2008年04月29日
4月29日は、久しぶりの「連休ではない祝日」であった。そして福岡県地方は晴れ。日差しは夏を思わせる強さであり、実際に陽の当たる場所は暑かった。
この日、四国・九州アイランドリーグの福岡レッドワーブラーズは大牟田市で徳島インディゴソックス戦を開催。観客数を先に紹介するとこの大牟田の試合は348人。他の二カ所の観客数は「愛媛:坊ちゃんスタジアム=1998人(愛媛マンダリンパイレーツvs長崎セインツ)」、「香川:サーパススタジアム=3764人(香川オリーブガイナーズvs高知ファイティングドッグス)」。単純に人数を比較すると、観客数は最も少なかった。
しかし、この日の大牟田の延命球場では小さなわくわくどきどきがたくさんあったようであった。試合開始前に選手が整列して客席に顔見せするのはアイランドリーグではおなじみ。ただ、29日の福岡レッドワーブラーズ側は、選手が出てくる際に少年たちを連れて登場。
選手と整列する少年たちが試合開始前、グラウンドに入る際には、ブルペンの真横を通過。この日の先発投手であった角野投手の「入念なウォーミングアップ風景」を間近に見ることができた。ウォーミングアップとはいうものの、ほぼ全力投球状態の場面であり、ブルペンに響くボールの音。ストレートがミットに収まる乾いた「パシッ」という音にも、少年たちは驚かされたようである。
またこの角野投手は体格がよい。「でかい」わけである。その一方で顔つきは…少年も親しみやすさを覚えるような、たとえればやなせたかし氏のアニメに登場しそうな感じ?
「(体が)でかくて」「(ボールは)速くて」「(顔は)親しみやすい」という三拍子そろった(?)角野投手に好感をもった少年も一人、二人はいたのではないだろうか?
この日、グラウンドのボールボーイや球場内の整理役として呼ばれていた地元少年野球チームの選手に声をかけているのが、レッドワーブラーズの稲嶺誉コーチ。昨年まで福岡ソフトバンクホークスの選手として活躍していたことを知っている少年、あるいは来場者も少なくはないはずである。稲嶺コーチの方から少年たちに声をかけていたのだが、少年たちの返事はちょっとばかり緊張した感じに聞こえたのは私の思い違いだろうか?
試合終了後の、選手による観客お見送り場面でも、稲嶺コーチのところに最も多くの人が集まって、サインや握手をしてもらっていた。
来場者数はこの日に行われたアイランドリーグの試合で最も少なくて、しかも唯一の「三桁」ではあった。しかし、その数字では表せない「楽しみ」、または「少年たちの思い出」というのがあるのではないだろうか、と思わずにはいられなかった。
なお、この日は福岡レッドワーブラーズが初回からホームランも出て猛攻。9-3で大勝であった。ただ、この日の試合に限ったことではないのだが試合時間が4時間近く。プレーする選手も大変だと思うが、日よけのない球場観客席でのこの試合時間は今後、なんとかしてもらいたくもあった。
ちなみにN.P.B.の方は試合のスピードアップキャンペーンを展開中。よりよい「観戦環境」のためにも、できれば3時間とちょっと、くらいの試合時間だったらなぁと、日焼けした腕を見ながらちょっとだけ思った。
posted by takamasa |23:31 |
野球 |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2008年04月28日
四国・九州アイランドリーグの試合が鳥栖市で行われた。
と書かれたのを見て、「おや?」と思わないだろうか。
アイランドリーグは四国四県の4チームに、今シーズンから福岡と長崎の2チームが加わった。
4月25日~26日は、福岡レッドワーブラーズと長崎セインツの試合が鳥栖市民球場で行われたのだが、鳥栖市は間違いなく九州の一都市なのであるが、福岡県ではない。サガントスを知っているサッカーファンの方が詳しいかもしれないが、鳥栖市は佐賀県である。
アイランドリーグのチームが、地元から離れて試合を行った例も、過去に「岡山県」での例はある。そして今回の、佐賀県での開催である。
最初に紹介したのが、福岡レッドワーブラーズに所属している富岡拓也捕手。出身が鳥栖市の鳥栖商業高校。まさに地元選手である。この日は5回終了後のイベントとして富岡選手のインタビューが企画されていた。なんとなく照れくさそうな表情なのも、ご当地選手のご当地イベントならでは、とも見えなくもない。
さて、新チームである福岡レッドワーブラーズが、あえて「他県で開催」したこの試合。スタンドには、「数えるくらいの」観客の姿。相手チーム、長崎セインツの応援をしている観客の姿は、実際に数えられるほどであった。公表された入場者数が323人。「少ない」といっても悪くない数である。
しかし、この鳥栖市民球場は野球の見応えがある場所であった。他の「アイランドリーグ開催球場」もそうなのであるが、観客と選手の距離が近い。特に鳥栖市民球場は、フェンスが低い。内野席の4段目以上は、ファウルボールがダイレクトに飛んでくるような「臨場感」である。最もネットに近い席の前に立ってみると、そこにあるフェンスは腰の位置くらいの高さであろうか。
見る方もしっかりと見ておかないと、危険である。
N.P.B.の試合では「よそ見しながらでも」野球観戦はできるが、鳥栖市民球場ではよそ見しながら観戦していると、命に関わる…というと大げさだろうか。
N.P.B.の方でも、例えばソフトバンクホークスのホーム球場でも内野ネットを低くするかなくすかで話題になったこともあるが、観客もそれまでの観戦スタイルを変えないと、危険が増すばかりのような気がする。
話がそれたが、この佐賀県鳥栖市でのアイランドリーグ開催。
観客数というはかりで見れば、特筆するものはないようにしか思えない。しかし、その中に「初めての野球観戦」をした人もいたのではないだろうか。
福岡県の人気球団、ソフトバンクホークスの試合はチケット料金も高く、福岡県以外の人から見れば、物理的に距離がある。それに比べ、この鳥栖市民球場にやってきた人は「近くで野球があるから」「知っている選手がいるから」という、文字通り「身近な理由」でやってきたに違いない。
こういう、身近な理由というか気軽にふらりと立ち寄れる「野球の試合」。こういう意味で、野球ファンを増やしていくという意味で、アイランドリーグの試合、特に「いろんな球場で行う」ということは今後も重要になっていくのではないかと思う。
なおこの日、観客席にだみ声のおっちゃんがいた。「ヤジ将軍」といった感じであった。ひょっとしたら、いっぱい、入っていたのかもしれない。またひょっとしたらこのおっちゃんはかつて、NとLの帽子をかぶって、西鉄ライオンズを応援していたのかもしれない。そのおっちゃんもまた、楽しそうであった。
posted by takamasa |22:17 |
野球 |
コメント(2) |
トラックバック(1)
2008年04月16日
3時間という時間は長いのか短いのか。宴会や結婚式披露宴も長くて3時間。野球の試合の場合は、3時間だと「早い展開」の部類にはいるだろうか。
今年は例年になく「スピードアップ」を売りに出している。今までも何度となく審判が「試合時間短縮促進」の働きかけをしたこともあったようだが、ファンの目にはわかりづらかった。しかし今はファンの目にもわかりやすい?
イニング間は2:15秒で準備します。そして「今、○分○秒過ぎています」というカウントが球場のスクリーンに表示されているのである。これはイニング間に限らず、投手交代の際にも行われていた。
これまでなら球場内に広告が流されていたのだが、今はスピードアップキャンペーン中であった。ファンも見ているとなると、審判も選手も意識せずにはいられない。できればこの試みが今後も続いていってくれると良いなぁと思う。
余計なお世話かもしれないが、TV中継ではCMで見られないこの風景。イニング間が2:15と確実に固定されたり、それ以内に収まってくるようになると、CMも出しづらくなったり・・・ということはないのだろうか。
この試合の最中、私の隣の席の人もこの表示を見て関心を持っていた。関心が強すぎたせいであろうか、「牽制球も1イニングに1回にすればもっと試合が早くなるのに」と言っていた。
それは極論であり、本末転倒であるが、長すぎない試合ということはスピーディーでありわくわくドキドキも多くなって、見ている人も楽しくなる?
確かにサッカーのように「試合時間を決める」「交替選手人数を決める」とすると、確かに競技時間は短縮されるとは思う。でも、そうなると全く別の競技に感じられるようになるだろう。
野球は、ある程度はのんびりした人でなくては楽しめないのだろうか?
私はどちらかというとせっかちな人間なのであるけれども…。
posted by タカノマサト |21:52 |
野球 |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2008年04月06日
今年で4年目の、「四国・九州」になってははじめてのアイランドリーグが4月5日に開幕。私は、福岡での開幕戦に行ってみた。
これまでの四国アイランドリーグは文字通り、四国の四県に本拠地を置く4チームで試合が行われてきた。今年からは九州の長崎と福岡の2球団も参戦した。長崎のチームも四国の4チームと同様に「地元に初のプロチーム」である。しかし、福岡の場合は人気球団の福岡ソフトバンクホークスが存在している。
福岡の場合は他の5地域とはちょっと感じが違うかな?ファン拡大でも、ちょっと苦戦するのではないかなというのが、正直なところの私の「予想」である。
球場入り口付近に貼られたポスター。「もうひとつのプロ野球球団」とあるように、これは他の5地域との違いを感じさせるフレーズであった。
さて、試合前の球場では地元公立学校の吹奏楽団が歓迎の演奏をしていた。これは、さすがに福岡のドームの方ではめったに見られないような光景である。
屋外の球場ということもあり、遠くに満開の桜も見える。これも、ドーム球場では見られない光景。今後も、こういう「手の届くような」「手づくり感のある」「より地域とつながる…」感じが強くなっていき、それも人を呼ぶセールスポイントになっていくといいなぁ…特に、花見もできる球場ってのは、この時期には良いよなぁ…ということを考えてしまった。
試合開始前のセレモニー。開幕の日ということもあり、福岡球団の社長のあいさつもあった。試合前に監督、コーチ、選手のほぼ全員が一人ずつ名前を呼ばれ、グラウンドに整列をして「顔見せ」するというのはこれまでのアイランドリーグの恒例。この福岡レッドワーブラーズ、対戦相手の高知ファイティグドッグスの両チームに、福岡ソフトバンクホークス出身の監督、コーチもいて、福岡のファンには「知った顔がより身近で見られる」ということもうれしかったのではないだろうか?
福岡のコーチ、稲嶺誉氏はいわゆる松坂世代の選手であるが昨年末に退団。その後、この独立リーグにコーチとして参加。この日も、試合前に選手たちに「体、動かすぞ。緊張してるだろ?」と声をかけるなど、精神面でもリーダーシップをとっていた。まだまだ選手としてもやれるのではないかとも思われた稲嶺コーチであるが、新天地でもご活躍が期待される。
地元開幕の「開幕マウンド」にはご当地投手の浦川大輔投手が登板。過去3年間は愛媛マンダリンパイレーツのエースとして活躍。タイトルも獲得するなどチームにはなくてはならない存在ではあったが、今回の「福岡球団誕生」という経緯もあり、地元への「ご栄転」。そして栄えある開幕投手である。
浦川投手にとっては、愛媛に残ってなれた環境、お互いを知っている捕手のいるチームに残ったほうがよかったのか、それとも新しい環境、地元でのチャレンジを選択してよかったのか…。答えは秋に?
できれば「ドラフト指名」という形でのすばらしい答えを待ちたい。
試合後は、選手がファンをお見送り。これもアイランドリーグでは恒例。まだまだマイナーな選手ではあるが、華やかなユニフォームを着た選手、さっきまでグラウンドで躍動していた選手が、間近に見られる。サインもしてくれる。握手もしてくれる。
これもまた、N.P.B.球団の観戦ではなかなか体験できない出来事であろう。
試合の結果はともかく、福岡ではこれまでと違った価値観が提案されている。他の5地域とも違う、福岡でも独立リーグが展開していけるのか、根付いていけるのか?
これは、観戦者にも「あなたの好きな野球って、どんなものなのですか?」と問いかけられているようにも思えて仕方がない。
posted by タカノマサト |01:33 |
野球 |
コメント(7) |
トラックバック(2)