2008年07月07日

【J1】第15節戦国志・日曜編

15節の戦国志・日曜編です。

と言っても、こちら三試合もお揃いで19時キックオフ。スカパー泣かせです。


蹴導のチョイスは「柏レイソルvsガンバ大阪」。

因みにファンサカで選んだ選手は、菅野、阿部祥平、新井場、小宮山、小笠原、山瀬、クライトン、小川、フランサ、キャプテンフッキ。サブに高橋大輔、ダニーロ、小椋。現在鹿児島22位、全国8055位です。

…100%チームとして成り立たないな(笑)CBいません。直前にダニーロとフランサを入れ替えたのは個人的な名采配だったと思う。小椋は期待を込めて。

ずれた話の趣旨は、神奈川ダービーより柏vsガンバが面白いと、とりわけ柏レイソルがJ屈指の強豪であるガンバ大阪に勝つ姿を見たかった。勝つと確信していたわけだ。
(話題にも上らない大分と京都の皆さん、ゴメンなさい。上本の欠けた大分守備陣と迷走している京都は上記2試合より見たいと思えませんでした。)

柏が勝つのには理由がある。
1つはガンバ大阪の戦術である。で、西野監督の頑固さでもある。ガンバはMFの4枚が脅威だ。鹿島サポが怒るかも知れないけど、連携面、技術面をみてJ随一なのは間違いない。ゲームはこの4枚が取り分けずば抜けた遠藤が作り出し、中央に対処する相手を尻目に安田、加地、ちとガンバの一因とは言いがたいレベルの佐々木が完全な決定機を作り、バレーやルーカスが決めてしまう。圧倒的な攻撃力を持っている。ただ、安田も加地さんも守備は微妙で…失点も多いんだけどね。失点をしても有り余る攻撃力で痛快な試合を見せてくれるのがガンバ大阪だ。

ただ、皆も知ってのとおり遠藤がいない。ファンタジスタ山崎がFWに入り、ルーカスが1列下がる。予想は出来ていた。そして中盤の4枚の質が下がるにも拘らず、西野監督が戦い方を変えないことも。素晴らしい男気だけどそれ故にガンバだけど…弱点(汗)。

得点パターンが決定機が各段に下がり、守備の問題点は以前のまま。恐るべき連動性を見せている柏レイソルに、フランサ無しでフランサを意識した戦術を続けていた柏レイソルに、そのままで勝てるわけが無い。そう思っていたわけである。

甘かった。もし自分がレイソルサポーターなら試合を見て寿命が縮んだと思われる。遠藤不在で確かに安田や加地による「完全な決定機の演出」は失われたがガンバは恐ろしかった。枠内シュートの雨あられ、菅野様々である。楢崎は確定だが、代表GKの第二席。川口、川島、西川らと十二分に張り合える男がそこに居る。年齢が本当の意味で谷間なのが残念だが…。後1歳若ければ五輪も。

しかし、レイソルが苦戦した理由は、ガンバの底力のせいでもあったが、多くは自らの中にあったと思われる。サイドチェンジが全く通らないのだ。高い湿度の中の小雨や柏ホームながらガンバ有利に笛を吹く岡田主審に影響された部分もあったのだろうが、後方やサイドからのロングパスの精度が恐ろしく低かった。(※ただし運動量は恐ろしいレベルだった。)

「奪ったボールをすぐ返してあげてガンバのシュートのお膳立てをする」そんな謎のプレーが続く。しかしガンバも菅野を攻略しきれず攻めあぐねる。

先に痺れを切らしたのは西野監督であった。二人のファンタジスタを下げて若手の勢いでで停滞を打破しようとする。…若手しか居ないのか。ACLも戦っていると言うのにかなり不安な選手層。

カードは不発で流れは変わらない。それを見て動くレイソル石崎監督。打った手は鎌田に変わってエスパルス杉山。ガンバの4枚のうち2枚が消えたこのタイミングで「今この瞬というタイミング」で縦への推進剤を投入する。そして、李の決勝点は生まれた。

このタイミングで失点すると西野監督に切れるカードはもう無い。柏は試合をクローズに入る。守備の選手ではなく攻撃の選手を持ってクローズを見せる。フランサとのラインは見せたが他の選手となかなか合わせ切れなかったポポ(ポジションがポジションだったし)にかわって推進剤、愛媛の菅沼。更に終了間際に、佐々木を潰す推進剤として(走りに走った太田に代わって)元気な鈴木達也を投入。

クローズ後はガンバの攻撃力を攻撃力を持って潜めさせ確実に完封した。

采配の差を確実に見せ付けての勝利だった。ただ戦前の予想と違って大勝と行かなかったのは、ガンバ大阪の底力のせいだろう。スタッツもそれを物語っている。(層の薄さと戦術の頑固さが確実に足を引っ張るだろうが。)

しかし、今年もJは面白くなってきた。3位と16位の差が9点しかない。1位と16位でも12差である。まぁ、1位2位は浦和と鹿島なので大崩れしないだろうが…。もし何か在るとしたらその中心に柏レイソルがいる気がする。前コラムの新潟や、今節神戸船団の3つの舵取りに敗れた大宮も掻き乱す存在として面白い気がする。

大混戦のJリーグ、要チェックである。

オーバー。

posted by syuwdow |10:49 | J1戦国志 | コメント(0) |
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2008年07月07日

【J1】第15節戦国志・土曜編

炎天下と雨…極端な2色が勝敗を大きく左右させる6月7月のサッカー界。

今年は6月がJ1中断期間で合った為、妙を感じさせる節は14、15、16節までであろうか。

スカパーというフィルターを通して極端な2色を堪能する。といっても現地の熱射や心地良い?雨を受けることは出来ないわけだが。

スタジアムでサポーターや選手と共に熱射と雨にさらされたい病が発動しかける。


さて暑さを考慮してか、札幌を除くすべての試合が18時以降の開催となった。

若干の苦しみは軽減されてそれなりに走るサッカーも堪能できるかな、後は雨への対応だけかなと思うと共に、蛇足だがこの季節に13:00キックオフで沖縄での試合をする羽目になった(相手は沖縄かりゆし・ホーム)ヴォルカ鹿児島の選手の皆さんにお疲れ様と言いたい。…いや、勝てる場所じゃないよ、また来年だな。


【J1】第15節

【第1試合・蝦夷の聖地vs清水のクローザー】

前節、強豪ガンバ大阪に喰らい付くも力量の差を見せ付けられた札幌は聖地・厚別で、駿河の雄、清水エスパルスを迎え撃つ。清水は前節、勝つべくして京都に勝ったが相手が相手だったので安心は出来ない。(京都サポには悪いが、あの浦和戦以降指揮官が迷走しすぎです。)

互いの順位を見たらどちらも負けられない位置におり、また今日の試合でなんとか1つでも光明を見出したい。

札幌はクライトンを中心に清水陣内を切り裂く。守備に難が在るクライトンだがボールキープと精度の高いキック、そしてチャンスメイクは名古屋でも見せ続けたようにJ屈指。彼を経由することで選手が上がる時間が作れ、攻撃力に厚みを持たせることができていた。

清水は、トップ下に収まった村枝が好調である。暑さに負けない十分なスタミナを有し、攻撃のセンスも藤本らに引けを取らない。またここに来て連携力を高めてきたのがマルコスパウロ。積極的な飛び出しと相手がいない場所へ走るドリブルが相手を後手にさせる。また、市川に代わって右SBに岩下が起用されていた。かなり無茶を感じるが「U-23代表に選ばれてもおかしくないスキルを持った不敗のクローザー」である。げん担ぎの意味合いもあるのだろう。

試合結果は2-2のドロー。厚別不敗神話も清水のクローザー不敗神話も守られた。札幌は守備の連動(クライトンの裏もあるけどそれ以上にSBの位置取りが気になる。)、清水はセットプレイの守備と中盤の枚数に大きな問題を感じたが、札幌2列目に起用された中山や清水の選手のフィットは明るい材料になったのではないだろうか。可能であればアウレリオを外して(サブにして)中盤をもう一人増やすほうがいい気もするけどね。


【第2試合(前半のみ)・芯があるモノと捨てたモノの差】

19時からのメインディッシュを観る為に、前半のみの観戦。曇り空で涼しそう。

前節は武蔵熊谷に乗り込んだ緑の軍団だったが、予想通りコンパクトなサッカーに弱い。高い個を持った選手達が楽にボールを受けれるスペースは無く、最終ラインの選手達はパスの出しどころが無く、オロオロしつづけて集中を切らし完敗していた。しかしその戦い方の芯は変わっていない。3人のブラジル人をどう活かすか(どう周りがサポートするか)と言うこと。

対する千葉は、中盤をフラットにして2トップで臨む。ヴェルディの弱点を熟知しての采配なのだろうが…完全な付け焼刃である。ボスナー坂本らの最終ラインは押し上げれずに逆にスペースを献上してしまう。敵を知り己を知らず…。久々登場の平本にかき回されディエゴにレアンドロに、フッキにシュートを撃たれ続ける。巻が一人でプレスを掛けても何の意味も無い。

前半のみであったが、カウンターしかないのにカウンターを捨てた千葉と芯の変わらないヴェルディ(福西が居ない分連携が良かった気が…気のせいか)。ヴェルディの勝利を確信して、土曜のメインディッシュに。(結果3-0でヴェルディの勝利)。

ぶっちゃけ千葉は辛い。何が辛いかと言うと巻である。チームの力量と彼の存在が全く噛み合っていない気がする。デニスというライバルは居るものの大宮に行った方が再編するチームにも自身にも良かったのではないかと思ってしまった。

完勝したヴェルディだがこちらも問題点はある。大黒様である。…取ってどうするの?フッキ、レアンドロ、平本、飯尾、船越、広山、河野…十分すぎるカードがあるんだが、フッキのカタールリーグ移籍が裏で進められているとか…ないよね?カタール国籍取得、A代表で敵に!とか絶対に阻止してくださいね。


【第3試合・両サイドの閃光・越後の竜復活】

第3試合は、浦和vsFC東京の上位対決…ではなく、新潟vs名古屋。上位対決以上に何が見たかったかと言うと、両サイドの攻防である。勿論、名古屋のサイドアタックは脅威だ。前節、マギヌンと直志を欠き、苦手の雨に直撃され、鹿島にボコボコにされ、身も心も焦燥しているとしてもである。

しかし、それ以上に見たかったのは新潟の両サイドの本当の実力なのである。カテゴリの予想順位を見ていただけたら分かるが、自分の新潟への評価はすこぶる悪い。しかし、その新潟は今良い試合を見せている。フロックなのか?実力なのか?名古屋が相手ならその真価が見られると思ったのだ。

今の新潟をリードしているのは松下年宏選手である。誰?そんな選手いたか?と言われそうだが(鹿児島人の蹴導の中でも決して順位は高くない。)、彼の台頭が新潟の問題点を解消し、上昇気流に乗せている。奪取力と組織の成熟を二乗三乗に底上げしているのである。左サイドを切り裂く彼の運動量とオフザボールの動き出しが左サイドを警戒させ、眠れる鹿、内田潤のサイドアタックを引き出している。(正直、鹿島の内田といえば篤人より潤でしょ!って言ってくれる人も居ると思う。)移籍以降、眠り続けていた彼の良さが、松下の台頭で引き出されていた。

試合はと言うと、竹内の復活により名古屋は、五輪を控えた吉田を使わず、バヤリッツァをCBへ戻す。しかし、トルシエの「一度出来たパーツは戻ればすぐ機能すると思っていた」とオシムの…何だったかな良い言葉があったんだが…ど忘れ(汗)

まぁ、とりあえず戻したところですぐに同じ形にはならないわけだ。竹内の名古屋の右サイドは流れてくるマルシオリシャルデスと本間、アレッサンドロ、そして左サイドのスペシャリスト松下にボコボコにされる。更に内田潤と深井の元鹿島対決は内田に軍配があがる。

結果、復活を見せ付けた越後の竜が、内容で差をつけて2-1で尾張の風雲児を退けた。決勝点は、不運な気もしたが内容を見ると新潟が勝って当たり前だったかなと思えてくる。名古屋はそれでも形も見せたが、コーナーからの1得点が限界だった。逆に良く守ったとは思う。良く2失点で済んだなと…。

ああ、反省もある。新潟の核の一人。矢野。相変わらず良い選手。だけど、もうばれてきてるんでそろそろ気をつけたほうがいいよ。決して層が厚いわけではないのだから大事な試合でレッドカードとか洒落になりません。(なんか審判に保護されていて、彼に当った選手の方に赤や黄色が飛び交うシーンを良く見ますが^^;)


追伸:浦和vsFC東京、見てないのですが田中達也が獅子奮迅の活躍を見せたとか!ポンテ、永井、達也、楽しみですね。高原は…ん~(笑)

日曜編に続く。

posted by syuwdow |08:16 | J1戦国志 | コメント(2) |
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