2008年04月20日

変化をつける18歳  ~FC東京対川崎F~

 またしても、大竹洋平が流れを変えた。
 登場は、2-2で迎えた63分。その直後にドリブルからループシュートを決めると、70分には走りこむ今野泰幸に見事なタイミングでスルーパスを通した。30分足らずの出場ながら、1得点1アシストの活躍。4-2での勝利の主役となった。

 今季FC東京U-18から昇格したばかりの18歳だが、「外れ」だった試合を見た記憶がない。先発出場した札幌戦では後半運動量が落ちたり、守備面での激しさが足りなかったりと課題を残したが、その札幌戦でもセットプレーから何度かチャンスを作っている。 
 18歳の大竹が、若い選手にありがちな不安定さとは無縁のままに、高い技術とアイディアでチャンスを作り、途中出場でも決定的な仕事をして流れを変えているのは、本当に素晴らしいことだと思う。


 さて、なぜ大竹が、これほどまでに鮮烈な活躍を続けているのか。
 技術が素晴らしい。アイディアが豊富で、面白い。それはもちろんある。ただ、それだけでなく、FC東京が、大竹のような選手を必要としていたことも大きい、と私は思う。
 今野、羽生直剛に代表されるように、FC東京には真面目でよく走る選手が多い。大ブレイク中の長友佑都、ゴールを量産している赤嶺真吾もそうだ。

 ただし、アイディアがあって、ゲームに変化を付けられるゲームメーカータイプの選手は少ない。日本代表の今野、羽生はそういう選手ではないし、負傷離脱中の石川直宏やエメルソンにしても、スピードやドリブルが武器の選手だ。
 その中にあって、大竹は異彩を放っている。真面目な選手たちがよく走り、ボールを動かしている中で、大竹はその技術でリズムを変え、周囲を使うこともできる貴重な存在だ。


 開幕前、オシム監督の下で「ボールと人が動くサッカー」に慣れていた羽生が、城福サッカーの申し子と言われた。しかし同時に、動くボールにアクセントを付けて、動く人を使える大竹のような選手も、城福サッカーには不可欠な存在だったのだ。しかも大竹は、単なる配球役に止まらず、自らも足を止めることなくパス&ゴーを繰り返すことができる。
 大竹にとっても、真面目に走り続ける先輩がパスコースを作ってくれることは大きい。多くの選択肢の中から、自由にアイディアを発揮することができる。

 チーム戦術にフィットしていて、同じタイプの選手がいない。FC東京と幸福関係を築いている大竹の活躍は、決して偶然ではない。今後もスーパーサブとして、18歳は流れを変える働きをしてくれるはずだ。

posted by taka |00:41 | Jリーグ | コメント(2) | トラックバック(0)
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変化をつける18歳  ~FC東京対川崎F~

大竹の一番の武器は技術も勿論ですが、
強心臓ではないでしょうか。

梶山の落ち着きとはまた別の精神的タフさを感じる
いきなりループかますってw

posted by Tino | 2008-04-20 02:29

コメントありがとうございます!

Tinoさん>
いやぁ~おっしゃる通り、度胸の据わった選手ですね。だからこそ気後れすることなく、いつも同じように素晴らしいアイディアが出てくるんでしょうね。
追記ですが、非常に赤嶺選手らしい素晴らしいゴールでしたね。

posted by taka | 2008-04-20 11:03

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