田端到の東京五輪&ヤクルト・スワローズ研究所

世界卓球、平野美宇と伊藤美誠の相手はこの選手

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卓球の世界選手権のドローが決まった。注目の平野美宇と対戦が予想される相手をまとめてみよう。

●平野美宇が順当に勝ち上がった場合 2回戦 サワータブット(タイ) 3回戦 ディアコヌ・A(ルーマニア) 4回戦 杜凱栞 ドゥ・ホイケム(香港、13位) 準々決勝 馮天薇 フォン・ティエンウェイ(シンガポール、4位) 準決勝 丁寧 ディン・ニン(中国、1位) 決勝  劉詩文 リウ・シーウェン(中国、2位)

 こうして並べるだけで胸が高鳴る。楽な組み合わせなどどこにもないが、ベスト4まで中国のシード選手と当たらないという意味では、いいクジを引いた。カッコ内には世界ランクを記した。

 最初のハードルは3回戦(6月1日)のディアコヌ・アディナ。まだ18歳。ルーマニアのジュニアのエースだ。  昨年12月の世界ジュニアでは、団体戦の準々決勝で日本とルーマニアがあたり、平野美宇はディアコヌに1-3で敗れている。伊藤美誠はかろうじて3-2で勝ったが、日本が誇るジュニアのダブルエースがふたりとも負けそうになったくらい、ハマると強い。長身からパワフルな両ハンドを繰り出す。  世界ジュニアの平野美宇は不調だったから参考にならないとはいえ、侮れない相手である。つい先日のクロアチア・オープンでも、21歳以下のシングルスで優勝している。

 4回戦の杜凱栞は、ぐんぐん世界ランクを上げている香港の21歳の若きエース格だ。昨年暮れのグランドファイナルでは、21歳以下のシングルス決勝で早田ひなと対戦して敗れた。  ただ、世界ランク13位というほどには強さを感じず、最近の大会でも橋本帆乃香(全日本ベスト4)に負けている。正攻法の選手なので、今の平野美宇ならやりづらい相手ではないだろう。

 ここまで突破すれば、あとはビッグネームばかり。準々決勝のフォン・ティエンウェイ(シンガポール)はもう日本にもおなじみの31歳のベテラン選手。「フォンさん」で通じる。  リオ五輪の団体3位決定戦で、伊藤美誠が勝って銅メダルを決めたときの相手。福原愛が個人戦の準々決勝で神がかったプレーを連発して、ストレート勝ちした相手。ロンドン五輪の準決勝で……以下略。

 平野美宇とは昨年のワールドカップの準決勝や、グランドファイナルで対戦し、どちらも大接戦の末、平野美宇が逆転勝ちした。このワールドカップの準決勝は名勝負なので、興味のある人は動画サイトで探してみて欲しい。  直近の対戦結果は分が良いが、そうは言っても世界ランク4位の実力者。4月の韓国オープンでは石川佳純を決勝で破って優勝するなど、調子を上げている。難敵だ。  準決勝の丁寧と、決勝の劉詩文については省略。こんな先まで皮算用はしないほうがいいだろう。準決勝の相手が石川佳純になることも考えられる。

 あとはもうひとり、重要な選手を記しておかなくてはならない。前回銅メダリストの中国の木子(ムゥズ)である。  中国の代表だから強いのは当たり前だが、現在世界ランクを持っていないため、今大会はノーシード。予選からの出場になる。これが何を意味するかというと、本戦の1回戦からいきなりシード選手とぶつかる可能性がある。  トーナメントのどこに入るか、まったく予想ができない。平野美宇と当たるかもしれないし、石川佳純と当たるかもしれない。ちなみに2年前の世界卓球では、石川佳純を早々と負かしたのがこの木子だった。不気味すぎる地雷だ。

●伊藤美誠が順当に勝ち上がった場合  みうだけ見て、みまを取り上げないわけにはいかない。フォア面を中国製の粘着ラバーに変えて、新しいプレースタイルを模索中の伊藤美誠は、今大会の台風の目になりそうな気配を漂わせている。

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若松勉に魅せられて以来、40年以上のキャリアを持つヤクルト・スワローズ幸福党。著書に『なぜスワローズは最下位から優勝できたのか』など多数。
ヤクルトの話題を中心に、卓球、体操、陸上などを扱う。最近は卓球に偏り気味で、天才・伊藤美誠、秀才・平野美宇、大器・早田ひなの黄金世代の追っかけ。
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