2008年09月21日
アイランドリーグ、愛媛MPが初優勝!
四年目を迎えた日本の独立リーグ、『四国・九州アイランドリーグ』の後期リーグ戦は、愛媛マンダリンパイレーツ(以下愛媛MP)が優勝。 9月21日、対戦相手は前期のリーグ優勝チームである香川オリーブガイナーズ(以下、香川OG)。この試合で愛媛が勝つか、引き分けるかで優勝が決まるという条件。この好条件の下、愛媛MPは地元の坊ちゃんスタジアムで大事な試合を戦った。 先制は愛媛MP。4回の裏のチャンスで、4番の大島慎伍選手がタイムリーで1点先取。その1点を、先発の高木大輔投手が守り抜く。
8回から、愛媛MPがマウンドに守護神である西川雅人投手を送り出すが、投手も守備陣も緊張する場面であったせいだろうか、香川OGに1点を返されてしまう。 しかし西川投手も守備陣もなんとかふんばり、1失点でこのピンチをしのぐ。とはいえ、貴重な「1点」を守りきれなかった西川投手、ベンチに下がったときの顔は真っ赤であった…。 とはいえ、この状況でマウンドに送り出せるのは西川しかいない。これが愛媛MPの定石。8回裏の見方の攻撃中、ベンチ前で「次イニングに備えてのキャッチボール」は、ただの肩慣らしとは思えないほど、気迫がこもったものであった。 そして、9回の表もマウンドに上り、無失点に抑えた西川投手。この9回表を無失点に抑え、香川OGの勝ちが無くなった瞬間に、愛媛MPの優勝は決まった。 ベンチに戻る西川投手を笑顔で迎えたのが、先発をしていた高木投手であった。泣き出しそうな表情の西川、笑顔の高木、二人の抱擁。苦しんできた投手陣の結束力が象徴されているシーンでもあった。 さて、このまま引き分けでも愛媛MPの優勝は決まっているのだけれど、できれば劇的に「サヨナラ勝利」を狙いたいもの。しかし、香川OGも前期の覇者、また'06と'07年の年間チャンピオンであり、その意地もある。そして、9回の裏、2アウトの場面で打順が回ってきたのが、先制タイムリーも打っている、四番の大島選手。 が、ここで監督は「代打」のコール。呼ばれた選手は…。
リーグ発足の一年目から所属している福西太志選手。ただ、今年はケガに泣かされ、グラウンドでその元気の良い姿を見ることもなかった…。 最後の最後の場面で「この人」の登場。 「感動」という言葉を使うと安っぽく思えるかもしれないが、この場面での「代打・福西」に驚き、涙したファンは少なくはなかったであろう。 福西選手の「復活の打席」は、結果としては残念ながらセカンドゴロ。本当の意味での、グラウンドを駆けめぐる姿での「復活の日」が、近い将来に必ず来ることを信じて、愛媛MP初優勝の試合をしめくくる打者となったのが、福西選手であった。 最後の最後で、「苦労人」の登場。その打席の結果は凡打であったとしても、チームに与える影響力。チームの選手が生み出す意気、勢いというもの。こういうものを醸し出そうとしての「代打」策だとするのであれば、愛媛MPの沖監督も、なかなかやってくれると感じられる。
ただ、この1試合をいつまでも喜んではいられない。前期リーグ覇者の香川OGとの、年間王座をかけて戦う、チャンピオンシップが控えている。 これまでに2回の年間王座に輝いている香川OG、その強敵と、今年の覇をかけて戦う愛媛MP。まだまだ、アイランドリーグからは目が離せそうにない。 最後になりましたが、愛媛マンダリンパイレーツの選手、監督、コーチの方々、また球団の関係の方々、そして多くのファンのみな様、優勝、おめでとうございます。
posted by takamasa |23:35 |
野球 |
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四年目を迎えた日本の独立リーグ、『四国・九州アイランドリーグ』の後期リーグ戦は、愛媛マンダリンパイレーツ(以下愛媛MP)が優勝。
9月21日、対戦相手は前期のリーグ優勝チームである香川オリーブガイナーズ(以下、香川OG)。この試合で愛媛が勝つか、引き分けるかで優勝が決まるという条件。この好条件の下、愛媛MPは地元の坊ちゃんスタジアムで大事な試合を戦った。
先制は愛媛MP。4回の裏のチャンスで、4番の大島慎伍選手がタイムリーで1点先取。その1点を、先発の高木大輔投手が守り抜く。
8回から、愛媛MPがマウンドに守護神である西川雅人投手を送り出すが、投手も守備陣も緊張する場面であったせいだろうか、香川OGに1点を返されてしまう。
しかし西川投手も守備陣もなんとかふんばり、1失点でこのピンチをしのぐ。とはいえ、貴重な「1点」を守りきれなかった西川投手、ベンチに下がったときの顔は真っ赤であった…。
とはいえ、この状況でマウンドに送り出せるのは西川しかいない。これが愛媛MPの定石。8回裏の見方の攻撃中、ベンチ前で「次イニングに備えてのキャッチボール」は、ただの肩慣らしとは思えないほど、気迫がこもったものであった。
そして、9回の表もマウンドに上り、無失点に抑えた西川投手。この9回表を無失点に抑え、香川OGの勝ちが無くなった瞬間に、愛媛MPの優勝は決まった。
ベンチに戻る西川投手を笑顔で迎えたのが、先発をしていた高木投手であった。泣き出しそうな表情の西川、笑顔の高木、二人の抱擁。苦しんできた投手陣の結束力が象徴されているシーンでもあった。
さて、このまま引き分けでも愛媛MPの優勝は決まっているのだけれど、できれば劇的に「サヨナラ勝利」を狙いたいもの。しかし、香川OGも前期の覇者、また'06と'07年の年間チャンピオンであり、その意地もある。そして、9回の裏、2アウトの場面で打順が回ってきたのが、先制タイムリーも打っている、四番の大島選手。
が、ここで監督は「代打」のコール。呼ばれた選手は…。
リーグ発足の一年目から所属している福西太志選手。ただ、今年はケガに泣かされ、グラウンドでその元気の良い姿を見ることもなかった…。
最後の最後の場面で「この人」の登場。
「感動」という言葉を使うと安っぽく思えるかもしれないが、この場面での「代打・福西」に驚き、涙したファンは少なくはなかったであろう。
福西選手の「復活の打席」は、結果としては残念ながらセカンドゴロ。本当の意味での、グラウンドを駆けめぐる姿での「復活の日」が、近い将来に必ず来ることを信じて、愛媛MP初優勝の試合をしめくくる打者となったのが、福西選手であった。
最後の最後で、「苦労人」の登場。その打席の結果は凡打であったとしても、チームに与える影響力。チームの選手が生み出す意気、勢いというもの。こういうものを醸し出そうとしての「代打」策だとするのであれば、愛媛MPの沖監督も、なかなかやってくれると感じられる。
ただ、この1試合をいつまでも喜んではいられない。前期リーグ覇者の香川OGとの、年間王座をかけて戦う、チャンピオンシップが控えている。
これまでに2回の年間王座に輝いている香川OG、その強敵と、今年の覇をかけて戦う愛媛MP。まだまだ、アイランドリーグからは目が離せそうにない。
最後になりましたが、愛媛マンダリンパイレーツの選手、監督、コーチの方々、また球団の関係の方々、そして多くのファンのみな様、優勝、おめでとうございます。
