2008年03月11日
6週間 ~横浜FM対浦和~
「開幕からチームが機能するまでは6週間かかる」 惨敗したこと。試合後にオジェック監督がこう言ったこと。それを知った上で、録画していた横浜FM対浦和を見た。 6週間は長すぎる。6週間も経てば、Jリーグは6,7節を消化する。そんな悠長なことを言っていては、札幌を一蹴した「鹿」の背中は見えなくなってしまう……。報道でオジェック発言を見た時にはこう思っていたが、実際に試合を見れば、オジェック発言にも納得だ。本当に6週間かかるかもしれない。 それほど、浦和の出来は悪かった。点を取れる気配がしないのである。 昨季との比較では、長谷部誠、ワシントン、ポンテの不在は大きい。ただし高原直泰、エジミウソン、梅崎司と、それ相当の補強はした。 問題は、代わりに入った選手を、生かし切れていないことにある。なぜか起用されなかった梅崎は論外として、たとえば高原。一度ボールをさばいてからゴール前に入っていく高原は、悪い時には中盤に下がりすぎ、サイドに開きすぎでゴール前にいなくなってしまうことが多い。横浜FM戦の高原は、正にそれ。中盤やサイドで起点を作る、という点ではそれほど悪くなかったと思うが、ペナルティエリア内で仕事をすることはほとんど無かった。 それは高原自身のコンディションが上がりきっていないことだけでなく、連携の悪さにも起因する。 「週刊サッカーマガジン」では水沼貴史さんが、28分に中盤でボールを受けた高原が、出しどころがなく、両手を広げてアピールしたシーンを挙げて、フォローの遅さを指摘していた。個人的に気になったのはその直後、高原がペナルティエリア付近で、DFを背負いながら縦パスを受けたシーン。この試合でほとんど唯一、ゴール付近で高原にボールが収まった場面で、左右にそれぞれ一人ずつの味方選手が高原を追い越していったが、高原はそれを使えず。中途半端な形で攻撃を終わってしまった。 その高原も、エジミウソンも、ボールを出したいときに出せず、もらいたいときにもらえていない印象。新加入のロニーが何度かチャンスに絡んだ横浜FMと比べれば、連携の未熟さが気になる。 キャンプの間、オジェックは何をしていたのだろうか。一ヵ月近い準備期間を経てもこれでは、6週間後には戦えるチームになっているのか、疑問だ。 それでもオジェックを信じるとして、浦和V奪還のカギは、「6週間」をいかに勝ち点を落とさずに乗り切れるかだろう。昨年は開幕5試合で勝ち星がなかった鹿島が優勝したが、出遅れはやはり避けたい。 そこで頼りになるのが守備の堅さ。横浜FM戦では坪井慶介のクリアミスから失点したが、闘莉王の強さ、堀之内聖、鈴木啓太の堅実さを考えると、大崩れするとは考え難い。 最少失点に抑えて、個人能力でいかに点を取れるか。連携が成熟するまでに、いかに勝ち点を拾っていくかが、今季の浦和の明暗を分けるだろう。
posted by taka |09:16 |
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