高校野球観戦日記

第98回選手権・第5日の3試合

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今日はいつも通り9時に球場に着いたが、すでにネット裏のチケットは売り切れており、一塁側内野席のチケットも売り切れ寸前だった。地元チームが出場するわけでもないのに、朝早くからこの人出とは、いささか面食らった。スタンドに入ってどこかいい席はないかと探していたところ、知り合い(感謝しています)に声をかけられていつも陣取るあたりの空いている席に座らせてもらった。

八王子v日南学園 上空はほとんど風がなく、空がかすんでおり日差しが弱い中で開始された試合。 序盤は両先発投手が好投したが、日南学が5回表に併殺の間に1点を先制すると、6回表には交代した八王子#11に5安打を集中して一挙5点を挙げリードを広げた。その後も日南学は追加点を挙げ、終盤の八王子の反撃を1点にしのいで7-1で逃げ切った。 八王子は走者が出塁すると、塁間を結ぶラインよりかなり外側に一塁走者がリードを取っていたが、この意図がよくわからなかった。しかも捕手からの牽制球で走者を失う場面もあり、序盤に安打が出てからの攻撃がいま一つかみ合わなかった。そして上位打線に左打者の多い日南学の打線は、先発した左腕の八王子#1にあまり合っていないように思えたので、右投手に交代するのであれば7回表からでもよかったように思う(結果論であることは分かっているが)。 日南学は相手打者に応じて二塁手や右翼手が守備位置を変えていたが、特にベンチからの指示がなくても選手同士で共通理解を図っていたようだったので、試合前の申し合わせが徹底していると感じた。 試合には直接関係のないことだが、好機になると八王子は西東京大会の決勝戦の相手だった東海大菅生のチャンステーマを演奏していた。決勝戦の後で、野球のスコアだけでなく音楽のスコア(楽譜)ももらったんだね…(笑)。

富山第一v中越 少し浜風が吹き出す中での試合。時折日差しが差しており、気が付くとスタンドは外野までほとんど満員になっている。 序盤から両先発投手が好投し、試合は投手戦になった。序盤から中越が安打で時おり走者を出すものの、富山一#1が要所を抑えて得点を許さない。対する中越先発#1は一本の安打も許さないまま中盤まで好投した。そして富山一は継投策で7回表からは二番手の#10が登板したが、この#10も好投して得点を許さず試合は終盤に入る。徐々に疲労の色が見え始めた中越#1は8回裏に二死満塁のピンチを迎えるが、何とかしのいで0-0のまま9回を迎えた。そして迎えた9回裏、富山一は一死後4番が初安打となる二塁打で出塁すると、続く5番も左中間に二塁打を放って二塁走者が生還して1-0でゲームセットになった。 う~ん、中越としては初安打を許したところで#1を交代させる選択肢もあったのでは?試合の3回くらいからは#10が投球練習をしており、終盤には#11もブルペンに行っていただけに、控え投手の能力をもう少し信じてもよかったと思う(のは昨年のチームで見た3人の投手がいずれも好投した記憶が私の脳裏に残っているからか?)。ただ、#1があまりに好投しすぎたせいで、投手交代のタイミングが中盤以降難しかったことは否めないし、選手起用を責めることはできまい。中越は相手を上回る数の安打を放っただけに、走者を確実に進めて好投した#1を早い段階で援護したかった。終盤には走者を出しても攻撃の策が普段通りではなく、どこか地に足がついていないように思えた。 富山一は継投策の投手起用がはまった感がある。9回裏は安打を放った二人ともよく打ったと思う。そして試合を通じて両チームともに内外野の守備陣が細かく守備位置を移動しており、相手チームの手の内を知っているチーム同士の試合で、研究した成果が試合のそこかしこに散見される試合だった。

嘉手納v前橋育英 上空には少しずつ日が差してきた。浜風が徐々に強く吹き抜ける中での試合。 嘉手納が3回表に1番の適時打で先制したが、その裏前育英は9番と3番の適時打で2点を挙げて逆転すると、さらに5回裏にも3番の適時打で1点を追加して3-1とリードを広げた。嘉手納は安打を放って走者を出すものの、走塁の判断や細かいミスで得点を返すことができず、流れは前育英に思えたが、迎えた7回表に嘉手納は9本の安打を集めて一挙8点を挙げて一気に9-3と逆転した。このイニングの嘉手納の攻撃は、単打が次々に飛び出し、次々と走者が本塁へ還ってくる印象だった。ハイサイおじさんとサンバデジャネイロの勢いが、選手を後押しているようだった。結局その後も追加点を挙げた嘉手納が19安打を放って10-3で前育英を振り切った。 前育英は7回表の嘉手納の攻撃が勢いづいていて、どうしても防ぐことができなかった。逆転された後もいったんは併殺で流れを止めたかに思えたが、その後も連打を防ぎきれなかった。この回の嘉手納の攻撃は観衆の後押しもあってあまりに勢いづいていたため、言葉では説明不能である。しかし嘉手納は3度使うことのできる攻撃のタイムを使い切っており、攻撃の要所で打者だけでなく走者にも細かい指示を伝えている様子が見て取れた。 前育英は3回裏に逆転した後は、守備でいい送球があって相手走者の生還を防いでおり、流れをつかみかけていたかに思えたが…。5回裏の攻撃で1点を追加した後、二死一塁から左中間を破る二塁打が出たが、このとき一塁走者の本塁触塁よりも打者走者の三塁憤死のほうが早かったと判断され、4点目が入らなかったプレーがもったいなかった。逆にいうと嘉手納の中継に入った遊撃手の判断と送球が正確だった。

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