2008年07月26日
梶山陽平を見てほしい! ~カジヤマニアからの推薦状~
梶山陽平(FC東京)ほど、評価の分かれる選手も珍しい。 監督、選手の中に、彼の才能に惚れ込む者は珍しくない。FC東京で彼を指導した原博実元監督などは、第1次政権(~05年)では「日本のジダン」、あるいは「日本のバレロン」になれる逸材といって期待をかけ、第2次政権(07年)では「日本のランパード」とやはり絶賛していた。U-23代表内でも、「陽平は上手い」と周囲から一目置かれていると聞く。 だが「スポーツナビブログ」や、某巨大匿名掲示板を見ていると、彼の評価は決して高くない。 身近な例を挙げれば、以前このブログに、「(梶山も含め、中盤の選手の)個々のパフォーマンスは決して悪くなかった」と書いたところ、 「梶山はあれで, 決して悪くない, んですか? TVでは、捜してもなかなか見つからないんですが・・・」(原文ママ) とのコメントを戴いたことがあった。また、遠藤保仁(G大阪)のオーバーエージでの五輪代表選出が有力視されると、「梶山が外されるのでは」との意見を何度となく目にした。 選手、監督から高く評価される梶山が、なぜファンから評価されないのか。 その原因は、梶山という選手への「誤解」であると僕は考える。五輪代表、FC東京の両方のチームで10番を背負い、かつてジダンと重ねられた梶山だが、彼は決して「10番」タイプの選手ではないのだ。 僕がそのことに気づいたのは、昨年の9月だった。FC東京ウォッチャーを自称し始めて3年目のことだから、梶山の良さとはわかりにくいものなのかもしれない。 国立競技場で見た、ヴィッセル神戸戦。それまで「走らない選手」とばかり思っていた梶山の運動量に目を奪われた。あるいは、守備的MFでコンビを組む今野泰幸より走っているのではないか。そう思えるほどに、梶山は攻守に走り回っていた。 以来、梶山には目を奪われっぱなしだ。180cmと、従来の日本の中盤の選手より大柄な梶山の好調のバロメーターは、身体の使い方。好調時の梶山は、自ら身体をぶつけて五分五分のボールを我が物とし、スルスルと、というむしろ、「ヌルヌルと」、と形容したくなる独特のドリブルで中盤を駆け上がっていく。 イメージに反して、意外と走り、意外と競り合いにもタフな梶山だが、意外とゴールが少ない。このあたりが、ファン層からの支持が上がらない理由なのだろう。今年からFC東京での背番号が23番から「10」に変わり、「背番号と同じ数のゴール」を今季の目標に掲げていた梶山だが、今季ここまでリーグ戦でのゴール数は1。アシストもそれほど多くなく、得点に絡む働き、という意味では正直、物足りない。 さらに残念なのは、代表に入ると、その前段階での輝きさえ失われてしまうことだ。プレッシャーの速さの違いなのか、リーチの長さが外人相手だとそれほど武器にならないからなのか、代表戦では組み立て段階でのセンスがきらりと光るパスも、前述した「ヌルヌル」感たっぷりのドリブルも、なかなか見ることができない。 それは僕のような「カジヤマニア」には、凄く歯がゆいことだ。U-23代表でのプレーを見ていると、代表戦しか見ない人、あるいは、TVでしか彼を見たことがない人に批判されるのは、仕方のないことだと思ってしまう。 本来であれば、スタジアムに足を運んで、「生梶山」を見ていただきたい。それが叶わないなら、せめて北京五輪で、梶山に少しでも注目していただきたい。 10番をつけたり、「日本のジダン」なんて言われたりしていたが、梶山はシュートも少なければ、シュートに直接つながるパスもそれほど多くない。そういう意味では全然ジダンではないのだが、攻守によく走り、競り合いに勝利してボールをサイドに散らし、ヌルヌルとドリブルで駆け上がる。日本人では他に似たタイプが見つからない、非常に稀有な選手なのだ。 ここからは余談だが、ピッチ外で彼に注目してほしいのは、あのさいとうたかを先生が描いたような眉毛……ではなく、ドリブル同様、独特のリズムを刻むインタビュー。なんというか、もう放送事故寸前だ。そういえば、今季唯一のゴールを決めた時に披露したゆりかごダンスも、やっぱりなんか変だった。 そんなところも含めて、梶山は本当に面白い選手だ。このブログを読んだ人が、一人でも「カジヤマニア」になってくれれば、筆者としてはこれ以上幸いなことはない。
一応、梶山のブログへのリンク↓ http://plaza.rakuten.co.jp/yohei23/ 毎回の記事のタイトルの、投げやり感が大好きです。
posted by taka |02:13 |
Jリーグ |
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Re:梶山陽平を見てほしい! ~カジヤマニアからの推薦状~
代表でしか梶山を見ないのですが、
代表のシステムや、他の選手との組み合わせが原因でしょうか。
中盤4枚(4.5枚?)で、本田圭と梶山とは共存できますかね?
梶山が単なるバランサーになってしまうのではないでしょうか。
posted by camus | 2008-07-26 08:57
梶山陽平を見てほしい! ~カジヤマニアからの推薦状~
私もカジヤマニアです。今ちゃんとボランチを組むようになって本当に運動量が増えました。これでミドルが枠に飛ばせればいうこと無しなのですが、そうなったら海外に行ってしまいそうですけどね。 梶山にはずっと「東京の10番」でいてほしい。
posted by くまくみ | 2008-07-26 11:46
梶山陽平を見てほしい! ~カジヤマニアからの推薦状~
(-`_,'-)フヒヒ
フィードのできるDFが
イマイチ馴染めてない吉田くらいしかいないから
より下がり目でのプレーが増えそうですね
posted by Tino | 2008-07-26 12:53
コメントありがとうございます
camusさん>
FC東京では今野を始め、浅利、福西、伊野波と様々な選手とコンビを組んで、いずれも一定以上のパフォーマンスを見せていました。サイドにも石川を初め羽生、戸田など様々な選手がいながらプレーしてきたので、U-23でも「細貝だから」「本田拓也だから」「本田圭佑だから」ということはないと思います。僕もFC東京での梶山ほど、代表での梶山には魅力を感じませんが、その理由はあくまで彼自身にあると思います。
カジヤマニアのくまくみさん>
ミドルは枠に飛ばないのに加えて、シュートの意識も少し足りないかと思います。ただ得点力が上がったら、それはもう海外行きのレベルですよね。
Tinoさん>
下がり目からの方が相手のプレッシャーが薄いし、梶山自身得点に直結するパスよりチームを落ち着けるパスの方が上手いしで、下がり目の方が意外とフィットする可能性もあるんじゃないですか?
僕は森重選手もなかなか良いフィードをすると思うのですがいかがでしょうか。ただ反町監督の水本への信頼を考えると、森重と吉田がコンビを組む可能性は限りなくゼロに近いので、梶山の立ち位置に変化はないのですが。
posted by taka | 2008-07-26 18:04
梶山陽平を見てほしい! ~カジヤマニアからの推薦状~
>好調時の梶山は(←ムラが多すぎる)
>代表に入ると、その前段階での輝きさえ失われてしまう
この2つこそが致命的な理由ではないんでしょうか?
posted by とびうお | 2008-07-29 07:55
Re:梶山陽平を見てほしい! ~カジヤマニアからの推薦状~
梶山選手は凄いと思います
体の使い方が上手くキープ力がある
キック力もあるし
最近は走り回ってますしね
代表では悪いってゆってもバランスを見て上手くやってるように見えるんですが
調子にムラがあるってケガの影響だと思うし
トップ下ならけっこう点とりそうだけどなぁ
ボランチやってた人なら梶山の上手さわかるはずだけど
posted by ajisai | 2008-07-30 02:44
梶山陽平を見てほしい! ~カジヤマニアからの推薦状~
wわたしも同意見です。 3年前のガンバ戦を 誘われ見に行き、名前も知らないときに、誰だ・?と、きになりはじめ、味スタ通いです。
彼の特徴はあげられているのプラス 効いている というのが大きいんじゃないでしょうか?
posted by maru | 2008-08-03 10:23


