2008年02月24日
CL アーセナル-ミラン :バイタルエリア、カカとセードルフ
今更ながらに書きたいと思います。 UEFA Champions League 決勝トーナメント1回戦 1st leg アーセナル-ACミラン 場所:エミュレーツスタジアム 決勝トーナメント1回戦屈指の好カード。 アーセナルのトータルフットボールとミランの現実的で堅実な戦法。 どちらが勝つのか? 人々の注目が集まる。 この試合の流ればかりは、皆さんご存知だと思いますので、そこはカットして、気になった点を幾つか述べようかなと・・・ まず、アーセナル。 やっぱり、このチームのサッカーは好き。 人もボールも連動して動く。 アンリと言う王様が抜けてからチームとしての一体感が増える一方。 特にセスクとフラミニの運動量には脱帽。 ベンゲルがフラミニの契約更新を是非ともしたいと言う理由も分かる。 この日もアーセナルの良さが存分に出た試合だったが、同時に弱点も見えてきた。 それはバイタルエリアについて。 アーセナルの攻撃パターンは多彩であるが、その一つに、FWがサイドへ流れて作った中央のスペースにセスク、フラミニ、エブエらが走りこんでくるというのがある。 この日のミランはアウェイと言う事もあってDFラインは引き気味。 当然、引きすぎれば、バイタルエリアをアーセナルはついてくる。そこで、そのバイタルエリアを埋めるべく奔走していたのが、ガットゥーゾ、ピルロ、アンブロシーニの3人。 アーセナルも2列目の飛び出しを狙ってくるのだがバイタルエリアに敵が3人いればなかなかチャンスは作れない。 試合の時間帯によっては時折DFラインと中盤が間延びしてバイタルエリアからセスクにシュートを打たれるシーンがあったが、そこはミランの老獪なディフェンス。すぐに修正してきた。 結局、この日のアーセナルはいつも以上にサイドからの単純なクロスボールが多かった。 エドゥアルド・ダ・シウバに変えて高さのあるベントナーを入れたのも、バイタルエリアが有効に使えないから。(もちろん、この日のエドゥアルドがイマイチだったというのもある) だからパワープレーに出るしかなかったということ。 基本的に、クロスボールからヘディングで得点というのはやや運の要素がつよい。特に、CBがネスタ、カラーゼ(途中からマルディーニ)であれば、今乗りに乗っているアデバヨールとは言えどもなかなか点は奪えないだろう。 それに、個の力で打開できる選手がいないと言うのもアーセナルの弱点。 この日の試合のように、バイタルエリアを完全にふさがれてしまうと、どうしようも無くなってしまう感じがある(特に後半)。アーセナルにカカやファンニステルローイ、C・ロナウドのような選手はいないのだ。 このように、バイタルエリアを埋められてしまえば埋められてしまうほど、アーセナルと言うチームは点が取れなくなる事が今日の試合で分かった。 ただ、アーセナルにもチャンスはある。 ホームでは得点できなかったものの、アウェイゴールは許してない。それに、ミランがサンシーロであそこまで引いてくるとは思えない。当然、カウンターを狙えばアーセナルの得意な攻撃を展開できる可能性は十分にある。1st legではカウンターからの攻撃の方がらしいサッカーができていたし、チャンスもあった。 そう考えると、アーセナルがサンシーロで貴重なアウェイゴールをもぎ取る可能性はかなりある。 一方のミラン。 よく守ったと思う。あわよくばカカやパトの個人技から得点を・・・ とも考えたであろうが、0-0という結果は悪くない。 特にミランの守備陣は本当に組織的でうまい。2nd legで優位なのは間違いない。 この日のミランはクリスマスツリー型のフォーメーション。攻撃はパト、カカ、セードルフの3人でどうにかしようという感じであった。 動きが良かったのはセードルフ。前線に張り付いているのではなく、積極的にボールをもらいに中盤の深くまで下がり、前を向いてボールを散らしていた。いつもならピルロがこの役割を担うのだが、試合展開を感じ取って仕事場を一列下げたセードルフの状況判断はすばらしかった。 パトもボールを受けようと顔を出す。とても怪我をしていたとは思えない動き。積極的にドリブルも仕掛ける。この日は攻撃のサポートが少なかったので、ドリブル突破を積極的に試みたパトは評価できるのではないだろうか。 一方、イマイチだったのはカカ。試合全体を通して消えていた。 試合展開も影響したのかもしれないが、昨シーズンのような前へ向く姿勢が感じ取れない。あと、ボールをもらう動きが少ない。試合展開によっては、セードルフのように中盤の深くまでボールを受けに来る必要がある。それができていない。やはり、そこがセードルフとカカの経験の差なのだろか。 ただ、カカはボールを散らすタイプの選手ではないので、セードルフのようにまでボールをもらいに来る必要は無い。しかし、この試合はパトのような縦の意識を持ったボールの受け方もそこまで無かった。中途半端。メリハリのある動きが欲しかった気がする。 セードルフとカカはタイプが違うので、一概に比較はできない。しかし、状況判断というものはセードルフが一枚上手。カカはボールを持って前を向いてのドリブルをする事で良さが生きる選手なので、時にはボールを受ける動作も積極的にしなければならない。カカはそこを見習って欲しい。
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posted by nishi |14:40 |
UEFA Champions League |
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CL アーセナル-ミラン :バイタルエリア、カカとセードルフ
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スコアは0-0でしたが内容は完敗です 最近ミランは動きが鈍い 年齢のせいか・・。
posted by ミラニスタ | 2008-02-24 15:13
CL アーセナル-ミラン :バイタルエリア、カカとセードルフ
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>個の力で打開できる選手がいない
アデバ、フレブ、サニャなどもそうだが、個の力で
打開できる力は充分に持っていると思うよ。
アデバは特に一人で突破できるので、ミランも
相当手を焼いたはず。またチームの戦術が
個の力で打開するというベクトルにないため、
また結果的に点がとれなかったために、そう
感じたのでは? アデバは今 世界でズラタン
と並んで 危険なストライカーだと思う。
終了間際のウォルコットもサイドを完全に
突破してからのクロスで、あれがポストに
阻まれたのはアーセナルにとっては不運と
いうほかない。
昨夜の試合でアーセナルはFWのダシウバが
重傷を負った。おそらくベンゲルはウォルコット
を先発に起用するだろう。昨夜は2点入れた
ウォルコットだが、サンシーロでどこまで
出来るか、勝敗の鍵は彼が握っている。
posted by AIIN | 2008-02-24 16:46
CL アーセナル-ミラン :バイタルエリア、カカとセードルフ
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確かにカカがいまいちでしたね。
でも、今季もいいプレーはたくさんしていますよ。
どっちかと言うと、この試合限定で調子が出なかったと解釈した方がいいのでは?
アーセナルは、カカを重点マークしたのかなぁ?
そこらへんは、いまひとつよく分かりませんでした。
posted by ジダ | 2008-02-24 17:53
CL アーセナル-ミラン :バイタルエリア、カカとセードルフ
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アウェーゴールを奪われなかったアーセナルの方が有利でしょう。なぜなら今シーズン、プレミアで最も得点数が多く、27試合中26試合で得点を挙げているチームが2試合連続完封されるとは思えないから。
まあ、ドゥドゥがいなくなった今、ロシツキが戻ってこないとサンシーロではかなり厳しくなるような気もするが。
posted by ラベッシ | 2008-02-24 20:53
CL アーセナル-ミラン :バイタルエリア、カカとセードルフ
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アデバヨールにはひやひやさせられる。
posted by pirlo | 2008-02-24 20:55
CL アーセナル-ミラン :バイタルエリア、カカとセードルフ
コメント投稿者ID :
ミランの試合日程や怪我明けの選手、特にカカ、パト、ガットゥーゾが、まだ本調子じゃないからねー ネスタがいた前半は、良く守れてたと思う。サンシ―ロでは多分インザーギがピルロとがっっり裏狙いまくるだろうな。カカは珍しく悪かった。多分コンディションの問題だけだろうね。
posted by ポチ | 2008-02-24 21:03
CL アーセナル-ミラン :バイタルエリア、カカとセードルフ
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>ミラニスタさん
確かに、かなり攻め込まれてましたね。
それでも、無失点で終われるのがミランのすごいところ。
怪我明けの選手も何人かいましたし、そこまで悲観する事はない気がします。
>AIINさん
確かに、あの攻撃ができるのですからアーセナルの選手の個々の能力は高いです。プレミアの中堅クラブ相手なら十分個人突破できます。
でも、CLレベルの戦いだとバロンドールノミネートクラスの選手でないとDFを1人で突破できない気がしましたので・・・
アデバヨールは1人でDFをぶっ飛ばしてゴールまで持っていく力はまだない気がします。イブラはDFをぶっ飛ばして突破してしまいますが。
でも、アデバヨールのオフザボールの動きは世界トップクラスだと思います。イブラはよく走るのをサボりますけど。
イブラは1人でも打開できる選手、アデバヨールは周りがあって初めて生きる選手と自分は考えてます。
>ジダさん
あのレベルの選手ですからね。ジダさんの言うとおり、この試合限定と考えた方がいいかもしれません。
自分が見た感じではカカが重点的にマークされていた感じはしませんでしたね。
>ラベッシさん
リーグ戦のデータがそのまま生きればアーセナルが有利なのは間違いないのですがね。如何せん相手はスクデット絶望的のミランですから。しっかりCLにあわせてくる可能性は十分あります。
話は全然違いますが、自分もラベッシは結構好きです(笑)
>pirloさん
アデバヨールはノってますよね。
スペースへの走りこみはすばらしいです。
あと、高さも。
>ポチさん
日程に関して言えば、プレミアはウインターブレイク無しですので、アーセナルも蓄積疲労はあると思います。ミランの怪我人の多さに比べればマシですけどね。
2nd legのピルロ-インザーギのラインは注目ですね。
posted by nishi | 2008-02-25 01:05
CL アーセナル-ミラン :バイタルエリア、カカとセードルフ
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いずれにせよ、サンシーロではガーナーズの勝ちでしたから。
posted by ファブレガス | 2008-03-11 17:10
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