2010年10月10日
感動しました。
いや、感動させてもらいました。可夢偉に。
怒涛の追い上げを見せ、7位で可夢偉がチェッカーを受けた直後、
スタンドでは泣いているファンがたくさんいたそうです。
「予選はQ3行けたと思うんですよね、
最終(シケイン)までコンマ5くらい速かったし。
でも、ブレーキングのところで
風向きとかが変わってて、行き過ぎた」
と14番手。狙っていたグリッドではなかったけれど、
「別にバレンシアを意識したわけじゃない。
もうあの順位からだと、ああするしかないでしょう?」
と、ハード目のプライムでスタート。
「周りは柔らかいオプションだったから、スタートの動き出しはダメだった。
目の前でペトロフとかクラッシュして、
パーツとか僕に飛んできて、やばかった」と混乱したスタートではジャンプアップこそ出来なかったものの、
そこからの可夢偉のレースは“凄まじかった”のヒトコトでした。
特にF3を長年取材しているので、これまで
佐藤琢磨のマスターズF3優勝&マカオGP優勝や、
国本京佑などトムス勢の大活躍を観て来ましたが
F1でこれほど日本人ドライバーがレースを盛り上げ、
国際映像に映りまくったのは、ちょっと最近では記憶にありません。
バレンシアもかなり映ってましたが、今日ほどではなかったような。
「今日は良いレースが出来て、ホッとしています。
しかし今日は予選、決勝が1日であったので、
今日鈴鹿い観に来たお客さんはお得だったと思いますよ(笑)。
逆に昨日しか来られなかった人は最悪だった。
来年はもっとみなさんに3日間通して観に来て欲しいですね。
そのために、みなさんに有給取ってもらって」
とレース後はいつもの可夢偉節炸裂。
さすが休暇改革国民会議に委員として出席するだけのことはあります。
こんなレースを見せられては、鈴鹿で生観戦された方はもちろん、
テレビ観戦の方も、来年は必ずサーキットに足を運んで
現場で観てみようか、と思ってもらえるのではないかと思います。
そんなわけで、ヒトコト言いたいと思います。
「小林さん、良いレースをどうもありがとう!」
そして山本さんも、自己最高位の16位。
「自分達の状況の中でベストのレースは出来たと思います。
序盤オプションでスタートして、ロータスやヴァージンを
かなり抑え込むことができたのはチームとしもあまりなかったことで、
終わってからエンジニアから“良く頑張った。良いレースだった!”と
言ってもらいました。
16位は自己最高位ですし、今週日本GPを前に亡くなられた
ジャーナリストの西山平夫さんにも良い報告が出来ました。
たぶん、喜んでくれていると思いますよ」
この左近のコメントにもあるように、この日本GP直前、
私もお世話になった西山平夫さんが他界されました。
F1を主戦場とされている西山さんとは、年に数回
現場でご一緒する程度でしたが、ジェンソン・バトンや
ルイス・ハミルトンらが走ったF3のコリアSPなど
西山さんと一緒に取材をしたイベントが思い出されます。
昨日の雨は、西山さんを失ったF1サーカスの
涙雨だったのかもしれません。
心より西山さんのご冥福をお祈りいたします。
posted by tagu0798 |20:10 |
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2010年10月10日
いや~、レッドブル速いです。
午後10時からの公式予選の結果、今年のF1日本GPのポールは
レッドブルのセバスチャン・ベッテルが1分30秒785で獲得。
2番手に僚友のマーク・ウェーバーが1分30秒853で続き、
3番手にはマクラーレンのルイス・ハミルトンとなりました。
ただ、ハミルトンは昨日のフリー走行3回目の後、
ギヤボックスを交換しているので、5グリッド降格となり
決勝は8番手からのスタート。
加えて予選においてヒュルケンベルグの走行を邪魔したとして
ウイリアムズからハミルトンに対しアピールが出ているようですが、
その判定いかんでは、さらにグリッドが下げられる可能性もあり、
ルイスのタイトル争いに影響があるやもしれません。
(その後、このアピールは却下されたとのことで、
ハミルトンは予定通り8番手からスタートできるようです。)
代わって、セカンドロウにはルノーのロバート・クビサと
フェラーリのフェルナンド・アロンソが並ぶこととなりました。
「過去2戦は厳しい状況だったけれど、
鈴鹿に向けてマシンを開発してきて自信はあったよ。
ここは特にセクター1で高速コーナーが連続し、あまりストレート区間がないからね。
とにかく天気も良くなってポールも獲れた。
最高の1日のスタートが切れたよ」とベッテル。
まだ23歳。
2005年のマカオGPで初めて彼にインタビューしたとき、
クリクリした目が印象的な18歳だったのを思い出します。
今やルイス・ハミルトン同様、F1の若きスタードライバーですね。
期待の可夢偉は惜しくも14番手。Q3進出はなりませんでした。
最後のアタック、130R手前まではマイナス表示だったんですが、
シケインの飛び込みでややオーバーランしてしまって
タイム更新できなかったのがちょっと残念ですした。
「最終のシケインまでは充分Q3に行けそうな感じだったけれど、
ミスしてしまって申し訳なく思います。
(今週)あまり周回していないにも関わらず、僕のマシンは良かったし
バランスもセットアップも問題なかったので
応援してくれる日本のファンの前でのアタックを毎周楽しめました」と
可夢偉。
「決勝では路面のグリップがどんどん変化していくでしょうから、
タイヤ戦略がかなりトリッキーになりそう」とのことですが、
なんとかポイント獲得を狙ってもらいましょう!
また、左近は24番手でQ1敗退。
残念ですが、なんとか決勝では粘り強いレースを戦ってほしいですね。
posted by tagu0798 |11:52 |
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2010年10月10日
すっかりご無沙汰してしまいました。
2年前のWTCCからモータースポーツ取材をしていなかったわけではないのですが、
どうもしっかりしたものを書かないと、と
自分でハードルを高めてしまい
日々の忙しさにかまけてブログから遠ざかってしまいましたが、
ちょっと考え方を変えて、気楽にやってみようかな
と思い直しました。
また思いきり不定期になると思いますが、
ちょくちょく書いてみたいと思います。
そんなわけで、今週末は鈴鹿のF1日本GPに来ています。
昨日は大雨で公式予選がキャンセルされてしまい、
台風に見舞われた2004年以来となる、予選+決勝同日開催となりました。
今日も昼過ぎまでは雨もようとの予報だったのですが、
もうすっかりご覧のようなピーカンです。
あと1時間で公式予選が始まりますが、
各チーム朝から忙しく準備をしていますね。
さて、日本期待の小林可夢偉と山本左近はどうでしょうか。
また、今季限りでの撤退を決めているブリヂストンにとっても
最後の母国GPとなるわけで、午後の決勝が良いレースになれば良いですね。
左近ダルマも応援してるしね。
もちろん、昨日雨の中で辛い思いをされた観客の方も
今日はもう雨の心配はないでしょうから、
1年ぶりの生F1を思い切り楽しんでくださいね!
posted by tagu0798 |08:59 |
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2008年05月27日
どうもです。
一昨年の全日本F3選手権王者であり、
現フォースインディアのドライバーであるエイドリアン・スーティル。
先週末に行われたモナコGPでの彼は、
これまでポイント獲得のチャンスさえなかった
フォースインディアのマシンで驚異的な速さを見せ
残り11分の段階まで5位を走行していました。
しかし、予想外のSCがエイドリアンのマージンを奪い
さらにはリスタート直後、トンネル出口で
コントロールを失ったキミ・ライコネンの追突によって
リヤにダメージを受けた彼は、ピットでマシンを降り号泣しました。
このところジャンカルロ・フィジケラに押されっぱなしで
パフォーマンス不足を懸念する声も出ていただけに
彼の面目躍如となるはずのベストレースが一転して
リタイアとなってしまったことは、あまりにも残念で
ちょっともらい泣きしそうでした。
あの後、路面が乾けばマシンのパフォーマンス差が如実に出て
苦しい展開になったかもしれませんが、
92年、アイルトン・セナがナイジェル・マンセルを抑えきったように
エイドリアンにもポイント圏内でフィニッシュする
チャンスがあったと思いましたが……。
2006年、全日本F3選手権を戦うトムスのドライバーとして
日本にやってきたエイドリアン。
彼に初めて会ったのは、開幕前2月の岡山国際でのテストのときでした。
トムスのエンジニアに紹介された彼は
背が高く、背筋が伸びた好青年でした。
「こんにちは、エイドリアン・スーティルです」と
握手したときも、しっかりと相手の目を見て笑顔で話し
好印象を持ったのを覚えています。
そんなエイドリアンも、慣れない日本のタイヤやコースに
最初は悪戦苦闘。本来の速さを存分に発揮するまでには
至りませんでしたが、最終的には大嶋和也を抑えて
全日本F3のチャンピオンを獲得しました。
先日のF1モナコGPの中継を見ながら、
マカオGPを前にして、彼と話したときのことを思い出しました。
マカオ経験のない彼に、マカオのような市街地レースは
サーキットでのレースとは違って難しいよ、大丈夫かい? と言った時
エイドリアンは「たぶんね!」と即座に言いました。
「確かにマカオは走ったことがないけれど、同じ公道レースとして
去年ユーロF3ではモナコを走っているんだ。
そのときチームメイトだったルイス(ハミルトン)が勝って
僕は2位だったけれど、ファステストラップを獲ったのは僕だ。
だから僕は、モナコのF3のレコードホルダーってわけさ。
だからマカオでも自信はあるよ」と。
重ねて、エイドリアンは雨のレースが得意でした。
2006年、ヘビーレインとなった岡山国際での第7戦では
18周という短いレースで、2位に31秒もの大差をつけて独走優勝。
こんな大差がついたレースは初めて見たよ、と言うと
「正直、僕も驚いた。ぶっちゃけ、雨で危ないから
100%本気でプッシュしたわけじゃなかったんだけど(笑)」と
2位のドライバーが聞いたら、怒り出しそうなセリフを口にして
ニヤリと笑ったものです。
先週末のモナコGPは、そんなエイドリアンの
本当のパフォーマンスを引き出した一戦でした。
中継を見ながら「スーさんらしいなぁ……」と
つぶやいてしまいました。
結局エイドリアンは、その年のマカオで3位表彰台を獲得。
「これ(マカオで表彰台を獲得したこと)で、かなり
F1参戦へ向けての交渉が楽になったんじゃないかな」と
マカオのピットロードで彼と握手した、その数ヵ月後、
エイドリアンとスパイカーF1との
レギュラードライバー契約が発表されたのです。
レースに「たら・れば」は禁物ですが、
エイドリアンにはこの試練を乗り越えて
またモナコのようなレースを見せてもらって
上のマカオの表彰台のような笑顔を見せてほしいものですね。
がんばれ、スーさん!
posted by 田口朋典 |18:47 |
F1 |
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