2009年02月21日
サムライJAPAN、春はあけぼの
「春はあけぼの ようよう白くなりゆく山ぎは・・・」 千年も前の随筆「枕草子」の冒頭部分。 まさかこの古典の一節を、野球場で思い出すとは思わなかった。 サムライJAPANの合宿地、宮崎県総合運動公園には、平日でさえ数万人の観客が訪れていた。 2月21日と22日には、同じ場所で合宿をする読売ジャイアンツとの練習試合が組まれていた。 両日とも、入場料は無料。 多くのファンの来場が予想された。 事前に紹介があったのが、当日は朝の6時から入場整理券の配布というもの。しかし、準備が早いファンたちは20日の深夜から移動を開始し、21日未明(午前2時ごろ)にはすでに、球場周辺に列を作り始めていた。 そして午前6時を迎え、徐々に空が白み始める頃には、球場を取り囲むほどのファンが集まっていた。 野球ファンの多くが名作と認める映画『Fierd of dreams』中の名台詞の一つが 「それを作れば、彼はきっと来る」 であったが、21日(と22日も?)の場合は 「そこに来れば、彼らはきっと来る」であっただろうか。 日本代表チームに選ばれた精鋭たちの姿を一目見ようと、各地から、昼夜を問わずに多くのファンがそこへやって来た。 そして、彼らはファンの前に姿を現した。 チームの初戦ということもあり、まさに「春が来た」ともいえるこの日。春だけではなく、あの人もやってきていた。 球場に華を添える? その人が球場に姿を現すと、球場のファンの歓声があがる。大きな拍手もわき起こった。
ジャケット姿でグラウンドを歩き回り、選手に声をかける。一度は裏へ戻ったものの、バッティング練習が始まるとまたグラウンドに姿を現し、選手のそばへ行く・・・。 その姿が見られただけでも、往年のファンにとってはたまらない一瞬であったのではないだろうか。 そして試合開始。 3番・ICHIROが、原監督の一つの提案。
結果は、サムライJAPANチームが10-0で圧勝。 まずはさい先の良い結果としてとらえてよいのではないだろうか?
気になる点を一つだけあげるとするならば、抑え投手二人。 馬原投手と藤川投手という、パ、セを代表するリリーフ投手が8、9回のい一イニングずつをなげたものの、両投手とも得点圏にまでランナーを進められるという展開。 ストレートを狙われたのか、当てるようなバッティングをされて、 「馬原、藤川攻略の好例」 が示されてしまったかのような、終盤のジャイアンツの粘りであった。
posted by takamasa |23:15 |
野球 |
コメント(6) |
トラックバック(0)

「春はあけぼの ようよう白くなりゆく山ぎは・・・」
千年も前の随筆「枕草子」の冒頭部分。
まさかこの古典の一節を、野球場で思い出すとは思わなかった。
サムライJAPANの合宿地、宮崎県総合運動公園には、平日でさえ数万人の観客が訪れていた。
2月21日と22日には、同じ場所で合宿をする読売ジャイアンツとの練習試合が組まれていた。
両日とも、入場料は無料。
多くのファンの来場が予想された。
事前に紹介があったのが、当日は朝の6時から入場整理券の配布というもの。しかし、準備が早いファンたちは20日の深夜から移動を開始し、21日未明(午前2時ごろ)にはすでに、球場周辺に列を作り始めていた。
そして午前6時を迎え、徐々に空が白み始める頃には、球場を取り囲むほどのファンが集まっていた。
野球ファンの多くが名作と認める映画『Fierd of dreams』中の名台詞の一つが
「それを作れば、彼はきっと来る」
であったが、21日(と22日も?)の場合は
「そこに来れば、彼らはきっと来る」であっただろうか。
日本代表チームに選ばれた精鋭たちの姿を一目見ようと、各地から、昼夜を問わずに多くのファンがそこへやって来た。
そして、彼らはファンの前に姿を現した。
チームの初戦ということもあり、まさに「春が来た」ともいえるこの日。春だけではなく、あの人もやってきていた。
球場に華を添える?
その人が球場に姿を現すと、球場のファンの歓声があがる。大きな拍手もわき起こった。
ジャケット姿でグラウンドを歩き回り、選手に声をかける。一度は裏へ戻ったものの、バッティング練習が始まるとまたグラウンドに姿を現し、選手のそばへ行く・・・。
その姿が見られただけでも、往年のファンにとってはたまらない一瞬であったのではないだろうか。
そして試合開始。
3番・ICHIROが、原監督の一つの提案。
結果は、サムライJAPANチームが10-0で圧勝。
まずはさい先の良い結果としてとらえてよいのではないだろうか?
気になる点を一つだけあげるとするならば、抑え投手二人。
馬原投手と藤川投手という、パ、セを代表するリリーフ投手が8、9回のい一イニングずつをなげたものの、両投手とも得点圏にまでランナーを進められるという展開。
ストレートを狙われたのか、当てるようなバッティングをされて、
「馬原、藤川攻略の好例」
が示されてしまったかのような、終盤のジャイアンツの粘りであった。
それともう一つ気になったのが…
昨年も公式戦中に、たとえばイニング間や投手交代時に、電光掲示板でカウントダウンが行われていた。「○秒以内に完了」をめざして…。
また試合前や攻守交代の時にも、電光掲示板に「省エネのため」「試合時間を短く」というメッセージが流されていた。
照明を使って試合をするのであれば、試合時間が短い方が「省エネ」であり、排出される二酸化炭素量も削減、地球温暖化対策、地球に優しい…と、昨今の「説得力のある話」は次から次に出てくる。
で、この「Let's 省time」スローガンの中にも書かれているのが「試合中のムダ時間カット!」。
むだな時間はカットして、スピーディな試合展開を…と思わないでもない。が、だからといって即「15秒ルール」と、この問題が結びつくのかというと、それは短絡過ぎる気がしてならない。
極端な話になると、照明を使う時間を短くするのであればナイターをしなければいいわけである。しかし、そうなると休日はともかく、平日の試合開催はどうなるのか。観客数はどうなるのか。さらには、適切なシーズンの試合数は…。
15秒ルールについて、福岡ソフトバンクホークスの高山郁夫コーチは「適正な形に落ち着いてほしい」と取材陣に語っていたが、このルールは、一つのルールとして誰もが納得いく形になってほしい。
そして、二酸化炭素排出量問題等のエコに関する「時間短縮」については、見直すべきところはもっとあるはずだし、そういう「本当に必要な時間」「野球を楽しむために、費やすべき時間」ということが、もっと話題になってもらいたい。
