2008年04月28日

アイランドリーグin佐賀県

tosu
 四国・九州アイランドリーグの試合が鳥栖市で行われた。  と書かれたのを見て、「おや?」と思わないだろうか。  アイランドリーグは四国四県の4チームに、今シーズンから福岡と長崎の2チームが加わった。  4月25日~26日は、福岡レッドワーブラーズと長崎セインツの試合が鳥栖市民球場で行われたのだが、鳥栖市は間違いなく九州の一都市なのであるが、福岡県ではない。サガントスを知っているサッカーファンの方が詳しいかもしれないが、鳥栖市は佐賀県である。  アイランドリーグのチームが、地元から離れて試合を行った例も、過去に「岡山県」での例はある。そして今回の、佐賀県での開催である。  最初に紹介したのが、福岡レッドワーブラーズに所属している富岡拓也捕手。出身が鳥栖市の鳥栖商業高校。まさに地元選手である。この日は5回終了後のイベントとして富岡選手のインタビューが企画されていた。なんとなく照れくさそうな表情なのも、ご当地選手のご当地イベントならでは、とも見えなくもない。  さて、新チームである福岡レッドワーブラーズが、あえて「他県で開催」したこの試合。スタンドには、「数えるくらいの」観客の姿。相手チーム、長崎セインツの応援をしている観客の姿は、実際に数えられるほどであった。公表された入場者数が323人。「少ない」といっても悪くない数である。  しかし、この鳥栖市民球場は野球の見応えがある場所であった。他の「アイランドリーグ開催球場」もそうなのであるが、観客と選手の距離が近い。特に鳥栖市民球場は、フェンスが低い。内野席の4段目以上は、ファウルボールがダイレクトに飛んでくるような「臨場感」である。最もネットに近い席の前に立ってみると、そこにあるフェンスは腰の位置くらいの高さであろうか。  見る方もしっかりと見ておかないと、危険である。  N.P.B.の試合では「よそ見しながらでも」野球観戦はできるが、鳥栖市民球場ではよそ見しながら観戦していると、命に関わる…というと大げさだろうか。  N.P.B.の方でも、例えばソフトバンクホークスのホーム球場でも内野ネットを低くするかなくすかで話題になったこともあるが、観客もそれまでの観戦スタイルを変えないと、危険が増すばかりのような気がする。  話がそれたが、この佐賀県鳥栖市でのアイランドリーグ開催。  観客数というはかりで見れば、特筆するものはないようにしか思えない。しかし、その中に「初めての野球観戦」をした人もいたのではないだろうか。  福岡県の人気球団、ソフトバンクホークスの試合はチケット料金も高く、福岡県以外の人から見れば、物理的に距離がある。それに比べ、この鳥栖市民球場にやってきた人は「近くで野球があるから」「知っている選手がいるから」という、文字通り「身近な理由」でやってきたに違いない。  こういう、身近な理由というか気軽にふらりと立ち寄れる「野球の試合」。こういう意味で、野球ファンを増やしていくという意味で、アイランドリーグの試合、特に「いろんな球場で行う」ということは今後も重要になっていくのではないかと思う。  なおこの日、観客席にだみ声のおっちゃんがいた。「ヤジ将軍」といった感じであった。ひょっとしたら、いっぱい、入っていたのかもしれない。またひょっとしたらこのおっちゃんはかつて、NとLの帽子をかぶって、西鉄ライオンズを応援していたのかもしれない。そのおっちゃんもまた、楽しそうであった。


posted by takamasa |22:17 | 野球 | コメント(2) | トラックバック(1)
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