2008年05月05日

アイランドリーグin平戸

 ゴールデンウィークである。各地のスポーツ場でも、にぎやかにスポーツイベントが行われているようである。

 例によって四国・九州アイランドリーグの話題なのだが、今回は5月4日に長崎セインツが平戸で主催した試合について。

 私は各地の野球場に行く際にはBBM社発行の「球場物語」という冊子(Mookという形式の発行物)を使っている。しかし、平戸の野球場については紹介がなかった。今回は、アイランドリーグの選手名鑑に紹介があった球場案内を頼りに球場へ向かった。


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 長崎らしいといえば、選手登場の際のB.G.M.というか出囃子がオルガンで奏でられていること。平戸といえばキリシタンの歴史と教会が観光のひとつであるが、球場でもその雰囲気が味わえたのは良い意味での驚きであった。

 また、球場には20名ほどの「オレンジの集団」の姿もあった。話を聞くと愛媛からこられたとのこと。応援フラッグもしっかりと長崎、平戸の空にはためいていた。
  
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 試合のほうは結果的には2-3で地元の長崎セインツは惜敗。2点を先制され、一時は同点に追いついたものの、愛媛マンダリンパイレーツの「9番・指名打者、梶原」に決勝のホームランを打たれてしまった。「打たれてしまった」というのは長崎側の表現になってしまうが、愛媛のファンにとって見れば「遠くまで応援しに来た甲斐もあった」という感じであろう。

 さて、長崎セインツの方であるが、今のところはリーグ6球団中6位と低迷中。新規参入チームということで、まだ「戦い方を試行中」という段階なのかもしれない。投手コーチである岡本克道コーチに話を聞くと「経験をつませたい」と話していたが、特に投手陣にはしっかりと経験をつんでいってもらいたい。
 ただ長崎セインツには元西武ライオンズの前田勝宏投手が在籍している。経験豊富な投手がいるだけに、若手はしっかりと学ぶべきものを学んでもらいたいところである。

 さて、ファンのほうはというと、これがしっかりと野球を楽しんでいた。
 一番「いいなぁ」と思わされたのが、野球少年がバックネット裏の席に座っていたこと。アイランドリーグでは基本的に全席自由で大人1000円である。N.P.B.主催試合のように、バックネットが5000円ということはない。
 見ごたえのある席に野球少年が座っている。そして投手の投げる球、審判の判定をみながら「ナイスボール」、「今のは…入ってないのか…」などとつぶやいている。
 また、長崎の投手がストライクを取るごとに観客席から拍手も沸き起こっていた。

 しっかり見る人が観客席にいる。このことは、長崎セインツの成長の支えとなるに違いない。

 さて、長崎に限らず球場イベントはどこの球場でも行われている。
 アイランドリーグの公式ニュースとして紹介されてもいる。ただ、長崎セインツの場合は、球団社長の努力、がんばりに頭が下がった。
 アメリカマイナーリーグ風とでもいえばいいのだろうか、奇数回が済むごとに社長がマイクを持ってグラウンドに登場。

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 選抜された観客とミニゲームをして、球場を盛り上げようと必死であった。この画像は、野球少年が「サイン入りカラーボール」をトスバッティングしているシーン。

 この日の試合は、試合そのものも見ごたえ十分であったが、観客席を見ていてもしっかりと野球を観ることを楽しんでいるように感じられた。

 残念なのは、審判の判定をめぐって途中、10分ほどの中断があったことと、試合終盤に雨が降り始めてしまったこと。
 試合再開の場面では、長崎応援団から「がんばれ愛媛、がんばれセインツ」という声が出ていたのもさわやかな感じであった。

 福岡とちがって、長崎ではN.P.B.主催試合も少なく、それだけ「生の野球」に接する機会も少ないように思える。しかし、野球とはプロばかりがするものではなく、そこに球場があり、そこに集う野球を愛する者が行うものである。


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 アイランドリーグが当初、めざしていた野球底辺の拡大(というか縮小の歯止め)であるが、長崎セインツが平戸で主催した試合を見る限り、その理念はしっかりと生きていると思わされた。


posted by タカノマサト |12:54 | 野球 | コメント(0) | トラックバック(1)
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