2007年09月28日

ベストメンバーというギミック

川崎フロンターレがACL準々決勝第1戦(19日、イラン)後、23日の柏戦で8人を入れ替えたことに関して、Jの犬飼専務理事が「Jリーグも頑張ってもらうためのチャーター機。その思いが通じなかった。サポーターを裏切ったことへの説明を求めていく」と発言し、クラブ首脳を糾弾したらしい。

Jリーグには「当該試合直前のリーグ戦5試合のうち、1試合以上先発メンバーとして出場した選手を6人以上含まなければならない」という「ベストメンバー」幻想とでも言おうか、忌まわしき規約があるらしい。
実際に23日の先発メンバーは、この規約には抵触してないらしいのだが、Jのトップはカンカンらしいのだ。それが冒頭の「犬飼発言」だ。

ちょっと待てよ!
そもそも「ベストメンバー」とは何なのかという話で、直前のリーグ戦5試合に1試合以上先発したメンバーが(必ずしも)ベストメンバーとは限らないのではないか?この規約に抵触しないように疲労や不調を考慮されずに使い続けられたら、それこそベストパフォーマンスは出せないだろう。
サブのメンバーを「控え」と捉えるのはなお滑稽でナンセンスなことだ。サブを含めた18人で戦術を考えるのは当たり前だし、ターンオーバー的に20数人のレギュラークラスを使いこなすクラブもあるだろう。
何をもって「ベストメンバー」なのか?

犬飼さんと言えば前浦和レッズの社長で、(この人一人の力ではないが)浦和を現在のようなビッグクラブに育てた功労者であることは間違いない。その人が「サポーター」を引き合いに出して発言するのもなんだか興ざめする。
川崎のサポーターも「そう(ベストメンバーでないと)思っていない」と言っているわけだし、それこそ誰が「ベスト」で、誰が「ワースト」なんて思っていないだろう。自分が愛するクラブならば、なおさら・・・

チャーター機を出した出さないなんてセコイ理由で怒っているわけでもなく、この発言は些か軽率で、暴言に近いと思う。
国内リーグ戦、カップ戦、天皇杯にアジアCLとあって常に(Jが望む)「ベストメンバー」を組むことは不可能に近い。その時その試合でベストなパフォーマンスを出せる選手を選ぶことがよりベストなんではないか?

そんな規約を盾ににクラブを愚弄するのであれば、前々から言われているJの開催時期の問題であったり、天皇杯の開催時期の見直しを考えたほうが良いのでは?ワールドカップやアジアカップで何週間も中断している間に、それこそ「ベストメンバー」は変わってくるだろうし、天皇杯なんて次年度の契約がままならない選手がでて、モチベーションやパフォーマンスは「ベスト」を保てるのかな?

「ベストメンバー」という幻想は所詮ギミックでしかないし、そこに試合のクオリティやプライオリティは相容れないと思う。
「(アジア一を目指し)一緒になってくれていなかったのかな」と言った選手もいたらしいが、全くその通りだ。JリーグのクオリティやACLのステータスをあげるにはそれよりもっと大切なことがいっぱいあると思う。

posted by take4 |13:45 | Jリーグ | コメント(11) | トラックバック(2)
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2007年09月27日

ようやくブンデスリーガ

7節めにしてようやくブンデスリーガの放映が決まった。スカパーのフジテレビ739が放映権(フランクフルト絡みのみ?)を獲得した模様。

昨日はフランクフルトvsカールスルーエ戦。
高原が今季初先発。が、ポジションは左(たまに右)のウィンガーの位置・・・高原の持ち味は真ん中でこそ活きるが、ここまで調子の良いチーム事情からアマナティディスがCF。
後半20分すぎに退くまで見せ場は、前半の稲本のロングフィードをボレーしたシーンと、後半のマハタビキアのセンタリングに頭で合わせたシーンくらいか・・・両プレイとも高原らしい動き出しとヘディングの強さが垣間見えた。

だが、全般的に高原も真ん中に絞ってしまうので、アマナティディス、マイヤーとかぶる部分が多々あり、少々遠慮しがちのプレイに見えた。まだ膝が本調子でないのか、それともこの戦術自体にフィットしていないのか・・・
フランクフルトは両サイドを使う攻撃があまり見られないし(マハタビキアの上がりをイメージしていたが・・・)、全体的な印象ではチーム自体がバラバラの印象を受けた。(主力が何人か怪我だったようだが・・・)

新聞の報道や、ダイジェストを見る分にはチーム状態も良いように(前節まで4位!)見えたが、こうして1試合を通して見ると、去年とあまり変わっていないように思える。やはりブンデスの中では中位から下位を行ったり来たりするレベルでしかないのかな?
クラブ首脳やSDもかなり優秀と聞き、中期的な展望、ビジョンに立ってにクラブ経営と聞くが、聞くと見るとでは大違いか・・・

最後に稲本について。
自分の目には、非常に高いパフォーマンスをしていたように思えたが、放送からではわからなかった前半での交代理由。どうやら怪我での交代であった様だ。
ドイツの水が合うのか、中盤での守備的MFとしての動きは「あれ?稲本ってこんなに強かったっけ?」と思うほど、球ギワが強くなった。あとは得意の攻撃参加がもっとできるになれば(チーム戦術故、今は守備に回る部分が多いのはしょうがないが・・・)、今までで最高のシーズンをおくれるのではないか?

さて、ブンデスリーガの放映権については内容を調べてみないとわからないが、フランクフルトのみと言わず、もう2,3試合の放映権の獲得を望む!

posted by take4 |13:00 | ブンデスリーガ | コメント(1) | トラックバック(0)
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2007年09月27日

ローマの強さが本物か、それともフィオレンティーナが本物か・・・

今シーズンのセリエAで注目する2チーム、ローマとフィオレンティーナの対戦。
ローマは地獄の4連戦を睨んで、トッティとペロッタ、アクイラーニ、ファンという主力センターラインを休ませ、代わりにブチニッチ、ジウリ、フェラーリを使ってきた。強敵フィオレンティーナとのアウェイ戦でスパレッティは賭けに出たか・・・カペッロ時代も含めてメンバーを落とした時の脆さは、ローマに付きまとう選手層という壁。昨季もCLマンチェスター戦で怪我や出場停止で主力を欠いて1-7という大惨敗を喫した。

前半は雨でスリッピーなコンディション。ローマのパス&ゴーサッカーの足を引っ張るかと思われたが、そんなの関係ねえとばかり、いつもと変わらぬ0トップの流れるような波状攻撃でマンシーニとジウリのゴールで2-1で前半終了。
スカパーの解説も言っていたが、マンシーニは本当にトッティとの仲がよくないのかな?トッティがいないと動きが格段によくなる・・・まあ、トッティも自分が自分がタイプだからしょうがないんだろうけど。ただ、この人90分間フルでパフォーマンスが持続しない。後半になると目に見えて落ちる。
ただ、スパレッティはマンシーニに変えてDFのパヌッチを投入。これが結果的に裏目で、若干守りに入ったところで流れはフィオレンティーナになってしまった。同点後にローマは再び攻撃的になったが時すでに遅しという感じだった。

対するヴィオラは、ローマとも因縁浅からぬプランデッリの采配が光った。選手起用のタイミングはさすがだ。ヴィエリもやっとフィットしてきたように思う。ムトゥを活かしながら存在感を見せ付けた。全盛期の迫力にはまだ及ばないが、今後の活躍が期待できる。
ヴィオラはプランデッリが就任してから05-06シーズンが4位(八百長問題で勝ち点30剥奪、CL出場権も剥奪)。06-07は勝ち点マイナス19から結果5位(実質勝ち点はインテルに次ぐ2位)。今日の試合を見る限り、絶対的なエース、ルカ・トニが抜けた影響は全く感じられない。

インテルとミランがこのままもたついているようだとこの2チームが優勝争いを展開してもおかしくないと思う。どちらの強さが本物か・・・

posted by take4 |06:00 | セリエA | コメント(3) | トラックバック(0)
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2007年09月24日

噂の0トップ

久々にローマの試合(ユーベ戦)を見た。
昨シーズン、スパレッティの華麗なるパス&ゴーサッカー。俗に言う「0トップ」が開花。こんなに強いローマはいつ以来か・・・今シーズンは優勝候補筆頭の呼び声が高い。

0トップの印象はとにかく「早い」。
パス交換、オーバーラップ、シュートまでのビルドアップがとにかく早い。スピードがあるので、時間が立つのも早い、90分があっという間に感じた。
フォーメーションはトッティが1トップの4-2-3-1が基本だが、これがボールを奪うと一気呵成に、2列目のペロッタ、タッディ、マンシーニ(ジウリ)、ボランチのアクイラーニ、両サイドバックのトネット、カッセッティ(シシーニョ)が一気呵成に攻撃に絡んでくる。嵌ったときのスピード、パス交換、シュートはまさに一気呵成という言葉がピッタリ。
これができるのも守備的ボランチのデ・ロッシとCBの2枚(ファンとメクセス)の守備が安定しているからだ。
しかし、トッティは代表引退を宣言してなおキレが増した感じ。もちろん、今も昔もローマの中心なのだが、彼が健在だからペロッタ、アクイラーニが活きている。

試合は結果的に終了間際に追いつかれて2-2で、ローマの0トップをべた褒めという内容ではなかったが、一方のユベントスも攻撃的にくるので、その試合展開は今までのセリエAのイメージを一新する面白さだ。決してイタリア伝統のカテナオチオを否定するわけでもないし、両チームのDFが悪いわけではない。ユーベはCBを2枚とも変えているし、ローマは試合の中で巧く修正できるCBは強みだ。

ローマは今日(23日)から10月2日まで、ユーベ、フィオレンティーナ、インテル、マンチェスターUTD(CL)と地獄の4連戦。スクデットを占う上でも、ヨーロッパで結果を出す上でもホントに重要な連戦になる。
今日の引き分けでもセリエAでは首位を堅持。チャンピオンリーグは、昨シーズンの悪夢のオールドトラッフォードのリベンジとなる。


話は変わるが、今の日本代表が目指すべきサッカーの一つの到達点がローマのサッカーにあると思う。真似をしろという訳ではないが、(まさにオシムの言う)「スピード」や「コレクティブな動き」がローマにはある。もちろん「個の力」も・・・
特に2列目や両サイドバックの動き(パス、スペース、クロス・・・)は、比較にはならないと思うが、参考にしても損はないのではないか・・・
もちろんそんなに簡単に真似できるものではないし、クラブと代表という違いもあるが・・・

posted by take4 |05:00 | セリエA | コメント(5) | トラックバック(0)
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2007年09月23日

バルセロナの異変

なんだかバルセロナの周辺が騒がしくなってきた。
ミッドウィークのCLリヨン戦での途中交代、その後の地元新聞報道で夜遊び規律違反から週末のセビージャ戦欠場の噂・・・案の定、セビージャ戦の先発メンバーにロナウジーニョの名前がない。理由は筋肉拘縮というが、実際はどうだろうか・・・噂されるようにACミラン行きが早まるか、はたまたロニーの慢心か・・・

試合は、メッシの活躍で2-1でセビージャに勝利。メッシはキレキレ。特に得点には繋がらなかったが、前半のゴール前、ゴールライン沿いのドリブル突破はやばかった。1点目のボレーシュート(パスを出したアンリも見事だが・・)も尋常ではない。

WOWOW解説の信藤氏も言っていたが、アンリはバルサの4-3-3のCFがフィットしていなかった。(セビージャのセンターバックが出色だったこともあるが)確かにドス・サントスが入って左に流れるようになってから動きもよくなりフィットしてきた。そうすると、ますますロニーの居場所がなくなったりする理由だが・・・
ライカールト監督が、
「メッシがチームメイトのことを忘れていなかったのはすごく好ましいことだ。ゴールのときというのは祝うことだけ考えるものだが、すごく冷静な対応だった。人に捧げる行動は好ましい」
と、暗にロニーの不在を気にかける発言に終始しているのも気になる。この人ってもう少しストレートな物の言い様だったと思うが、それだけデリケートな問題なのだろう。

シーズン前には、どちらかと言えばデコの存在を揶揄する話が多かったが、まあこれだけタレントが揃ってしまうと、どんなに名将と呼ばれる監督でも選手の人心の掌握までは難しいということなのだろう。

以前のエントリーでも書いたが、バルセロナの補強戦略やビジョンは数年前のマドリッドをトレースしているようで、昨シーズンあたりから綻びが顕著に現れてきた。実は末期的状況だったりするかもしれない・・・

posted by take4 |10:40 | リーガエスパニョーラ | コメント(4) | トラックバック(0)
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2007年09月19日

ピッポ!60得点!

昨日のCLベンフィカ戦でゴールを決めたピッポ。これで欧州カップ戦通算60得点目・・・歴代2位(1位は爆撃機ゲルト・ミュラーの62点)。
ピッポもなんだかんだでもう34歳ながら、その衰えを知らないゴールゲッターは怪我さえなければと悔やまれるが、今シーズンも「痺れる」ところでガンガンきめてほしい。
あとはやっぱりピルロだな。アンチェロッティに「ピルロの代わりはいない」と言わしめるほど。1点目のフリーキックはピルロらしい弾道でキーパーの手を弾いてゴール。2点目のピッポへのアシストも、スピードに乗った状態からマイナス気味の正確なセンタリング・・・ボールはピッポの右足に吸い込まれた。(ピッポ特有のステップも見事だが)やっぱりピルロだ・・

対するベンフィカはカルドーソ、ディマリアにヌノ・ゴメスという攻撃陣が結構破壊力があった。今後この3人が揃ったときに、どのような結果になるか楽しみだ・・・
なんだか最後は、ルイコスタの引退試合(失礼!)みたいな雰囲気になっちゃったのは王者ミラン、ミラニスタの為せる余裕か・・・ルイコスタとセードルフとのユニ交換はそれはそれで金が取れるシーンだったことは言うまでもないが・・・

グループDのもう一方の試合はシャフタールvsセルティック。俊輔のいるセルティックは成す術なく完敗、惨敗。俊輔もパスミス、ボールコントロールミスから何度かボールを奪われて決定的なピンチを招いていた。先週の代表戦からの連戦で疲れもあっただろうが、セルティックはこのままではキツイだろう。
昨日の敗戦のポイントは2つあるように思う。一つはリーグ戦で好調なマクギィーティーを先発で使わなかったこと。守備的にとかんがえて左サイドはハートリーが先発。起点もつくれないし、サイドバックとの連携も見出せない。試合途中から俊輔とポジションチェンジしていたが、それも裏目に出ていたようだった。
あとは、両サイドバックの出来が欧州戦線ではなんだか物足りない。勝負をしかけるでもなくバックパス、精度のないセンタリングと、まるでどこかの代表のサイドバックなみに腰が引けていた。
アウェイという戦い方もあると思うが、もう少しセルティックのサッカーを展開してもよかっただろう。

最後にシャフタールについて。昨日の試合を見る限り、チャンピオンズリーグ仕様に効果的な補強をしてきたなと思う。中盤をブラジル人のテクニックが支配し、前線は決定な仕事ができるブランドンとルカレッリの2トップ。DFラインも屈強でチームとしてのまとまり、CLに臨むモチベーションがセルティックとは明らかにちがっていた。2位争いは熾烈を極めそうだ。

posted by take4 |14:53 | チャンピオンズリーグ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年09月18日

J百年構想

先週末は衛星もネットもTVもない、久々にサッカー(情報)から隔離された場所を彷徨。新聞や活字は目に入ってくるが、そこはサッカーが根付いてない場所で、扱いもよほどのことがない限り小さい。ほんの数行だけ・・・結果だけ・・・
そんな状況下、秋の夜長、雨音と蛙の鳴声と鈴虫の音を聞きながら、悠長に日本サッカーの現実について考えてみたりした。
僕はサッカー協会の役員でもスタッフでも、クラブチームの経営にも参画していないので余計なお世話であることは百も承知で・・・

Jリーグの発足時に「百年構想」というのがあり、掻い摘むと「地域に根ざしたスポーツクラブを核としたスポーツ文化の振興活動」という理念だったと思う。
93年の発足時は10クラブだったJリーグは現在31クラブに増え着実に全国に広がりつつある。
日本のサッカー事情を俯瞰すると、Jリーグ(J1、J2)を頂点として、その下にJFL、全国地域リーグ、県リーグと続く・・・実際は、J2とJFLには高い壁があったり、たとえば僕の地元のように「Jを目指す」クラブチームがなかったりする地域もある。
欧州に目を移せば、イングランドもイタリアもどこの小国でも、その町、その街にクラブチームが存在しているのが普通の風景であるが、それが日本の現実であることも受け入れなければならないと思う。

こうしたサッカーピラミッドとは対極に高校サッカーを筆頭とする「学校(部活)サッカー」があるのも事実である。それはJの「百年構想」にある「地域に根付いたスポーツクラブ」が身近に(僕の地元も含めて)ないというのが根本にあるが、そうした「学校サッカー」の弊害は色々なところ(大きく言えば日本サッカーの未来)に表れていると思う。
今でこそ、「プリンスリーグ」などが開催されクラブチームと学校チームの交流が行われて活発な血の交流が行われているが、「学校サッカー」の弊害は、たとえば「育成年代」の世界大会での脆さが象徴的で、FIFAのカテゴリーである「U-20」「U-17」といった区切りが、日本の学校、学年では中途半端になってしまう現状がある。
例えば、次のU-17WCを目指すチームは、2年後(2009年)の大会で17歳以下ということは、現在14歳、15歳の選手で編成して来年のU-16アジア大会(ワールドカップ予選)を目指すことになるが、日本の学校の学年ではちょうど中学から高校にあがる時期であり、いかに才能のある選手でも環境や指導者の変更を余儀なくされ、指導方法から練習方法まで変わってしまえばその才能がつぶされてしまうこともある訳で、これは次期Uー17日本代表の編成にも大きく影響してくる。
その点、クラブチームに所属する選手は一貫して同じ指導者の元(当然変わることもあるが)、同じクラブのコンセプトで「育成」されるわけで「そうした」ブレは少ない。
ただ、クラブにもカテゴリーにより「セレクション」というものがあり、クラブの「セレクション」に落ちた選手は、他クラブに移ったり、高校の部活に参加しているのも事実であるから問題はそう容易いものではないが・・・

もちろん、「学校サッカー」にも良い指導者や良い環境がそろっているわけで、一概に「学校サッカー」を否定するわけではないが、たとえば「高校サッカー」を勝つためだけの「戦術」が横行するような現状に日本サッカーの未来はない。また部活動にある「補欠」「球拾い」も必要悪だと思う。
「育成年代」では、「戦術」理解のもと、試合での経験を積むことが大切であり、(個々のチームで違いはあるが、少なくとも)その「戦術」は「A代表」を頂点として各カテゴリーから、クラブチームから、サッカー協会の指導者から伝播されるものでなければならないと思う。

少々話が横道にそれてしまったが、日本サッカーが世界に伍していくためには、羨むべくは欧州のサッカー文化ではなく、悪しく続く日本の教育制度だったり、受験文化だったりすると結論付けたりしても余計なお世話か・・・
本当に85年後にJリーグの「百年構想」が着実に全国に浸透していれば、ワールドカップで優勝することも夢よりは現実に近付いて来ているのかなあ・・・まあ、すごく遠い話で僕も生きているとは限らないわけで(年齢的には確実に死んでます。)、某キャプテンの言う2050年日本ワールドカップまでにその成果を期待しますわ。それは現実よりは夢に近いと思いますが・・・

posted by take4 |16:25 | 日本代表 | コメント(7) | トラックバック(0)
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2007年09月14日

週末の日本人たち

さて、インターナショナルマッチウィークも終了して週末からは各国リーグ戦が再開する。週末の日本人選手の動向はどんなものだろう・・・

まずはセリエA。森本のいるカターニアはアウェイで、調子の上がってきたインテルと対戦。ガゼッタの予想では4-2-3-1のフォーメーションで、24 Spinesiの1トップに、2列目左から、10 Mascara 25 Martinez 15 Morimotoが並ぶ布陣だ。マルティンスが先発のため、前2戦とは違って森本は右のウィングで先発の予定。この中間も練習試合で得点もあげているようで、調子をキープしているようである。難関ではあるが、インテルからの得点を期待する。
ちなみに、インテルの予想スタメンは、クレスポとクルスの2トップに、右サイドでフィーゴが先発予定でこちらも楽しみだ。
ここのところ噂を聞かないトリノ大黒は、パレルモ戦のベンチメンバーには入っているようだが、まだまだ監督の信頼は勝ち取っていないようだ。直前で移籍してきたレコバ(格は全く違うが)のアオリをもろに受けてしまったようだ。少しの時間でもチャンスを貰って、ゴールという結果が残せれば少しは状況も変わるのだろうけど・・・ちょっと哀れにも感じる。

松井のルマンはホームでバランシエンヌ戦。(レキップに載っていないので)予想スタメンは不明だが、前節ジェルビーニョとの左右サイドの攻撃がフィットしていたし、代表戦の疲れがなければ先発濃厚だろう。
ルマンはここ3戦3連敗で、ここは踏ん張りどころだ。リーグアンはいつものことだが、中位が混戦。ここを抜け出して、なんとか欧州カップ戦圏内を目指してほしいものだ。ルマンは松井、ジェルビーニョにロマリックやセッセニョンなど中盤のタレントが豊富なのに、DFラインがほんとにザルだ。まあ、ここが中位を抜け出せない元凶なんだろうけどね。

フランクフルトはホームでハンブルガーSV戦。どうやら高原も復調して、稲本との先発揃い踏みが見れそう。放映権の問題で映像は見れないのは残念だが、タカゴールを期待する。

俊輔のいるセルティックはホームでインバネス戦。こちらは翌週のチャンピオンズリーグ初戦を睨みながらの戦いになるか・・・言い方は悪いが、セルティックは国内リーグではそうそう取りこぼしはないと思うので、アウェイのシャフタル・ドネツク戦に戦力を温存してくるのだろう。そうなると俊輔は疲労を考慮してベンチスタートの可能性が高い。

あ、JもACLも佳境に入るし、秋の夜長にサッカー三昧だな。

posted by take4 |19:15 | セリエA | コメント(0) | トラックバック(2)
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2007年09月13日

混戦は続く、どこまでも・・・EURO2008予選グループB

12日に行われたEURO2008予選で、スコットランドがアウェイでフランスに勝った。ホームと合わせて2連勝という快挙。グループBの首位に躍り出た。

失礼ながら、スコットランドと言えば、フットボールよりラグビーの方が盛んであり、(俊輔が行くまでは)スコットランドプレミアリーグのイメージも、ロングボールの撃ち合いとフィジカルが軋むぶつかり合いをミックスしたようなフットボールのイメージしかなかった。
しかし、実際は組織的でかつパスを繋ぐサッカーもできる。さすがに昨日の試合は、アウェイということもあり、かなり引き気味だったが、フランスの圧倒的なボールポゼッション(なんと80%前後!)で再三ゴールを脅かされたが、強固なDF陣はアネルカやトレゼゲに決定的な仕事をさせなかった。
試合は、後半20分前後、カウンターからジェームズ・マクファーデンのミドルがズドンとフランスのゴールネットを揺らして決した。

グループBは以前のエントリーの書いたように大混戦だが、こちらも大一番で、イタリアがウクライナにディ・ナターレの2発で勝利したためウクライナ(勝ち点13)はほぼ脱落(10/13スコットランド、11/21フランスとの直接対決を含め4試合残すが・・)。
スコットランドが勝ち点21、イタリア20、フランス19という順位で残り4節で各国とも残り3試合。
スコットランドが先に3試合を消化するスケジュールで最終戦は11月17日にグラスゴーでvsイタリアという大一番。フランスはその結果を見て、11月21日にわずかに可能性のあるウクライナと最終戦。
ホント、目が離せません。

posted by take4 |17:39 | EURO2008 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年09月13日

反町という監督

昨日は所用のため国立に行けなかったので、サッカーバーにて観戦。(事務所から国立も、よく行くサッカーバーも距離的にさほど変わりはないのだが、昨日の曇り空に侵されたか、どうしてもスタジアムで見たい!という気持ちが盛り上がってこなかった・・・まあ、理由はそれだけではないのですが・・・)

スタジアムで俯瞰できていないが、最終予選に入って初めて4バックを採用した。一応、4-2-3-1のフォーメーション。
しかし、実際は内田がその運動量を活かして右サイドで奮闘するも、左サイドの伊野波はほとんどオーバーラップすることもなく実質3バック気味のポジショニング。家長は足元でキープできる選手なので、サイドバックと家長自身を活かすのであれば安田というチョイスもあったのでは?カタールがドン引きだったため、カウンター対策というのもあったかもしれないが、これはCBの2人とボランチで防げたようにも思うが、それも反町さんの采配なのだろうが、ふと疑問に思った。
結果的にだが、1点を取ったあとの消極的な攻撃と反比例するが、本田拓也が退場になったあとの守備固め(水野を下げて小林を入れた5バック気味な4バックで1人余らす形)をみれば反町さんのチョイスは「正解」だったかと思う。あくまで結果論だが・・・

しかし、10人になって逃げきりをはかるべき試合展開、特に残り10分間(+ロスタイム5分)の戦術については大いに疑問がある。10人になった時点で水野よりもボールキープできる家長を残したのはわかるが、その家長は何を考えたか、強引なドリブル突破や不正確なヒールパスなどを繰り出してきた。「おいおい」と・・・他にも数的優位の守備で安易なクリアなど・・・危ない場面はたくさんあった。
こうした局面での戦術徹底は確実に行わないと、命取りになることがしばしばある。結果的に1-0で踏ん張ったチームは称賛すべきであるが、多少老婆心で、モノ言ってみる。

これに対する監督のコメントは、
「小林を10番につけて、こちらは逆三角形を作って対応する。そして、向こうは4バックでサイドが当然持ち出してくるわけですが、うちは1人少ないので、家長と森島にはこの4人を2人で見るという、常識では考えられないことをやらせました。つまり、センターバックとサイドバックの間に1人ずつ、2トップのような形で入れて、振られながらも何とかボランチが引き出されない形をとりました。」
とのこと、その戦術がどこまで浸透していたか・・・

デカモリシはすごく良いと思う。カタールの選手との体格差もあるだろうが、ほとんど空中戦は競り勝っていた。しかし、落したところに走り込む動きやデカモリシが楔になったあとの連動性がかけていたので、(特に1点リードしたあとは)攻撃がすごく淡泊なものに映った。願わくば、デカモリシに1ゴールという結果も残してやりたかったが・・・

ところで反町さんはどこで平山に見切りをつけたのだろう。(「見切り」という表現は語弊があるかもしれないが・・・)カレンや菅沼などの「見切り」のポイントは明確であったように思うが、平山は結果がでなくても(オリンピック予選に限って言えば、絶対的な得点源で)、FC東京で使われなくなったあとも常に先発で起用していた。
が、一転してアウェイでのサウジアラビア戦(当時の評価ではサウジが1位抜けを争う相手)で、守備的にならざるを得ない状況で、前線から動けるデカモリシとあまり動けない平山でデカモリシをチョイス。この決断が一定の結果を出した。平山頼みの前線にも変化をもたらした。

試合後、この起用法について
「今日のゲームを見てもらえれば、その回答はどこかにあるんじゃないかなと思います。個人の評価につながるので、ここでは発言できません。」
としているが、ホームでの大一番でも、その「決断」が揺るぐことがなかった反町さんの起用法は支持できるものである。

反町という監督については賛否両論ある。協会の評価や、サポーターの意見を聞いていても肯定派より否定派が多いのだろう。。采配や戦術について(支持できる部分もあるが)僕もどちらかと言えば不満の方が多いか・・・
でも、采配や戦術というのは、見ている側からすると「内容」の部分であって、目線を変えるとU-22というカテゴリーがほかの「育成年代」と違って、「オリンピック出場」という「結果」を求められるカテゴリーであることを考えれば、否定や不満を黙殺してでも「結果」だけを出し続けている監督であれば評価しなくてはならないと思う。
そういう意味では、反町という監督はプロフェッショナルであると思う。

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posted by take4 |12:00 | 日本代表 | コメント(19) | トラックバック(2)
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