2007年07月06日
がんばるチーム、がんばる選手 ~U-20コスタリカ戦~
前半戦を終えた今年のJリーグにおける最大の驚きは、アルビレックス新潟が3位で18節を終え、中断期間を迎えたことだった。前評判は決して高くなかった。それどころか、降格候補に挙げる人さえ少なくなかったと記憶している。 だが、U-20コスタリカ戦に先発出場し、勝利に貢献した新潟所属の2人、田中亜土夢と河原和寿を見ていたら、新潟が上位にいる理由もわかる気がした。 2人はとにかく、走る。河原は森島のように体躯に恵まれたわけではないし、田中は梅崎ほど決定的な仕事ができるわけではない。でも走る。フォローに走って、守備に走って、ルーズボールに走って、チームを助けることができる。「チームのためにがんばれる選手だな」というのが、2人に共通する印象である。 この「チームのためにがんばれる」という言葉は曖昧で曲者だ。「チームのためにがんばっていない選手なんているの?」と聞かれたら、首を傾げるしかない。だからきっと、これはイメージの話になる。同じようにチームのためにがんばっていても、ジダンよりマケレレの方が、ロナウジーニョよりカカーの方が、俊輔より鈴木啓太の方が、チームのためにがんばっているように見える。それはきっとイメージの問題であり、プレースタイルの問題なのだ。 新潟はみんな、チームのためにがんばる。U-20代表の2人、田中も河原もそうだし、A代表の矢野貴章もそういう選手だ。そういう選手を集めているのか、新潟というチームがそうさせるのか。いずれにしても、新潟はそういうチームカラーを持っている。 その新潟の田中が中盤で、河原が最前線で動き回って、チームが苦しい中でもパスコースを作り、こぼれ球を拾い、身体を張ってボールキープする。そういう働きは決して派手ではなく、河原は報われず、田中は得点ばかりがクローズアップされる。それでも彼らは、多分次の試合でも同じように走り、森島や梅崎ほど注目されなかったとしても、チームを助け続ける。 そういう選手を抱え、育む新潟が、3位につけている。正解だと僕は思う。
posted by taka911 |02:50 |
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