2008年08月12日
北京のU-23。北京の62~∞。
残念ながら、北京のU-23の試合は後1試合を残すこととなってしまった。しかし、国際舞台に立つことができたU-23の多くの精鋭たち。彼らがまた、国際舞台に出場したいと、「名を刻みたいと」、強い思いを持って切磋琢磨してくれることを願っている。
そう、次はA代表への道だ。
その中で、62~∞の中で、自身の特に気になる5名の選手を書き綴ろうと思う。(最期待の1名だけメッチャ長いですが^^;)
平山相太。
国見時代の技術と運動量、高さを兼ね備えた怪物ぶり、アテネ五輪への飛び級参戦、オランダでの十分な活躍、2次予選での5試合5得点。本来ならば、U-23不動のエースとなるはずだった男。
しかし、最終予選での活躍の場はなく、本大会への道は絶たれた。不調の原因は色々とあるだろうが一番は所属クラブでのPR不足だろう。鹿実の赤嶺などライバルFW達にポジションを奪われるケースが目立つ。6月終盤のナビスコ杯でハットトリックを決め、スタメンに返り咲き、クラブにしっかりと貢献して見せるも待望のゴールは時遅く間に合わなかった。
ヤタガラスを再び纏いたい…彼の中に渇望はあるだろうか?今のA代表の戦術は彼に適さないかも知れない。だが、数年後、次のW杯。彼が必要になる日が来る気がしてならない。結果を、更なるスケールアップを、とても楽しみにしている。
青山直晃と岩下敬輔。
初めて青山を見たとき、初めて岩下を見たとき。この二人のどちらかが、もしくは両方がU-23北京のピッチに立つだろうと、大きな期待を抱いた。斉藤、森岡と言うA代表のレジェンドの元で励む日々も更なる後押しをしてくれると期待していた。
しかし、今年、共にクラブの調子と共に苦しむ。前者は、1対1にめっぽう強く逆サイドまでケアの出来る水本、大分の堅守の中心として今年になって台頭してきた森重、中澤、闘莉王ら大型CBの系譜の後継として期待される吉田の前に、最後の最後で落選。後者は、残念ながらクラブ内でスタメンを得ることが出来ず、国際舞台に立つことは叶わなかった。
7月に入り、両者がスタメンで出る機会に恵まれている。勿論、清水には高木と言うA代表候補がいて岩下はCBでは活躍できてはいない。青山自体も、本大会に出たライバルやA代表クラスの選手の枠に飛び込む茨の道。しかし、互いがスタメンで出ることは互いへの大きな刺激になるのではないか。次世代のA代表へ向けて、両者の切磋琢磨に期待したい。
高萩洋次郎。
広島ユース、高柳と並ぶクラブユース優勝の中心選手。しかし、アジアユースを境に怪我に悩まされる。間でのワールドユース、柏木らライバルの台頭により彼はクラブでも居場所を失う。愛媛へのレンタル(※この時代に惚れました!)。「恵まれた広島」の外の世界、愛媛での復活。そして大きな力を手に入れて広島に復帰。しかし、すでに名声を手に入れたチームメイトの影でJ1での出場機会はそうそう巡ってこない。J2降格を受けて、やっとで彼のポテンシャルを、広島の街に、多くのサポに、相手に、見せ付けることが出来た。
広島の快進撃の中心には佐藤寿人という類まれなるストライカーがいる。しかし、その斜め後ろで素晴らしいポジショニングと運動量とともに、時に囮となり、時に長短の意思のあるパスを繰り出し、時に対面への恐怖となり、クラブを、周りの選手を活性化させている彼が存在する。
広島は来年、J1に復帰するだろう。次のJ1の舞台、広島が快進撃を見せるならそこに彼の姿があるに違いない。そしてA代表、その門戸を開く鍵を掴むことを期待したい。
小椋祥平。
蹴導’s eyeはこの選手無しには語れない。それぐらい大きな期待を感じている選手である。水戸の前監督、前田秀樹氏(戦術論だけではなく闘莉王を復活させたことでも有名)の水戸時代の最後の最大の自信作とも言える彼。「マムシの祥平」、水戸ナチオの中で優れた守備力と共に育ち、徐々にポゼッションや展開力にも磨きをかけていく。
そして今季、ついに名門横浜F・マリノスへ移籍。J1の舞台での彼の活躍を心待ちにしていた。即スタメンを奪い、クラブの優勝争いに貢献、五輪本大会へ選出…そんな淡い期待もあった^^;現実は、全く試合に出れない日々が続く。…まだ出番が来ないのか?待ちわびる。マリノス連敗。巡ってきたナビスコ杯でのチャンス。勝利。奪取か!…いや、またリーグ戦には出れない。マリノス6連敗。まだか?まだか?そう思ううちに五輪代表は決まってしまった。
残念であった。だが、俺と同じように他の選手の落選を残念がる人も居るのだ。気を入れ替えて、五輪代表を応援しよう。その矢先、クラブに怪我人が出て小椋に出場チャンスが巡ってくる。
ナビスコ杯、ガンバ大阪。リーグ戦、ガンバ大阪戦。連戦。小椋はJ1のピッチに立った。不慣れなCBとして。対面のルーカスとのマッチアップ。小椋は2戦連続でルーカスを封じきる。視野の広さがゲームを作る。守備の安定が同サイドの隼磨の積極性を引き出す。時には中澤の代わりにCB中央に入り、守備のタクトを振るう。
…正直、小椋のボール技術は代表の銘を持つ多くの選手と対等とは思えない。荒削りでカードも多い。だが、彼のサッカーセンスというものはとても面白い。もっと試合で観たい。もっと試合で観たい。渇望がある。こういう選手がA代表まで登りつめたら面白いだろうな、そう思う。
オーバー。
62~∞の中の5名の選手に期待を込めて書き綴ってみました。
62~∞のU-23の期待の選手、この選手が一押し~!というのがありましたら、長々としたコメントお願いします。
posted by syuwdow |14:35 |
北京U-23 |
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2008年08月09日
1戦目の激闘を終えて、2戦目のキックオフが近付いてきている。
寝て起きるを繰り返すと共に、1つの思いが強くなっているのを感じる。
アトランタ以降のU-23日本代表の五輪の試合の中で、実はこの試合はかなり素晴らしいランクの試合だったのではないかと言う思いである。
・川口のファインセーブで「奇跡」を起こしたマイアミ、ブラジル戦。
・「ゴールデンエイジ」と「トルシエ」言う高い個を持って、ベスト8に上り詰めたキャンベラ~アデレードまでの道。
・個人の底力は見せたが、「融合」と「ゲームプラン」に失敗したギリシャの旅。
上記の中で特にシドニーのサッカーは凄い。
だが先日の試合とそこに至るまでの経緯は、七難八苦を伴いながらも、シドニーに負けず劣らずのクオリティを見せていたのではないかと感じる。
敗れた理由はほんの少し。
歯車(コンディション)がずれてしまったのと「運」だけだと感じるのである。
それでありながら、多くの人がやれ誰が戦犯だ、やれ誰を選出しなかったからだ、やれ守備的過ぎる、やれ決定力不足、やれ采配が遅いと、元代表コメンテーターまで安易な言葉で騒ぎ立て非難する。
アメリカ戦。現有戦力の中で、U-23の多くの選手達の代表として、監督も含め、恥じるレベルの試合をしていたとは、俺は思わない。
因子を探ってみよう。
コンディションというのは先発の選択のことである。
日本のFWは4枚居るが、この中で戦力といえるのは「森本」と「岡崎」だけである。「李」と「豊田」は期待度は高いが故障明けでスタメンのレベルに間に合ってなかっただろう?岡崎はそのキャラも相まってスーパーサブである。
CFのスタメンは「森本」しか居なかったのである。
CFとしては連携不足の感は否めない。俊敏さが武器のストライカータイプであり、現状、引き出しに限りがある。「本田圭や香川がFWを追い越す動きをしなければならなかった」と語る人がいる。この猛暑の試合で、泥のようなピッチで、不慣れな森本のポストを受けに長距離を走るべきだと言っているに等しい。「有り得ない」。大体、選手の質もサッカーの布陣も裏に飛び出すやり方にもポスト役にも適していないだろう?
また、DHの選択も苦難に満ちていた。
これまでの完成度を見る限り、「本田拓」と「細貝」のコンビが1stチョイスである。しかし「細貝」もまた故障明けである。(というかまだ完治してないのでは?)。
本田拓の相方として使えるカードは「谷口」「梶山」「森重」という面子。谷口はOH先発が濃厚(李は故障明け)であり、森重はCBの先発候補であり、またSBの貴重なサブ候補でもある。ここも「梶山」という選択肢しかなかったと思われる。「梶山」は恐らくコンディション不良を起こしていたのではないか?(J見てる限り、あそこまで走れないはずが無いし^^;)それでも故障中の細貝よりかは良かったのだろう。
恐らくそういう問題があって、あのスタメンになったのだと思われる。
つまりやれる限界のスタメンで臨んでいたと言う事だ。「最初から李をOHにして、谷口をDHに」とか言う論評もまた「有り得なかった」と見るべきではないだろうか?
【戦術】
・ハイレベルな守備を可能にする「運動量豊富な本田拓、1vs1に強い水本、カバーリングに優れた森重」という三角形。
・強力な右サイドアタックを可能にする「攻撃力の内田、フィジカルの本田圭、カバーの本田拓」という三角形と「広範囲で守れる長友」という縦への長方形。
・左サイド一辺倒なアメリカの攻め。
・アメリカの前線、中盤のフィジカルの強さ。運動量の多さ。
・アメリカの右CBのフィジカルの弱さ
・アメリカの右SBのボールウォッチャー度(身体能力は高いが^^;)
これらのコトを活かそうとすれば、自然と左に寄せて右に展開する「内田をフリーにし活かすサッカー」になる。基本は相手の位置を見、パーリングをしながらながら、内田のフリーに呼応してゴール前に飛び込むサッカーになる。
西川:指示。競り合いやすいマッチへのパス。
森重:カバー。
水本:vsマクブライト。
本田拓:vsアドゥー。
梶山:(不本意ながら)SBと中央のカバー。
長友:左サイド広範囲にわたる守備。
本田圭:身体を張って、内田のサポート。
内田:積極的な上がりにより威嚇。フリーになってのチャンスメイク。
香川:攻撃のオプション。内田に呼応しての飛び出し。威嚇。
谷口:vsブラッドリー&内田に呼応しての飛び出し。
森本:シュート、時にはCBを引き付ける囮。1stDFとしてのプレス。
これらが出来ていたか?殆ど出来てたよね。
・マクブライトとアドゥーにまともなプレーをさせず、
・互いの鉾(得意サイド)のぶつけ合いでイニシアティブを取り、
・ゴール前では守備の苦手な選手との競り合いに勝ち続ける。
【選手交代】
ひとつ前のブログで書いているけど別段悪いとは思わない。
ハーフタイムで李を入れるべきだったとか、失点直後で入れるべきだとか、もっと早く3名を使うべきだとか、言う論もあったけど、あのタイミングでのギアチェンジがベストだったと思う。ギアチェンジ後の決定機とシュート数を見れば明らかだろう。
過去に例のないセットプレイのパターンも含めて、U-23の初戦は、驚きを与えるに十分な質のサッカーを伴っていたと思う。恐らくこのカテゴリーにおいて、彼らはどの国が相手でも同じサッカーで戦える。そう思う。アメリカ戦はたまたまゴールにボールが収まらなかっただけである。もしこの後、ナイジェリアやオランダと戦って敗れたとしても、七難八苦を乗り越えて「戦える形を持てた」彼らのサッカーは日本の歴史を前進させたといえるに違いない。
先に書いたような騒ぎ立てて非難したり戦犯探しをしたりする必要は全く無いのである。
2戦目、3戦目。前よりコンディションの良い選手も居るだろう。初戦の失態の返上に挑む選手も居るだろう。逆襲の闘志に燃える彼らをしっかり応援しようではないか。
踏み潰された芽だが幹はしっかりと生きている。バネにして他の芽よりも進化する可能性も無いわけではない。そしてそれは「奇跡」によるものではなく、「理」のある可能性なのだ。
オーバー。
posted by syuwdow |08:59 |
北京U-23 |
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2008年08月07日
うーん、実に難しい本番であった。
これがサッカーと言うものなのだろう。
日本のスタメンは、
森本
谷口
香川 本田圭
本田拓 梶山
長友 内田
水本 森重
西川
試合前からややマイナス方面に冷静すぎるなと感じたイレブン。落ち着きすぎたせいだろうか、反応が鈍い面が見られる。先制されてから開放された感があったが、それまではマイナスの緊張に包まれている感があった。
相手のビルドアップも中盤には…主にブラッドリーにゲームは作らせず、気候の影響もあってやや消極的であったがポイントを見極めて森本が最終ラインにプレスをかける。2名のCBは深く強く守り抜き、アドゥーとマクブライトをほぼ完全に抑えることが出来たといっていい。
アメリカはプレスが縦一辺倒。日本は無理をせず回す。ただし崩すとまでは言い切れない。
アメリカの左サイドアタックvs日本の右サイドアタックの勝負。
左サイドで密集する、もしくは「本田圭」が良いポジションでボールを持つ。そして「内田」と言う武器を活かす。
「本田圭-内田」のラインは何度もチャンスを作り出す。
「森本、谷口、香川」はフィニッシャーとしてのポジションを取る。
…残念ながら、ゴール枠に全く飛ばなかったのだが、セットプレイも含めて戦術を伴った型と言うものが見える。
交代カードは、体を当てきれない「梶山」に代わって「李」。余り無かった交代だが、強いメッセージは後半終盤をしっかりと活性化させた。パワープレイでは「豊田」がパークハーストに勝ち続ける。「岡崎」はスクランブルと走れなくなった「香川」を意識してのもの。「安田」と言う選択肢もあっただろうが、別段、悪い気がしない。
「奪取力」は多く走らされたが運動量は十分で上々。
「展開力」も一番の武器のホットラインが生きている。
「決定力」は数々の決定機を作り出すことに成功。
「阻止力」は2トップに仕事をさせず申し分ない。
「戦術」の型はしっかりとしたものがある。
「采配」も選手交代狙いは分かりやすい。アメリカも良かったが。
「メンタル」本番の雰囲気に呑まれた感。時間と共に落ち着く。
「ジャッジ」全体的に良い審判。PKっぽいのが両国1本流される。
ん~、全体的に悪くない。あえて書くとしたら、下記か。
「奪取力」。
CBが競った後のセカンドボールに対する対処が上手く行かない。アメリカに拾われまくった感がある。「本田拓と梶山」のところ。「細貝」が間に合わなかったのが最大の要因なのだが、それを差し引いても彼らの出来は良くなかったなと言う印象。特に「梶山」は全く競らないし、走らない。彼だけが悪いのではないだろうが、セカンドボールを拾うといことが「チームの意思」として序盤からかなりルーズな感があった。
「展開力」…というかコンビネーションとトラップの部分だけ。
予想以上に悪かったピッチの影響と、前述の落ち着きすぎて鈍いというものが襲い掛かってきたか、酷い出来。特に「左サイド陣とDH陣」。
コンビネーションでAが落としてBが拾う、もしくはAがスペースに落としてBが前線に走り、A自身が走って拾ってBにパス。こういったシーンで、「落とし」の距離感がメチャクチャであった。
味方まで届かずに敵に拾われる、自分で拾いきれずに奪われる(&味方は無駄上がり)、そしてカウンター。飛び出した味方も自身も守備に追われる。そういうシーンがとても多く目立った。結果としてファール数も増えた。
「決定力」
狙いは出来ていたが入らない。サッカーはそういう日があるけど、本番の時に来てしまった。これはもう嘆くしか出来ないだろう。
正直な話、…自爆しちゃったな。
負ける要素が無かった訳ではないけど、うーん、良い試合してた。ただ結果だけが残念。
初戦の負けは突破の確率を大きく不可に傾かせてしまうのだけど、それでもまだゼロじゃない。
DHのトコ中心に修正して、もう一度、もう二度、このサッカーの型を見せて欲しいと思う。ナイジェリア、オランダ、やはり銘もあり強豪だけど、やれない気はしないからね。勿論3タテされることも十分にあるんだけど^^;
オーバー。
希望があればリザルト載せます。
posted by syuwdow |19:53 |
北京U-23 |
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2008年08月02日
Jリーグが開幕する。
12年前。アトランタの空。日本は城のプレスと伊東テルの素晴らしい走り、なによりも川口のスーパーセーブででブラジルから金星を挙げるもサッカーの質には阻まれグループリーグ敗退。
8年前、シドニーの空。十分な力を見せ付けグループリーグを突破したたゴールデンエイジだったが、運に阻まれアメリカの前に散った。
4年前、アテネの空。チームの心臓を外し、OAを加えたチームは一部選手の個人技が光るものの守備が崩壊し、早々とグループリーグ敗退となった。
2008・8・7。
ベイジン。ティエンチンの空で、若きニュージェネレーション達(※語弊がありそう…23は決して若くないし。)の戦いが幕を開ける。
12年前のチームは既に多くがレジェンド(各クラブの主将、もしくは字のまま)となっている。
8年前のチーム、黄金世代の多くは海外という舞台に挑戦することを可能にしている。
4年前のチームの多くは、現在のJの主役として確かな地位を築いている。
今回臨む選手達は、彼らに比べると個々は「まだまだ」小粒だ。良くてクラブの3~5番手であろう。だが、過去の3大会より優れていると感じる部分がある。それはサッカーの質である。
現在のU-23には型が存在する。
オシム型がもちろんベースなのだが、反町継承オシム型と言うべきだろうか。タレントの少なさからとある一人が核になっているのだが、その4-2-3-1には確固たる型が生まれているのだ。
U-23代表は、現在1つの戦術と2つの方法を持っている。
・左SB長友or安田+左SH本田圭+右SB森重or長友
・左SB長友+右SB内田+右SH本田圭
この2つだ。共に戦術は同じである。
・CB2枚とDH2枚は守備とSBのカバー重視でゴールに鍵をかける。
・「本田圭」を経由して、同サイドのSBがフリーになり攻撃。
・(とても負担がかかるが)逆サイドのSBは広範囲をしっかり守る。
・CFとOH、「本田圭」の逆サイドは、フィニッシャーとしてゴール前に飛び込む。
サイド攻撃のしやすい4-2-3-1での左サイドアタック、右サイドアタック。シンプルでまた本田圭次第でもあるのだが、個々の理解度の高さも相まってしっかりした型を見せれていると思う。
トゥーロンでもvsオーストラリアでもvsアルゼンチンでもこの型はしっかりと見られた。ギリギリだったが確固たる型が見つかったのは良い事だと思う。
しかし疑問にも思う。左サイドアタックだけで良かったのではないか?ということだ。自身調べていくうちに1つのソースにぶつかった。
そう、右サイドからの方法を作ったのは北京五輪初戦で相対するvsアメリカを見越してのことだと感じるのだ。
アメリカ代表を調べていくうちに、ビジャレアルでプレーする「アルティドール」とスピードタイプのドリブラー「アドゥー」が流れてくる左サイドがとても攻撃的なことが分かる。
そして4-1-3-2、もしくは4-2-2-2のそのスタイルの右2枚の守備力がかなり低いことに気付く。OAの右CB「パークハースト」はフィジカル自体がかなり弱いし、右SB「マルベル」は身体能力こそ高いがボールウォッチャーなりやすい情報。
反町監督は、アメリカの左サイドアタックに日本の右サイドアタックをぶつけようと考えているのではないだろうか?
鉾と鉾のぶつけ合いで内田(+本田圭+両SBのカバーの出来る本田拓)なら勝てると考えているのかもしれない。
また、内田はニアに合わせるのが得意だが、あえて越えれば李らCFを囮に使った後、弱めの守備陣相手に香川&谷口での勝負が出来ると。(※谷口は守備時は大型DHの「ブラッドリー」とのマッチアップだろうがそこもしっかりとこなしてくれそう。)
そう思うとなんだか気力が湧いてくる。下馬評では日本がダントツのビリなのだが、アメリカに勝てる。そういう気がしてくる。
初戦はまだ先だが、06W杯の時は初戦が来ないでくれと言う思いもあったが、今回は早く観たい。(勿論、本当は李と細貝が復調してからが良いのだが^^;)そう感じている。
因みに、「マクブライト」はどうなんでしょ…常夏の中国では恐れるに足らない気がするけど…ね^^;
オーバー。
posted by syuwdow |16:08 |
北京U-23 |
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2008年07月29日
前半戦は、アルゼンチンのプライドを見れた試合だった。
ラインを下げて戦う。森重を起用する。この2点から森重SBの4-2-2-2(札幌、京都型)か4-2-3-1(FC東京型)で強豪?アルゼンチンと戦うと予想したが、日本が見せたのは安田&内田のSB。
要するに、守備的ながら守備を重要視ししない賭けである。
前半は押し捲られたがなんとか0-0に抑える。しかしこのゲームを見る限り、抑えさせてもらった。と言うのが本当のところだろう。
アルゼンチン、ファンには申し訳ないが「弱い」のだ。特に3番4番5番。動けない繋げない突破できない…銘は凄い選手も含まれるがコンディションの悪さは言うまでもない。
9番と11番も良いコンディションではないのか、これが彼らの実力なのか、彼らから得点の気配は全く見えない。(雨天後、覚醒されたが^^;)
ただそれでも相手がオランダなら、今の日本は前半で2失点はしていただろう。オランダはアルゼンチンが持っているプライドは持っていない。オランダならサイドに集めてシンプルにCFに当ててくるだろう。
アルゼンチンは弱かったがアルゼンチン。戦い方にプライドがある。要するに「サイドが空いていても中央突破をしてくる」のだ。崩したのにサイドを突破せず、中央でパスを回す、中央での楔を狙う。
コンディションが整っていないチーム、リケルメのテスト、中央への固執。
この相手にコーチングに優れた西川がやすやすと失点するとは思えない。Jで揉まれたシーズン中の水本が森重が崩されるとは思えない。
アルゼンチンは弱かった。
ただそんな相手でも日本が殆どチャンスを作れなかったのも事実であるし、失点してしまったのも事実であるし、懸念されていた長距離移動とリアクションサッカーにより幾人かの選手が早々と動けなくなってしまったのも事実である。
前半、素晴らしい攻撃力を見せた内田であったが、後半スタートは休まなければならなかった。でもそれは良かった。
若干ながらプライドを捨て、パスによる崩しを捨てて、ドリブルを選択する場面やサイドからの突破を狙うアルゼンチン。押しに押されるが推進力を失った日本は逆に耐えることができた。
失点は推進力が戻ってしまったことと雨によるもの、そして歴史と文化の差か。日本にこのイレギュラーをプラスにするというのはまだ酷だろう。雨が両チームの選手のテンションを上げ、推進力の戻った日本の守備への戻りを疎かにさせた。雨はアルゼンチンの選手の判断力を増させたが、日本の選手の判断力は鈍らせたようだった。カウンターをメインにした日本が、攻めに転じさせられた一瞬をカウンターで崩された。
その後も、ハーフライン上で1vs2でドリブル突破を見せ、ボールを奪われ続けるなど集中力を欠き続けた。
正直、この布陣で利く選手のことはもう分かっているし、この試合で何が得れたのか、不明である。勿体無いと感じた。
追記:この試合の終わりは雷雨による中止と言うものだった。
半分は正しい判断だろうが、自身複雑である。
この試合はもっと前に中止するべきではなかったか?雷はずっと前から鳴っていた。選手は危険を感じたらすぐロッカールームに引き上げられるが、サポーターはそうではない。数万人が避難するには時間が掛かる。
先日の鹿島vs浦和では、1時間以上の中断の末、雷雨の可能性を残したまま再開するという恐ろしい判断もあったが、今回も怖い判断(中止までの遅さ)があったと思う。
エンターティナメントや興行の成功を意識する以上に、命を守ることを強く考えて欲しいと思った。
オーバー。
posted by syuwdow |20:14 |
北京U-23 |
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2008年07月29日
さぁ、楽しみなアルゼンチン戦だ。
アルゼンチン…強いのか?なんか紅白戦に参加した?(純粋に鹿島vsアルゼンチンだったのかな?)佐々木選手が2得点しちゃったとか。コンディションはvsコートジボワール以降(決勝トーナメント?)に合わせるっぽいので、今回は強いのか良く分かりませんな。
本戦まで時間は十分あるし、勝ってのぼせて、コンディションダウンで本戦でオーストラリアいやアメリカにボコボコって言うことはしないと、過去の反省は出来てると思うんで、ガッチリ戦って欲しい気がします。0-0や1-1前後の結果を期待してしまう私。
報道によると、アルゼンチンは4-2-2-2の可能性が高いとのこと。日本はどう迎え撃つのか?
ライン低めで守ることと、森重を起用と言うことなんで、恐らく4-2-2-2(札幌、京都型)か4-2-3-1(FC東京型)の2択でしょうか。
豊田も先発らしいので(恐らく後半は森本、この2名の同時期用は時間的に無さそうだね。)、
4-2-2-2。
豊田 岡崎(谷口)
香川 本田圭
本田拓 梶山
長友 吉田 水本 森重
西川
サブ:山本、安田、内田、谷口(岡崎)、森本
or4-2-3-1。
豊田
谷口
香川 内田
本田拓 梶山
長友 吉田 水本 森重
西川
サブ:山本、安田、本田圭、岡崎、森本
ってトコでしょうか。
両SBは守備的で、フェルナンジーニョ&柳沢のニュータイプインスピレーションカウンターに賭けるか、羽生の動き出しと石川のドリブルに賭けるか。
ん~4-2-2-2だと1vs1のガチが増えそうだなぁ。ガチで勝てるか…見てみたい気もする。
4-2-3-1だと、アルゼンチンのDH1枚がフリーになりやすくて、また、最終ラインでパス回しされて、そこで取るのは不可能に近いな。コッチはサイドでフリーが作りやすいけど…森重と長友のフィードが重要になってきそう。
サブは…全員交代できるけど、安田と森本は戦術のテスト上入れ替えるとして、内田&谷口(岡崎)or本田圭&岡崎か…。ここは4-2-3-1スタートの方が効果的かな。
ガチでの4-2-2-2(札幌、京都型)で実力を知るか、本田圭無しの4-2-3-1(FC東京型)で前半戦を戦ってみるか、どっちが--面白い--有益なんでしょう?
という、試合前の妄想を文にしたためてみました(汗)
いやいや、他のこういうテストや戦い方が重要だろ~ってのあったら書き込みお願いします。
オーバー。(管理人、試合まで寝ます。夜仕事+高熱後の通院終了なんで。)
posted by syuwdow |12:20 |
北京U-23 |
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2008年07月24日
発熱でダウン、更新遅くなりました。おまたせです。
なるほど。そう来たか。
森本
香川 李 本田圭
細貝
本田拓
内田
長友
吉田 水本
山本
本田圭を右SHに、香川を左SHに李をOHのポジションで使ってきた。内田と言うサイドアタッカーを最重要した4-2-3-1である。(※実際のところ、水本と吉田のポジションは流動的に見えた。人に付いていたと言う事か。水本の左サイドへのケアが非常に多かった為。)
観るべきポイントが変わる。
・本田圭の右SH+内田の攻撃力
・香川の左SH+長友
・森本の1トップ
と、言うのもこのメンツを見た場合、真っ先に思い浮かぶのが、4-2-2-2(鹿島、ガンバ型。京都や札幌型ではない。)、次に思い浮かぶのが4-1-2-3(対象Jクラブなし。)なのだ。
李 森本
本田圭 香川
細貝 本田拓
長友 内田
吉田 水本
GK
or
李
香川 森本
本田圭 細貝
本田拓 内田
長友
吉田 水本
GK
まぁ、今までのサッカーを大きく崩すので4-1-2-3は無いと思ったが^^;
4-2-2-2(鹿島、ガンバ型)で見るべきポイントは、やはり4枚の中盤の構成力。そしてなんといっても両SBの攻撃力。U-23には突出した攻撃力を持ったSBが3名いる。生かそうと思えば自然とJ上位のこの2クラブの4-2-2-2が浮かぶ。(※ガンバは良い成績ではないが、遠藤、二川、明神、橋本と揃った時はJの中で別格だ。)
しかし、香川と言う選手は中盤の構成力を高めるタイプではない。ゲームメイク能力も、水を運ぶ力も、パサーとしての鋭さも、4-2-2-2の中盤の4枚としては不適格である。Jの選手で言うと、ルーカスだろうか。縦への推進力が非常に強い。4枚の中にルーカスが入ってしまうと途端にガンバ型の良さが出なくなってしまうわけである。
また、内田と香川の関係も怪しい。共に使われるタイプでお互いの住み分けがしにくい。内田は香川の勝負の成否を考えて上がれず、香川は内田の追い越しを考えて、勝負一本に絞れないわけである。
このメンバーでどう克服するのか?香川は中盤の4枚の1枚になれるのか?右サイドの守備力の低さ、攻撃のイメージのズレはどうするのか?こういう部分が見所であった。
そこで反町監督が出したのが、本田圭の右サイドと4-2-3-1だった。
やや唸ったが、試合が終わっての個人的な感想は70点というところ。具体的に書くとこうだ。
・本田圭+内田は合格点。
選手を見てこのチーム内で明らかに活かさなければならないのが内田の攻撃力。本田圭と本田拓がその内田の裏を埋めるシーンが目立つ。本田圭に当てて誰かを経由し、上がった内田というパターンが見られる。直接本田圭からのパスと言うのは少ない気もしたが、上々のテスト結果だと思われる。試合の長い時間を通じて内田が上がり続けられる体制が出来ていた。本田圭+安田+森重という左サイドから攻める型を先日見せてくれたが、今回は右サイドからの型で確かな手応えを見せてくれた。
・香川+長友も合格点。
勿論、ガチの試合として見た場合、MVPは岡崎なのだが(実際は選手が入れ替わりすぎておりアヤフヤ。)、この試合の影のMVPとMIPを挙げるなら、MVPは長友、MIPは香川だろう。
特に長友の守備意識、守備力は素晴らしい。最も優れている時の(日本の)ザンブロッタという形容がベストだろうか。ボールを奪われたらいち早く守備に戻り、相手が連携(※後述)を使ってきても惑わされず、ひたすら左サイドをケアし続ける。水本(※後述)の守備力も相まって左サイドの守備は完璧に見えた。
そして、長友が一人で頑張った分、暴れることが出来たのがスペースを貰った右サイドの選手達とMIP香川である。香川は左サイドに固執せず主にバイタルエリアで流動的に動くシーンが目に付いた。攻撃面で大きな才能を見せ付けた感がある。彼の鋭い出足や神出鬼没のポジショニングにオーストラリアDFは付いてこれない。大きな意味を見せたと思う。(SHとしては問題があったが、片方が攻撃で機能すれば十分だろう、両方上がる必要は無い。)
この2つの合格点は、オーストラリアクラス(グループリーグのアメリカ)が相手ならば、十二分に戦えることを見せてくれたと思う。緒戦を勝って残り2試合で勝負を掛けられる、そういう可能性を抱かせてくれる。
もっとも勝つには足りない部分もある。
・森本の1トップ(&OH李)は残念ながら全く機能していない。
一応香川のアシストはしているのだが、森本と他の選手の感覚に大きな差を感じる。李も香川も細貝も本田圭も内田も、森本を理解しているとは言いがたい。本戦までに十分に高められる可能性もあるが、やや博打な感を感じる。最も連携以上に問題を感じるのが、守備のプレスである。決してボール回しの上手いとは言えないオーストラリアに何度も早く精度の高いロングボールを放り込まれている。4-2-3-1の1トップとしては守備に大きな不安が残る。過去を踏まえると4-2-3-1で行くなら李が1stチョイスだろう。
・その他
オーストラリアについて少々。まぁ、当らないんで手短に。
敵の指揮官アーノルドは昨年オシムと対戦し、結果はドローだったがゲームを支配され、コテンパンに押されまくった経験を持っている。それ故に五輪監督&代表コーチに格下げされている。
オシムのサッカーを刻んだのか?最初からパワープレーで来れば良いもののフィジカルに頼らず、DHがSHの大外を走る、SHが斜めに前線を切り裂く、ポゼッションを高めながらじわじわとラインを押し上げようとする、そういうシーンが見られる。
挑戦している感がある。残念ながらオーストラリアに俊敏性は無く、失敗、無駄骨に終わった感があるが^^;ちょっと驚いた。
・守備、水本、細貝、本田拓は合格点。吉田、山本は猛反省。
中央の戦いでは水本の把握力と細貝&本田拓(特に細貝)の素早いチェックに手応えがあり、相手に支配された感は受けない。それだけに細貝の怪我が心配である。軽度の骨折らしいが早く治って欲しいところだ。今のところ中央でのプレッシャーで彼以上の存在はいない。
本田拓は運動量が多く、両SB裏へ良く顔を出した。決定的とか質が高いと言うものはなかったが、パスもしっかり散らせていたと思う。ここもまた心強く感じた。
水本は試合中に首を振るシーンが多く、攻められるサイドの逆サイドに対して、大きな威嚇とケアが出来ていた。特に長友の左サイドに対する威嚇の度合が大きく、心強く感じた。失点シーンはザリガニと言う人もいるだろうが、対面の選手も冷静で水本の右への突破、即シュートの動きを細かく見せていたので彼が力不足と言うのは難しい。
失点の主因は、吉田のトラップと山本のコーチングにあると思う。
後半戦は、開始からOHを李から谷口へ変更。
得点への推進力、強さと粘り強さを持った守備力、そして最近メキメキと力を見せ始めたパサーとしての力。(憲剛の存在が大きいんだろうな…。)谷口は、本田圭や細貝、本田拓、安田と良い連動性を見せる。
自身が現在のOHの1stチョイスであることをしっかりと見せ付けた感がある。
梶山は負傷の細貝に変わって出場。可もなく不可もなくの出来だったが、長くこのチームの舵取りをしてきたこともあり、しっかりと馴染む。ちょいとコンディションが下向きなのでなんとか治して欲しいところ。
豊田は森本と交代で1トップに。彼も森本と同じでテスト&実戦で連携力を高めさせたい意図が大きい。実は蹴導のお気に入りの選手なのだが「サプライズ」でもあった。森本以上にコンディション不良の影響をもろに感じる。もっと出来る選手なんだけど…得点力、前線でのアクセント共にかなり心配である。安全に平山を呼んでいたほうが…いや今更だな。気張れ!
岡崎を本田圭に代わって投入。得点シーンは彼らしさが十分に伝わってくる。谷口のクロスもここしかないと言う素晴らしいもの。お互いが点と点を理解したような満足感があった。良さが出たと思う。恐らくスーパーサブ的存在だが、キャラと相乗効果で士気を高め「点を取るぞ」という強いサインを与えることが出来ると思う。
安田は前回、本田圭+逆サイド森重でその攻撃力を遺憾なく発揮し、左サイドからの攻撃と言う形を見せた。今回のオーストラリア戦は(前回の左サイドアタックと共に本田圭必須ながらも)右サイドの形に手応えを見せれたので、グループリーグで両サイドのどちらかが弱い相手と当った場合、どちらであっても大きな効果を与えることが出来ると思う。
今回は、本田圭無しの左サイドアタックを見せる。香川がOHに谷口が左SHに、そして長友が右SB、本人は左SB。これで若干の時間だが本田圭無しでの左サイドアタックを試す。(出来れば次戦で本田圭無しを深く試して欲しいが、アルゼンチンだからな~、試すのは本気度が下がるけど練習試合かな。)ちょいと押されかけた部分も見せるが、ご存知の通り、左サイド深くに進入し、谷口のアシストをお膳立て。やっぱ何か持ってるね、彼は(笑)。
まぁ、1トップのコンディションと連携不足に大きな問題を感じたけど、そこそこ及第点、意義があったと感じた4-2-3-1とvsオーストラリア戦でした。
オーバー。
posted by syuwdow |19:36 |
北京U-23 |
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2008年07月18日
北京の18名が決まった。
勿論、1ヶ月もしないうちにぶつかることになる大きな山と、山に挑戦した後でも続くであろう様々な要害や難所が存在するわけだが、ここまで来たことに、まずはおめでとうと言いたい。
18名の顔触れについては多くのところで語られているので自分としては一言だけで省きたい。
「豊田の選出はサプライズだったな」と。
北京の18名は、今後のA代表入り(※既にデビューしている選手も多いが!)・A代表定着の最有力の18名と言うことにもなる。彼らは北京の地でどのような刺激を受けて、どのような経験値を得て、これからの日本サッカー界にどのような還元をもたらしてくれるのだろうか?
北京で受けるものが、栄誉の凱旋であろうと、惜敗であろうと、完膚なきまでに叩きのめされての退き口であろうと、大きな経験となることを願ってやまない。
しかし、自分はこういうことも考えている。
18名は多いな、と言うことである。
近い年代だけでも80名を超したU-23の選手達。正直な話、自分としては15名で良かったと思っている。
彼らの中から選ばれるのは15名だけで、後はOAを使うべきだったと言うことだ。
OAは遠藤と大久保が選出されたが、それぞれの事情で断念せざるを得ず、構想内では使っているではないかと言われるかもしれない。
違うのだ。私が望むOAは…。
現役のA代表ではない。
先日、スポナビ内でカズやゴンをOAにというコラムを見掛けたが、自身の考えはそこに近い。
数多のエレンシア(遺産)を持ったいわゆるレジェンドと呼ばれる部類の選手から呼んで欲しかったのだ。
萎縮する可能性もあるが、実質15名で戦いに臨むこととなったとしても、それでも彼らと過ごす時間は何物にも代え難い。
同年代で過ごす修学旅行よりも(これはこれで思い出作りにはなるが)、社会人と接することが出来るアルバイトの方が、後になって分かることや、学ぶことが多いように。
3名が経験値を得る機会を失うが、それでも15名の未来に大きな遺産を残すことが出来たと思う。
過去に自分が選んで欲しい選手を挙げたコラム(こちら→【U-23】五輪OA枠を予想する。)が存在するが、協会には早々とJのレジェンド10名程度(+クラブ)に打診をし、誰かが選ばれる旨を伝えていて良かったと思う。
今回のOA問題の狙い所・打診の遅さ・断念の経緯&その後の対応は、明らかな協会側の怠慢な気がする。とても勿体無い気がした。協会内にどのような問題があったのか分からないけどね。
今回は18名が決まってしまったので過ぎたることだが、4年後にまた同じ波はやってくる。次回の教訓として欲しい所だ。
18名の話自体は少なくなってしまったけど、彼らの大きな進化を願ってやまない。
オーバー。
posted by syuwdow |09:21 |
北京U-23 |
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2008年07月17日
スポーツの祭典に臨む18名が決まった。
まずは62~∞について。
ここまでU-23の選考では「80名を越すこれからの時代を担う選手達」が試された。当たり前のようにU-23発足当時から大きくメンバーが変わっている。
選考から漏れた選手達は沢山居る。
発足当時からスター性を見せていたがJで力を発揮できず同世代にライバルにポジションを取られてしまった広島の柏木。
ヘラクレスなどvsオランダへの経験値は十分で予選でも力を発揮していたが最終予選では外されてしまったFC東京の平山。
出場機会を求めて移籍を決断するも怪我で棒に振ってしまった大分の家長。
スーパーサブとして生き残りを掛けたが最後の最後で漏れてしまった鹿島の興梠。
クラブと自身達の調子が上がらず消えていった福岡の中村、城後、。
時既に遅し、最後でPRするも一度失った信頼を取り戻すことが出来なかった清水の村枝。
ポジションを確立することが出来ずライバルとの争いで後塵を喫した京都の中山。
舞台をJ2からJ1磐田へ移しポテンシャルの高さを見せるも同じくポジションを確立しきれていない萬代。
海外移籍を果すも出場機会を得ることが出来ず足りない部分を露呈してしまった水野。
若くしてFC東京、甲府、京都を渡り歩いた増嶋。
広島ユースからその能力を確実に高めてきている槙野もまたライバルの波に押されたか、選考からはずれて行く。
ユーティリティ性を見せていた鹿島の伊野波や田中もまたそれぞれの汎用性を活かす事が出来ず怪我に悩まされ、選考から外れていった。
不祥事を起こして代表から遠ざかってしまった仙台の選手も居る。
まだまだ沢山居る。
蹴導一押しのJ2百戦錬磨の小椋はマレーシア戦45分だけのプレー。最後の望みを繋いで横浜FMに移籍も、謎の前後分断サッカー(ゴメンナサイ^^;)に翻弄され、未だリーグ戦で出場できていない。(ナビスコは出れたが…。)
広島でその力を発揮している高萩、高柳や清水の岩下らはチャンスを与えてもらうことすら無かった。
今回漏れた選手達の中で一番の驚きは「青山直」なのであろうが、18名という枠の中で吉田(名古屋)、水本(京都)、森重(大分)というライバルが好調を見せているのだから仕方無しの部分はある。
おバカな選手も居たが、多くの選手達は様々な苦難と対峙し、己の存在意義をかけてよく戦ったと思う。
漏れてしまったけど、戦った彼らを褒め称えたい。
彼らの戦いっぷりは必ず、必ず今後の日本サッカー界に良いものを運んでくる。
それはA代表への道であるかもしれないし、クラブ優勝への道かもしれないし、J1残留の道かもしれないし、J1昇格の道かもしれない。また地元の地域リーグへ舞台を移しJ昇格へ貢献する道かもしれない。
どのような存在意義を持ってどのように名を刻むのか。彼らのこれからに期待したい。
まだ、1つの戦いは終わったけど、終わりじゃない。リスタート、気張れ。
オーバー。
posted by syuwdow |07:10 |
北京U-23 |
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2008年06月19日
U-23代表は、トゥーロン大会やカメルーン戦を通じて、ある程度戦える自信はついたんではないだろうか。
若い時代ほど人種差はあるわけだけど、今回の代表は対格差に物怖じしていない。特にカメルーンをシュート4本だけに押さえることが出来た守備面の成長が著しい。体力面(身体の強さ、瞬発力、スタミナ)において負けずに対抗できた「阻止力」は大きな自信になったに違いない。
U-23は勿論「世界基準」を意識して「広く選手を育てている」のだけれど、結果として「奪取力」「技術力」「阻止力」「選手層」についてはある程度のところまで上がってきているんでは無いかと思う。
しかし、その反面、「世界基準」を訴えるには拙さも感じる。それはやはり「決定力」に付随する部分だと思う。
で、本題1。
「決定力」を世界基準にする上で、今、日本に足りないのは何なのか?
散々言われ続けているのがストライカーもなんだけど、自分はそれほどストライカーが足りていないようには思えない。例えばU-23の李も平山も森本も豊田も十分な個性と存在感を見せている。ロナウドやニステルローイや釜本さんのような選手がと言えばそれまでかもしれないけど、そこは長い準備と突発的な運が必要になるので、メディアのように「FWの得点力不足」と一言で言おうとは思わない。得点力不足には別の問題があるんだと思う。
思うに一番足りていないのは「チャンスメイクの仕方」ではないかと思う。チャンスを作り上げる「チームにおける個人の判断するスピード」が足りていない。
それはいわゆる「個の力」や「ひらめき」ではなくて、またファンタジスタという人種が必要と言うことでもない。
チャンスを得る為の前提技能は「試合を読む力×戦術理解度」。
カタカナに直すと「オフザボール」の動きと言うものになってくるはずだ。
先程、ユーロについてちょこっと書いたけど、チャンスメイカーのアスリートを活かし続ける為に、周りがどう動くかが得点力不足解消の鍵だと思う。
どう動くかを理解するには、相手は勿論、自分達の「布陣」を理解しなければならない。「戦術理解度」の問題だ。この布陣にはどういう意図があるのか?である。
現A代表もU-23代表も好んで使っている布陣に4-2-3-1というのがある。このフォーメーションは日本代表にとても向いていると思うのだがなかなか活かしきれていないと思う。布陣の意図とチームのリザルトが結びつかないのである。
4-2-3-1がどういう意味を持った布陣か?
1つは奇襲(カウンター)重視の布陣でありながら中盤に人数をかけていると言う事。
日本代表のサッカーは発展途上であり、大型CFも少ない為、前線からどっしりと個人突破をしていく布陣は向いていない。しかし、中盤に様々なタイプの上手い選手が集まる傾向にあり、それを最大限に活かすには中盤の枚数多めの布陣が興味深い。4-5-1や3-6-1、3-5-2と言ったDH2枚で中央をしっかり絞り、時には中央やサイドに飛び出し、時にはCBの代わりにもなることが出来る型は奇襲戦術の幅を広げる。
2つ目は、攻守において攻守においてサイド重視の戦術であると言うこと。
2000年代の布陣として、4-2-1-3、4-2-3-1、4-4-2フラット、4-1-2-3、4-1-4-1といった布陣が脚光を浴びてきた。それぞれがそれぞれの対抗策として生まれている。(※4-3-3は昔からある。)4枚の2列と違いを作り出す1+1の布陣は、中央が硬くゲームメイクもチャンスメイクもサイドへの依存が強い。
守備的なSBと攻撃的なSHのセット。攻撃的なSBとキープ力に優れたSHのセット。守備的なSBと守備的なSHによる逆サイドのSHを活かすセット。の3つが多いけどどれもサイドを崩す意識が高い。
囮となるCFやOH、DHも含めて、理論上、「CKを得やすい」はずなのである。
日本のオンザボールの選手の技術は総じて高い。ここ数年でも、遠藤、俊輔、憲剛、玉田、阿部、本田、水野、藤本、小野、小笠原、三都主、挙げたらキリが無いが期待できるフリーキッカーの数は10人以上はいるのではないだろうか。
日本が4-2-3-1を使うと、
「様々な組合せでサイドをメチャメチャに崩し、
CKを得て、
精度の高いキックを自由に駆使でき、
多数の空中戦の強い選手達でゴールを奪う。」
こういう形がベースとして想像できる。
ところが、U-23代表のカメルーン戦はどうだったかというと、CK2本だけである。ホームアドバンテージを得て実に32本のFKと14本のシュートを放ったにも拘らず、サイド重視の布陣を採用しているのにも拘らず、CKは2本。カメルーンのCK4本にも及ばない。
ここの改善がU-23代表の得点の可能性を大きく引き上げるのではないか?そう感じた。
本題2.OA枠。
無印を含めたここまでのコラムで何度かこの話は取り上げてきた。反町監督はここに来てOA枠を起用することを決めたようである。しかし、あえて言おう。
「遅いよ!」
本番まで2ヶ月である。ライバルのオランダはすでにOA枠が決定し合流し、着々と準備を進めている。日本は決まっただけで誰が呼ばれるのか、何のために呼ばれるのか、全く定かではない。
2000年シドニーでは、森岡、三浦アツ、楢崎が呼ばれたが、この選手達はトルシエが78回天皇杯決勝(1999年元旦)を現地で観ていて気に入り呼び始め、結果ゴールデンエイジと融合できる上の世代として代表に呼んだ選手達である。意味がある呼び方であったし、テストも十分に試した。
しかし、2004年アテネでは、小野と曽ヶ端を繋がり無くギリギリになって呼んでしまう。どちらも素晴らしい選手ではあるが、代わりに居場所を失ったのは松井、山瀬、そして啓太というそれまでの軸。軸を失った代表はそれまで出来ていた形も作れずに敗れてしまう。
日本は学んだはずであった。早めの合流が必要なことを。しかし未だに決まらない。噂では、遠藤、大久保、楢崎辺りらしいが、正式には決まっていない。
それどころか、長友、内田、香川等A代表組がU-23に合流するのかも不明で、本田もA代表に戻っている。更に、豊田、柏木ら怪我&コンディション低下組のテストを7月の数少ない試合で試すらしい。(広島の快進撃において柏木<高萩なのはこの際置いておこう。)
サイドを有効に崩せていないチームに、更に異分子が10名近く加わる可能性がある。化合を起こし、昇華できる時間は少ない。大丈夫か?U-23。とても心配である。
オーバー。
posted by syuwdow |18:01 |
北京U-23 |
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