2008年07月23日

イエロー西川

さてイエローをわざともらった(オリンピック期間中に累積警告で出場停止になるため、復帰後は累積枚数がクリアになる)とブログで公言した大分のGK西川クン。随分とブログやらマスコミから叩かれたようですが、戦略的にイエローをもらうことがそんなに悪いことでしょうかね?

まあ、非紳士的な行為であることは間違いないですが、クラブは西川を厳重注意処分として、ブログは一時停止させ、社会貢献活動を義務付けたらしく、クラブの社長、強化部長、広報部長の3人にけん責、給料10%カット1カ月の処分を科し、クラブ内にフェアプレー推進委員会を設置する意向を示したそうです。

さらに「フェアプレー精神」を掲げるJリーグ事務局が事情聴取をするそうですが・・・本質的な問題で、相手を殴って傷つけたとか、観客に蹴りを入れたとかというかつてのカントナばりの行為であれば断罪されて当然だとは思いますが、ルール上、日程上などある意味でのチームの戦術的な面での貢献度を考えれば、問題視するほどでもないと思いますが、どうなんでしょう?

まあ、言葉にしてブログで言うことではないんでしょうけど・・・

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2008年03月17日

遅すぎたオジェックの解任・・・

浦和のオジェック監督が解任されましたね。
開幕から2試合目の解任は、セレッソのフアド・ムズロビッチ元監督と並ぶJ史上最短の任期らしいです。

オジェックに言わせれば、何せアジアCL制覇という結果を残している訳ですし、まだ2試合だぞという・・・言い訳も聞かれず社長から解任を言い渡されたそうですが、赤鬼と呼ばれたオジェックも顔面蒼白、頭が真っ白になったに違いありません。でも去年のアジアCL制覇以降の成績や采配を見ると、いや去年一年間を見れば、むしろ解任時期が遅すぎたのかなと思いますね。

オジェックの采配や選手起用については以前に何度か意見を述べさせて頂きましたが、やっぱりそのチャンピオンチームに似つかわしくない守備的な戦術と、個の力に頼らざるを得ない豊富なキャラクターの集まりなのに組織プレイを強要することで組織、チームとしても機能しなかった采配でしょうか・・・
ギドが3年で作り上げた財産を1年かけて壊してしまった。それもいとも簡単にです。個に頼るサッカーには賛否両論あると思いますが、どんな戦術でも、どんな組織でも最後は個の力が必要なわけですから、ガンジガラメの規律を押し付けてまで個の力を封じ込める必要はなかったのかなと思います。
今となっては、小野やワシントンが出て行ったことは(それだけが理由ではないにしろ)浦和にとってはオジェックが解任されるより大きな損失だったのではないでしょうか?(いや小野は・・・と仰る方もいると思いますが)僕はそう思います。

一Jリーグの傍観者としては、小野やワシントンが抜けた浦和は一言で言って面白みがありませんでした。高原やエジミウソンのような個性的なFWや梅崎のような将来性のあるMFが入ってメンツはそろっていると思いますし、彼らが他のキャラクターに劣るとも思いません。もっと言えば、ギドからオジェックに変わった去年の浦和のサッカーは試合に「負けない」のですが「つまらない」試合が多くなったと思います。サッカーは「面白い」「つまらない」で決まるものでなくて「結果」が求められるものだとは思いますが・・・それにも増してオジェックの采配、オジェックのサッカーには魅力がなかったように思います。威光だけでは監督が務まらないというか、現場の皮膚感とか空気感は最後まで戻ってこなかったように思います。
サッカーは監督がやるのではなくて選手がやるものですが、以前に鹿島のオリベイラ監督とも比較しましたが、まさに「監督力」の差と言いますか・・・他にもベンチでの立ち振る舞いなんかも、選手を鼓舞したりする姿勢が見えなかったというか、監督の真面目な性格と言われればそれまでですが・・・

まあオジェックを擁護するならばポンテの不在は痛かったのでしょうが、それを言えばやっぱり最後は「個の力」に頼らざるを得ないことを認めることになるわけで、元々開幕で全治は見込めなかったことを前提として補強をしているわけですから言い訳は成立しませんね。フロントはマーケティング抜きで望み通りの補強をしてますしね・・・

後任はエンゲルスコーチの内部昇格だそうです・・・果てはゲットゴール福田現コーチの監督就任を見据えたものでしょうかね・・・

posted by take4 |16:10 | Jリーグ | コメント(13) | トラックバック(0)
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2008年02月18日

あ、まだ彷徨ってる銀狼・・・鈴木隆行

先日、日刊スポーツなどにデカデカと「鈴木、MLS入り決定!」と報じられた彷徨える銀狼こと鈴木隆行とMLSのチーバスUSAとの契約交渉が決裂したらしいです。

問題は契約条件ということらしいですが、先日の記事によれば4年契約が前提ということでしたが、今日の各紙は昨晩の北朝鮮戦の記事に紙面を割いたため決裂の原因などを載せていないので詳細はわかりません。

以前にも書いたのですが、彼の年齢を考えれば4年契約というのは破格の条件で、MLSが彼のどこにマーケティング的な価値を見出したのかと思いましたが、これ実は代理人のリークだったのか、はたまた、日刊の飛ばし記事だったのか実態はわかりませんが、何とも残念ですね。

一部には熱狂的なサポーターを擁する彼でありますから、早くに所属クラブを決めてあげたいものですが、こればかりは僕らではどうしようもありません。

日刊によると、彼自身がMLSでのプレイを熱望していて他の(MLSの)クラブと交渉に入るようですがどうなることやらです。

その前には、ベルディやら大宮からもオファーがあったらしいですが、両クラブともすでに補強を終えているし、MLSもそろそろシーズンインが近いですから、このままだと所属クラブがないまま本当に彷徨える銀狼になってしまいますね。

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2008年02月01日

彷徨える銀狼・・・鈴木隆行

昨年、横浜マリノスを戦力外になった彷徨える銀狼こと鈴木隆行のMLSのチバスUSA(チーバスの方が正しい?)入りが決まりそうだ・・・
最近は髪の毛の色も黒なので銀狼という表現は的確ではないかもしれないが、まあ移籍が決まってヨカッタ、良かった。

日刊スポーツによれば4年契約という破格の条件を提示されているらしい。年齢的なものを考えても厳しいかなと思うが、MLSのマーケティング的な根拠はどこにあるのだろう?
ジーコを慕ったCFZ時代、スポンサーに翻弄されたベルギー時代、どこでどう間違ったかズベズタ時代・・・海外でこれと言った活躍を残している訳でもなく、たぶん彼のサッカー人生は02年ワールドカップのベルギー戦のゴールが絶頂だったと思うが、MLSで日本人選手としての確かな足跡を残してほしいものだ・・・

あとは彷徨えるひょっとこダンスこと久保竜彦の落ち着き先か・・・

posted by take4 |15:35 | Jリーグ | コメント(7) | トラックバック(0)
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2008年01月09日

千葉の水野がセルティック移籍へ・・・

一時期、浦和が獲得へという話が出た以外にあまり話題に上らなかった水野であるが、水面下でセルティックと交渉していたとは・・・

スコティッシュPLもUKなので、以前に宮本やアレックスが泣いた就労ビザの問題(A代表で75%以上の出場)があるらしい・・・詳しくはマスコミに任せるが「若い才能特別枠」みたいのでOKという楽観的な見方も・・・

しかし、セルティックとは驚いたな。
まあ水野は俊輔と同じロベルト佃氏が代理人だから、今シーズン終了後に俊輔の移籍が前提としてあったとして(あくまで憶測ですが)、セルティック的には純粋に右サイドを任せられる選手を欲したか、それともマーケティング的な要素も含めて日本人選手が欲しかったのか・・・

それにしてもセルティックのこの冬の補強は積極的ですね。CLには出れませんがセビージャのヒンケルを補強したり、GKボルツとの契約延長が決まったり・・・

ビザが下りて、水野の移籍が決まったとしてもすぐにレギュラー、すぐにチャンピオンズリーグとはいかないと思いますが、見る側としては楽しみが増すことは間違いないです。
水野については(個人的には)一定以上の評価は持っていましたが、SPLとは言えセルティックと言えばヨーロッパではG14の次のグループでそれなりにビッグクラブ。いきなり海外でビッグクラブとは、(クラブとしては比べモノなりませんが)アーセナル入りした稲本以来ということになります。
一応、稲本はワールドユース準優勝という実績があったことを考えれば、国際舞台でそれほど実績を残していない水野が高評価されたことはかなり意外です。
まあ、そこが代理人の腕の見せ所なんでしょうが、水野のさらなる飛躍を期待します。

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2008年01月07日

高原→浦和移籍で国内復帰。小野→ドイツで再びヨーロッパへ。

お正月が過ぎたらなんともビッグな移籍話が飛び交ってましたね。

まずは暮れから正月にかけて、フランクフルトの高原に浦和が正式オファー。高原がフンケル監督と直談判・・・それを受けて浦和から移籍(内定)発表・・・
正直な話、(高原家には色々と事情があるのだろうが)もう少し海外でやってもらって、日本人FWのポテンシャルを見せてほしかったというのもある。
高原は昨シーズンの活躍が際立つが、ドイツに来て実は5年間で25点(リーグ戦のみ)しかあげていなかった。昨シーズンのプレイの延長線上ならばと期待を抱かせる部分もあったが・・・
まあ、見る側の勝手な期待であって、ブンデスの中位、下位を彷徨うようなクラブでレギュラーポジションがないのなら、ワールドカップ予選を戦う日本代表にも呼ばれ易い国内、それもビッグクラブと言われる浦和からのオファーであれば結論を先延ばしにする必要もないか・・・

黄金世代と言われた彼も今年で29歳。FWとしての伸びシロが先にあるかと問われれば、(失礼な言い方かもしれないが)今が売り時なんだろうな。
それしても高原という選手は、なんとも運に見放されたサッカー人生を歩んでいるなあ。すごくポテンシャルの高い選手で、FWとして波に乗ったら手のつけられないタイプであるはずなのに、ピークを迎えようとすると病気や怪我に足元をすくわれる。
99年のワールドユース準優勝からボカへの移籍などを経て順風満帆なサッカー人生を歩み、日本のエースと期待された2002年のワールドカップをエコノミー症候群で棒に振りる。
仕切り直しで2002年のJで得点王に輝き、ドイツのハンブルガーSVに移籍。再び日本のエースを期待されてOAで選ばれた2004年のオリンピックもエコノミー症候群で棒に振る。
そして、不遇のハンブルガーSVからフランクフルトに移籍。06-07シーズンでチーム得点王の働きで不動のエースに、勇躍参加のアジアカップでも得点王を獲得し更なる活躍が期待されるも(アマ相手の練習試合での)怪我で出遅れ、再びベンチウォーマーに甘んじる。

怪我はともかく、エコノミー症候群については、なかなか克服できない病気ではあるし、本人には全く非がないのではあるが、振り返ってみると不運であるとしかいいようがない。
この浦和への移籍が最後のチャンスであると思われるが、今までの(運に見放された)サッカー人生を払拭するような成功を期待する。

その黄金世代で「天才」の名をほしいままにした小野伸二は、再びヨーロッパへ向かうらしい。ドイツのボーフムからのオファーによりキャンプに招待されたらしい。
06年に鳴り物入りで浦和に復帰したものの、怪我に泣かされこれといった活躍を見せられなかった。というよりも監督と対立する不満分子としてのキャラだけが際立ち、(セパハン戦でのパスミスなど)最後は全盛期の見る影もなかった・・・
18歳でフランスワールドカップ出場、ワールドユース準優勝、フェイエノールトへの移籍、UEFAカップ優勝と輝かしいキャリアながらここ数年は怪我の影響もあるのか低迷・・・

小野伸二も高原と同じく今年で29歳。サッカー選手としての伸びシロは期待できない。失礼ながらボーフムがどんなサッカーをするかわからないが、移籍が実現した暁には「天才」小野伸二の復活を望む・・・

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2007年12月27日

Jの移籍話について

大分の梅崎の浦和レッズに完全移籍が決まりましたね。当面はポンテの代わりとしてでしょうが、梅崎は中でも外でも使えるので浦和にとっては重宝しそうです。
梅崎については、監督との折り合いの悪さからU-22ではほとんど使われませんでしたが、U-20WCから(U-22の)中国遠征までの動きは良かったし、今後代表でもその力を発揮してほしいと期待している選手ではあるのですが・・・フランスに行ったと思ったら大分に出戻り、そして浦和へというここ1年の動きについては、(個人的な)印象はあまりよくないですね。
すごく海外志向が強い選手だとは思うのですが、(浦和の破格の)好条件を蹴って海外という選択肢はなかったのかな・・・これでまた夏に海外なんてことを言いださなければ良いが・・・(契約上は問題ないのでしょうが・・・)

Jの移籍と言えば、J2に落ちた広島の柏木の周辺も騒がしいですね。一時期、浦和がオファー的な飛ばし記事もありましたが、これは代理人が梅崎と同じという所以なのかなと・・・
広島に留まるのであれば(サンフィレッチェファンの人には申し訳ないですが)海外に出て欲しい気もしますね。

海外の移籍でもそうですが、代理人つながりで移籍話は進むので、マークする選手の代理人周辺を探って書く記事には、ダミーでも飛ばしでもいろんな情報が飛び交うことになりますね。
代理人も(別のクラブからオファー的な情報を流して)意中のクラブとの交渉をうまく進める手段として使うこともあるだろうし、その辺は書く側とは持ちつ待たれつな関係ということなのか・・・

名古屋の本田圭祐のオランダ移籍話は代理人(藤田俊哉と同じ)がオランダ方面に強いから出てきた話だろうし(実際の信憑性は高いようですが・・・)、ピクシーがディド・ハーフナーを参謀になんて話も同じ代理人だからなんでしょう・・・(鈴木隆行のズベズタ行きもそうらしいですが・・・)

これはこれで別に悪いことでなく、日本人の代理人(もしくは日本人が契約する代理人)が多くの有能な選手を抱えることで世界的にも通用する代理人になることは、日本人のレベルアップに(海外に出ることは一つの要因にしか過ぎませんが)繋がることだと思います。

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2007年12月19日

ワシントンの残した言葉

「僕をクビにした監督を救ったのは悔しい。」

浦和レッズの2年間で通算60戦54発。
J、天皇杯、ACLのタイトル獲得に貢献しながら、今期限りで退団することになったワシントンがクラブワールドカップ終了後に残した言葉だ。

「監督と問題がなければ1年中、今日のようなプレーができた。」

とまで言わせるほど、ホルガー・オジェックとの確執は何だったのだろう。交代に激高してユニフォームを投げ捨てたり、練習を無断欠席するなどの造反、監督批判は繰り返し報道された。面白おかしく書きたてたマスコミもあるだろうが、シーズン中は監督との確執から批判めいた発言が取り沙汰されることはワシントンの件に限らず、サッカーではよくあること。最悪の場合は監督の構想から外れ、干されて放出されることもある。

報道などでは、ワシントンは人格者であり、練習への取り組み姿勢も真摯であると聞く。対するオジェックは規律に厳しく、選手とは一線を置き、FIFAの技術委員を経験したことからその戦術論はより崇高なものとして絶対的な信念を持っている。

そんな危うい関係を保ちながら、オジェックはワシントンを使い続けACL制覇を成し遂げフロントからは一定の評価を得ることになる。ワシントンは功績を残しながらも契約満了で退団。なんとも皮肉な結末であった。

報道だけ見れば、ワシントンの身勝手で、または家族の問題や、自身の心臓の問題なんかがあって先に移籍話を進めた感が強いが、実際は(退団は)監督の既定路線ですでに来季の戦力構想からは外れ、変わりとなるFW(新潟のエジミウソン)の補強を進めていたように思う。

残された言葉はワシントンの恨み節のようにしか聞こえないが、オジェック監督は、実は順調そうに見える浦和レッズの今後に影を落とすもののように思う。
守備的な戦術については批判し易いが悪いことばかりではないだろうが、若手の育成方針(フロントが決めることもあるだろうが・・・)や、選手のコンディション管理(ケガ人の数が異常であり、試合数だけが原因とは思えない)、(固定メンバーを含む)選手起用法など問題ありありだろう。

「レッズはあと2つのタイトルを取ることができた。闘莉王が監督になった方がいい。100%大賛成だ」
とは言いすぎだろうが、浦和は先を見据えて監督人事も考慮した方が良いように思う。(大きなお世話だと思いますが・・・)大型補強だけでは補えない何かを失っていくような気がします。
それはワシントンがサポーターに残した言葉からも窺える。
「最初から最後までサポーターは僕の名前を叫び続けた。感動しながらプレーした。絶対に活躍してやろうと思ってた」

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2007年12月04日

遅ればせながら、J2007シーズンを俯瞰して

浦和にとっては後味の悪い結果、鹿島にとっては奇跡的とも言える結果で幕を閉じたJの07シーズン。

最終的な戦績を見ていくと、34戦して浦和は10分4敗に対し、鹿島は6分6敗、3位のガンバは10分5敗。勝ち数は鹿島22、浦和20、ガンバ19の順位通りだが、内訳を見ると、浦和はアウェイで強く(わずか1敗)、ガンバはアウェイで勝ち切れない(7分3敗)のに対して、鹿島はホームでもアウェイでも順当に勝ち点を重ねているのが特徴的だ。
さらに千葉(14位)以下降格圏を争った14位以下のクラブとの対戦成績をみると、鹿島は3分無敗、ガンバは2分無敗に対して、浦和は3分2敗と星の取りこぼしが多すぎる・・・

ホーム不敗神話を誇った浦和であるが、今シーズンはアウェイでの圧倒的な強さ(4分1敗)とは正反対にホームで6分3敗。シーズンを通して、ホームで勝ち切れないことが最終的には精神的にも、心理的にも響いたか・・・
最終節、(今シーズン)無敗のアウェイで負けて優勝を逃すというのも象徴的だし、33節の鹿島戦を(精神的な、心理的な)ホームアドバンテージで勝ち切れなかったこと(結果論だが引き分けでよかった・・・)も最大の要因だろう。
負けグセというか、(天皇杯の愛媛戦を含めれば)シーズン終了間際で1週間で3連敗。たぶん、ここ数年の浦和で公式戦(引き分けを挟まずに)3連敗は記憶にない。阿部が疲労は理由にできないということを言っていたが、過密な試合日程よりはこちらも原因だろう。

鹿島と浦和の差はこうした戦績(結果)だけではなく最大の理由としては、(すべての試合を見ている訳ではないので断言できるわけではないが)やっぱり監督の差・・・オズワルド・オリヴェイラとホルガー・オジェックの差だろう。
それぞれに、前任監督の良いところと悪いところをそのままの状態で受け継ぎながら、確立された戦術論で結果を出したのはオリヴェイラであった。現監督に戦術の浸透度というか、その人のカラーが出ているのはオリヴェイラの方であり、選手起用もふくめた采配、チームとしての組織力も鹿島が上であったということだ。
浦和はギドが作ったベースに、ワシントン、ポンテと言った類稀な個の力が融合することで最大限のパフォーマンスを出すことができるのだが、オジェックはその威を借りることで、何も手を施さなかった(ように見える。)
リーグ戦とACLを並行して戦うプランがなかったと言えばそれまでだが、(啓太、阿部、闘莉王も含め)結果的に個の力頼みであったことは否めない。彼らの替わりが効く人材が居ればと思う試合はいくつもあったはずだ・・・

さて、浦和はまだシーズンが終わったわけではない。チーム全体に意気消沈ムードが漂うようだが、この後にクラブワールドカップという大一番を控える。せめて1回戦を勝って、ミランとやってほしいという願望、でなければ出る意味はない。(見る側としてという意味でね・・・)

posted by take4 |12:16 | Jリーグ | コメント(1) | トラックバック(0)
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2007年11月15日

あえて浦和レッズの戦術論

ACLを制覇した浦和レッズ。すっきりと2-0で勝ってクラブワールドカップ出場権も手にしたわけで素直に偉業を称えたい。

その浦和レッズの戦術について一言、二言・・・

優勝のかかるJリーグの試合に挟まれた状況でアウェイ戦から11日間で4試合を闘う過密日程の浦和。
アウェイを1-1で終えたホームでの試合。相手に点をやらないことを考えたのかDF3枚に両サイドの阿部と平川が引く5バック。セパハンは1トップだから、単純に2枚か4枚は人が余る状況。セパハンも試合が動くまでは引き気味に入ってきた。
この超のつく守備的戦術を批判するつもりはないが、これが対アジアのクラブとの戦いを考え抜いた「負けない浦和」の真骨頂なのか。オジェックの評価が分かれるところだが、名を棄てて実を取るやり方は結果的には正解だったのだろう。
ただ試合中盤から啓太や長谷部までも最終ラインに吸収されてしまい、中盤でセパハンを自由にさせてしまったのは頂けなかった。これは結局試合終了まで修正されることはなかったのだが、中盤からゴール前でセパハンの選手がボールを持ちすぎる傾向があったので、結果的に相手に助けられた感がある。
ボールを支配され、サイドチェンジやアーリークロスがバンバン入ってきたらもっとヒヤヒヤものだったろうと思う。最終的にセパハンは3トップにしてきたが、結果論だがオジェックの戦術が嵌ったと思わざるを得ないな・・・

あとはFWの選択。
日曜日のJの試合を考慮して(したのか)、先発FWは達也ではなく永井だった。試合序盤はまるっきり消えていた永井。ひょっこり顔を出して先制ゴールを決めるまでは、なぜ彼を先発させたのか意図がわからなかった。
20分すぎの先制ゴールは贔屓目なしでオフサイドに見えたが、消えて消えて一発で仕事をする永井の起用がズバリの一瞬だった。2点目も起点はフリーになった永井のシュートからだから(とは言え、あの局面ではセパハンは足が止まっていて浦和は3人フリーになっていたが・・・)、これもオジェックの戦術が嵌ったと思わざるを得ない。
永井の印象ってどうしても線が細く、ドリブルだけというイメージが強いが一発で決定的な仕事ができるという点では日本では珍しいストライカータイプということか・・・まあ、ワシントンというCFとポンテというゲームメーカーが居るからこそ永井がフリーで動けるというのもあるのだろうが・・・

これで浦和はアジアの頂点に立って、世界の表舞台に立つことができる。一回戦を順当に勝てば準決勝でACミランが待ち受ける。まだまだJリーグがあるのでそこまでは考えていないだろうが、この戦術で行くのか、それとも新たな戦術がオジェックから繰り出されるか浦和のクラブワールドカップでの戦い方が楽しみだ。

posted by take4 |11:10 | Jリーグ | コメント(4) | トラックバック(1)
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