2008年05月29日

【続々】岡ちゃんで(このまま)行けますか?

さてキリンカップが終わりました。
来日即試合の後中一日で明らかにコンディションが悪く、一軍半の構成と揶揄されたコートジボワールに1-0で勝って、南米予選で首位に立つも欧州組抜きでまとめたパラグライと引き分けた結果についてはみなさんはどう感じていらっしゃるでしょうか?

まさかキリンカップも優勝したし、これで3次予選は安泰!なーんて思ってらっしゃる方はいないと思いますが、この2戦を見るとさらに不安になりましたね。
もちろん岡ちゃんが言うように3次予選に向けた選手選考と欧州組とのマッチングが最大の課題だったわけで「結果」は求めていなかったと思いますが、「岡ちゃんで(このまま)行けますか?」という記事を節目で何回か投稿させていただきましたが、やっぱり根本的に岡ちゃんがどういうサッカーをしたいのか見えてきません。岡ちゃんに変わってから代表に拘束して戦術を浸透させる期間は、オシムやジーコの最初の1年目よりはるかに多く、そんなにモッタイつけなくても「岡ちゃんJAPAN」はこんなチームだ!と披露しても良いと思いますが・・・それは傍観者の戯言なんでしょうか。

さてコートジボワール戦の前半ですが、(名古屋での試合でしたのでテレビ観戦でしたが)非常にボールや人が動いて、ポジションチェンジなんかも流動的で、前線から早いプレスで、サイドをワイドに使う戦術で、ゴール前に何人もアタッカーがなだれ込んでくる非常に「ワクワク」させる試合をしてくれました。お、岡ちゃんはこういうサッカーをしたいいのかと一瞬、ほんの45分間だけ期待を抱かせてもらいましたが、これが後半になると息切れ、コートジボワールもエンジンが掛かったこともあるんでしょうが、防戦一方な展開になってしまいました。「ボールも人も動かない」これまでの岡ちゃんJAPANに逆戻りです。

そしてパラグライ戦を迎えるわけですが、待望の俊輔の合流で、(仮にコートジボワール戦の前半のメンツが結果も出てるし、現時点でベストな組合わせと考えるなら)そこに俊輔をハメルと思いきや、巻のワントップで4-2-3-1というフォーメーションできました。あれ!?と思いましたが、ワントップの下に三度の飯よりパスが好きなパサーを3人並べて、ボランチにはこれもパサーな憲剛と病み上がりの啓太、なんと右SBには阿部ちゃんを起用してます。

良いところから先に言えば、CBのバックアップとして寺田に目処が着いたのは収穫でしょう。闘莉王とチョンマゲスタイルが2人並んでると時に見分けがつかなくなりますが、1対1の強さは評判通りでした。バランスを重視したか寺田に気を使ったか中澤と組んだときより闘莉王の上がりが少なかったのは気にかかりましたが概ね戦力として使えると思います。

さて、やっぱり気になるのはワントップで出た2人のFW、巻と高原ですね。2人ともトラップミスやシュートミス(高原は1本も打てませんでしたね)が目に付くし、パラグアイのCB2枚に張りつかれてしまって全くと言って良いほど仕事ができませんでした。現時点ではそれが彼らの限界だと思いますし、ワントップという選択肢は当分の間はなしにしておいた方が良いかもしれません。それでもワントップに拘るのであれば後ろにはパサーではなくスペースを作って、かつ、スペースに走れる選手との組み合わせが必要ですね。・・・と思ってたら松井、大久保の投入で明らかに攻撃面での組み立ては良くなりました。ワントップにも楔や守備だけでなく、更にボールを持って(自分で)動けるFWが必要ですね。そういう意味で矢野や(怪我で辞退しましたが)前田という選択肢だったと思いますが、矢野は意外と(ここ2戦に限っては)期待倒れでした。岡ちゃんは高原の覚醒を待つつもりでしょうが、リーグ戦で2点しか挙げられていない現状を見ても、ここは一つお暇を上げたほうが良いかもしれません。結果が出なくても修正も利かない代表帯同よりは浦和でじっくりコンディションアップに努めた方が良いと思います。巻についてはみんさんが思っていらっしゃる考えと同じですので言及しません。

コートジボワール戦で良い動きを見せた長友ですが、(パラグアイに研究されたか)サイドのえぐりは影を潜めてしまいました。阿部ちゃんは明らかにコンディションが悪いのか俊輔を追い越して右サイドを上がることは皆無で、長友が上がったときのバランサーに終始してましたし、それによってサイド(を使った)攻撃がなくなるとすごく試合に閉塞感を感じてしまいます。これが、松井や大久保に長谷部、駒野が加わると劇的に試合が変わってサイドを使った攻撃で幾度となくチャンスを作ることができました。
まさかとは思うのですが、俊輔が入ることによって閉塞感が増したとは思いたくはないのですが、前半の(俊輔の)右サイドでの動きを見る限りはまだマッチングできていないのかなと思いました。もちろん、合流1試合目なんでこれからだとは思うのですが・・・

しかし、それにしても長谷部はドイツに行って格段に進化しましたね。こんないいボランチだったかなと見紛う良い選手になりました。向こうでは1ボランチもこなしていたようですし、岡ちゃんが一度試みた4-1-3-2や4-1-4-1なんて言う時代のトレンドなフォーメーションも使えるようになるのではないでしょうか・・・あ、このまま岡ちゃんで行ってしまうと仮定しての話で、岡ちゃんが時代に退行することなく世界を驚かすサッカーを作り上げてほしいものですねという願望が込みなんですが・・・岡ちゃんじゃあやっぱり無理かな・・・みなさんはどうお考えでしょうか?

posted by take4 |17:13 | 日本代表 | コメント(10) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年05月22日

負けるべくして負けたチェルシー・・・

なんだかチェルシーってアブラモビッチが金にものを言わして掻き集めた金満球団的に言われてきましたし、僕もそう思ってましたが、なんだか監督がモウリーニョからグラントに変わって、なおかつランパードのお母さんが亡くなったあたりから、なんだか人間臭さが全面に出てきて素直に感情移入できるクラブに変わったように思います。

ランパードのお母さんが亡くなった翌日のプレミアのマンU戦で、お母さんの名前が入ったジャージを天に掲げるシーンや、試合を左右するFKをドログバとバラックが自己主張し合ったり、その後のプレッシャーの中のPKをバラックが決めてドログバと和解の抱擁を交わしたり、復帰したテリーがCL準決勝で決勝点となるPKを決めて天を仰ぐシーンなんかを見せられると、サッカーの攻防とは違った側面で感動させられたりします。

昨日の(日本時間今朝の)チャンピオンズリーグ決勝で5人目のテリーの失敗と試合後の号泣は更にその人間臭さを増しましたし、メダル授与のシーンで抜殻のようなグラント監督を見ると、感情移入した分なんだかドラマティックな心の空洞感が残りましたね。

得てして、日本人的な判官贔屓の結末は「負け」が良く似合うもので、そのほうが勝手なシナリオの結末に対して感傷に浸れるから一口で二度美味しくなったりもします。

(サッカー的に)試合を振り返れば、プレミアっぽい「スピード」感たっぷりの試合展開、駆け引きは現時点で「世界最高峰」に相応しかったと思います。
得点にはなりませんでしたが、ルーニーが自陣でプレスをかけてボールを奪ってからテベスへの一本のサイドチェンジのパスでテベスが抜け出してシュートを打ったシーンとか唸りましたね。もちろんそれぞれの得点シーンも素晴らしかったですが・・・

これで今年のバロンドールには、クリスティアーノ・ロナウドが一番近くなったでしょうか?それにしても彼はプレッシャーのかかるPKに弱いですね。これでマンUのガチが日本で12月に見れることになりましたけど、ロナウドフィーバー(古)とか、ドリブル王子(仮)とか言ってまた日本のマスコミがチヤホヤするんでしょうね。そういう報道を見るとすごーく悲しくなったりするのですが、本質的な彼のプレイの質の高さやほかの選手のレベルとスキルの高さなんかを朝のワイドショーでオグラさんあたりがシタリ顔で語られるようになったら、日本もまだまだ捨てたもんじゃないと思いますけど・・・まあ無理でしょうね。

あ、クラブWCは日テレだから加藤か・・・

posted by take4 |18:55 | チャンピオンズリーグ | コメント(4) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年05月20日

セリエA終幕

セリエAが終幕しました。
終盤は多少縺れましたが、インテルの強さが抜きんでて際立つシーズンになりました。インテルが抜けて、ローマ、ユーベ、ヴィオラ、ミランが第2グループを形成する形は来期以降も続くのでしょうか?

インテルは確かに選手層の充実度は高いのですが、燻り続けるマッシモ・モラッティとロベルト・マンチーニの確執・・・というよりはモラッティの選手の選り好みが続く限り、ある意味安泰なのでしょう。あとはこの内弁慶ぶりをCLでどう克服できるか、本当にモウリーニョはイタリアに来るんでしょうかね?モウリーニョと言えばショルジオ・アルマーニのコートが有名ですが・・・

ローマは終盤王様トッティの不在が痛かったですね。スパレッティの戦術が熟成されて国内リーグでもCLでも結果を残せたのは評価して良いと思います。イタリアのクラブでイングランドやスペインのサッカーと伍することができるのは結果として現段階ではローマだけだと思います。あとはセンシ家が身売りするかどうかですが、言われているようなオイルマネーが流入するようであれば、選手層が厚くなってさらに面白くなりますな。まあ、お金でスーパーな選手を集めてもスパレッティ(の戦術)についていけるかどうかは甚だ疑問ですが・・・

ユーベは八百長なしでは(現有戦力では)このくらいの実力なんでしょうね。可もなく不可もなくで、2年間よく我慢できたと思いますね。デル・ピエロの得点王は驚きでしたが・・・
ヴィオラやりました。デッラバッレにオーナーが変わって長期的なコンセプトでクラブを強化して遂にCL(予備戦)出場権を奪取です。90年代の栄光から一転、経営破綻、4部降格から(幸運も重なりましたが)5年でこの結果です。
もちろん巧みな戦術と若手育成でチームを作り上げたチェザーレ・プランデッリの功績なしには語れません。契約はあと2年ですか?来期はCLでの奮闘を期待しています。

ミランは迎えるべくして迎えた7期ぶりのUEFAカップになります。極論を言えば、CWC奪取後の4位でいいやというチームコンセプトではこの結果は火を見るより明らかだったでしょう。もうアンチェロッティは変えるべきだと思いますね。(ほかの監督では)ガッリアーニとの折り合いがという話もありますが、クリスマスツリーはもう必要ないでしょう。彼の望むように南の方へ帰ってもらう時期が来たかもしれません。もう一つ言えば、ロニーも必要ないですよね。

中位はナポリやらサンプドリアという曲者な古豪が復活してきて来期以降も楽しませてくれるでしょう。

最後に日本人選手ですが、大黒クンは結局1年半ノーゴールでイタリアを去ることになりそうです。怪我もあったり、選手起用の問題もあったし、監督もコロコロ変わるし、まあツイてなかったと思いますが、どこに新天地を求めるにしろ実戦は必要ですね。
森本はようやく怪我が癒えて最終節(ローマ戦)は後半45分の出場でキレキレでしたね。ゴールはできませんでしたが、バーを叩くシュートが2本、同点ゴールも森本の強烈なシュートがDFにあたってのこぼれ球でした。得点がほしい場面で投入されて、センターでガシガシシュートを打ているという環境は彼にとっては絶好の環境でしょう。カターニアも紆余曲折ありましたがAに残留で来期の活躍がまた楽しみになりました。

posted by take4 |11:33 | セリエA | コメント(0) | トラックバック(1)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年05月15日

キリンカップ日本代表メンバー発表!

24日からのキリンカップの代表メンバーが発表されましたね。

メンツは以下の通りですが、前回のトレーニングキャンプから都築、栗原、徳永、中村直、羽生、西、茂原、山岸、永井、高松、赤嶺が落選して、海外組から俊輔、松井、長谷部を招集、前回ACLで呼べなかった遠藤、安田、内田に加え、怪我から復帰の矢野と前田を再招集しています。そしてフロンターレの井川祐輔が代表初選出となりました。

この27人をベースに3次予選までを闘うことになるのでしょうが、オシムチルドレンと揶揄されたMFな人たちが完全にいなくなりかなり岡ちゃん色が色濃くなってきました。特徴としては長友、安田、内田、香川という下の世代を(何人かは外れるとしても)根気よく呼び続けていることに好感が持てます。もしかしたら岡ちゃん的なエクスキューズとブラフに騙されているのかもしれませんが、内田くんは別としても以前の記事に書いたように長友と安田の両サイドバックは楽しみですし、香川に至っては俊輔や松井、遠藤との絡みはミョーにワクワクしますね。
世界的に見ても香川の世代でもA代表に選ばれるのは当たり前になってきていますし、目先の活躍も込みで将来の期待が広がります。

寺田については年齢的なものを考えても前回のキャンプを含め、岡ちゃんの中ではセンターバックの即戦力という答えでしょうか。闘莉王が(いまだに)怪我がちであることを考えても正しい選択となるでしょうか・・・井川の選出もコンビでの真価を期待しているものと考えるのが正当でしょうか・・・まさか、エンゲルスのように闘莉王をボランチということは考えてないでしょうが、計算できるセンターバック(のバックアップ)がいれば色んなバリエーションが使えますね。

ボランチについては稲本、中田浩、啓太(招集)と怪我人が多く岡ちゃん的にも頭が痛いところだったのでしょうが、長谷部が計算できるのであれば今野や遠藤や憲剛と組ませることでそれなりの安定感は出ますね。長谷部はボルフスブルグでは1ボランチもやっていたようですから、岡ちゃんが一度は挫折した4-1-3-2なんいう攻撃的なオプションも期待できそうです。

FW陣については前田の復帰はともかくとしても高原や玉田を呼び続けていることには疑問を感じます。特に高原ですが、何もなければ日本では屈指のストライカーであると思いますが、シーズン当初からいまだに上がらないコンディションと、ドイツの末期から悪くなったCFとしての位置取りの悪さが解消されるに至ってないことを考えれば一度外してみてもバチは当たらないと思いますが、いかがでしょう?
あと、玉田ならという前提ですが同じ名古屋の杉本や小川という選択肢の方が面白いと思いますが、こっちよりはあっちの方が良いという話は愚問に近いですのでやめておきます。

メンバーは以下の通りです。

■GK:
川口 能活
楢崎 正剛
川島 永嗣

■DF:
寺田 周平
中澤 佑二
田中 マルクス闘莉王
駒野 友一
阿部 勇樹
井川 祐輔(※1)
長友 佑都
安田 理大
内田 篤人

■MF:
中村 俊輔(※2)
遠藤 保仁
中村 憲剛
松井 大輔(※2)
鈴木 啓太
山瀬 功治
今野 泰幸
長谷部 誠
香川 真司

■FW:
高原 直泰
玉田 圭司
巻 誠一郎
前田 遼一
大久保 嘉人
矢野 貴章

(※1)は日本代表候補初選出 (※2)は岡田監督就任(2007年12月)以降、日本代表初選出

posted by take4 |19:48 | 日本代表 | コメント(3) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加