2008年08月18日

桑田真澄氏の「始球式」inアイランドリーグ

Kuwata
 8月17日、香川県のサーパススタジアムでは、四国・九州アイランドリーグ公式戦の香川オリーブガイナーズvs高知ファイティングドッグス戦が行われた。
 その試合の始球式で「登板」したのが、元読売ジャイアンツ~ピッツバーグ・パイレーツの桑田真澄氏。
 香川オリーブガイナーズの西田監督とPL高校の「先輩、後輩」の関係の縁で、桑田氏が「参戦」の運びとなった。

 試合前には西田監督に招かれて、ガイナーズベンチで桑田氏がナインに激励の言葉を贈っていた。

 また、試合後には囲み取材も行われたのでそのやりとりをまとめて紹介したい。



Kuwata


-今日、(アイランドリーグの始球式の)マウンドに上がって、どんな気持ちですか?
桑田
「野球はいいなと思いました。しばらく野球から遠ざかっていましたから(改めて)野球はいいななぁと思いました。」

-今日の一球を投げてみての感覚は(現役時代と較べて)どうでしたか?
桑田
「練習ができなくなっていますので思うようなボールは投げられないけど、気持ちよく投げられました。」

-多くのファンが見に来ていましたが、ファンの反応はどう感じましたたか。
桑田
「(ファンの方には)ほんとうに長い間応援していただいて感謝しています。逆にみなさんから『長い間、ありがとう』と言われて。こちらもありがとうという気持ちです。こういう機会を与えていただいた四国・九州アイランドリーグをはじめ、(PL高校の先輩でもある)西田(香川オリーブガイナーズ)監督にも感謝をしています。」

-地方にある独立リーグの存在について、どのように思われますか。
桑田
「ますます発展していってもらいたいです。僕たちのようなプロの経験者が、プロ野球だけじゃなくて、独立リーグ、高校野球や学生野球、少年野球などの方面に力を入れて、底辺を拡大し層を厚くしていければいいなと思います。そのために、ぼくも一生懸命に貢献していきたいなと思います。」

-23年の経験の中で、アメリカでの経験が独立リーグの存在の大きさに気づくきっかけになりましたか。
桑田
「そうですね。(アメリカでは)マイナーリーグも経験させていただいたので、日本の恵まれている部分と、これから改革していかなくてはならない部分というのがよくわかってきました。だから、僕はもっともっと独立リーグに発展していってもらいたいと思います。そのためにも、全力で協力していきたいと思います。」

-今後、協力という部分で桑田さんのできることは?
桑田
「ほとんどの選手が全力で頑張っていると思います。中にはちょっと甘い気持ちで野球をしている人もいると思うんです。ですから今日も現場に来て選手に話をさせていただいたのですが、野球をさせていただくということに感謝の気持ちをもって、自分の目標に向かって、そういう気持ちを忘れないで頂点に向かってさらに努力をして、目標を達成してもらえると嬉いと思います。
 また地域密着のためにも、野球をさせていただきながら、地域に貢献しながら根付いていくというスタイルは良いと思います。(そういうことを)選手ももっと自覚をもっていけたら、さらに良くなるんじゃないかなと思います。」

-地域密着という点から、この香川はどうですか?
桑田
「ジャイアンツの頃に何度か来たことがあるのですが、この球場だとはすぐに思い出せませんでした。良い球場で試合ができる選手たちも頑張ってほしいです。
 香川というとオリーブですか?僕は個人的にはオリーブが大好きなんです。オリーブオイルも料理で使います…そういうことじゃない?(笑い」

-桑田投手にとって、野球ってどういう存在ですか?
桑田
「(野球は)すばらしいですよね。100試合やれば100通りのドラマがあって、1球で流れが変わり、1球で全てが終わったしまったりするわけですから…。人生とほんとうに同じなんですよね。ですから、最後まであきらめてはいけないと思います。
 みんなで力をあわせ、自分を犠牲にしてチームを勝利に導くこととか、ほんとうに人生そのものです。なので野球を通じて、選手それぞれが自分の人間力を磨いていってもらいたいと思います。」

-今後の夢などありましたら、お願いします。
桑田
「現役選手として、ほんとうに悔いのない23年間を過ごさせていただきましたので、これからは野球界の後輩たちのために、日本野球界の環境を整え、さらに指導者として実力を高めていけるようにがんばっていきたいです。」

-アイランドリーグの選手たちに、ご自身の経験も含めてメッセージをお願いします。
桑田
「いつ何が起こるかわからないですし、だからといって特別にすごいことをするわけでもなく、毎日こつこつと努力を積み上げていってもらいたいです。そして最高峰であるプロ野球のグラウンドに立ってもらいたいと思いますし、プロ野球選手を経験してもらうためにも、さらにここで、努力、努力、努力で頑張ってもらいたいと思っています。試合に出ても出なくても、とにかく経験を積んで、さらに上を目指してがんばってもらいたいです。
 これから試合も見て、どういうプレーをしているのか、どういうことが大事なのか、どれくらいの実力があるのか。僕は現場が大好きなので、しっかり見て何か指導できることがあればアドバイスしたいです。」

-アイランドリーグは夢を追いかける場所でもあり、夢をあきらめる場所でもあります。その両者にエールをお願いします。
桑田
「一つ確実なことは、ここで経験したことは全てプラスになるということです。あきらめてしまう人もプラスになるでしょうし、あきらめないで目標を達成する人も、確実にプラスになりますから、堂々と前を向いて生きていってもらいたいなと思います。」
(8分ほどのインタビューを大意要約しました。文責:鷹野正人)


posted by takamasa |00:28 | 野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年07月28日

夏の野球観戦in高知、徳島

 高校野球の甲子園大会、その各県代表も決まりつつあるが、とにかくこの時期は暑い。
 高校球児だけでなく、応援している観客席の人も暑さは同じであるが、四国・九州アイランドリーグの試合も炎天下の下で行われることが少なくはない。

 高知県内にはナイターで試合ができる球場がないという物理的な条件もあるのだが、とにかく高知ファイティングドッグスは地元では常にデーゲームである。

 13時、または14時の試合開始であるから、一日で最も暑い時間を球場で過ごすわけである。ナインもファンも…。

 今年から、その高知ファイティングドッグスに心強い援軍が味方についた。スポンサーというか、協賛企業として「日本トリム」が球場内で水の無料支給を行っている。

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 観客席にいるファンも、その恩恵にあずかっているのだが、熱中症対策としての水分補給。自分で飲み物を用意しておくのも大切だが、こうやって「そこに安全な水がある」というのはありがたい。

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 また、球場観客席に「ひよけ」のテントも臨時に設置されていた。強風の際には注意も必要だが、高知ファイティングドッグスの関係者の気配りというか、細心の注意には頭が下がった。

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 さて、高知以外の四国、そして九州の長崎、福岡にはナイターのできる球場もある。その場合の試合開始時間は17時か18時。ただ、その時間でも日が照っていたり蒸し暑かったりと、暑さ対策は欠かせない。

 徳島では、ナイターというには時間の早い17時から試合開始になることもあるようだった。「薄暮」ということばがいいのかもしれないが、まだ西日が差す時間帯。日差しが肌に痛くもあった。

 
kuramoto

 ここ、徳島インディゴソックスの本拠地である徳島市内の蔵本球場。観客席には日よけとなるものが無く、ある女性客は「柱に身を隠すように」して、試合開始からしばらく、日をよけながら観戦していた。また、夕方ではあるが、日傘をさしている女性の方も目についた。

 ただ、日が沈む頃になると風は涼しくなり、その夏の夕刻の風に吹かれながらみる野球というのはなかなかぜいたくに感じられるものである。

 さらに17時からの試合開始ということで、試合終了が20時過ぎということは、子連れの方にも、遠方から観戦に来ている方にもうれしい「時刻」ではないだろうかと思えた。

kuramoto


 なお、N.P.B.球団の主催試合と違って、観客数がそれほど多くないということ。これもまた「この時期の観戦」には好都合だったりもする。
 スタンドのいろいろな場所を移りながら野球を見たり、ちょっと球場からの遠景を見たりと、そういう楽しみも見つけられるわけである。
 もちろん、観客席内を移動する場合は、跳んでくるファウルボールには気をつけなくてはならないし、他の観覧者の視界を遮ることのないようにも気をつけなくてはならないのだけれど。


posted by takamasa |15:35 | 野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年07月21日

長崎セインツの「前田さん」は大忙し

maeda

 四国・九州アイランドリーグの「新しい2チーム」は、後期になっても対照的な星取を展開していて、福岡レッドワーブラーズの方は首位争い。長崎セインツは…。

 7月20日に愛媛県の西予市で行われた愛媛マンダリンパイレーツvs長崎セインツの試合をみてきた。

 前期の不振もあって、前期日程の終了時点で長崎セインツは監督と投手コーチが解任となった。後任監督も決まりかけたのだが…いろいろあったようで、現場の指揮は、チーム最年長者の前田投手(兼投手コーチ、兼監督)が執ることになった。

 試合開始前の選手紹介時にも、一番最初に名前が呼ばれてグラウンドに立ち、相手監督ともあいさつの握手。監督としてのスタメン決定とか、投手コーチとして先発投手の調子を見たりとか、いろいろと急がしそうであった。


maeda

 試合中は座る間もなく戦況を見守ったり…


maeda

 投手がピンチになるとマウンドに足を運んで、間を取ったり檄を飛ばしたり…


maeda

 そして試合終盤には「リリーフ、俺」としてついにマウンドへ…。

 残念ながら、この日は愛媛MPに「逆転サヨナラ勝利」を許してしまったのだが…。

 この試合で「抑えの切り札、前田投手」が登場したのが8回の裏、ノーアウトランナー1,3塁の場面であった。もしも、の話であるのだが、たとえば前期の数試合では「8回、一人でもランナーが出たら、そこで前田」という展開があった。

 この日、もしランナーが一人の場面で「リリーフ前田」が登場していたら…抑えられていたかもしれない。

 監督として試合前からゲームプランを練り、試合途中には先発投手の調子に気を配り、試合終盤には自らがブルペンに行き、時には抑えのマウンドへ…。

 監督兼投手コーチ兼抑えの切り札…これほどまでに忙しい野球人はめったにいないのではないだろうか?
 まるで「ストーリーマンガ」のようではあるが、それくらいに、「野球バカ一代」的波瀾万丈の、前田さんはドラマチックに日々を過ごしている。


posted by タカノマサト |19:48 | 野球 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年07月13日

この頃のアイランドリーグ

 少し前になるのだが、6月末に福岡のドームで行われた福岡ソフトバンクホークス(二軍)vs四国・九州アイランドリーグの交流戦。

 結果は、主催者側のホークスの敗戦、であった。アイランドリーグ選抜チームの先発投手は、おそらくホークス打者が苦手であろう、アンダースローの投手。香川オリーブガイナーズに在籍している塚本投手であった。
 この投手が3回を無失点に抑える一方、ホークス側は初回に1点を失うという、初回から後手に回される展開となってしまっていた。

 ホークスも終盤に仲澤選手のホームランで一点は返したものの、1-5で敗戦。アイランドリーグ選抜チームは常に優位に試合運びをして、ノーエラーで余裕で勝利、といった感じであった。


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 アイランドリーグは、7月5,6日にジャイアンツ(二軍)とも交流戦を行った。このときは選抜チームではなくて、香川と愛媛がそれぞれ単一のチームで対戦。
 5日の香川オリーブガイナーズは3-2でジャイアンツに勝利。6日の愛媛マンダリンパイレーツは6-8で惜敗といった感じだが、8失点ながら6点は獲れている。
 手も足も出ないというわけではなく、「その差は埋まりつつある」と感じられる。

 さて、アイランドリーグのレベルも、たとえば交流戦の成績を振り返れば「成長している」とも見られるのであるが、心配も一つ…。


RW

 7月13日に福岡県の筑豊緑地で行われた福岡レッドワーブラーズvs愛媛マンダリンパイレーツの試合。13時試合開始で、試合終了が17時前…。
 試合結果は6-5で地元の福岡レッドワーブラーズが勝利したから、地元のファンには嬉しい試合であったのだけれど…。なにぶん、暑かった。

 また、守備の乱れによる失点もあり、見ていてもちょっと「暑さ倍増?」的なシーンも無いわけではなかった。

 同じ日に、北海道の方で行われていたソフトバンクVSファイターズの試合では10-1でホークスが大勝しているのだが、試合時間は2時間50分ほど。サッポロドーム内なので、暑さや寒さは関係ないにしても、3時間ほどで試合が終わるのは、見る側には好都合。

 アイランドリーグの試合も、できれば「3時間そこそこ」で決着がつくと、見ている分には…。
 試合開始前にも、場内アナウンスで観客席に「水分を取るように」「日よけを…」という熱中症対策が案内されていた。これからの時期、炎天下でグラウンドに立ち続ける選手のことを思っても、「試合時間短縮」を臨みたいところである。


posted by takamasa |21:51 | 野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年05月05日

アイランドリーグin平戸

 ゴールデンウィークである。各地のスポーツ場でも、にぎやかにスポーツイベントが行われているようである。

 例によって四国・九州アイランドリーグの話題なのだが、今回は5月4日に長崎セインツが平戸で主催した試合について。

 私は各地の野球場に行く際にはBBM社発行の「球場物語」という冊子(Mookという形式の発行物)を使っている。しかし、平戸の野球場については紹介がなかった。今回は、アイランドリーグの選手名鑑に紹介があった球場案内を頼りに球場へ向かった。


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 長崎らしいといえば、選手登場の際のB.G.M.というか出囃子がオルガンで奏でられていること。平戸といえばキリシタンの歴史と教会が観光のひとつであるが、球場でもその雰囲気が味わえたのは良い意味での驚きであった。

 また、球場には20名ほどの「オレンジの集団」の姿もあった。話を聞くと愛媛からこられたとのこと。応援フラッグもしっかりと長崎、平戸の空にはためいていた。
  
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 試合のほうは結果的には2-3で地元の長崎セインツは惜敗。2点を先制され、一時は同点に追いついたものの、愛媛マンダリンパイレーツの「9番・指名打者、梶原」に決勝のホームランを打たれてしまった。「打たれてしまった」というのは長崎側の表現になってしまうが、愛媛のファンにとって見れば「遠くまで応援しに来た甲斐もあった」という感じであろう。

 さて、長崎セインツの方であるが、今のところはリーグ6球団中6位と低迷中。新規参入チームということで、まだ「戦い方を試行中」という段階なのかもしれない。投手コーチである岡本克道コーチに話を聞くと「経験をつませたい」と話していたが、特に投手陣にはしっかりと経験をつんでいってもらいたい。
 ただ長崎セインツには元西武ライオンズの前田勝宏投手が在籍している。経験豊富な投手がいるだけに、若手はしっかりと学ぶべきものを学んでもらいたいところである。

 さて、ファンのほうはというと、これがしっかりと野球を楽しんでいた。
 一番「いいなぁ」と思わされたのが、野球少年がバックネット裏の席に座っていたこと。アイランドリーグでは基本的に全席自由で大人1000円である。N.P.B.主催試合のように、バックネットが5000円ということはない。
 見ごたえのある席に野球少年が座っている。そして投手の投げる球、審判の判定をみながら「ナイスボール」、「今のは…入ってないのか…」などとつぶやいている。
 また、長崎の投手がストライクを取るごとに観客席から拍手も沸き起こっていた。

 しっかり見る人が観客席にいる。このことは、長崎セインツの成長の支えとなるに違いない。

 さて、長崎に限らず球場イベントはどこの球場でも行われている。
 アイランドリーグの公式ニュースとして紹介されてもいる。ただ、長崎セインツの場合は、球団社長の努力、がんばりに頭が下がった。
 アメリカマイナーリーグ風とでもいえばいいのだろうか、奇数回が済むごとに社長がマイクを持ってグラウンドに登場。

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 選抜された観客とミニゲームをして、球場を盛り上げようと必死であった。この画像は、野球少年が「サイン入りカラーボール」をトスバッティングしているシーン。

 この日の試合は、試合そのものも見ごたえ十分であったが、観客席を見ていてもしっかりと野球を観ることを楽しんでいるように感じられた。

 残念なのは、審判の判定をめぐって途中、10分ほどの中断があったことと、試合終盤に雨が降り始めてしまったこと。
 試合再開の場面では、長崎応援団から「がんばれ愛媛、がんばれセインツ」という声が出ていたのもさわやかな感じであった。

 福岡とちがって、長崎ではN.P.B.主催試合も少なく、それだけ「生の野球」に接する機会も少ないように思える。しかし、野球とはプロばかりがするものではなく、そこに球場があり、そこに集う野球を愛する者が行うものである。


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 アイランドリーグが当初、めざしていた野球底辺の拡大(というか縮小の歯止め)であるが、長崎セインツが平戸で主催した試合を見る限り、その理念はしっかりと生きていると思わされた。


posted by タカノマサト |12:54 | 野球 | コメント(0) | トラックバック(1)
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2008年04月29日

アイランドリーグの「距離」

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 4月29日は、久しぶりの「連休ではない祝日」であった。そして福岡県地方は晴れ。日差しは夏を思わせる強さであり、実際に陽の当たる場所は暑かった。  この日、四国・九州アイランドリーグの福岡レッドワーブラーズは大牟田市で徳島インディゴソックス戦を開催。観客数を先に紹介するとこの大牟田の試合は348人。他の二カ所の観客数は「愛媛:坊ちゃんスタジアム=1998人(愛媛マンダリンパイレーツvs長崎セインツ)」、「香川:サーパススタジアム=3764人(香川オリーブガイナーズvs高知ファイティングドッグス)」。単純に人数を比較すると、観客数は最も少なかった。  しかし、この日の大牟田の延命球場では小さなわくわくどきどきがたくさんあったようであった。試合開始前に選手が整列して客席に顔見せするのはアイランドリーグではおなじみ。ただ、29日の福岡レッドワーブラーズ側は、選手が出てくる際に少年たちを連れて登場。
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 選手と整列する少年たちが試合開始前、グラウンドに入る際には、ブルペンの真横を通過。この日の先発投手であった角野投手の「入念なウォーミングアップ風景」を間近に見ることができた。ウォーミングアップとはいうものの、ほぼ全力投球状態の場面であり、ブルペンに響くボールの音。ストレートがミットに収まる乾いた「パシッ」という音にも、少年たちは驚かされたようである。  またこの角野投手は体格がよい。「でかい」わけである。その一方で顔つきは…少年も親しみやすさを覚えるような、たとえればやなせたかし氏のアニメに登場しそうな感じ?  「(体が)でかくて」「(ボールは)速くて」「(顔は)親しみやすい」という三拍子そろった(?)角野投手に好感をもった少年も一人、二人はいたのではないだろうか?   inamine


 この日、グラウンドのボールボーイや球場内の整理役として呼ばれていた地元少年野球チームの選手に声をかけているのが、レッドワーブラーズの稲嶺誉コーチ。昨年まで福岡ソフトバンクホークスの選手として活躍していたことを知っている少年、あるいは来場者も少なくはないはずである。稲嶺コーチの方から少年たちに声をかけていたのだが、少年たちの返事はちょっとばかり緊張した感じに聞こえたのは私の思い違いだろうか?
 試合終了後の、選手による観客お見送り場面でも、稲嶺コーチのところに最も多くの人が集まって、サインや握手をしてもらっていた。


20080429-04.JPG


 来場者数はこの日に行われたアイランドリーグの試合で最も少なくて、しかも唯一の「三桁」ではあった。しかし、その数字では表せない「楽しみ」、または「少年たちの思い出」というのがあるのではないだろうか、と思わずにはいられなかった。

 なお、この日は福岡レッドワーブラーズが初回からホームランも出て猛攻。9-3で大勝であった。ただ、この日の試合に限ったことではないのだが試合時間が4時間近く。プレーする選手も大変だと思うが、日よけのない球場観客席でのこの試合時間は今後、なんとかしてもらいたくもあった。
 ちなみにN.P.B.の方は試合のスピードアップキャンペーンを展開中。よりよい「観戦環境」のためにも、できれば3時間とちょっと、くらいの試合時間だったらなぁと、日焼けした腕を見ながらちょっとだけ思った。


posted by takamasa |23:31 | 野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年04月28日

アイランドリーグin佐賀県

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 四国・九州アイランドリーグの試合が鳥栖市で行われた。  と書かれたのを見て、「おや?」と思わないだろうか。  アイランドリーグは四国四県の4チームに、今シーズンから福岡と長崎の2チームが加わった。  4月25日~26日は、福岡レッドワーブラーズと長崎セインツの試合が鳥栖市民球場で行われたのだが、鳥栖市は間違いなく九州の一都市なのであるが、福岡県ではない。サガントスを知っているサッカーファンの方が詳しいかもしれないが、鳥栖市は佐賀県である。  アイランドリーグのチームが、地元から離れて試合を行った例も、過去に「岡山県」での例はある。そして今回の、佐賀県での開催である。  最初に紹介したのが、福岡レッドワーブラーズに所属している富岡拓也捕手。出身が鳥栖市の鳥栖商業高校。まさに地元選手である。この日は5回終了後のイベントとして富岡選手のインタビューが企画されていた。なんとなく照れくさそうな表情なのも、ご当地選手のご当地イベントならでは、とも見えなくもない。  さて、新チームである福岡レッドワーブラーズが、あえて「他県で開催」したこの試合。スタンドには、「数えるくらいの」観客の姿。相手チーム、長崎セインツの応援をしている観客の姿は、実際に数えられるほどであった。公表された入場者数が323人。「少ない」といっても悪くない数である。  しかし、この鳥栖市民球場は野球の見応えがある場所であった。他の「アイランドリーグ開催球場」もそうなのであるが、観客と選手の距離が近い。特に鳥栖市民球場は、フェンスが低い。内野席の4段目以上は、ファウルボールがダイレクトに飛んでくるような「臨場感」である。最もネットに近い席の前に立ってみると、そこにあるフェンスは腰の位置くらいの高さであろうか。  見る方もしっかりと見ておかないと、危険である。  N.P.B.の試合では「よそ見しながらでも」野球観戦はできるが、鳥栖市民球場ではよそ見しながら観戦していると、命に関わる…というと大げさだろうか。  N.P.B.の方でも、例えばソフトバンクホークスのホーム球場でも内野ネットを低くするかなくすかで話題になったこともあるが、観客もそれまでの観戦スタイルを変えないと、危険が増すばかりのような気がする。  話がそれたが、この佐賀県鳥栖市でのアイランドリーグ開催。  観客数というはかりで見れば、特筆するものはないようにしか思えない。しかし、その中に「初めての野球観戦」をした人もいたのではないだろうか。  福岡県の人気球団、ソフトバンクホークスの試合はチケット料金も高く、福岡県以外の人から見れば、物理的に距離がある。それに比べ、この鳥栖市民球場にやってきた人は「近くで野球があるから」「知っている選手がいるから」という、文字通り「身近な理由」でやってきたに違いない。  こういう、身近な理由というか気軽にふらりと立ち寄れる「野球の試合」。こういう意味で、野球ファンを増やしていくという意味で、アイランドリーグの試合、特に「いろんな球場で行う」ということは今後も重要になっていくのではないかと思う。  なおこの日、観客席にだみ声のおっちゃんがいた。「ヤジ将軍」といった感じであった。ひょっとしたら、いっぱい、入っていたのかもしれない。またひょっとしたらこのおっちゃんはかつて、NとLの帽子をかぶって、西鉄ライオンズを応援していたのかもしれない。そのおっちゃんもまた、楽しそうであった。


posted by takamasa |22:17 | 野球 | コメント(2) | トラックバック(1)
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2008年04月16日

スピードアップ!!??

 3時間という時間は長いのか短いのか。宴会や結婚式披露宴も長くて3時間。野球の試合の場合は、3時間だと「早い展開」の部類にはいるだろうか。

 今年は例年になく「スピードアップ」を売りに出している。今までも何度となく審判が「試合時間短縮促進」の働きかけをしたこともあったようだが、ファンの目にはわかりづらかった。しかし今はファンの目にもわかりやすい?


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 イニング間は2:15秒で準備します。そして「今、○分○秒過ぎています」というカウントが球場のスクリーンに表示されているのである。これはイニング間に限らず、投手交代の際にも行われていた。


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 これまでなら球場内に広告が流されていたのだが、今はスピードアップキャンペーン中であった。ファンも見ているとなると、審判も選手も意識せずにはいられない。できればこの試みが今後も続いていってくれると良いなぁと思う。

 余計なお世話かもしれないが、TV中継ではCMで見られないこの風景。イニング間が2:15と確実に固定されたり、それ以内に収まってくるようになると、CMも出しづらくなったり・・・ということはないのだろうか。

 この試合の最中、私の隣の席の人もこの表示を見て関心を持っていた。関心が強すぎたせいであろうか、「牽制球も1イニングに1回にすればもっと試合が早くなるのに」と言っていた。
 それは極論であり、本末転倒であるが、長すぎない試合ということはスピーディーでありわくわくドキドキも多くなって、見ている人も楽しくなる?

 確かにサッカーのように「試合時間を決める」「交替選手人数を決める」とすると、確かに競技時間は短縮されるとは思う。でも、そうなると全く別の競技に感じられるようになるだろう。
 野球は、ある程度はのんびりした人でなくては楽しめないのだろうか?
 私はどちらかというとせっかちな人間なのであるけれども…。


posted by タカノマサト |21:52 | 野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年04月06日

四国・九州アイランドリーグ開幕

 今年で4年目の、「四国・九州」になってははじめてのアイランドリーグが4月5日に開幕。私は、福岡での開幕戦に行ってみた。

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 これまでの四国アイランドリーグは文字通り、四国の四県に本拠地を置く4チームで試合が行われてきた。今年からは九州の長崎と福岡の2球団も参戦した。長崎のチームも四国の4チームと同様に「地元に初のプロチーム」である。しかし、福岡の場合は人気球団の福岡ソフトバンクホークスが存在している。
 福岡の場合は他の5地域とはちょっと感じが違うかな?ファン拡大でも、ちょっと苦戦するのではないかなというのが、正直なところの私の「予想」である。
 球場入り口付近に貼られたポスター。「もうひとつのプロ野球球団」とあるように、これは他の5地域との違いを感じさせるフレーズであった。
 さて、試合前の球場では地元公立学校の吹奏楽団が歓迎の演奏をしていた。これは、さすがに福岡のドームの方ではめったに見られないような光景である。

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 屋外の球場ということもあり、遠くに満開の桜も見える。これも、ドーム球場では見られない光景。今後も、こういう「手の届くような」「手づくり感のある」「より地域とつながる…」感じが強くなっていき、それも人を呼ぶセールスポイントになっていくといいなぁ…特に、花見もできる球場ってのは、この時期には良いよなぁ…ということを考えてしまった。   shatyou


 試合開始前のセレモニー。開幕の日ということもあり、福岡球団の社長のあいさつもあった。試合前に監督、コーチ、選手のほぼ全員が一人ずつ名前を呼ばれ、グラウンドに整列をして「顔見せ」するというのはこれまでのアイランドリーグの恒例。この福岡レッドワーブラーズ、対戦相手の高知ファイティグドッグスの両チームに、福岡ソフトバンクホークス出身の監督、コーチもいて、福岡のファンには「知った顔がより身近で見られる」ということもうれしかったのではないだろうか?

 福岡のコーチ、稲嶺誉氏はいわゆる松坂世代の選手であるが昨年末に退団。その後、この独立リーグにコーチとして参加。この日も、試合前に選手たちに「体、動かすぞ。緊張してるだろ?」と声をかけるなど、精神面でもリーダーシップをとっていた。まだまだ選手としてもやれるのではないかとも思われた稲嶺コーチであるが、新天地でもご活躍が期待される。


urakawa
 地元開幕の「開幕マウンド」にはご当地投手の浦川大輔投手が登板。過去3年間は愛媛マンダリンパイレーツのエースとして活躍。タイトルも獲得するなどチームにはなくてはならない存在ではあったが、今回の「福岡球団誕生」という経緯もあり、地元への「ご栄転」。そして栄えある開幕投手である。  浦川投手にとっては、愛媛に残ってなれた環境、お互いを知っている捕手のいるチームに残ったほうがよかったのか、それとも新しい環境、地元でのチャレンジを選択してよかったのか…。答えは秋に?  できれば「ドラフト指名」という形でのすばらしい答えを待ちたい。  試合後は、選手がファンをお見送り。これもアイランドリーグでは恒例。まだまだマイナーな選手ではあるが、華やかなユニフォームを着た選手、さっきまでグラウンドで躍動していた選手が、間近に見られる。サインもしてくれる。握手もしてくれる。  これもまた、N.P.B.球団の観戦ではなかなか体験できない出来事であろう。  試合の結果はともかく、福岡ではこれまでと違った価値観が提案されている。他の5地域とも違う、福岡でも独立リーグが展開していけるのか、根付いていけるのか?  これは、観戦者にも「あなたの好きな野球って、どんなものなのですか?」と問いかけられているようにも思えて仕方がない。


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2008年03月30日

香川OG松尾投手がREDSOXへ!?

 3月29日付の、四国・九州アイランドリーグ公式ニュースでも告知があったのが、『香川OGの松尾投手がボストン・レッドソックスとマイナー契約』。


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 四国アイランドリーグ改め、現在は「四国・九州アイランドリーグ」の香川オリーブガイナーズのエース的存在の松尾投手。自慢の速球で、チームにはなくてはならない存在であった。  そして松尾投手を擁する香川オリーブガイナーズは06,07年の二連覇。リーグ屈指の投手力と攻撃力を誇るチームである。  松尾投手もこれまでにN.P.B.ドラフト前には注目選手として名前があがったこともあるのだけれど、現在も「香川に所属」という立場であった。  しかし、アイランドリーグの4年目のシーズン開幕直線に飛び込んだビッグニュース。  マイナー契約ということではあるが、四国・九州アイランドリーグで夢を追いかける選手や、一緒に夢を見るファンにとっては朗報である。うれしい知らせである。  なお、少し前には同じく香川所属の堂上隼人捕手も、メジャー球団から「ねらわれている」というニュースが出ていた。今年はこれまで以上に、注目を集めることになるか、4年目の四国・九州アイランドリーグ。  シーズン開幕は4月5日である。


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