情熱を真紅の鹿と共に

レオシルバを無視したJリーグの調査の仕方には、到底納得できない

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色々言いたいこと、許せないことを、 ずっと整理して考えていたが、 怒り、悲しみ、憤り、悔しみ、 これらの感情が助長し、 私自身の特徴であり欠点である、 長すぎる文章というのが、 止まりそうにもないので、 それを凍結し、要点だけまとめて、 出すことしたい。

森脇選手がレオシルバに暴言を放ったと、 小笠原選手が主張し、 そしてレオシルバ選手も、 同様に森脇選手に、暴言があったことを、 悲しむコメントをしていた。 それに対し、森脇選手のコメントは、 内容は思い返すのも、嫌な文面ではあるが、 ともかくも、それらを全部否定するのもだった。

この事態を受けて、 事の真偽の調査に乗り出したJリーグは、 当事者だと主張したレオシルバを呼ばずに、 小笠原と森脇のみに聞き取り調査をして、 「暴言はあったが、誰に言ったかは特定できない」 「その暴言はその場に居た者に対しての侮辱に当たる」 として、森脇選手に2試合の出場停止処分。 という、結論を下した。

その発表のあとすぐに森脇選手が、 謝罪会見を開いた。 「心から謝罪をしないといけないと思っています。 小笠原(満男)選手とレオ・シルバ選手に、 日本のサッカーファンに不快な思いをさせてしまいました。 このようなことがないように行動、言動をとっていきたい」 という冒頭コメントで、 誰に言ったか解らない暴言問題で、 その暴言を受けた当事者だと主張していたレオシルバに、 謝罪しないといけない、と発言した。

その次の日、試合があったあとに、 レオシルバに対して記者が、 前日の記者会見で森脇選手が、 謝罪したいと申し出ていることを聞いた。 「裁定が下された後に謝られても無意味」 レオシルバは、冷静な文言ながらも、 明らかに不快感を示した文章で、それを断った。 当たり前である。 自分の主張を無視どころか、 主張する場にも顔を出せず、 言ったとされる者の意見と、 報告した者の意見だけ聞いて、 「わからなかった」 と言われたレオシルバの怒りと憤りは、 森脇選手の謝罪したい発言と合わせ技の、 数え役満になっていたと思われる。 森脇選手はレオシルバに対して、 暴言を言っていないと主張し、Jリーグにもそう報告した。 レオの主張を否定しているのだ。 それなのに、一体なにを、どう謝るというのか。 それがレオシルバにとって、何の意味があるというのか。 なんの慰めになるというのか。 仮に同じ境遇に立たされても、 冷静さを保つ自信は、私には無い。 本当に凄い選手だと思う。 サッカー選手というより、一人の人間として。

たった2人の聞き取り聴取。 その調査方法で、本気であの場で、 差別的発言が無かったかどうか、 判明すると考えているのなら、 Jリーグの調査の信頼性は、 地に落ちるも同然だ。

特定の子に口汚い悪口を並べる生徒を、 見かねて先生に報告した生徒がいたとする。 それを聞いた先生が調べるときにだって、 悪口を言われた生徒に話を聞くだろう。 子供の世界ですら、することを、 大人の世界で行わなず、 解決した気でいるなんて、 正気の沙汰ではない。

こんなやり方であるから、 鈴木常務が、 「この件は、鹿島側も小笠原もなにも言わない」 とコメントしたあとでも、 小笠原が、レオシルバと同じ日に、 「出された処分に口は出す気はない」 としながらも、 「調査すべき対象は、もっといたはずだ」 という苦々しいコメントを残している。 彼が言える最低限度のラインの、 Jリーグの調査に対する苦言なのだろう。

差別とはなにか? 私はこの無限の風呂敷に、 明確な回答をできるほど、 知性的でも理性的でもない。 しかしこれだけはわかる。

差別とは、強者が弱者を虐げることだ。 生まれと異なる風土の大地で、 その人々の群れで、暮らす者が、 心無い言葉を浴びせられることだ。 それで心を痛めることだ。 我慢して耐えて悲しむことだ。

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