2008年10月05日

前田! 前田!! 前田!!!  ~磐田vs札幌~

 17位磐田と18位札幌の「裏天王山」で、前田遼一の決定力が光った。

 開始早々、GK佐藤優也がファンブルしたボールを見逃さずに1点目を奪うと、32分、36分には駒野友一のCKに合わせて立て続けにゴール。前半のうちにハットトリックを完成して、試合を決めた。
 前田はこの3得点で、今シーズン通算7ゴール。彼の能力からすれば少なすぎるように思えるこのゴール数は負傷で出遅れたからで、今季初出場は11節の川崎F戦(5月6日)だった。
 もっとも前田が負傷で出遅れるのは今季に限ったことではなく、プロ入りしてからこの選手、30試合以上に出場したシーズンが一度もない。ただ出場すれば実に頼もしい選手で、2005年から昨年まで、3年連続で2桁得点を記録している。

 その前田はこれで3試合連続ゴールで、頼れるエースの調子が上がってきたのは、残留を争う磐田にとっては頼もしい限りだろう。札幌の自滅に助けられた感もあるが2連勝、しかも2試合連続の無失点で、「後ろが頑張って、前田とジウシーニョが点を取る」というかたちも見えた。

 一方の札幌は、ミス絡みで失点を重ねたのが痛い。しかしそれ以上に心配なのは、ダヴィ、クライトンが後半、立て続けに無駄な警告を受けたこと。上手くいかないイライラが、悪い方向に出てしまった。
 気持ちは分かる。チームの状況はかなり厳しいが、彼ら個人のパフォーマンスは、決して悪くない。勝つために必死にやっているプロ選手としては、奮闘がなかなか勝利に結びつかない現状は、歯がゆいものに違いない。
 ただ、どんな理由があろうと、無駄な警告を受けたことを肯定する気にはなれない。札幌のある選手が、「J2降格が決定しようと、プロである以上、応援してくれるサポーターのためにも最後まで前向きに戦う」というよう趣旨のことを話していると、放送の中で言っていた。なかなかボールが回ってこなくても、主審の判定に納得がいかないことがあっても、結果が出なくても。どんなことがあっても、試合の最後まで、シーズンの終了まで、全力で戦い抜く姿を、僕は見たい。

posted by taka |15:43 | Jリーグ | コメント(0) | トラックバック(0)
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