2006年07月02日

◆ブラジルの負け方にメンタルの重要性を見て、イングランドに思考の連動の大切さを見た。




ブラジル敗退で、『華』のあるチームが全て消滅したね。
アフリカ勢、オランダ、アルゼンチン、ブラジル。

フランスのブラジルに対する自信と、ブラジルがフランスに対して抱える不安というか。

負けに慣れてないチームほど、受けた負けの記憶は鮮明に残る。
強いチームほど、勝った喜びよりも負けた悔しさの方が心に刻まれる。
そしてもっと強くなろうと努力する。
だからこそトップを維持出来る。

最強王国として君臨し続けているブラジル、
8年前、フランスに舐めさせられた敗北の味を忘れるどころか、
昨日の事のように思い出してた筈だと思う。

前半、これまでと違うシステムで試合に挑んだブラジルのメンタルが全てだったと思う。
一つ前にポジションを取り、自由に動く筈だったロナウジーニョ、
結果的にフランスの執拗なディフェンスの餌食になった。

忘れられない敗北の味に因って導き出された、
フランスに対する戦略が裏目に出た、のかもしれない。

試合後のカカーのコメントが象徴してると思う。
『この試合の悪い所を今挙げられれば、試合中に修正してた。』

多分これは、ピッチ上に居たブラジル選手の総意じゃないか?

結局、苦手意識から来る目に見えないプレッシャーや焦りみたいなものに因って、
前半のシステムを機能させる事が出来なかったのかもしれない。

決してシステム自体が悪かった訳じゃないと思う。

『何故シュートが打てないんだ?』とか、
『こんな筈じゃない』とか、
『これはヤバイ』とか、
点を取る為に考えなければならない戦術的な事より、
物事を改善する為には不必要かもしんない、
そんな思考がピッチ上に蔓延してたんじゃないかと思う。

もう、このレベルでは技術、体力云々じゃない訳だし、
一抹の不安を抱えていたブラジルの自信より、
フランスがブラジルに対して持っていただろう良質の自信の方が、
お互いが本来持っている正確なパスやフィードをより正確に、
より決定的にした、って事なんじゃないだろうか。



イングランド。

どう表現したらいいのかと思うけど、
思考が連動してなかったんだと思う。
例えばパス一つ取っても、出し手と受け手の疎通が無かった様に思う。

代表にもよくある事だけど、
攻め上がるサイドの選手の後ろにボールが出たり、
通したスルーと違うサイドにFWが動いてたり。
それはほんの一瞬の判断なんだけど、
パサーが蹴る瞬間、
ターゲットが立っちゃってるからだと思う。
それって足元で貰いたいのか、前向きに出して欲しいのか曖昧な時によく起こる。
調子がいい時は、それでも見事にパスが繋がるんだけど、
結局それは偶然の副産物でしかない輝きだったりする。
パサーの方にしても、
普通、何故そこに出したのかが明確でなく、ただ何となく出したパスでは、
受け手の次の動きに迷いが出たりする。
バックラインで横パスをFWにカットされ、身が凍る思いをするシーン何かは、
その最たるもんだと思う。


離合集散、思考がほぼ一致し、
連動した動きの中でパスを繋げないとマークを剥がせない。

イングランドは確かにアイディアが乏しかった。

ポルトガルも・・・乏しかった。
デコが居ない事がやっぱり影響してんのかな?
フィーゴが自在の位置を取ってボール際に常に顔を出してたけど、
次の選択をことごとく読まれてた様な気がする。
そういう意味ではイングランドの守備意識は大したもんだと思う。


イングランド、最後は上手く攻めてたけど、
結局最後までポルトガルのマークをずらす事が出来なかった。
世間では『一人の愚か者』っていう話題が出てるみたいだけど、
多分、それ以前の問題だと思う。

イングランド、
オーエン、ベッカム、ジェラード、ランパード、クラウチ、ルーニー、
そうそうたるメンバーなんだけど、
一人減り、二人減り、挙句誰かが調子を落としてしまえば、
「どうやって点を取ればいいのか?」
って感じになってた事は否めないかもしんない。

勝っても批難が飛び交い、
負けたら罵声を浴びせられるサッカーをしてるのは確かだと思う。




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posted by meeya |19:33 | ■2006WC各国試合の後で | コメント(4) | トラックバック(0)
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Re:◆ブラジルの負け方にメンタルの重要性を見て、イングランドに思考の連動の大切さを見た。

コメント投稿者ID :

ベスト4はお堅い国が揃いましたね。というよりも今回負けた国々も、お堅いサッカーを目指しているように見えました。でも、ブラジルやアルゼンチンやアフリカ勢はそれをしてしまったがゆえに、自分たち本来のスタイルを見失ってしまったような気がしてなりません。

結局は結果論に過ぎないことばかり言ってますが、スタイルを崩さないことの大切さが出た大会になったと思います。

それにしても、meeyaさんが言うとおりサッカーはメンタルスポーツなんですよね。テクニックだとか戦術ばかりに注目が集まりますが、根本はそこなのかな。

posted by uzura176 | 2006-07-03 22:08

コメントありがとうございます。

コメント投稿者ID :

uzura176さんがおっしゃる様に、特にブラジルはフランス戦の前半、自分たち本来のスタイルを見失ってしまってたと思います。

サッカーに限らず、変な話、車の運転ひとつ取ってもメンタルは重要だと思います。
ここもまた変な話なんですが、普段女子の前ではよく喋るのに、大好きな娘が前に居ると喋れない、とか、非常に例えが悪いかもしれませんが、そんな所で出せる勇気みたいなものが、紙一重で戦ってる時のパスの技術に繋がる?・・・のかもしれません。(笑)

ちょっと強引ですいません。

posted by meeya | 2006-07-03 23:56

TBありがとうございます。

コメント投稿者ID :

初めてコメント書きます、トロリです。

あぁ、こういう見方があるんだなぁって感心してました。

まぁ、イングランドに関しては
競争に欠けていたチームだとは思います、
不動の選手というか、先発の何人かの存在がでか過ぎたし、あのチームは仲良しすぎたんだなぁって
思うシーンが多々ありました。

それが、俺の考えです。
少し、意見の違いはあれど、決して嵐らしではありません。
御許しを。。

posted by トロリ トロリ | 2006-07-05 00:43

コメントありがとうございます。

コメント投稿者ID :

荒らしだなんて、とんでもない。
十人十色、意見があるからこそ健全なんだと思います。

トロリさんが言う様に、イングランドはチーム内競争の意識が欠けていたのかもしれませんね。
ミスの仕方や撃沈の雰囲気が、今大会の代表に似ている部分があった様に見えました。
と、言ってしまえばイングランドに失礼かもしれませんけど。

posted by meeya | 2006-07-05 01:35

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