2008年05月05日
チェルシー×リバプール :途中で持ち直すが・・・
今更の投稿ですがご了承を・・・ UEFA Champions League 準決勝 2nd leg チェルシー×リバプール @スタンフォードブリッジ 1st leg 1-1 【チェルシー 先発】 GK チェフ DF テリー カルバーリョ アシュリー・コール エッシェン MF マケレレ ランパード バラック FW カルー ジョー・コール ドログバ 【リバプール 先発】 GK レイナ DF シュクルテル キャラガー リーセ アルベロア MF シャビ・アロンソ マスチェラーノ ベナユン カイト ジェラード FW トーレス チェルシーは戦前の予想通りのスタメン。一方のリバプールは左サイドをバベルではなく、ベナユンにしてきた。恐らくバベルはスーパーサブ起用の為の控えかと思われる。 難攻不落のスタンフォードブリッジ。監督がベニテスになってから一度もスタンフォードで勝ててないリバプールだが果たして・・・。 立ち上がりは1st legと同じく慎重な入り方の両チーム。やはり、失点はしたくないという両チームの意図の表れか。ただ、1st legと違うのは慎重なのだが、点を入れるという意思が両チーム共にあること。シュートの意識があるので、試合はカウンター合戦の色が強くなっていく。 そんな中先制したのはチェルシー。前半33分の事。 ランパードのスルーパスに抜け出したカルーが細かいタッチからゴール右のサイドネットをめがけてシュート。一度はレイナが弾いたものの、リターンをドログバが強烈に叩き込んで1点獲得。 前半は1-0。リバプールのチャンスは少なく、チェルシー優勢で折り返し。 後半に入ると徐々にポゼッションを上げてきたリバプール。ベナユンやシャビアロンソを基点にシュートを打てるようになる。逆にドログバが孤立し、押され始めたチェルシー、どうする? 試合が動いたのは後半19分。右サイドにポジションチェンジしていたベナユンがボールを受けてそのまま中へ切れ込む。細かいフェイントを混ぜつつ、ペナルティーアークまで自らボールを運び、そこでトーレスへ絶妙なパス。これをトーレスがゴール右へ流し込んでリバプール同点。これで、2試合合計2-2。 結局、試合はこのまま延長戦へ。 延長に入ってペースを握ったのはチェルシー。スタジアムのファンの後押しもあって押せ押せムードのチェルシー。そんな中、延長前半8分にペナルティイエリア内でドリブルをしたバラックをヒーピアが思わず倒してしまう。チェルシーPKをゲット。これをランパードがきっちり決めて2-1。 さらに、延長前半終了直前には右サイドの深いところで、アネルカが見事にDFラインのウラを取り、ゴール前へリターン。これをドログバがきっちり押し込んでチェルシー3-1。 リバプールは延長後半に入って途中出場のバベルの強烈なロングシュートで一点を返すも時既に遅し。3-2(2試合合計4-3)でチェルシーが勝利し、初のファイナル進出を決めた。 流れはこんな感じ。 【チームスポーツ】 この日のポイントはドログバの復調である。 膝の状態が芳しくないと言われているドログバ。いつもの彼なら少々孤立しても、並外れたボディバランスとパワーで打開し、チャンスを作ってしまうのだが、1st legでは下半身が粘れずに倒れるシーンが目立っていた。 だが、今日の動きは違った。前半5分くらいのシュクルテルを背負いながらも反転して放ったシュートなどを見てもそれが伺えるし、先制点も下半身がしっかりしてないと絶対にゴールできないシュートだった。 ただ、ドログバが復調しただけじゃあリバプールに勝つのは中々難しい。ではなぜ勝てたのか? 一つはエッシェンの復帰である。 1st legでは出場停止となっていたエッシェン。それが解けたこの試合では完璧に攻撃をシャットアウト。ベナユンやカイトにチャンスを作らせなかった。ただ、ボールがカルーのいる左サイドへ流れる事が多かったので、延長戦以外は言うほど攻撃参加は出来なかったが、守備での貢献度はかなりのものであった。 もう一つのポイントはアネルカの投入である。前後半通していいところが無かったジョー・コールに代わって、延長戦から出場したアネルカ。延長に入って右サイドが活性化されたのはアネルカが投入されたから。ではなぜ活性化されたのか? 延長と言う事で運動量の差もあったと思うが、一番大きかったのはアネルカがウラへ飛び出すのが好きだという事。ジョー・コールは足元でもらいたがるが、屈強なリバプールディフェンス陣を背にしてプレーするのはなかなか難しい。だが、アネルカなら飛び出してスペースでボールを受けたがるので、ジョー・コールがいた時に比べてパスコースが増え、格段にパスが通りやすくなった。リーセがそこまでスピードがあって縦の動きに対して強く無いのも原因だろう。結果として追加点も演出する事が出来た。 しかしながら、采配や戦術うんぬんより、一番影響を与えたのはランパードのお母さんの不幸に対しての選手達の意識だろう。 当たり前ではあるが、サッカーはチームスポーツである。チーム一丸となる要因があったのはチェルシーとしてはとても大きかったのではないだろうか。(不謹慎な言い方で申し訳ない) 気持ちでもぎ取った決勝進出であった。 【途中で持ち直すが・・・】 前半は押され気味だったリバプールだが、後半に持ち直して同点に追いつけた。この要因として挙げられるのがベナユン(ペナント)、カイトの両サイドの動きの変化である。 ここで、もう一度考えて欲しいのはチェルシーのフォーメーションである。 チェルシーの場合は4-3-3のシステムで、中盤は3枚しかいないからどうしてもサイドが空いてしまう傾向がある。これはこのシステムの永遠の弱点とも言えるだろう。リバプールはこれを上手く利用して、ベナユン(ペナント)とカイトを前半よりもサイドに開き気味にポジション取りさせた。 すると、ジョー・コールとカルー(マルダ)が守備をするために引き気味のポジションになる。これによりドログバが前線で孤立してしまっていた。 こうなればリバプールのペース。ドログバが孤立してしまえば、たとえボールを相手に奪われても彼にボールがなかなか収まらず(1st legよりはマシだったが)そう簡単にチャンスは作られない。そして、孤立したドログバからボールを奪って再び攻撃開始。 といった具合に、好循環が生まれていた。 ただ、延長に入ると、アネルカ効果によりそれも無くなってしまったが。 ベニテスはスタンフォードブリッジではどうしても勝てない運命なのだろうか。 【余談】 試合終了後、喜びの輪の中にシェフチェンコがいなかったのが少し気になった。
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posted by nishi |23:29 |
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