2008年09月17日

勝利はお金で買える?(2)  ~07Jリーグ経営状況より~

(1)の続き


4位ヴァンフォーレ甲府  2744万円/勝ち点
   勝ち点:27(17位)  人件費:7億4100万(18位)
   主な補強:増嶋竜也(レンタル)
 J2降格の憂き目にあった甲府だが、データからは乏しい資金力の割りに健闘していたことが窺える。事実、そのパスサッカーへの評価は決して低くなく、大木武監督もすぐに日本代表コーチ就任が決まっている。バレーのG大阪移籍で失った「フィニッシャー不在」を解決できていれば、人件費は最も少なくてもJ1に残留できていた?

5位ヴィッセル神戸  2802万円/勝ち点
   勝ち点:47(10位)  人件費:13億1700万円(13位)
   主な補強:大久保嘉人(完全)、レアンドロ(レンタル)、ボッティ(レンタル)
 「楽天マネー」による大型補強のイメージがあった神戸だが、昨年の人件費は新潟、千葉よりも少なかった。とはいえ昨年には日本代表FW大久保、今年は韓国代表MF金南一と継続して各国代表クラスを補強できる資金力は、やはり恵まれたもの。来年の補強候補には中澤佑二(横浜FM)、香川真司(C大阪)の名前が挙がっている。

6位ガンバ大阪  2876万円/勝ち点
   勝ち点:67(3位)  人件費:19億2700万円(3位)
   主な補強:バレー(完全)、倉田秋(昇格)
 他クラブから外国人FWを獲得する路線を貫いているG大阪だが、一方でユース出身の選手が多く、人件費は控えめ。3位ではあるが、人件費1位の浦和とは10億円近い開きがある。昨シーズン、リーグは3位に終わったが、ナビスコカップで優勝。ただし今年は、ルーカスをFC東京から、ロニーを横浜FMから獲得したものの、バレーの移籍もあって苦戦を強いられている。

7位川崎フロンターレ  3035万円/勝ち点
   勝ち点:54(5位)  人件費:16億3900万円(8位)
   主な補強:川島永嗣(完全)、大橋正博(レンタル)
 人件費は8位と中規模の川崎Fだが、ACLで決勝トーナメント進出、ナビスコカップで準優勝と各大会で好成績を収め、過密日程に苦しみながらもリーグ戦で5位に食い込んだ。中村憲剛は未だ無冠なのを気にしているようだが、ブラジル人、新卒共に的確な補強をするスカウト力と、攻撃的で魅力的なサッカーは高く評価されてしかるべきだろう。

8位大分トリニータ  3129万円/勝ち点
   勝ち点:41(14位)  人件費:12億8300万円(14位)
   主な補強:エジミウソン(完全)、金崎夢生(新人)
 毎年のように主力選手を引き抜かれながら、「シャムスカ・マジック」でJ1に生き残り続けている大分がこの順位。昨季はエジミウソン、ホベルトのドイス・ボランチをシーズン途中に加えて、苦戦しながらもJ1残留を果たした。今年は梅崎司(現浦和)らを失いながらも、リーグ戦で上位につけ、ナビスコカップでも決勝進出を果たしている。

9位ジュビロ磐田  3214万円/勝ち点
   勝ち点:49(9位)  人件費:15億7500万円(9位)
   主な補強:マルキーニョス・パラナ(完全)
 マルキーニョス・パラナ以外に目立った補強がなかった磐田だが、チーム全体としてコスト・パフォーマンスは良くない。フルシーズンの貢献を期待できないが、それなりに年俸の高いベテラン選手が多いのがその一因だろうか。

10位ジェフ千葉  3288万円/勝ち点
   勝ち点:42(13位)  人件費:13億8100万円(11位)
   主な補強:下村東美(完全)、黒部光昭(完全)
 昨年はA代表候補6人を擁していた千葉だが、人件費は意外と安かった。ただし勝ち点が伸び悩み、コスト・パフォーマンスで見るとこの順位に。

11位柏レイソル  3386万円/勝ち点
   勝ち点:50(8位)  人件費:16億9300万円(6位)
   主な補強:古賀正紘(完全)、阿部吉郎(レンタル)
 昨年がJ1復帰1年目だった柏は、守備の要として古賀を補強。そのほかに目立った補強はなかったが、フランサの年俸のせいか、コスト・パフォーマンスはさほど高くなかった。

(3)に続く

posted by taka |22:14 | Jリーグ | コメント(0) | トラックバック(0)
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