田端到の東京五輪&ヤクルト・スワローズ研究所

世界卓球を終えて。平野美宇対策と混合ダブルスの新ペア

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●平野美宇対策として、中国がどんな作戦を立てて今大会にのぞんだのか。 これは丁寧との一戦後、李隼コーチが中国メディアのインタビューに具体的に答えている。李隼コーチは張怡寧、李暁霞らを育ててきた名伯楽。

「戦術的にもっとも重要だったのは、平野に対してバックスピン(ツッツキ)のボールを多く使うこと。平野はトップスピン(ドライヴ)の打ち合いには強いが、バックスピンはそうでもない。ツッツキの球をドライヴで打つ場合はスピードが遅く、彼女の速くて攻撃的なプレーができない」  このコメント、日本のメディアではあまり報じられていない気がするので、適当に翻訳して載せてみました。

●アジア選手権で平野美宇に負けた中国選手が「反省文」を書かされ、それが練習場に貼り出されたという一部で報道されたエピソードについて。  マジレスする話題ではないのかもしれないが、これは大げさ。反省文ではなく、大会を振り返った感想文を書かされただけ。平野美宇に負けた選手だけでなく、平野美宇に勝った劉詩文も書いていたし、その感想文は中国の記者によってネット(微博)にアップされ、誰でも読めるようになっていた。たいした中身ではない。

●世界選手権でサプライズを巻き起こした張本智和。しかし、代表に決定した時は反対意見も多かった。「なぜ吉村真晴ではなく、張本なのか、と」  代表決定時の世界ランクでは、日本人5位は吉村真晴で、張本は日本人9位だった。なのに、シングルス5番目の代表が吉村ではなく張本に決まったのは、強化本部の推薦による抜擢だ。いわば「期待枠」である。

 結果的にこの選択は大正解となる。張本はベスト8に進み、シングルス代表を外れた吉村はダブルスに専念して、混合ダブルスで金メダル、男子ダブルスで銅メダルを獲得。卓球協会の意向による「期待枠」が見事に機能した。  ちなみに女子は以前に選考で揉めたことがあり、強化本部のさじ加減で決まる代表枠は廃止されている。いいことなのか、悪いことなのか。

●混合ダブルスで石川佳純/吉村真晴組が優勝。東京五輪の正式種目に採用される可能性がクローズップされ、にわかに盛り上がっている。問題は、五輪代表メンバー3人の中で組まなくてはならないのか、従来の代表枠とは別に混合ダブルス代表枠が設けられるのか。  それはさておき、他のペアリングを考えてみた。

・伊藤美誠/森薗政崇。急造にも関わらず、アジア選手権で準優勝したペア。どっちも動きが速く、息もピッタリ。続けたらかなり強くなると思う。

・平野美宇/水谷隼。おお、これは一度見てみたい。単純に一番強い右と左を組み合わせるならこの2人になる。平野美宇と組むには後ろでもプレーできる選手のほうがいいだろうから、水谷先生は合うはず。

・平野美宇/丹羽孝希。右と左なら、この2人も可能性がある。通称、乃木坂ヲタ・ペア。コンサートの日は、ペンライトを振って息を合わせる。

・早田ひな/張本智和。右の張本を混合ダブルスに起用することを考えれば、相方に浮かぶのは左の早田。このふたりが組んだら、声がものすごくうるさそう。 「チョレイ!」&「ハーイハーイハーイ!」攻撃により、飛んでいるコウモリも超音波で落下するのではないかとの噂。



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若松勉に魅せられて以来、40年以上のキャリアを持つヤクルト・スワローズ幸福党。著書に『なぜスワローズは最下位から優勝できたのか』など多数。
ヤクルトの話題を中心に、卓球、体操、陸上などを扱う。最近は卓球に偏り気味で、天才・伊藤美誠、秀才・平野美宇、大器・早田ひなの黄金世代の追っかけ。
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