2010年04月06日

「野球がやりたい」6年目のアイランドリーグ開幕

kumamoto
 4月3日~4日にかけて6年目のシーズン開幕を迎えた四国・九州アイランドリーグ。(2005年に四国アイランドリーグ発足、2008年から四国・九州アイランドリーグ)

 4月4日の佐世保球場、試合開始前にグラウンドに現われたのが長崎セインツの熊本誠也捕手。マイクを向けられて語ったのが
「野球がやりたいです。」

 野球がやりたい…アイランドリーグにやってきてチームに参加できている選手の全員がそう思っていることは間違いない。しかし、そういう言葉が出てきたのは、長崎セインツをはじめとする独立リーグの球団の抱える「存続すること」という根源的な問題の表れとしてもとらえることができる。

 さて、試合開始前に熊本捕手がグラウンドに登場してきたのは…ほぼ突然に、そして和太鼓の演奏に誘われるように…球団マスコットと戯れるように…。

kumakoto
 この後、マイクを向けられた熊本選手が言ったのが「野球がやりたいッス」。


 実は熊本選手、昨シーズンも突然の盛り上げ役としてグラウンドに姿を現すことがあった。高知への遠征、高知ファイティングドッグスとの対戦を前に、高知球団のチアガールのダンスの場面で…

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 どちらも突然に表れ、スタンドの拍手を誘い…「演技」の後でもさらなる拍手を受けて…地元佐世保はともかく、高知でも観客席から「熊ちゃん」と歓声(?)が飛んでいた。

 また、2008年の愛媛遠征の時は、地元の子どもから「ラミちゃん」と呼ばれていた。

kumamoto
 このフォームが読売ジャイアンツのラミレス外野手に見えたのだろうか、初めて行く土地の子どもたちにもその姿は印象的だった…?

 独立リーグの選手なので「華がある」とまではいえないにしても、ファンをひきつける何かがあるのであろう。また、熊本選手自身もそういう「盛り上げること」を心がけているのであろう。
 日本各地に独立リーグが発足しているが、一方で球団の運営はどこも厳しいと言われている。長崎セインツも昨シーズン途中に資金難でチーム存続の危機に面していた。

 そういう状況にあるからこそ、「野球がやりたい」という思いは強くなるだろうし、「野球だけやっていればいいというわけでもない」とも思うのであろう。
 球場へ来てくれている多くの人へのアピール。
 アイランドリーグでは、試合終了後に選手が球場入り口に整列し、ファンを見送る。サインをしたり、写真撮影に応えたり。
 見に来てくれる人がいてくれるから、野球ができる。球場に来てもらうためには、ただ野球だけをしていればよいというわけではない…。

 熊本選手が試合前にやっている「突然の登場、即興でのダンス等」は直接は野球とは関係のないこと。しかし、ファンの笑顔が増えるなら。少しでも球場が盛り上がるなら…拍手が大きくなるのなら…。

 熊本選手の「野球がやりたい」、だからできることは何でもするという姿勢を、わたしはすばらしいと思う。
 
kumamoto

「野球がやりたい」
 わたしも少年の頃はそういう願いを抱いていたが、残念ながら…。だからこそ、いつまでも「野球がやりたい」と言い続けられる選手を尊敬してやまない。

kumamoto


posted by takamasa |22:02 | 野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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