2007年04月05日

常葉菊川の優勝に思うこと

今年の選抜高校野球大会は、常葉菊川の優勝で幕を閉じた。今年の大会から低反発球が導入され、本塁打が減ったことは間違いない。外野のフェンス手前で打球が失速するシーンを何度も目にしたからだ。そのせいか僅差の試合が多くなり、送りバントやスクイズが多かったように感じた。1点の重みが大きくなり、守備の重要性も増しただろう。守備力を評価されて選ばれる希望枠の大垣日大が決勝戦まで勝ち進んだことが、今年の大会は守備が重要だったことを証明している。私は希望枠のような守備力を考慮する選考方法についてずっと反対の立場を取っているが、大垣日大の躍進がそれをくつがえしたと思っている(だからと言って来年以降希望枠を肯定するわけではないが)。

にもかかわらず、優勝した常葉菊川は5試合で犠打は1つだけだったとか。優勝したチームが犠打(要するにバント)を使わないチームだった事実は、今後の高校野球の行く末を暗示していると思う。どんなに低反発球を導入したところで、現代高校野球はつまるところ打力の勝負なのだ。私が見た常葉菊川の試合でも、無死一塁の場面ではすべて強攻策だった。アウトをひとつ進呈して塁を進める行為は、もはや時代遅れなのだ。高校時代に2番打者だった常葉菊川の監督さんは、3年前の済美の優勝に衝撃を受けたとか。常葉菊川はバント練習はしないのだそうな。

そんなわけで今年の夏は、打力で打ち勝つ野球と少ない得点で守り勝つ野球とでは、どちらが最後に勝者となるのであろうか。夏の選手権に向けて今年は全国各地でどのような野球が展開されていくのか、例年以上に興味深い年となりそうである。

posted by takebou |00:14 | 高校野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年04月01日

準々決勝・関西v大垣日大

初回に大垣日が無死一塁からの三塁打などで一気に3点を先制して試合の主導権を握った。打力では関西が勝ると思っていたが、後手に回ったせいか併殺などが多くて打線がつながらなかった。関西としては、できればスコアが3-0の段階で先に1点でも返しておきたいところだった。大垣日の5回表の攻撃は、バントを失敗したあとで強攻して得点につながるなどややつきがあったが、関西の守備にもまずいプレーがあったように思う。最終的には9-1と大差がついたが、それほど両者の力に差はなかった。この2年ほど、私が現場に来ると必ず関西は負けるのは、単なる巡り合わせなのだろうか。

posted by takebou |16:11 | 高校野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年04月01日

準々決勝・帝京v広陵

帝京が初回に2本の本塁打などで挙げた6点が、試合の流れの上で非常に大きかった。広陵は中盤以降、投手が立ち直っただけに、序盤の大量失点が痛かった。中盤以降に広陵は好機を何度か作ったが、あと一本が出なかった。結果的にスコアは7-1となったが点差ほどに力に差はなく、やや惜しまれる試合。1回表の失点を2点でしのいでおけば、好勝負必至だったはずだ。そう考えると、初回の満塁本塁打が試合を決めたと言えよう。

posted by takebou |13:20 | 高校野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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