そして迎えた8回表、玉島商は二死満塁から6番の二塁打と9番の三塁打で走者がすべて生還し一挙6点を挙げた。8回裏に倉敷工も反撃に転じたが、玉島商の継投策(#1→#10)の前に1点を返すにとどまり、試合はこのまま8-3でゲームセット。試合終了のときの玉島商の選手の喜びようは、まるで優勝したかのようだった。 
この試合は私の予想していなかった展開となったのであるが、玉島商に流れがあったといえる根拠が結果的にいくつか存在する。まずは初回以外に、4回表、6回表、8回表と3度も1番打者から始まる打順のめぐりになったことだ。そして4回表の攻撃では、無死一塁から強攻(エンドラン)して併殺となったあとの二死無走者から、四球、盗塁と適時打で1点を返した。3回まで倉敷工先発#11にパーフェクトに抑え込まれていただけに、玉島商としてはこの4回表の攻撃が試合の流れのうえで重要だったといえよう。そして同点に追いついた7回表二死一二塁の場面では、8番に代打(左打者)が送られ、ライトとセンターはやや前寄りの守備位置をとっていたが、それに比べてレフトだけは少し守備位置が後ろだった。この場面の倉敷工の守りは一塁走者がいてもまず同点を防ぎたかったはずで、左打者であることを考慮するとレフトはもう少し前に守ってもよかった。結果的に二塁走者が一番生還しやすいところへ打球が飛び、同点となったのである。
倉敷工は序盤に先制してリードを広げ、予定どおりの継投策に出たまではよかったが、終盤に#1が疲労からかスライダーの切れが悪くなり、甘く入ったところを痛打されてしまった。結果的には終盤に失点して差がついたが、もっと早い回に玉島商#1をつかまえることができなかったことが最後に響いた感がある。
明日の決勝戦について、世間では倉敷商有利と語られることだろう。たしかに打力では、倉敷商に一日の長があると思われる。しかし玉島商の二人の投手が今日と同じように投球できれば、僅差の接戦は必至ではなかろうか。玉島商は早い回に先制して、今日の逆転勝ちの勢いを生かしたいところだ。いずれにしても、相手投手をどう打ち崩すかが試合を分けそう。いい試合になってほしいと願っています。  

posted by takebou |20:07 | 高校野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年07月28日

岡山県予選準決勝・作陽v倉敷商

倉敷商の先制攻撃が試合の序盤から炸裂し、1回表に3安打を集中して4点を挙げ、2回表にも1点を追加して5点を挙げた。対する作陽は初回から毎回のように走者を出すものの、倉敷商#1の前に打線がつながらず走者を還すことができない。3回以降は作陽二番手#11が好投して試合はこう着状態となり、6回裏に作陽が6番の二ゴロの間に1点を返したが、その後の反撃を許さず5-1のままゲームセットとなった。作陽は二番手投手が好投していただけに、早い段階で反撃の糸口をつかんでいればと悔やまれる。
最終的な安打数は6本と7本で作陽のほうが上回っていたのだが、作陽は走者を出しても効率よく進塁させることができなかった。倉敷商#1は私が想像していたより変化球が非常に多く、走者を塁に置いてからも落ち着いて投球していた。ネット裏から見ているとたしかに球威もあるのだが、作陽打線が直球に的を絞りきれていない印象が残った。
1点に抑えられた作陽打線ではあるが、倉敷商の守備陣は作陽打線に対して外野手が比較的深めの守備位置をとっている場面が多かった。相手打線に対する敬意(警戒心)は、安打数が示すとおり倉敷商のほうが上回っていたのである。そして倉敷商の外野手は、状況に応じて守備位置を少し変えていた点が目についた。全国大会を現実的に目指すチームとしては当然のことであるといえよう。

posted by takebou |19:40 | 高校野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年07月26日

奈良県予選決勝・天理v郡山

試合前のノックのときから球場には強風が吹いており、風向きがめまぐるしく変わる天候のなかで試合開始となった。1回表に郡山が二死三塁から暴投(捕逸?)で1点を先制したが、1回裏に天理は4番と5番の適時打で2点を挙げて一気に逆転した。このあと二死一二塁となったところで突如風雨が強くなり、試合は一時中断。グランドには水が何ヶ所も浮いた状態で、とても再開できそうにない状況と思われたが、グランドにたまった水を運びだして砂を入れ、1時間20分以上の中断の後に試合再開となった。再開後も天理の打線が活発に安打を重ね、2回裏に3番の適時打、3回裏には7番の左越本塁打、4回裏には4番の適時打で効果的に得点を重ねて5回までに6-1とリードを広げた。対する郡山も6回表に1点を返したが、天理も7回裏に7番の適時打で1点を追加し、試合は7-2でゲームセットとなった。郡山は天理と同数の14本の安打を放ったが、天理の再三の好守に阻まれて走者を進めることができなかったという印象である。特に1回表無死一二塁の場面でグラブトスによる二ゴロ併殺は、抜けていれば大量点につながっていただけにこの試合の流れを左右した大きなプレーだったと思う。そして最後の打者となった9回表二死二三塁の場面での二塁手のダイビングキャッチ(二ゴロ一封)も、見事というほかなかった。試合全体で天理は、ヒット性の打球を好守で5度くらいアウトにしていた。そして郡山はやや足の遅い選手が何人かいたため、二塁から一本の安打で本塁まで返ってくることができなかったことが悔やまれる。天理は序盤浮き足立っており、先発#1も立ち上がりが不安定だっただけに、走者を多く出した1回表と2回表にもう少し得点を挙げておきたかった。安打の数は同じながら、打つ以外の走力などの攻撃力と相手のミスにつけ入るしたたかさで天理が上回り、それがスコアの差になった感がある。ただ、雨による中断の影響を感じさせず、両チームとも選手が能力を発揮したのは立派だった。そして試合には直接関係ないが、雨による中断の間ずっと演奏を続けていた両校のブラスバンドには恐れいった。
そして最後に、この試合で勇退される郡山の森本監督さん、長きに渡り大変お疲れ様でした。貴殿の姿をもう一度甲子園球場で拝見したいと願っておりましたが、私の望みはかないませんでした。でも岡山から橿原までやって来て、貴殿の最後の試合に立ちあうことができたことを本当に光栄に思っています。

posted by takebou |01:37 | 高校野球 | コメント(2) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年07月24日

岡山県予選3回戦・岡山芳泉v金光学園

金光が序盤から相手のミスにもつけこんでそつなく加点し、4回までに6点を挙げた。対する芳泉も序盤に走者が塁上をにぎわしたが、2回裏に1点を返して同点に追いつくところまでだった。金光先発#10はセットの投球になると制球が乱れ気味だっただけに、芳泉は1回から3回の好機にあと一本欲しかったところだ。最終的には6回表に金光の集中打が炸裂して11-1となり、6回コールドでゲームセットとなった。走者二塁のときの芳泉の二遊間の牽制の動きは非常に細かかったが、これが3回表の守りで失策につながったことが悔やまれる。

posted by takebou |16:40 | 高校野球 | コメント(1) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年07月24日

岡山県予選3回戦・玉島商v総社南

今日の岡山県地方はくもり空で、上空はゆるい風が東から西に向かって(左翼から右翼)吹いている。倉敷マスカット球場のネット裏2階席で、試合を眺めることにした。
球場に着いたときこの試合はすでに6回裏まで進んでいて、4-0で玉島商がリードしていた。総社南は6回裏に二死二三塁の好機を迎えたが逸機、それでも7回裏には一死三塁から3番の右前適時打で1点を返して追い上げた。しかし玉島商は9回表、5本の安打を集中して3点を追加し試合を決めた。試合はこのまま7-1でゲームセットとなったのであるが…、走者一塁で投手がけん制球を投げるときの、内外野手のバックアップの意識の低さには閉口させられた。これは個人の能力や点差、勝ち負け以前の意識付けの問題。岡山県全体のレベル向上を願ってやまないゆえ、敢えて苦言を呈させていただきたい。

posted by takebou |14:42 | 高校野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加