2008年04月06日

四国・九州アイランドリーグ開幕

 今年で4年目の、「四国・九州」になってははじめてのアイランドリーグが4月5日に開幕。私は、福岡での開幕戦に行ってみた。

kyuujou


 これまでの四国アイランドリーグは文字通り、四国の四県に本拠地を置く4チームで試合が行われてきた。今年からは九州の長崎と福岡の2球団も参戦した。長崎のチームも四国の4チームと同様に「地元に初のプロチーム」である。しかし、福岡の場合は人気球団の福岡ソフトバンクホークスが存在している。
 福岡の場合は他の5地域とはちょっと感じが違うかな?ファン拡大でも、ちょっと苦戦するのではないかなというのが、正直なところの私の「予想」である。
 球場入り口付近に貼られたポスター。「もうひとつのプロ野球球団」とあるように、これは他の5地域との違いを感じさせるフレーズであった。
 さて、試合前の球場では地元公立学校の吹奏楽団が歓迎の演奏をしていた。これは、さすがに福岡のドームの方ではめったに見られないような光景である。

suisougaku
 屋外の球場ということもあり、遠くに満開の桜も見える。これも、ドーム球場では見られない光景。今後も、こういう「手の届くような」「手づくり感のある」「より地域とつながる…」感じが強くなっていき、それも人を呼ぶセールスポイントになっていくといいなぁ…特に、花見もできる球場ってのは、この時期には良いよなぁ…ということを考えてしまった。   shatyou


 試合開始前のセレモニー。開幕の日ということもあり、福岡球団の社長のあいさつもあった。試合前に監督、コーチ、選手のほぼ全員が一人ずつ名前を呼ばれ、グラウンドに整列をして「顔見せ」するというのはこれまでのアイランドリーグの恒例。この福岡レッドワーブラーズ、対戦相手の高知ファイティグドッグスの両チームに、福岡ソフトバンクホークス出身の監督、コーチもいて、福岡のファンには「知った顔がより身近で見られる」ということもうれしかったのではないだろうか?

 福岡のコーチ、稲嶺誉氏はいわゆる松坂世代の選手であるが昨年末に退団。その後、この独立リーグにコーチとして参加。この日も、試合前に選手たちに「体、動かすぞ。緊張してるだろ?」と声をかけるなど、精神面でもリーダーシップをとっていた。まだまだ選手としてもやれるのではないかとも思われた稲嶺コーチであるが、新天地でもご活躍が期待される。


urakawa
 地元開幕の「開幕マウンド」にはご当地投手の浦川大輔投手が登板。過去3年間は愛媛マンダリンパイレーツのエースとして活躍。タイトルも獲得するなどチームにはなくてはならない存在ではあったが、今回の「福岡球団誕生」という経緯もあり、地元への「ご栄転」。そして栄えある開幕投手である。  浦川投手にとっては、愛媛に残ってなれた環境、お互いを知っている捕手のいるチームに残ったほうがよかったのか、それとも新しい環境、地元でのチャレンジを選択してよかったのか…。答えは秋に?  できれば「ドラフト指名」という形でのすばらしい答えを待ちたい。  試合後は、選手がファンをお見送り。これもアイランドリーグでは恒例。まだまだマイナーな選手ではあるが、華やかなユニフォームを着た選手、さっきまでグラウンドで躍動していた選手が、間近に見られる。サインもしてくれる。握手もしてくれる。  これもまた、N.P.B.球団の観戦ではなかなか体験できない出来事であろう。  試合の結果はともかく、福岡ではこれまでと違った価値観が提案されている。他の5地域とも違う、福岡でも独立リーグが展開していけるのか、根付いていけるのか?  これは、観戦者にも「あなたの好きな野球って、どんなものなのですか?」と問いかけられているようにも思えて仕方がない。


posted by タカノマサト |01:33 | 野球 | コメント(7) | トラックバック(2)
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