2008年10月16日

◆代表勝ち点1。 長い予選? 危機感が無いのでは?



「内容的に悲観する事は無い。」

 岡田監督は反町さんのようなナルシストではないと思うけれど、試合後に発したこの言葉、誰に向けて言ったんだろう。


「長い予選の中でこういう事もある。」

 第三者がこの言葉を監督や選手に言うのならば理解も出来るが、現場のトップが試合後に言うべき言葉では無いのではないか。


 相手の戦術がどうであれ、岡田監督は自分のスタイルを冷静に客観し続ける事を貫きたいらしい。

 コメントを汲み取るに、岡田監督は昨日の試合の勝ち点1は誤算だと理解している。という事は足りない2点をどの試合で取り戻すのかも決めている。しかしチームコンセプトは絶対に変えない。・・・・・もっとぶっちゃけた汲み取り方をすると、 “しゃーあんめぇ、次勝ちゃいいんだ、次!” という事かもしれない。


 意外と後者、だとすると余りにも危機感が無い。


 昨日の試合、見ている側はUAE戦同様、 “決定力以前の問題ではないか?” と気付いているし、それでもチームの方向性が間違っていないとするならば、予選の残り試合、ずっと「内容的に悲観する事は無い」勝ち点1で終わってしまいそうな気がする。


 大久保曰く、「日本のサッカーは綺麗過ぎた。ボールを失わない為に足元で繋ぐだけになった。攻撃に厚みが無いので、とにかくきつい。」

 言葉は違うが、大久保も「決定力以前の問題」という事をコメントしている。腹の中では「勝つ気があるのか!」とでも言いたかったんだと思う。



 代表1-1ウズベキスタン。

 今回は結果が出ていない。



 中村にマークが付くのは予想出来ていた筈だし、実際早いプレス、中村にはきついマークが付いていた。ならば、ただ「前に上がれ」ではなく、中村を後ろに下げて遠藤にコントロールさせる手もあった筈だし、もしくは遠藤OUT憲剛IN、もっと早い段階から稲本を出してもよかったのではないか。



 振り返れば前半、途中から暫くの間「4-2-4」のような状態になっていたように思う。

 両サイドにスペースが無く、中に選手が居ない。

 2列目からの飛び込みや、サイドへスルーという岡田監督のコンセプトを実行出来そうもないピッチ上。


 代表の1点も、中村の個人技で取ったような点だった。走り込んだ大久保は考える余裕など無く、折り返すしか手段が無かった筈だ。



 確かに長い予選、まだ先はあるけれど、次の試合も岡田監督の言うチームコンセプトの内情が結局は個人技頼みだったという事になれば、皮肉にも今回のWC予選、盛り上がるかもしれない。




                美位矢 直紀




posted by meeya |13:48 | ◆日本代表サッカー観戦記 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年10月10日

◆代表1-1UAE 「決定力を言う前に、楔のトラップでは?」



 右に中村、左に大久保。トップは玉田。ボランチに長谷部、稲本。その面子は試合毎変わってはいるけれど「4-2-3-1」。


 僕には代表の1トップが機能した記憶があまり無い。


 サイドからの攻め重視だけれども、右に中村、左に大久保という事は、二人には何時ものように中央突破も自由にやって欲しいと。

 玉田は自分の居場所をずっと探していたような気がする。大久保も、その俊敏さが活きてなかったように思う。

 故に内情、実質は「4-4-2」。ならば最初からそのボックスの方がピッチの上は分かり易く動き易かったんじゃないだろうか。

 中村にしても考え過ぎたのか、考える時間が多過ぎたのか、或いは迷いがあったのか体調が良くなかったのか、パスミスが多過ぎた。



 相手があってのフォーメーションだったのか、そのフォーメーションで相手を捩じ伏せようとしたのか。



 岡田監督、代表のコンセプトを稲本に対面で説いたらしいけれど、客観的に稲本はいつも通りの稲本だったと思う。

 プレスを掛けてボール奪取、サイドを抉ってマイナスの折り返しを三人で狙う。という事なんだろうか。

 強力なFWがいない代表の性質上、岡田監督は前の4人の誰でもいいから、とにかくゴールをして欲しいんだと思う。その願望は分かる気がするけれど、かえってその思いがピッチ上を複雑にしているのではないかとも思う。



 結果は代表1-1UAE。



 決定力を言う前に、楔のトラップではないか?



 後半、憲剛が何度かチャンスを演出したけれど、所詮引いている相手、打たせてもらえないし、打っても枠に飛ばない。

 同点後は「4-3-3」? 「4-2-4」? とは言っても明確なパワープレイを選んだ訳ではないようだけれど。



 試合を通して殆どドン引き状態だったUAE。
 バイタルエリア付近は密集状態。

 DFの前で綺麗なグラウンダーのパス回し。DFを前に引き出す為に後ろから攻撃を組み立てても、ボールと選手が同じ様に前線に向かって行くからマークを剥がせない。何とか2列目から飛び出してもスペースが無いからパスが通らない。そして跳ね返されては拾っての繰り返し。

 結局は何時ものようにドン引き相手に苦戦する代表。

 エリア付近で半ば強引な楔、飛び込んだらファウル、我慢したら振り向き様に一閃というような攻撃も殆ど無く、シュートを打つまでのリズムに変化が無いからDFが慌てる事も無い。


 しかし“決定的な場面”はあった。


 いっその事、決定機が無かった方が良かったんじゃないだろうか? そうすれば決定力を問われる事が無くなり、それ以前の問題に目が向く筈だ。




              美位矢 直紀



posted by meeya |14:07 | ◆日本代表サッカー観戦記 | コメント(0) | トラックバック(0)
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