2007年07月02日
二つの不安
コア・メンバーが名を連ねる フタを開けてみれば、選出は至極順当なものだった。アジアカップメンバー23人のことである。 GK川口、楢崎、川島 DF中澤、坪井、加地、駒野 MF中村俊、橋本、羽生、遠藤、中村憲、鈴木、阿部、今野、山岸、太田、水野 FW高原、播戸、巻、佐藤、矢野 名を連ねたのは、オシム監督就任後の代表で中核を担ってきた「コア・メンバー」が中心。そこに中澤、楢崎らの復帰組、中村俊と高原の海外組を加え、大会3連覇に挑む。 その中で数少ない例外が、フィールドプレーヤーで唯一国際Aマッチ出場歴がない太田吉彰(磐田)だ。キリンカップで選外だったのも、負傷の加地を除けば唯一となる。 その最大の魅力は、瞬発力と持久力をハイレベルで兼ね備えた走力。爆発的なダッシュを、尽きることないスタミナで90分続けることができる。本職の右サイドは激戦区で、加地、駒野が争い、水野も控えるが、突破力では頭一つ抜きん出た存在であり、途中出場で流れを変える存在として期待できそうだ。 不安残す2つのポジション 右サイドの充実の反面、左サイドはやや心もとない。 今回のメンバー中、クラブチームで左サイドでプレーしているのは山岸くらい。その他駒野、阿部、今野、橋本も左サイドでプレー可能だが、左利きは一人もいない。 また、センターバックの選手層にも不安が残る。 メンバー中、センターバックのスペシャリストは中澤、坪井の2人だけ。阿部、今野のDF起用はありそうだが、3バック、4バックの併用となるとやや枚数不足だ。 数ヶ月前、スポーツ新聞に「オシム監督が左利きの左サイドバックと背の高いセンターバックの不在を嘆いている」という趣旨の記事が載ったことがあった。共にセンターバックの「コアメンバー」だった闘莉王、水本の負傷離脱があったとはいえ、それが今なお解決していないことは、今回のメンバーを見れば明らかだろう。 今後はその人材発掘が待たれるが、今大会で臨まれるのは、阿部、今野、駒野といった「ポリバレント」な選手が、その多様性で単純な人数不足をカバーすること。それができなければ、3連覇など夢のまた夢だろう。
posted by taka911 |02:38 |
日本代表 |
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