2009年04月20日
リーグ初の生え抜きコーチ
今年で5年目を迎えている日本の独立リーグの「四国・九州アイランドリーグ」。 2005年に開幕、'08年からは福岡と長崎の2チームが加わって、四国~九州でリーグは展開されている。 このリーグから、N.P.B.へ、つまりいわゆるプロ野球に巣立っていった選手も十数名を数えるほどになった。N.P.B.やMLBへの夢への階段とでもいえばいいのだろうか。 しかし逆にこのリーグでその夢をあきらめなくてはならない選手も決して少なくはない。シーズンオフや、シーズン中にも「退団」の知らせは出ている。 N.P.B.にドラフト指名を受けて入団するか、あるいはリーグを去るか?リーグを去る場合には、プロ選手の夢をあきらめて、第二の人生を歩み始める若者もいるし、北信越や関西の、別の独立リーグに活躍の場を移す選手も近年は増えてきている。 さて、昨シーズンをもって一人の選手が現役生活にピリオドを打った。愛媛マンダリンパイレーツで内外野手として活躍した田口大地選手である。 初年度からリーグに参戦し、一時はチームのキャプテンを務めたこともある。スタメンでの出場だけでなく、時には代打の切り札としてサヨナラ打をはなったこともあり、守備固めとしてチームの勝利を支えたこともあった。 経験豊富であり、かつリーダー性もある…。もちろん、愛媛のファンからも愛されていた青年である。そんな彼が選んだ道が「コーチ」という立場。これまで、アイランドリーグにおいては監督、コーチは「N.P.B.経験者」が募集要項の一つであった。しかし、田口大地コーチの最終経歴は「愛媛マンダリンパイレーツ所属」。 そんな彼の今の立場が「アシスタント・コーチ」。コーチの勉強をする、という立場である。 1982年生まれであるので、年齢的にはまだまだやれそうな27歳。しかし、彼の選んだ道はコーチとして、若手の指導にあたること。その田口コーチに、4月18日の試合後に話を聞いてみた。 「やってる方が楽ですよ。」 選手としてプレーをする場合は、自分一人のコンディションと、自分の守備位置、打順等の役割を負うだけである。しかし、コーチになるとチーム全員のコンディションに目を配らなくてはならない。 また、試合中はベンチ最前列で野手に守備位置の指示も出す。この時は、投手=捕手の配球を元に全体の守備位置を見なくてはならない。
特にアイランドリーグの場合、毎年半数以上の選手が入れ替わる。この時期は新入団の選手との意思疎通も図らねばならない時期であるし、新入団の中でも若い選手にはチームの戦略の意図を理解してもらわねばならない。 ただ、田口コーチの言葉を借りると「補欠から始まった自分なので、控え選手の気持ちも理解したいし、レギュラーになることの大切さも伝えたい。」 確かに、試合中の田口コーチは選手に積極的に話しかけていたし、実は現役時代も若手野手に、グラウンド内外でアドバイスを贈っていたりもしていた。 ただ、自分自身はもうグラウンドでプレーをすることはない。 「今の選手を信じて…」 勝利に貢献するのが、リーグ初の生え抜きコーチとなった田口大地アシスタント・コーチの仕事である。 田口大地選手にしてみれば、自分はなれなかったN.P.B.プロ野球選手。しかしその夢は決して終わるわけではない。 そこにアイランド・リーグがある限り。そこに、夢を抱える若者が集まってくる限り…。
(2007年3月31日開幕の日の田口大地選手。)
posted by takamasa |20:17 |
野球 |
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これまで、アイランドリーグにおいては監督、コーチは「N.P.B.経験者」が募集要項の一つであった。しかし、田口大地コーチの最終経歴は「愛媛マンダリンパイレーツ所属」。
そんな彼の今の立場が「アシスタント・コーチ」。コーチの勉強をする、という立場である。
1982年生まれであるので、年齢的にはまだまだやれそうな27歳。しかし、彼の選んだ道はコーチとして、若手の指導にあたること。その田口コーチに、4月18日の試合後に話を聞いてみた。
「やってる方が楽ですよ。」
選手としてプレーをする場合は、自分一人のコンディションと、自分の守備位置、打順等の役割を負うだけである。しかし、コーチになるとチーム全員のコンディションに目を配らなくてはならない。
また、試合中はベンチ最前列で野手に守備位置の指示も出す。この時は、投手=捕手の配球を元に全体の守備位置を見なくてはならない。
特にアイランドリーグの場合、毎年半数以上の選手が入れ替わる。この時期は新入団の選手との意思疎通も図らねばならない時期であるし、新入団の中でも若い選手にはチームの戦略の意図を理解してもらわねばならない。
ただ、田口コーチの言葉を借りると「補欠から始まった自分なので、控え選手の気持ちも理解したいし、レギュラーになることの大切さも伝えたい。」
確かに、試合中の田口コーチは選手に積極的に話しかけていたし、実は現役時代も若手野手に、グラウンド内外でアドバイスを贈っていたりもしていた。
ただ、自分自身はもうグラウンドでプレーをすることはない。
「今の選手を信じて…」
勝利に貢献するのが、リーグ初の生え抜きコーチとなった田口大地アシスタント・コーチの仕事である。
田口大地選手にしてみれば、自分はなれなかったN.P.B.プロ野球選手。しかしその夢は決して終わるわけではない。
そこにアイランド・リーグがある限り。そこに、夢を抱える若者が集まってくる限り…。
(2007年3月31日開幕の日の田口大地選手。)
