2008年04月28日
リーガ・エスパニョーラ 第34節
レアル・ベティス×ビジャレアル
@ルイス・デ・ロペラ
【ベティス 先発】
GK カスト
DF ファニート メジ ベガ ブランコ・イリッチ
MF アルス ファンデ シスコ オドンコール カピ
FW ホセ・マリ
【ビジャレアル 先発】
GK ディエゴ・ロペス
DF ゴンサロ ゴディン カプテビラ ハビ・べンタ
MF セナ エグレン カニ カソルラ
FW ニハト ロッシ
残留も決定的という状況でなかなかモチベーションを上げにくいベティス。一方のビジャレアルはチャンピオンズリーグ本選出場権確保の為には負けられない。そんな両者の一戦。
ビジャレアルはピレス不在がどう出るか?
試合はホームのベティスが押す展開に。
シスコ、オドンコールの両サイドがDFラインのウラをつく動きが多く、それにたじたじといった感じのビジャレアル。本来のパスサッカーは出来ずじまい。だが、先制点は意外な形で入る。
試合が動いたのは前半16分。DFでボールをインターセプトしたビジャレアルはゆっくりと攻撃に移り、ボールはセナの元へ。センターサークルの中でボールを持ったセナはGKの動きを見てそこからシュート。なんと、これがカストの手をかすめゴールへ吸い込まれる。ビジャレアルがセナの超ロングシュートで先制。
その後は時折ビジャレアルが押し込むシーンもあったが、その度にカウンターでベティスが徹底してDFラインのウラを狙いチャンスを作るも決まらず。
前半はこのまま0-1で折り返す。
後半の頭から交代カードを切ってきたのはビジャレアル。後半の頭からハビ・ペンタに代わってアンヘルを投入する。恐らく、前半はシスコに対面するハビ・ペンタがやられていたので、そこを気にしての交代かと思われる。
そしてこの交代が当たり、前半に比べるとウラを取られなくなる。
が、これは一時的。今度はホセ・マリが左へ流れて、空いたスペースにカピやシスコが飛び込むシーンが目立つようになる。これでまたベティスペースに。
さらに、ベティスは後半19分に運動量の落ちたオドンコールに代えて重戦車パボーネを投入。2トップで攻めに出る。
さてさて、カウンターから攻めるのがやっとになってきたビジャレアル。ただ、それでも2、3人でシュートまで持っていってしまうのが今のビジャレアル。いくつか惜しいシーンを作る。ただ、明らかにベティスの方が得点しそうな勢い。
と、言う事で後半27分にニハトに代えてマティを投入。前線でタメを作るのが狙いか。
ベティスも後半30分にシスコに代えてソビスを投入。
マティを入れてもなかなか流れが変わらないビジャレアル。ホームの後押しもあり、ベティスに決定的なシーンを何度も作られるが、ディエゴ・ロペスがファインセーブを連発しゴールを死守。ディエゴ・ロペスは試合を重ねるたびに上手くなっている気がする。
試合はこのまま0-1で終了。ビジャレアルがベティスの攻撃を振り切った試合だった。
正直シスコは代えない方が良かった気がした・・・
【セナ様ピレス様】
今日のビジャレアルは両サイドがカソルラとカニのペア。
カニとカソルラ。この二人はどちらも前への意識がかなり強いタイプ。ただ、前への意識と言っても2人の前への意識の質は全く違う。簡単に言うとカソルラはドリブルの意識、カニはパスの意識だ。
どちらも違うタイプなので、ビジャレアルには必要な選手(パス志向の強いビジャレアルサッカーではカニの方が合っている気はする)だが、お互いに共通の問題点がある。
それはボールをもらいに寄ってくる事が少ない事。
この試合ではしばしばセナとエグレンがセンターサークル付近でぽつーんとボールを持っているシーンが目立ったのはそのせい。このため、守備と攻撃が分断された感じになって、結局ベティスに攻め込まれてしまうシーンが多く見られた。
もしピレスならボールをもらいにカプテビラやセナ、エグレンの元へ寄っていきパスを引き出す動きをするはずである。
ビジャレアルの攻撃の基点が左サイド偏重なのはピレスのパスを引き出す動きが多いからと言える。
ただ、ピレスがいなくても何回かはチャンスを作れてしまうのが今のビジャレアル。その要因は中盤の底に位置するセナ。セナのキープ力が高いために何とかタメが作れるし、セナのパス供給能力が高いのも要因の一つ。
ユーべに狙われているらしいが、それも納得。移籍金の設定が30億ぐらいらしいので結構ヤバイ気がする。まあ、売れる選手は売るのがビジャレアルの方針なので仕方が無いが。
ファンとしてはいなくならないのを願うしかない・・・。
【ベテランと若手】
ベティスについて気になった事。
この試合は得点を奪えなかったものの、なかなかいいサッカーをしていた。特にカピが広い範囲を動き回り効果的なパスを供給するので、シスコやオドンコールといった両サイドが思い切ってオーバーラップできていた。ベティスにとってカピは替えが効かない選手な気がする。
あと、気になったのはボランチのファンデ。今シーズン途中からレギュラーに定着したベティスのカンテラ出身で、前節のアトレティコ戦を見た時も結構気になっていた存在。まだ荒削りな部分は多いが、しっかり守備も出来るしパスもそこそこ出せる印象。バランスがいい。3年後ぐらいには主力になってそうである。今後注目したい。
posted by nishi |23:47 |
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2008年03月31日
リーガエスパニョーラ第30節
ビジャレアル×アトレティコ・マドリー
@エルマドリガル
【ビジャレアル 先発】
GK ディエゴ・ロペス
DF ゴディン ゴンサーロ・ロドリゲス カプテビラ ハビ・ペンタ
MF セナ エグレン ピレス カソルラ
FW ロッシ ニハト
【アトレティコ 先発】
GK アッピアーティ
DF ペレア パブロ・イバニェス ペルニーア アントニオ・ロペス
MF ラウール・ガルシア カマーチョ ルイス・ガルシア マキシ
FW アグエロ フォルラン
3位、4位の直接対決。今節の注目カード。
アトレティコはCL出場権を確保するためにも落としたくない一戦。
序盤はアトレティコのプレスが効く展開。
前線のフォルランとアグエロが守備をしっかりし、ボールを中盤で奪取。シュートまで持っていく。それにしてもアグエロはあの身長で体をよくはる。
いつものビジャレアルならそのまま相手ペースに流され失点する・・・
はずだが、最近はどうも違う。
基本的に両SBが頻繁に上がるビジャレアル。よってSBのためにスペースを空け、ピレスとカソルラは割と中へ絞っている事が多い。そして、個人技はピレスが中に切り込んでいく程度(マティやカソルラもたまに)。ベースはショートパスでポンポン繋いでゴールを奪おうという考え。いかにもスペイン的なサッカーをする。そのため、ボールは良く動く。
だが、この試合のアトレティコはらしくない組織的な守備。単純なオーバラップやゴリゴリのショートパス繋ぎっぱなしでは効果はイマイチ。(意地でもショートパスで繋ごうとするのがビジャレアルの悪い癖)そこで、ビジャレアル攻撃陣が仕掛けたのは、アーセナルも顔負けのポジションチェンジ。
ピレスは中央へ、ロッシは左へ張り、ニハトは右へ、カソルラは中、はたまた逆サイドまで。この4人でめまぐるしくポジションチェンジをする事で相手のマークを外そうとしてきた。
これが実って前半39分、43分とゴールを奪う。
特に2点目はカソルラが左サイドにまで出向いてきてチャンスメイクをしていた。
ちなみに、前線4人でサイドいっぱいを使ってポジションチェンジをしていたのでいつものようなSBのオーバーラップは見られなかった。
3点目は後半21分。
高い位置でカソルラとニハトがプレスをかけボールを奪取。
そのままパス交換をしゴールまでもっていって3点目。
これでお手上げのアトレティコ。
その後は無難な感じで試合終了となった。
【幅が広がるビジャレアル】
ビジャレアルがこの試合のようにポジションチェンジを繰り返したのは珍しい。
うまくいってない時のビジャレアルは無理にショートパスで繋ぎ、ショートパスしかなくなってしまう。つまりサイドチェンジやロングボールなど大きな展開ができなくなる。と言うより、いつもしない(FW陣の身長が高くないのも理由の一つかもしれない)。
だがこの試合はボールよりもむしろ人が動いていた。いつも以上に人が動く(特にカソルラ)姿はさながらアーセナル。その代わりSBのオーバーラップはいつもよりかは控えめであるが。
これが試合中にショートパス戦法からポジションチェンジ戦法へ移れたのだから目を見張るものがある。
こういう戦い方も相手や状況によってもっと出来るようになれば、優勝も見えてくる・・・
かも。
(自分がファンだから勢いで言ってる訳ではないですよ!!)
【FW依存のアトレティコ】
前半の序盤は良かった。チーム一丸となって守備をしていたし。らしくない感じで頑張っていたがあったが、ビジャレアルの方が一枚上手だったのかもしれない。
いつも思うがアトレティコの攻撃はフォルランとアグエロにかかる比率が多い気がする。ツートップどうにかしてよ~的な感じが否めない。故にこの2人が不発だとどうしようも無いし、替えが効かないのも欠点。攻撃にバリエーションが欲しいところ。
あと、個人的には左サイドはシモン・サブローサの方が機能すると思う。ルイス・ガルシアは完全に消えていた。
とにかくビジャレアルが勝ったのでよしとする(笑)
posted by nishi |23:26 |
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2008年02月23日
UEFA CUP 決勝トーナメント1回戦 2nd leg
ビジャレアル-ゼニトサンクトぺテルブルク
場所:エル・マドリガル
サンクトペテルブルクで行われた試合に1-0で負けたビジャレアル。
アウェイで1-0だから軽傷かなとも思ったが、結局このアウェイゴール無しが響く事に・・・
【ビジャレアル先発】
GK ディエゴ・ロペス
DF カプテビラ、ゴディン、G・ロドリゲス、アンヘル
MF ホシコ、セナ、ピレス、カソルラ
FW トマソン、ロッシ
【ゼニト先発】
GK マラフェイフ
DF キム・ドンジン、ロンバールツ、シロコフ、アニュコフ
MF シルル、ジリアノフ、ファイズリン、ティモシュチュク
FW ポグレブニャク、アルシャヴィン
試合は予想通りのビジャレアル押せ押せムード。ピレスにボールを集め、トマソン、ロッシの飛び出しにパス。時にはその2人をおとりに持ち前のテクニックで中へと切れ込むシーンも。
対するゼニトはアウェイらしくどっしりと引いて守り、すきあらばカウンターという戦法を採る。相手が格上なだけに妥当な策。それに、単純にゴール前に人を集めてスペースをできるだけ消せば、FWの飛び出しを少しでも防げる。
立ち上がりからハードタックルのゼニト。前半の25分間でイエローカードがすでに2枚出る。気持ちは十分。しかし、選手が怪我をしそうで怖い・・・
一方のビジャレアルはカソルラ、ピレスを基点に攻撃を展開するが、どうもうまくいかない。原因はSBのオーバーラップの少なさ。
いつものビジャレアルなら攻撃の厚みを出すためにSBのアンヘルとカプテビラが果敢にオーバラップしてピレスやカソルラの攻撃を助ける。だが、この試合に関して言えば、それが少ない。
いつもは、SBのオーバーラップによってSHのプレーの選択肢が増え、相手に脅威を与えている。
はずなのだが、この試合はそれが少ないのである。当然、ゼニトにしてみれば相手の選択肢が少なければ少ないほど守備はやりやすい。そんな感じで時間は過ぎてゆく・・・
そして、ビジャレアルにとって重い一点となったのが、前半30分。
FKから頭で合わせたポグレブニャクがゴールをゲット。ゼニト先制。貴重なアウェイゴール。
FK自体はそこまで質の高いものではなく、イージーボールだったはずだが、ディエゴ・ロペスが痛恨のポジショニングミスをしてしまう。
ビジャレアルはこれで3点必要になってしまう。ここにきてアウェイゴールを取れなかった事が響く。
ゴールを決めた後も相変わらず攻撃ビジャレアル、守備ゼニトという構図。ビジャレアルからはゴールは生まれない。
そのまま前半は終了。
後半に入ると中盤の潰し屋のホシコに変えてフランコを投入、さらに攻撃的に出るビジャレアル。
すると、後半に入ってすぐ、ゼニトのシロコフがこの日2枚目のイエローカードで退場。さらに閉じこもるゼニト。亀さんモード全開。
一方のビジャレアルは前線を三枚にしてもあまり変わらない。相変わらずSBのオーバラップが少ない。と、言うより、相手がさらに引いてしまったので、相手陣内に既にカプテビラとアンヘルがいる状態。これではオーバーラップもクソも無い。
すると、後半6分。相手のハードタックルを受けたロッシが負傷。恐れていた事が現実に・・・
そのままニハトと交代。
そんな嫌な雰囲気の中、後半30分にCKからフランコのゴールで何とか同点とする。
これでトータル1-2。あと2点。
そしてゴールから7分後の後半37分。なんとゼニトのシルルがこの日2枚目のイエローで退場。ゼニトは9人に。
さらにゼニトの監督も何か暴言を吐いたらしく退場する始末。
なんだか「超」がつくほどの荒れ試合に・・・
時間が経つにつれて異様な雰囲気になってゆくエル・マドリガル。焦るビジャレアル。遅延行為やファールでイエローカードをもらいながらも必死で守るゼニト。
そして、後半終了直前、左から入ったクロスをピレスがペナルティエリアないでトラップし、シュート。DFが必死で止めるも、トマソンが押し込んでゴール。
これでトータル2-2。あと1点。
だが時既に遅し、ロスタイムは5分とたっぷりあったが逆転ゴールは奪えずこのまま終了。
結局、アウェイゴールが響いた形となった。
【今後の課題】
後半からはなりふり構わずパワープレーにでたビジャレアル。だが、ポストプレーヤーなんぞ1人もいないイエローサブマリンFW陣。当然大して効果的でもなかった。
リーグ戦では、パワープレーという強行手段を採る事も少ないだろうが、ノックアウト方式のカップ戦は勝手が違う。今日の試合のようにどうしても点を入れなければならないという状況に追い込まれる事もある。特に来シーズンも欧州カップ戦には参戦すると思うので今回のような状況が訪れる確率は高い。
このあたりのところを加味して、夏の補強はビジャレアルのパスサッカーに合って、かつ、ポストプレーもできるFWを一枚獲得した方がいい気がした。チームとしてのプレーの幅も広がるし。高さが欲しい。理想はアデバヨール(笑)
あと、今日の試合はカプテビラ、アンヘルの両SBのフリーランが少ないのが気になった。
確かに、今シーズンはリーグもカップもかなり出ている2人。過密日程で疲労が溜まっているのだろうか?非常に気になる。
リーグ戦ではこんな事がないようにして欲しい。
とにかく、UEFA CUP敗退は残念だが、後ろを向いてもしょうがない。
今後は目標のCL出場圏内を目指して頑張って欲しい!
posted by nishi |21:56 |
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