2011年08月21日
震災による様々な影響のため、変則的な開始時間で開催された大会が成功裏に閉幕した。試合開始時刻を早めたことにより、点灯試合が少なくなったようだ。しかしそのぶんだけ選手に早起きを強いることになり、コンディションの調整に苦慮するチームもあったようだ。これは来年に向けての検討課題だろう。しかしながら、延長戦や劇的な試合が多かったせいか、昨年とほぼ同数の観衆が球場へ足を運んだとの数字もある。諸事情あって準決勝と決勝戦は現場へ足を運ぶことができなかったが、大きな問題が発生することもなく予定どおりに日程が消化されたことを嬉しく思う。
優勝したのは日大三。鍛え上げた打力を余すところなく発揮しての優勝に異論を唱える人はいないことだろう。しかし日大三が本当に素晴らしかったのは、守備がよく訓練されていてミスがほとんどなかったことだ。今大会で日大三の試合を3試合ほど見たが、守っているときに失策をしそうな感じが全然しなかった。たしか春の選抜の試合でのことだが、日大三の一塁手は左飛になりそうな打球であっても、打者走者の一塁ベースタッチを目視確認していたはず。こういった細かい点をチーム全体で徹底していた点が、強さの本当の秘訣なのだろうと思う。
現場で試合を見ていて、我が目を疑うほど驚かされたプレーは2つだった。一つ目は金沢v伊勢工の試合で1回裏に起こった、二塁ベース踏み忘れによるアピールアウト。私はこの試合を一塁側内野席で見ており、この打球が飛んだときは打球の飛んだ方向を見たあと、二塁手と遊撃手の中継の位置取りを目視し、さらに一塁手のカバーリングの動きを確認していたはず。打者走者が三塁に到達したのと見て、記録帳には右中間中三塁打、8→4→?と書いてある(注:そのあとで二塁審判がアウトのコールをしたため、二塁を踏まなかったためアピールアウト(記録中安)と書き直した)。このプレーを見て野球をやっていた頃のことを思い出してみたのだが、二塁手や遊撃手として守備に就いていて、走者の二塁ベースのベースタッチを確認した記憶はほとんどない。いかに自分が守備に対する意識が低かったのかを思い知らさせた。
しかし今大会、本塁打が出たときに三塁手や捕手が打者走者のベースタッチを確認していない場面を何度か見かけた。ボールの行方を追っているインプレー中ならいざ知らず、本塁打が出たときはボールデッドになっており野手は何もすることがないのだから、守備の意識をもう少し高めていく必要があるのではないかと感じさせられた。そして走者一塁あるいは二塁で打球が外野へ飛んだときの、投手のバックアップの動き。サボっているとテレビで見ていても映像に映ってしまうので、チーム全体として守備の意識をどの程度徹底しているのかがよく分かる。このあたりは大人がもっとよい導きをして、選手に手を差し伸べていく必要があるのではないかと感じさせられた。
そしてもうひとつ驚かされたプレーが、習志野の本盗だった。この場面を、私は三塁側内野席の習志野のブラスバンドのすぐ横のあたりで見ていた。恥ずかしい話だが、二死満塁のこの場面でまさかサインが出ることなどあるはずないと思い、習志野のベンチの動きをまったく見ていなかった。習志野の攻撃は仕掛けが早いから、動くなら早いカウントだということは分かっていたはずなのに。今後は打者と野手の動きだけでなく、ベンチにいる監督さんの動きにもっと注意しておく必要があると考えを改めねばなるまい。
最後に野球には直接関係ないが、たまげたことを書いておきたいと思う。決勝戦のおこなわれた日、私は神戸ワールド記念ホールで小田和正のコンサートを見てきた。そのなかの御当地紀行(会場がある地元の街と人を小田和正が見てまわる映像)で、小田和正が甲子園球場を訪れていた。その映像の中でおこなわれていた試合が、準々決勝の日大三v習志野。どうやら小田和正はこの試合中、無料開放される外野スタンドに麦わら帽子をかぶって出没していたようだ。映像を目視確認したかぎり、ライトスタンド32段の310番付近と思われる。球場に現れると分かっていたら、内野席のチケットは売り切れていたので、無料の外野スタンドに回っていたのに(笑)。
そして小田和正いわく、“何年か前に横浜創学館高校の校歌(愛唱歌)を作ったが、毎年準々決勝か準決勝で負けてしまいます”とか。そういえば今年の神奈川県予選で創学館は横浜に負けていなかったか・・・などと言い出せるのは、このコンサート会場で私だけ(笑)?しかしさすがの私も、創学館の校歌を小田和正が作ったことは知らなかった。近い将来、創学館のメリーさんの羊やロンドン橋落ちたなどのメドレー応援とともに、小田和正作詞作曲の校歌が甲子園球場に流れる日が来ることを願っていよう。
posted by takebou |21:54 |
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2011年08月18日
3回戦の8試合を見たところ、実力的に力のあるこの2チームが対戦することになった。何としてでも現場で見てみたいと思い、再び日帰りで甲子園球場まで赴くことにした。ところが、備後赤坂駅付近の踏み切りでトラックが立ち往生したとかで、いつも乗っている糸崎発姫路行きの各駅停車が大幅に遅れるとのアナウンス。やむなく一本あとの姫路行きに乗ることにした。ところが今度は御着駅で人身事故があったらしく、新快速が姫路駅で止まってしまった。やむなく山陽電鉄に乗り換えて、山陽姫路駅から甲子園を目指したが、甲子園到着は予定より1時間以上も遅い10時過ぎ。本当は第一試合の途中から見たかったのに。
しかもすでに内野席のチケットは売り切れており、再発売を待つ人の列ができていた。今日は日陰になる内野席に余裕で入れると思い、長袖シャツを持参していなかったことを後悔しつつ、習志野側の三塁アルプス席に入場することにした。スタンドに着いてみると、上空は晴天で強い浜風が吹いていた。午後から雨が降るという天気予報はどうなったんだ?と思った。
試合は日大三が2回表、一死一三塁からの内野ゴロ(三野選)と1番の2点適時打で3点を先制した。対する習志野も、1回から5回まで毎回走者を三塁まで進めたが、好機であと一本が出なかった。2回表の3点以降は点の入らないまま迎えた9回表、日大三は二死二三塁から3番の二塁打で2点を追加して5-0としてそのまま逃げ切った。
習志野は予選を通じて初めてリードを許す展開になったためか、どこか攻撃がかみあわなかった。好機にあと一本が出なかったのは、追う展開になり少しばかり焦りがあったのかなと思う。特に3回裏と4回裏は日大三内野手が下がって守っており、1点なら与えてもいい態勢をとっていたため、弱い当たりの内野ゴロでも打てていればと非常に悔やまれる。
試合が終わった今思い返してみると、習志野は試合の流れの上で初回のランニングスクイズ失敗が痛かったといえる。この場面、私は捕手の所作を見て制球の定まらない日大三#1の手元が狂って高い投球がいったのかと思っていたが、どうやら走者の動きを見て#1の判断で投球を外したようだ。この瞬時の判断には恐れ入る。そしてその直後の2回表の日大三の攻撃で、無死一塁がバント失敗で一死となったあとの打者7番のときにエンドランを敢行した。この打球が高いバウンドの打球となり、二塁手の右を抜けていったのが大きかった。両チームともに守備が鍛えられており、守りのミスがほとんどない試合だった。好守が幾度も目につき、ファインプレーがなければ両チームともあと2~3点は取れていたと思う。そして走者を許してからの日大三#1の投球が冷静で、ストライクが先行しており習志野打線を上回ったという印象である。
野球以外の要素としては、いつもは9本あるはずの習志野のスーザフォンが今日は6本しか見受けられなかったような気がする。そしてこの試合では、隣の席の千葉から来られていた方と少しお話をさせていただきました。気をつけて千葉までお帰りください。縁があれば、またどこかの球場でお会いしましょう。
posted by takebou |22:49 |
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2011年08月18日
日が西に傾くなか、強い浜風のなかでおこなわれた試合。スタンドは内野も外野もほとんど満員、球場に集まった多くの人がこの試合が始まるのを朝からずっと待っていたのだ。
日大三が序盤に和智弁#1の立ち上がりをとらえ、相手守備の乱れもあって2回までに5点をリードした。対する和智弁も中盤以降に追い上げて、7回表には5-4と1点差まで追い上げた。そして和智弁は8回表の攻撃で先頭打者を出塁させたが、次打者のバントが日大三#2のすばやい判断と動きで二封されたのが痛かった。この試合の流れを左右したファインプレーだったといえる。直後の8回裏、日大三6番に左越本塁打が出て1点を追加し、そのまま6-4でゲームセットになった。
力と力の激突する試合となったが、追いすがる和智弁を最後は日大三が力でねじ伏せた感が残った。和智弁は中盤以降#1が好投しただけに、序盤に守備の乱れから失点したことが惜しまれる。そして試合の終盤には流れを和智弁に渡すまいと、日大三#1が全力投球していたのが印象的だった。中盤には直球の制球を突如乱す場面もあったが、変化球をうまく使って投げきったように思う。ただ、日大三#1は前の試合でも160球ほどを投じており、次の試合に向けては蓄積した疲労が気がかりである。
ともに打球が高速だった影響もあろうが、失策やバッテリーのミスが目についた試合となったことが残念である。
posted by takebou |05:05 |
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2011年08月17日
上空は晴天、強い浜風のなかでおこなわれた試合。改めて甲子園球場が敗れた者に対して本当に優しい場所だと思わされた。
両チームとも序盤に1点ずつを挙げたが、中盤以降は追加点を奪えず延長戦に入った。9回裏一死二塁、10回裏二死二塁の場面で如水館に安打が出たが、能代商の中継プレーで二度とも本塁憤死になり試合がもつれた。そして迎えた延長12回表、能代商は二死一塁から盗塁で走者を二塁へ進塁させ、9番の遊安が敵失を誘って二塁走者が生還して1点をリードした。しかし如水館はその裏、四球と安打、盗塁で迎えた一死一三塁から4番の一ゴロの間に三塁走者が生還して同点に追いつき、さらに二死一三塁となって6番の左前適時打で3-2とサヨナラ勝ちした。
12回裏の能代商の守りでは、二塁手と遊撃手がややノーマークだったこともあり、一死一二塁から三塁盗塁を許したことが痛かった。#1がよく投げていただけに、この場面で内野手の協力がもう少しあればと惜しまれる。能代商は外野からの返球(中継)が正確で失点をいくつも防いだが、もう少し打線が#1を援護したかった。そして能代商は、延長戦にはいったあたりで如水館#1のセットのクセを見破っていたようだったので、もう少し盗塁の機会をうかがいたかった。
如水館は先頭打者を何度も出塁させたが、犠打以外にもエンドランなどで走者を進める攻撃が目についた。ただこの試合ではやや攻撃がかみ合わず、走者を効果的に進められない場面もあった。1点をリードされた12回裏の攻撃では、相手一塁手が捕球後ややゆっくりベースタッチする間に本塁へスタートした三塁走者が見事だった。ともに延長戦に入ってからはブルペンに誰もおらず、#1に対する信頼が厚いのだと思わされた(よいことなのかどうかは分からないが)。
最後は能代商#1が力尽きた感があったが、能代商の選手たちが万雷の拍手のなかを引き上げていく姿にはすがすがしさを覚えた。さわやかな能代商が、私の前を駆け抜けていった印象である。試合の中盤からは、私のいた位置からだと逆光になり、打球が非常に見にくかった。そして和智弁が広めた(はずの)ジョックロックを、両チームともに演奏していた。
posted by takebou |22:34 |
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2011年08月17日
三塁側スタンドの上段に移動して試合を見ることにした。上空はうす曇り、浜風が徐々に強くなるなかでの試合。
両チームが序盤に1点ずつを取り合って5回までは1-1の同点だったが、作新が6回表に7番の適時打で1点をリードすると、その後も小刻みに得点を重ねて14安打で6点を奪った。対する八幡商は7回裏に1点、9回にも本塁打で1点を返したが及ばず、6-3でゲームセットになった。
八幡商は大応援団を味方につけて、この試合でも終盤に追い上げを見せたがわずかに及ばなかった。打力を含めた得点力で、作新がやや上回った感があった。
試合以外の要素としては、作新の演奏するドラゴンボールと、八幡商アルプスで揺れ動くチアスティックが印象に残った。そして“ゴーゴー八商、ゴーゴー八商、八~商!!”のかけ声に合わせて流れるエンターテイナーは、いいリズムだと思う。作新の守備は打者ごとに守備位置を変えていて、思っていた以上に細かい印象だった。両チームともに守備は安定しており、この試合も無失策の締まった試合だった。
posted by takebou |00:08 |
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