田端到の東京五輪&ヤクルト・スワローズ研究所

村上茉愛と宮川紗江が金銀独占しても不思議はない

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 世界体操選手権の開幕が近づき、関連のニュースも多くなってきた。ただし、内村航平や白井健三の金メダルが懸かる男子に比べて、女子の話題の少なさは相変わらず。  かろうじて今大会は、杉原愛子の平均台の新技の話題があるからまだいいけど、私的に期待しているのは村上茉愛の個人総合だ。  本人は「ゆかの種目別で決勝に残りたい」などと控えめな目標を口にしているが、いやいや、今の村上茉愛なら個人総合で世界をあっと言わせて上位入賞、あわよくば銅メダルあたりも狙えるかもしれないと、本気で思っている。

 リオ五輪の後、採点基準が改正され、女子選手の得点はのきなみ落ちている。そんな中、村上茉愛だけは今年ずっと、五輪前と変わらぬレベルのスコアを維持して、全日本選手権とNHK杯を完勝した。  オリンピック翌年の世界選手権というのはタイミング的に、五輪メダリストの欠場などもあって世代交代の谷間にあたり、好成績を狙いやすい。実際、リオの個人総合メダリストは誰も今大会に出ていないし、鶴見虹子が北京五輪翌年の09年世界選手権で、個人総合3位、段違い平行棒2位になった例もある。  あのときは体操ファン以外の注目度が低く、予期せぬ銅メダル獲得に一部マスコミが大慌てだった。今回の村上茉愛も、09年の鶴見虹子に近い充実を思わせる。メダルを取って、マスコミを慌てさせてやれ。

 ……というような文章を先週書いてアップしようとしたら、ちょうど『報道ステーション』で村上茉愛の特集が始まり、その特集の出来がとても良かったので、これをアップするタイミングを失ってしまった(笑)。

 村上茉愛の頭に目線カメラを装着して、シリバスを演技しているときの映像を撮影。それを村上茉愛本人がスローで解説するという試みは、とてもテレビ的でわかりやすかった。  くるくる回りながら、ひねりながら、ちらっと見える「ゆか」を1回、2回、3回、4回と確認し、「空中で着地の位置を探す」という感覚。また、そうやって回転や高さが足りなそうな時は、着地の前にきゅっとひねりを強くして調整する、という話も面白かった。

 ちなみに種目別については、下記の動画が参考になる。今大会の種目ごとに、Dスコアの高い順に注目選手を取り上げていて、ゆかでは1位が宮川紗江の6.2、2位が村上茉愛の6.0。Dスコアは、さえまいのワンツーだ。  もちろん本番になれば、他にも同レベルのDスコアで演技してくる選手はいるだろうが、いかに日本の2人がゆかで有力か、これだけでわかる。バイルズさえいなければ、金メダルも夢ではない。



2017 World Championships: The Hardest Routines youtubeの動画に飛びます

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若松勉に魅せられて以来、40年以上のキャリアを持つヤクルト・スワローズ幸福党。著書に『なぜスワローズは最下位から優勝できたのか』など多数。
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